題名 | レビュー | 星の数 |
キル・ビル Vol.2 | | ★★★★★★★ |
イノセンス | | ★★★★★★★ |
21グラム | 「21g」という重さが、人間にとってどれほどの重さなのかを考えさせられた映画でした。主演の3人の演技は完璧。中でもナオミ・ワッツが一番輝いていました。迫真の演技をみせてくれたいくつかのシーンでは、ショーン・ペンの存在が霞んでみえてしまったことも。「メメント」のような編集も効果的。超オススメ。 | ★★★★★★★ |
フォーン・ブース | | ★★★★★★★ |
ジョゼと虎と魚たち | ラストの5分でこの映画は私にとって不朽の名作になりえた。脚本の質、演技、演出のみならず、作品の持つ軽やかな空気感がマッチしたくるりの音楽も貢献。 | ★★★★★★★ |
ミスティック・リバー | 最後まで退屈なところがなく(落ちることなく)こんな重厚なドラマが観られるとは思ってもみませんでした。こういう本物のドラマに出会ったとき、映画鑑賞が趣味で良かったなと心から思えますね。三人の演技が世間では絶賛されていますが、脇役の演技も相当レベル高いです。三役をこなすイーストウッドもやはりスゴイ。年老いてはいるのに、まだまだクリエイターとしての力が伸びている。恐ろしいヒーローです。 | ★★★★★★★ |
アンダーワールド | ベッキンセールのワイルドな魅力がタップリ詰まっているし、彼女のクールなアクションがやっぱ見物。個人的に彼女になら撃たれてもいいかなと思うほど(アブノーマル?)こら、ワイズマン。あんたベッキンセールみたいな女性が奥さんで羨ましすぎるぞ。 | ★★★★★★★ |
キル・ビル Vol.1 | もうタランティーノに生涯に渡っての宿題を出された気がする。「このシーンはどの映画のどのシーンを参考にしたのか見つけてみろ。すべて見つけられるまで死なせねーぞ」と(笑。しばらくして観ると新たな発見があったりしてとても面白い。発見できた時はめちゃくちゃ嬉しかった♪「あ、この二刀流のところは、あの映画の!」という具合に。今後も観続けるよ。DVDのCMの「買っちまいな」はズルイ・・買っちまうってば(笑。 | ★★★★★★★ |
CUBE2 | | ★★★★★★★ |
アバウト・シュミット | 凡人に希望を与える映画。「歴史に残る偉業を達成しようが、しまいが、些細なことでも他人に何かしらの影響を与えられる存在であったならば、生きている価値がある」と感じさせられました。随所に光るブラックユーモアやジャック・ニコルソンの名演技も見物。 | ★★★★★★★ |
HERO 英雄 | | ★★★★★★★ |
戦場のピアニスト | とにかく暗いし、残虐な描写も多く、はじめて観た時は少々凹み気味で劇場を出て行ったのですが、「これでもか!」というぐらい追い詰められても、生き抜こうとしたピアニストを、監督の実体験を織り交ぜて最後まで描ききったのはスゴイ。さすがにもう何回も観ているので凹まなくなりました。映画観たあと、ついでにサントラも聴いてみました。ショパンの曲の旋律を聴くたびこの映画を思い出します。 | ★★★★★★★ |
Dolls ドールズ | | ★★★★★★★ |
ロード・トゥ・パーディション | | ★★★★★★★ |
リターナー | 日本版マトリックス(?)的なアクションがありますが、金城武が卑怯なぐらいクールでカッコよかった。この作品も注視して鑑賞すれば、やがて明かされるカラクリに気づいたとき舌を巻いてしまいます。DVDの特典映像でラストシーンの別バージョンを観ましたが、圧倒的に劇場公開版のラストのがいいですね。 | ★★★★★★★ |
タイムマシン | | ★★★★★★★ |
ゴーストワールド | | ★★★★★★★ |
リリイ・シュシュのすべて | 1か7か、紙一重の作品だと思いましたね(一応ここでは7にしときますが)。とても痛々しすぎる描写に目をそらしたくなるんですが、美しすぎる映像がそれを許してくれません。こんな残酷な青春映画よくも撮りやがったなと思いましたが、「エーテル」を感じることもありました。岩井作品を語る上でこれは絶対はずせない一本ですね。 | ★★★★★★★ |
火山高 | B級チックだけど、こういうアクションは爽快。チャウ・シンチーの映画みたいにCGを躊躇なく思い切って使ってる感じがして良いです。娯楽映画っていうのはこういう守りに入ってない映画を指すんではないかと思います。 | ★★★★★★★ |
バーバー | | ★★★★★★★ |
アザーズ | 某オカマ映画評論家がCMで声が裏返りながら、「オススメデスッ!あざぁ〜〜ず!」とか言ってやがったんで、なかなか鑑賞する気にはなれなかったんですが、しばらくして鑑賞したら「何だコレ」。すげぇ。心地よい「トリック」が用意されとりました。個人的には「シックスセンス」より衝撃的でした。ダークな雰囲気の中、ニコール・キッドマンの美しさと演技がより映えてた印象を受けました。 | ★★★★★★★ |
少林サッカー | CG使うなら、これぐらい自信もって思い切って使いましょうという見本のような映画ですね。チャウ・シンチーは21世紀の娯楽映画をクリエイトする人間として非常に重要な存在だと思います。新作「カンフーハッスル」も良かったぞ、次回作も期待してるぜ、シンチ〜! | ★★★★★★★ |
A.I. | やっぱスピルバーグとキューブリックはスゲえよ。偉大なクリエイターだってのがこの作品だけでも十分伝わってくるじゃない。エンドロールが終わったとき、私も瞳を閉じてみた。 | ★★★★★★★ |
みんなのいえ | お笑い芸人の田中直樹と、元アナウンサーの八木亜希子を主演に迎えた時点でこの映画は勝っていた。マイホームを建設するまでを愉快に描いた爆笑コメディに仕上がっている。お互い一歩もひかない頑固な職人、柳沢(唐沢寿明)と長一郎(田中邦衛)の競演は必見。 | ★★★★★★★ |
最終絶叫計画 | くだらない下ネタのオンパレードだけど、「オースティン・パワーズ」なんかより、ずっとツボにはまりました。どのへんでどの映画をパロっているのかを探す楽しみもありますね。 | ★★★★★★★ |
デトロイト・ロック・シティ | 「オレは彼らに出会うために生まれてきたんだ!」っていうぐらい崇拝しているアーティストのライブは死んでも行きたいものです。授業だとか、仕事だとか、そんなのそっちのけで東奔西走してチケットを死に物狂いで手に入れる。ライブが始まったときはもう涙ものです。実に懐かしい気分になれました。ツッコミどころがたくさんある映画だけど、彼らの気持ちはわかりすぎるほどわかる。 | ★★★★★★★ |
サウスパーク 無修正映画版 | 呆れるほどの誹謗中傷、下劣極まりない作品だったけど、TV版が好きだったので映画版もすんなり楽しめた。映画版であっても、容赦ない毒は健在!不満があるとしたら、吹き替えが関西弁ってぐらい。本当はこういうアニメを日本でも作ってやってほしいんだけど、社会やモラルがほっとかないんだろうなあ。 | ★★★★★★★ |
ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer | | ★★★★★★★ |
ナビィの恋 | ばあちゃん(平良とみ)がいいですね。沖縄の美しい自然の風景とともに純な恋愛物語を堪能できました。沖縄の美しさは日本の財産ですな。 | ★★★★★★★ |
マン・オン・ザ・ムーン | ジム・キャリーの最高の演技が観られました。コメディーの演技は流石といったところですが、シリアスなシーンの演技も相当なものです。最高のエンターティナーとして笑いを追求し、提供していきたいという精神から、ジム・キャリーとアンディ・カフマンは通じるものがあるのではないかと感じえましたし、ジム・キャリー自身も何か通じるものがあると思ったから、この役を演じたのではないでしょうか。 | ★★★★★★★ |
遠い空の向こうに | ロケットに魅せられ、全てといっていいほど時間を費やした青春。凡作も少なくない青春映画の中で、この映画は燦然と輝いています。青春とロマン、夢の詰まった10月の空にロケットを飛ばす。こんなに素晴らしい青春映画は貴重。原題を並び替えてみると・・・。 | ★★★★★★★ |
菊次郎の夏 | グレート義太夫&井手らっきょとの遊びがコントみたいだったが、感動できるところはしっかりツボを押さえてきますね。笑える、そして懐かしい気持ちになれる映画です。今年も夏も観るかなぁ〜。 | ★★★★★★★ |
ブレア・ウィッチ・プロジェクト | 「もう撮ったもん勝ち」っていう感は否めないんだけど、見えない恐怖に怯える様がそのまま伝わってきた。思いっきり客観的な視点で観ると、その様子が滑稽に映ったりする。魔女気分で嘲笑しながら鑑賞している自分に気づいたときはゾッとしたものさ。 | ★★★★★★★ |
アイズ ワイド シャット | 参りました。キューブリックが最後に観る者を官能的な世界へ誘う作品を作ってくれました。本人がこの作品が遺作になるだろうと思っていたかどうかは知りませんが、巨匠らしい素晴らしい最高傑作を最後に残してくれましたね。当時、夫婦関係にあった「トムとニコールのプライベートを観ている?」という感覚にさえとらわれましたね。 | ★★★★★★★ |
ラスベガスをやっつけろ | さすがギリアム。「未来世紀ブラジル」でも光っていましたが、あなたのイマジネーションと、それを映像化する力にはこの作品でも健在です。ドラッグでイカれまくり。奇想天外ギリアムワールド!(それにしても、DVDが高すぎてイライラ。廉価販売されないかな) | ★★★★★★★ |
バッファロー'66 | 演技といい、ストーリーといい、音楽といい、映像といい、ギャロのセンスとこだわりが随所に感じられます。不器用な男とプリティな女のスタイリッシュで泣けるラブストーリーでした。ヴィンセント・ギャロって男はクリエイターとしても役者としても素晴らしいですね。映画界において独特のオーラを放ち続けていると思います。クリスティーナ・リッチの可愛さもピカイチ。 | ★★★★★★★ |
ラン・ローラ・ラン | 斬新。恋人のマニのために走って走って走りまくって金を工面するローラの姿から、焦燥感が伝わってきます。とりあえず、本編を一回目は通しで観て、二回目からは「標識」などの細部まで注意して観ると新たな発見があって面白いですね。 | ★★★★★★★ |
トゥルーマン・ショー | アンドリュー・ニコルってのは優秀な脚本家ですね。こんなにも斬新でハートウォーミングなヒューマンドラマをみせてくれるなんて、冒頭からは予想もできませんでした。ジム・キャリーの魅力もタップリ生かされてて素晴らしかったです。個人的にはコメディよりもシリアスな後半の演技のが好きですね。 | ★★★★★★★ |
ラヂオの時間 | 全キャラクター面白いけど、特にモロ師岡演じるバッキーさんには爆笑。9割方スタジオで描かれています。千本のっこのワガママから次々と連鎖して起こるトラブル。散々笑わせても、ラストはきっちり感動させる。三谷幸喜は日本映画界の宝。 | ★★★★★★★ |
もののけ姫 | 人間の傲慢さが伝わってきた。やっぱ自然との共存は無理なんだろうか。このままこの星は汚れて消えていくしかないんだろうか。どの宮崎作品よりも、メッセージ性が強く感じられる作品だった。 | ★★★★★★★ |
フロム・ダスク・ティル・ドーン | このストーリーのブッ飛び具合が痛快!国境越えに必死だった悪党と巻き込まれた元牧師一家が吸血鬼と奮闘するなんて、最初の展開みてて誰がそんなことを予測できたろうか(笑)。でもこの思い切りが、タランティーノとロドリゲスのいいところなんだよね。だから彼らの映画で嫌いな映画ってないんですよ。 | ★★★★★★★ |
スクリーム | ホラー映画ということで恐怖を煽るシーンが多いけど、つい吹き出して笑っちゃうようなシーンもありました。もう犯人のハロウィン・マスクだっておふざけとしか思えないんだけど、こういう余裕が好感持てますね。二度目以降は恐怖と笑いのバランスを程よくとって観られる作品かと。この作品は続編なしでこれ一作のみだったら、十数年後ぐらいには「伝説」として語り継がれていてもおかしくなかったかも。 | ★★★★★★★ |
キッズ・リターン | ラストのセリフがシンジとマサルの人生の始まりであり、この映画の終わり。この映画を観て影響を受けた(あるいは人生が変わった)人の中には、「人生の始まりの終わり」、あるいは「再スタート」という確認や決心をした人もいるのではないでしょうか。タケシがバイク事故後に「生きる」ことをテーマにした美しい青春映画でした。 | ★★★★★★★ |
トレインスポッティング | 麻薬全盛期時代のイギリスが描かれていますね。それも、思いっきりクールかつコミカルに。登場人物がみんなイカれてて最高!選りすぐりのUKミュージックを使ったところも拘りが感じられていいですね。 | ★★★★★★★ |
スワロウテイル | いまさら色々書くのもなんなので、ちょっと余談を・・・タランティーノが「岩井のスワローテイルは、日本のパルプ・フィクションなんだ」っていってました。 | ★★★★★★★ |
Love Letter | | ★★★★★★★ |
デッドマン | 映像詩人ジャームッシュ&音楽詩人ニール・ヤングが組み、モノクロで表現するとこんなに美しい映画が出来上がるのですね。「Do you know my poetry?」このセリフ真似したくなります。かなり難解な内容ですが深いです。監督が構想に何年もかけただけあって、凡作・駄作の雰囲気は一切感じませんでした。 | ★★★★★★★ |
クイック&デッド | 女ガンマンが主役ってのがいいですね。こういう西部劇の映画って今までなかったんじゃないでしょうか。シャロンの力強さがそのままエレンというキャラクターに反映された感じがしていいですね。ジーン・ハックマンの悪どさも良い。「あ、やっぱエレンの目的は復讐だったのかい」というありがちな主人公の真の目的にツッコミを入れたくもなりましたが、シャロンのカッコよさと、どの作品の彼女とも違う独特の魅力に惚れました。 | ★★★★★★★ |
フォー・ルームス | 1本目、2本目はすこし甘い気はするが、ロドリゲスとタランティーノのストーリーは流石といったところ。わりとシリアスな役ばかりやってるティム・ロスですが、こういうコミカルな演技もできることに感心。彼の新たな一面が観れた。 | ★★★★★★★ |
トゥルー・ロマンス | タランティーノの書く話ってのはやっぱ昔からバイオレンスですね。一応ラブストーリーですが、比率としてはラブよりバイオレンスのが大きい感じ。「あの歌手」が突然出てきたり、ユーモアたっぷりの会話などタランティーノの原点かも。パトリシア・アークエットがめちゃくちゃ可愛いでいいですね。脇役も豪華すぎ。 | ★★★★★★★ |