題名 | レビュー | 星の数 |
マルコヴィッチの穴 | ビルの7と1/2階でエレベーターが止まって会社があるという時点で、この作品の虜になった。壁の穴を落ちるとジョン・マルコヴィッチの頭の中だなんて絶対ありえないが、7と1/2階だからいいんです。美しくないキャメロン・ディアスが観られるのも、この作品だけでしょう。 | ★★★★★★★ |
シャロウ・グレイブ | 冒頭のアップテンポでビビッドな映像にまずやられた。「友達を信じられるか?」という重いテーマを感じさせないノリが素敵。仲間意識が不信感へと変貌していく様が楽しめる。イギリス映画を観始めるきっかけになった。 | ★★★★★★★ |
ギルバート・グレイプ | 障害のある家族をもつ友人が、ディカプリオが本当の障害者だと思ったと感想をもつほど、あの演技は素晴らしいのだと思う。ギルバートが主人公だったと後で気付くほど、ディカプリオにくぎ付けだった。 | ★★★★★★★ |
ルパン三世 カリオストロの城 | ルパン映画の中で最も面白い作品だと思う。監督が宮崎駿だということを後から知り、納得した。絵もルパンの中で一番好きな時期。財宝にお城とスケールは大きいけれど、いつものノリはそのままに。安堵を覚えるのは私だけでしょうか。 | ★★★★★★★ |
たそがれ清兵衛 | 登場人物の感情の主張がはっきりしていて分かりやすい。やはり山田監督は期待を裏切らなかった! 一家が清貧を通り越して貧乏くさいのは、やや浮いた感じがするが・・・。清兵衛の決断を信じ、清兵衛の帰りを信じて待つ朋江の強さに惹かれる。宮沢りえは現代物ではかなりイマイチだが、時代物や多国籍物では栄えるらしい。あまりしゃべらないのが良いのだろうか。 | ★★★★★★ |
アバウト・ア・ボーイ | ヒュー・グラントの三枚目キャラの魅力全開。子役もほどほどにダサくて、最後までブサイクで憎めない。38才の人生を更正に向かわせるなんて、子供は偉大です。 | ★★★★★ |
アメリ | アメリの空想(いや妄想)シーンが、嫌味でないレベルを保たれていて心地よかった。あれ以上エスカレートすると、少女趣味に走りすぎてしまって受け入れられないと思う。 | ★★★★★ |
ブリジットジョーンズの日記 | レニー・ゼルウィガーの素な感じに好感が持てる。とびきり美人ではないが愛嬌のある彼女だからこそ。いたってシンプルなストーリーなのに、最後まで飽きなかった。この、みにくいアヒルの子的な展開が、女性受けする一因なのでしょう。 | ★★★★★ |
千と千尋の神隠し | 宮崎アニメの醍醐味は「飛ぶ」シーンだと思っているが、空を飛ぶ場面より、温泉内部の描写に躍動感が感じられた。温泉町(とその周辺)という限られた空間だったが、「狭さ」は感じない。千尋が自我を確立していくというテーがあまり目立たなかったのは残念。 | ★★★★★ |
青の炎 | 二宮君主演、松浦亜弥共演ということで、まったく期待していなかったが(蜷川監督でなければ観ていない)、意外に面白かったという理由で4点。衝動的であるにもかかわらず抑え気味のトーンが、悲しさを醸しだす。一気に終わるラストシーンが印象的。 | ★★★★ |
猟奇的な彼女 | 頼りなくて決して美男とはいえない主人公が、最後にはそれなりに見えてきます。始めは、何事にも煮え切らない態度にイライラしたが。韓国映画は二枚目俳優しか知らなかったので、三枚目に出会えて良かった。「彼女」の迫力満点のセリフは少し過剰気味にも思えたが、心の中の寂しさと対比させるには必要なのだろうか。 | ★★★★ |
ピンポン | | ★★★ |
海辺の家 | 元一家が団結して、妻の再婚相手や息子の彼女やその他大勢を巻き込んで建築に取り組む様子は、下町の人情にも劣らない。もちろん、家族の愛、父と子の愛を堪能できる作品だと思う。親子のコミュニケーションって難しい。癌にならないと打ち解けないなんて。 | ★★★ |
魔女の宅急便 | 思春期に劇場で観たので、キキの自立していく姿に共感を覚えた。ただ、宮崎監督の空飛ぶスピード感が好きなので、ホウキだとイマイチ疾走感にかけて物足りない。今になって印象が薄いのは、そのせいだと思う。中学生女子におすすめ。 | ★★★ |
Dolls ドールズ | 桜並木、一面の紅葉、銀世界などなど日本の四季の一番美しいシーンを取り揃えている。カレンダーとしては最高。 | ★★ |
オーシャンズ11 | いつになったら面白くなるんだろう、と思っているうちに終わってしまった。キャストが豪華すぎて人物像が薄っぺらい感じ。音楽はかっこよかった。 | ★★ |
クイック&デッド | 少年時代のレオナルド・ディカプリオが好きでビデオで観た。が、ストーリーは殆ど覚えていないし、ディカプリオの印象も薄い。男勝りのかっこいい女性を描くなら、シャロン・ストーンはキャスティングミスではないかと・・・。 | ★★ |
ロミオ&ジュリエット | 名作は、現代風にアレンジしてはいけないと思う。アロハシャツで銃を構える様は、ダウンタウンの打ち合いよりも軽薄。唯一、海岸でたたずむディカプリオのシルエットが美しい。 | ★ |