題名 | レビュー | 星の数 |
ラブ・アクチュアリー | 私が24年間の人生で見てきた映画の中で一番幸せな気持ちになれた作品。苦手な登場人物の多さも、この作品では人数分のハッピーエンドが見られるということ、とても贅沢に思います。魅力的な役者も多く、ビーン(嘘)の登場にも目を剥きました。これを見る度に、欧米のクリスマスってなんてステキなんだろう・・・という憧憬を禁じ得ません。イブのホテル探しに躍起になる日本の若者達にも是非見て欲しい一本です。 | ★★★★★★★ |
キューティ・ブロンド | この映画、法律関係の方々が見たら恐らく鼻で笑うことでしょう。そんなバカな、と言いたくなるほどの単純な展開とハッピーエンド。でもいいんです。楽しいんですから。ワーナーに対する扱いは確かに酷いけれど、自分に相応しいかどうかで相手を選ぶような傲慢な人間には多少の挫折も必要です。と、らしくない批評を述べるくらいの方が人間幸せなのです。そしてセルマ・ブレア大好きなので、この点数。 | ★★★★★★★ |
ショーシャンクの空に | モーガン・フリーマンという俳優、あまり好きではありませんでしたが、この作品で評価は一転。渋いですねえ。モーガン演じるレッドが語り役だということ自体がこの映画の伏線でだったのでしょうか。ティム・ロビンス演じるアンディも、冴えない男の役と思いきや、理知的で行動的で、思わず「やるなぁ」と呟いてしまいます。泣けるわけではないけれど、爽快感を得られる素晴らしい作品だと思います。 | ★★★★★★★ |
バック・トゥ・ザ・フューチャー | もう最高!!余りに完璧すぎて突っ込みようがありません。そして褒め所が多すぎてこの場には書けませんが、SFを毛嫌いしてこの作品をこの歳まで見ていなかった自分がバカでした。一から出直して映画をもっと勉強して参ります。あー幸せ・・・。 | ★★★★★★★ |
メリー・ポピンズ | 6歳くらいの頃、ビデオで毎日毎日見ていました。今の私が見ても十分楽しい作品です。映像技術の稚拙さや子供っぽさなどは、私にとっては何の関係もありません。この作品のジュリー・アンドリュースが美しすぎる・・・。彼女の表情、歌声、姿、全てが大好きで、それだけでも見る価値があります。私の子供時代で既に公開から20年以上経っていたのだから、今の子供が見てもきっと楽しめるはず。是非是非現代の子供達にも!! | ★★★★★★★ |
素晴らしき哉、人生! | 観終わって、さて批評しましょうかと思うと、暴走八つ当たり男のジョージが鬱陶しかったのと、憎きポッター氏に何ら天罰が下らなかったことに気づく。しかし、大号泣で泣き腫らした顔で文句を言ったところで説得力はまるでナシ。細かいことは気にせず泣きまくってください。 | ★★★★★★★ |
スクール・オブ・ロック | 私自身ロックの世界に明るくないので-1点。それ以外は言うこと無し! それでも楽曲の良さは分かるし、コメディとしても楽しめます。このワイルドな教師の活躍を見るだけでも十分に価値はあるのではないでしょうか。 | ★★★★★★ |
殺人の追憶 | 最後まで退屈することなく熱中させてくれました。呆れるほどの田舎警察の荒んだ捜査も、ソン・ガンホのコメディタッチの演技により、苛立ちではなく苦笑させられる点も重たくならず、良い感じです。こういうサスペンス物は、犯人不明で終わると拍子抜けということになりますが、「実話なら」と思うと止むを得ませんね。私の父は「今まで見た映画の中で一番面白かったかも」と言っていました。 | ★★★★★★ |
ドッグヴィル | 人間の集団心理というものは斯くも残酷に働くものなのだろうか。少年グループによる犯罪や学校でのイジメとはワケが違う。むしろ日本では村八分や同和問題など、馴染み深い題材なのだろうが、この映画のように「性欲」が前面に出ていると余計生々しく、恐ろしい。そして男としては、それを否定しきれない部分がある。2度と見たくはないが、1度は見てみることをお勧めする。ドッグヴィルという町名に込められた皮肉は秀逸。 | ★★★★★★ |
海辺の家 | 先の見えるストーリー展開、確かにその通りです。分かっていてもしんみりさせられる、その「約束された感動」に終始安心感を持って観ることができます。派手な展開や号泣するような場面がなくとも、心に残る良作でした。しかし、慣例化されているかのようなメアリー・スティーンバーゲンの若いツバメとの不倫は、いつもながら不要ではなかったのかと。 | ★★★★★★ |
JSA | これが私の見た初めての韓国映画でしたが・・・素晴らしいです。国家としての主義思想は違っていても、同じ民族、同じ言葉の人間が出会えば、そこに友情が生まれるのはおかしなことではない。一歩踏み出す勇気さえあれば、南北の壁など取り払えるのだという教訓なのかも知れません。現在の状況を考えると、あの結末はやむを得ないものなのでしょうが、いつかはハッピーエンドの作品を作れる関係になることを心から望みます。 | ★★★★★★ |
遠い空の向こうに | 実話であるため、ストーリーはやや間延びしているような印象ですが、実話であると知っていた分、ホーマー達が打ち上げに成功した時の感動もずっと大きくなりました。そしてこの作品のキーウーマンになっているライリー先生。彼女のような教師に出会えていたら、私にももっと違った人生が見えていたのではないかと現実逃避せずにはいられません。もちろんホーマーのように、努力を惜しまなかったと言い切る自信もありませんが。。 | ★★★★★★ |
スチュアート・リトル | とにかく掛け値なしに好きな作品。初めて買ったDVDもこれです、タブン。ストーリー云々でなく、吹替版のスノーベルとモンティ(声はホンジャマカの二人)が面白くて大好き。猫好きな私の両親も何度も見たがる映画です。この二匹の登場が減ってしまった2の方はつまらなかったですね。 | ★★★★★★ |
メリーに首ったけ | ネパールに行くことがあると聞いただけで目を輝かせるメリーに萎え。ということもなく、いやぁ・・面白かったです。人間不信に陥りそうな程に薄幸なメリー嬢が、それでも明るく優しくいられる姿はとても魅力的。そして、自分を押し殺してでも人の幸せを考えられるテッドも、登場するたびにスタントのヌイグルミが必要なほど奇特(危篤)な犬のパフィもいい味出してます。ラストも王道だけど気持ちのいいハッピーエンド。 | ★★★★★★ |
CUBE | 怖かったです。何が怖いって、半閉鎖的空間の中で、最もマトモに見える人物までも殺人鬼に変えてしまう程の人間の狂気。集められた人間達が協力し合えば脱出できるはずなのに、死への恐怖に駆られると周りが見えなくなってしまう。この6人を集めた人物が監視カメラなどでこの様子を見ていたとしたら、予想通りの結末にさぞかしほくそ笑んでいることでしょう。もし私がこの中にいたら・・・? 暴れるか泣き叫ぶかでしょうね。 | ★★★★★★ |
パーフェクト・ワールド | 珍しく大泣きしてしまいました。ケビンがピカレスクヒーローを演じていた以上、この終わり方は予想できたものでしたが、実の父子のようだった二人にかなり感情移入してしまいました。とりあえず、黒人家族の家でのブッチの必要以上のご乱心ぶりは、少年に銃を撃たせるためのこじづけのように思えて少し納得がいかなかったので-1点。それ以外は大満足です。しかし、ファンだったケビンのビール腹にはちょっと涙です。 | ★★★★★★ |
スーパーマン | これも小さな頃に大好きで何度も見た映画の一つですが、今になって、これが自分が生まれる前に作られた映画だったことを知って驚き。男なら誰でもスーパーヒーローに憧れた時代があったはず。私の場合はそれがスーパーマンでした。ハンサムなスーパーヒーローって実はあまりいないですよね。ところで、マーロン・ブランドのかすれた声は異性人にピッタリだと思いませんか? | ★★★★★★ |
ドラゴンへの道 | 敵も味方も、『燃えよドラゴン』に比べるといかにも胡散臭い(笑)。しかし、ヒーローとしてのブルース・リーを見た場合、ドジったり苦笑したりと愛嬌のあるこちらの方が好感が持てます。単純なストーリーながらも、思わぬところに敵がいたりするサスペンス的な要素もあったりして、気軽に楽しめる娯楽作品になっていると思います。 | ★★★★★★ |
サウンド・オブ・ミュージック | ジュリー・アンドリュースの魅力という視点で見てみると、私にとってはメリー・ポピンズの方が好きだったりするのですが、この映画のアルプスの景色の美しさ、今でも色褪せることのない歌の数々は今でも十分に心を震わせてくれます。子供の頃見たときには歌と景色くらいしか印象にありませんでしたが、今見るとワリと重たい時代背景だったのですね。 | ★★★★★★ |
アメリ | ジュネのフィーリングだけで作られている気がしないこともないけれど、アメリのキャラクターや悪戯にセンスを感じるので◎ いかにもフランス的でオシャレな雰囲気の作品です。自分の近くにこんな子がいたら楽しいでしょうが、悪戯される方に回ったら・・・コワイ。 | ★★★★★ |
チアーズ! | これだけの高評価を得るほどのものかどうかはともかく、なかなか面白かったです。しかし、3週間でダンスやら格闘技やらをかじりつつ、あそこまでチアを完成させることができるのでしょうか?技術的なことは分かりませんが、ラストのチアがやはり一番の見所ですね。 | ★★★★★ |
あの頃ペニー・レインと | なかなか面白かったです。ケイト・ハドソン嬢、結婚されてから少々ケバく・・もとい美しくなられましたが、この頃はまだ愛らしい感じ。表情も良いです。青春の甘酸っぱい感傷に浸りながらも、敢えて穿った見方をするならば、劇中当然のように描かれるSex,Drug,Rock'n'roll。私にはそれがやや苦々しく感じられます。もう少々否定的な表現が見られたらベストだったかな。 | ★★★★★ |
ロック、ストック&トゥー・スモーキング ・・ | 個人的には、4人組のキャラクターを、最初のナレーションだけでなくもう少し掘り下げて欲しかったかなという気はしますが、ストーリーの軽薄さ(良くも悪くも)を考えると絶妙なバランスだったのかもしれません。私には少しレトロに思える音楽も、この映画のテンポの良さに一役買っているような気がして好印象。ただ、スティングの存在理由ってどうなんでしょうね? | ★★★★★ |
ユージュアル・サスペクツ | まさかこのようなラストが来ると思っていなかったため、「カイザー・ソゼはいつ現われるのかな〜」などとボーっと最後まで見てしまいました。「あっ!」っと気付いた時にはスタッフロール。教訓『サスペンス見てる時くらいアタマ使え』 | ★★★★★ |
グーニーズ | 『子供向け』とタカを括って今まで敬遠していた映画の一つです。今になって見てみると結構面白いですね。大富豪になりたいが為の財宝探しの場合、なかなか素直に応援できないところがありますが、「家を守りたい」というグーニーズ達の目的は私のツボに嵌ってつい熱くなってしまいました。「過分な財産は人間をダメにする」ということで、ラストも理想的だったのではないでしょうか。 | ★★★★★ |
アマデウス | サリエリとモーツァルトの対立はオペラになるほど有名な話ですが、どれを見てもサリエリに対して批判的なものとなっています。あくまでもフィクションはフィクション。毒殺説には何の信憑性もありません。そのことを頭に入れつつ娯楽映画として楽しめば素晴らしい作品だとは思います。※近年再評価されつつあるサリエリの曲はCDで発売されています。興味のある方は是非聴いてみて下さい。(やはり地味っちゃ地味なのですが) | ★★★★★ |
燃えよドラゴン | 製作にアメリカが加わった為か、前作よりも少し洗練されているように思います。無表情でスーパーマン的なブルース・リーもいかにもアメリカ人好み。ちなみにこの映画今まで3回見ているのですが、未だにジャッキー・チェンの姿を発見できないのはどういうことでしょうね。 | ★★★★★ |
ファインディング・ニモ | ロスへの旅行中に、街の映画館で見てきました。セリフはからきしでしたが、それでも笑いながら見ることが出来るくらいに分かり易く楽しい作品だったと思います。内容がまだ完全には理解出来ていないので、そのうち日本語版も見てみようかなと・・・。 | ★★★★ |
メメント | 映画館で見た時にはやや分かり難く、DVDで見直した時にもまだ分かり難いという、私にとっては少し厳しい作品だったようです。視聴者の能力不足によりこの点数。とはいえ初めて見たタイプの映画だったので、かなり引き込まれてしまいました。ガイ・ピアースがやや地味だったかなぁ。 | ★★★★ |
ライフ・イズ・ビューティフル | 2度目を見て多少評価が変わりました。道化にも見える前半のグイドがあったからこそ、収容所での彼の行動に納得ができるのですね。自分に子供ができ、子供を愛することができるようになればこの作品の評価はもっと上がると思います。今の私にはこのくらい。 | ★★★★ |
ギルバート・グレイプ | 暖かく優しい話でしたが、私的にはそれほど心に残る映画ではなかったようです。ベッキーの包容力や、ギルバートの優しさ、家族愛etc...見るべきところは多くあったはずなのに、それよりもアーニーに対するやり切れない苛立ちが先行してしまった私は、人間としてちょっと終わりかけなのかもしれません。しかしジョニー・デップ、格好良いです。 | ★★★★ |
ボディガード | もしかするとディズニー以外では初めて通しで見た洋画かもしれません。当時、子供ながらにワクワクしながらフランクの活躍を見ていましたが、大人になってからTVで見ると、女優としてのホイットニーには魅力を感じないし、ストーリー自体もラスト以外はそれほど盛り上がらないですね。歌は忘れられませんけれど。 | ★★★★ |
スタンド・バイ・ミー | 12歳の自分を振り返ってみると、学校と塾の繰り返ししか思い浮かばず、この映画に特別ノスタルジーは感じません。そんなわけでこの評価ですが、ストーリーより何よりもやはりリバー・フェニックス。製作年から考えると、この時彼は15歳くらいにはなっていたのでしょうか。子供だったため彼の死はリアルタイムで知ることは出来ませんでしたが、なんて輝いている俳優だろうかと今更ながらに残念に思います。 | ★★★★ |
レイダース 失われたアーク(聖櫃) | ホラーじゃないの?と、疑いたくなるほどきしょい映像ちらほらあり。アクションシーンの多い冒険物は、いかにもアメリカ的で私には馴染み難いです。冒険家はもっと別のことに労力を費やして欲しいものですね。ついでに言うと、戦争に悪用できるかもしれないとはいえ、たかが聖櫃くらいで(と言ったら怒られるだろうが)人死にすぎ殺しすぎ! | ★★★★ |
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン | これのどこがコメディなのかという疑問は置いておくとして、ダラダラとただ長くて退屈してしまいました。嘘に嘘を重ねるこういう詐欺師モノは、イライラしてしまってどうも性に合わないです。ノンフィクションとしては魅力的な題材だと思いますが、新聞記事や小説を読めば十分。 | ★★★ |
ブリジットジョーンズの日記 | この切羽詰った女性の心情を理解するには私は子供過ぎるのかもしれません。厚顔無恥の母娘揃ってどっちつかずで尻軽だったり、なんとなく優柔不断でフラフラしている人々。タイトルの「日記」も、沢山のすれ違いの一つの小道具という使い方しかないようです。やはり恋愛ドラマでは、ヒロインを好きになれないと楽しめないということでしょうか。ブリジットのドタバタのおかげで退屈だけはしないのですが。 | ★★★ |
リトル・ダンサー | ビリーの才能を伸ばしてあげたいという父親の愛情など、しんみりさせてくれる部分はあちこちあったのですが、如何せん後半が薄すぎたような気がします。そしてオーディションの際のビリーの荒れた心境や、両親の夫婦生活の不和を語る11歳の少女など、理解できない所がいくつかあり、この評価にさせていただきます。 | ★★★ |
フル・モンティ | うーん・・・微妙でした。こういう作品はコメディとしてもあまり楽しめません。ステージ上でENDというのも好きじゃないです。彼らが家族を養っていかなくてはならない以上、ついお金の心配をしてしまいますが、400人で4000ポンドというと今の日本円で80万円くらいでしょうか?6人で分けるとすると最初で最後のステージにしては希望の持てる額じゃないですね。彼らのその後生活の方が興味あったりします。 | ★★★ |
スモーク | とても落ち着いた雰囲気の大人の映画。あまりに落ち着き過ぎていたため2度も寝てしまいました。この映画を理解できるくらいの大人になりたいです。 | ★★★ |
オリエント急行殺人事件 | ポワロ物の映画としては、ナイル殺人事件の方が面白かったと思います(原作も)。この作品はキャスティングの豪華さがクローズアップされることが多いですが、初めて見たときはイングリッド・バーグマンやローレン・バコールの年老いた姿にガッカリしたものです。ミステリファンの場合、映画の前に原作を読んでいる方が多いので、演出で魅せられないとあまり楽しめないかもしれません。 | ★★★ |
クジラの島の少女 | ニュージーランドの映画ということで気になって見てみました。期待通りの青い空に綺麗な海、そして小気味の良い民俗音楽の流れる雰囲気は決して悪くありません。しかし、物語として見ると終始平坦で退屈。ラストも、安っぽいファンタジーのようで、感動出来るものではありませんでした。頑固な族長の祖父に、かなりの生理的嫌悪感を抱いてしまったのも残念です。 | ★★ |
リリイ・シュシュのすべて | どうしてこう邦画というのはイケてないかな。魅力のない役者に下手な演技、無駄の多いストーリーに得るものの無い結末。外国の人には全く理解できないでしょう、というか見て欲しくない。今の中学生がこれを見てどのような感想を抱くのでしょうか。是非訊いてみたいです。確かにリアルはリアル、でもそれだけ。メッセージ性のようなものを発見することはできませんでした。カリスマなのに何の救いにもなっていないリリイに+1点。 | ★★ |
リプリー | 古い映画が好きな私にとって、リメイクなどなんの興味もありませんでしたが、招待券を貰ってしまったのが運の尽き。アラン・ドロンとマット・デイモンを比べても詮無いことですが、全体的に冴えません。オマケに苦手なホモ物とくれば、二度と見る価値ナシ。 | ★ |