題名 | レビュー | 星の数 |
千と千尋の神隠し | 和洋折衷の建築様式、きらびやかな色彩、そして奇抜なキャラクター達で構成されるあの摩訶不思議な世界に心が躍りました。そして最後に流れる主題歌があまりに絶妙。スリリングで目の離せなかった冒険の緊張を解きほぐすかのように穏やかに流れ、しんみりとした感動を誘います。隅から隅までよくできた大傑作だと思います。 | ★★★★★★★ |
タイタニック | 「これぞ、映画」という感じの作品。よくまとまったストーリー、最高のキャスティング、きらびやかで美しい演出、そして大迫力で印象的な映像、壮大な音楽に映画の雰囲気にあった絶妙な主題歌と、映画でできることを全てやった映画だと思う。観る人をその世界にぐいぐい引き込む無類のパワーがある。 | ★★★★★★★ |
フォレスト・ガンプ 一期一会 | 元々自分は「ピュアなハート」が好きなので、この映画はまさにハマりでした。ガンプの成長と成功の様子がとてもほほえましく、そして時折迎えるドラマチックな場面は涙を誘い、エンターテイメントでありながら感動作でもあるという絶妙な傑作だと思います。一つ一つのエピソードにも歴史の要素や遊び心が含まれています。そういう細かい部分も楽しんで観ると一層面白いと思います。 | ★★★★★★★ |
ジュラシック・パーク | さすがはスピルバーグ、という作品でした!実際がどうだかはわかりませんけど、恐竜とその動きをこれだけ細かく自然に描けたことがもの凄い!!映画史に残る1つの画期だと思います。ゲノムの可能性を感じると共に、ジュラシックパークも実現してほしいなあと願ってやみません! | ★★★★★★★ |
スタンド・バイ・ミー | 少年時代の縮図ともいうべき映画でした。子供の頃の気持ち思い出させてくれるような、楽しくてちょっとスリルのある旅を描き、その中に少年それぞれの悩み、成長、たがいの友情、そして未来のストーリーをちりばめています。誰もが通った軌跡を思い出させてくれる珠玉のドラマ!!そして、大人になった主人公が当時を回想するというラストが一層郷愁を強めてくれてとてもよかった。これからも心の中にずっと残る映画です。 | ★★★★★★★ |
バック・トゥ・ザ・フューチャー | 見ていてこんなにワクワクした映画は初めてでした!エキサイティングなストーリー展開であり、テンポも軽快で終始目が離せませんでした。音楽も作品を明るくひき立てていると思います。最高のエンターテイメントです! | ★★★★★★★ |
E.T. | 「なぜなのだろう」、と思った。この映画に、深く感動している理由が最初しばらくはわからなかった。少し考えてわかったのが、自らの感動がものすごく根源的なところにあるということだった。他者と心を通わせること、掛値なしに誰かに協力する気持ちになれること、そして空を飛ぶこと。この映画は、言葉にする必要すらないような喜びを、たくさん私に伝えてくれていたのである。 | ★★★★★★★ |
ローマの休日 | この映画の一番の特徴はその「自然さ」だと思いました。脱走した王女という要素を別として、非現実的で大げさになりすぎることがなく、出来事もやりとりも行動も身近で手の届く範囲内。それだからこそ感情移入でき、自分自身が素敵な体験をしたような、そんな気持ちになれるのかなと思います。ローマという舞台も最高! | ★★★★★★★ |
アイ・アム・サム | 「ズルい」と思いながらもやっぱり泣けてしまう、そんな映画でした。サムとルーシーのピュアなハートに、心洗われる作品です。随所に感動できるところがありますが、サムが一生懸命がんばりながらも知能が及ばず、うまくいかないところが特に切なくて泣けました。また、ビートルズファンであれば、曲が使われるシチュエーション、そしてカバーのアレンジの二つを楽しむことができますよ! | ★★★★★★ |
ショーシャンクの空に | 半ばまでは淡々とした刑務所生活の描写。しかし、その中で準備していた希望の糸を、一気に編み上げていくかのような後半の展開は大変痛快でかつ見事です。広く美しい海辺で、生きることの素晴らしさをかみしめるかのように終わり、心洗われるような爽やかな感動を覚えました。こうした性質の感動は、生まれて初めてのものだったかもしれません。 | ★★★★★★ |
ホーム・アローン | アメリカンスタイルのピザ屋でたまたまこの映画を観たというのは、今思えばこれ以上ない幸運でした。話の内容にも大感心、大うけで楽しめましたが、それと同じくらいにアメリカのクリスマスの雰囲気に触れることができたように思います。罠の激しさなども、アメリカのアニメをそのまま映画にした感じ。私にとってはそんな、アメリカを感じられる作品でした。 | ★★★★★★ |
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 | 未来に変える方法を思いつくまでの試行錯誤が楽しく、そして未来に実際に帰るシーンはものすごくエキサイティングだった。シリーズの最後として気持ちよく話をまとめてくれて、見終わったときは爽快な気分になった。特にドクが恋に落ち、その後幸せな生活を送るようになったことは、このシリーズのファンとしては実に心温まる結末だったと思う。こんないい映画に出会えてよかった!! | ★★★★★★ |
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 | この映画はこれ自体充分面白いですが、1を見て好きになった人にとって特別な楽しさのある映画だと思います。未来の状況を垣間見ること、未来や過去を変えるといったタイムマシンならではのストーリーをたどること、そして1のシーンを別の立場からみることで、この作品の世界が急激に広がっていきます。その世界をよりよく知り、どっぷり漬かる楽しみを感じてみてください! | ★★★★★★ |
ドラえもん のび太の大魔境 | 藤子F不二雄は、ドラえもんに関してはかなり我慢して書いているように思う。短編集などでわかることだが、本当は独創的かつ科学的で奥の深い発想を持っているのにドラえもんではそれを出せないからである。大魔境はそれを我慢せずに書いたように思える。 | ★★★★★★ |
マイノリティ・リポート | 真犯人と予知システムの関係、そしてアンダートンが初めて会う相手を殺そうと思う理由がわかったときにはなるほどなと感嘆させられた。意外に人間くさいところが胸を打った。しかし設定や展開には色々と不自然で無理がある感が否めず、勿体無いな、という感想が残った。 | ★★★★★ |
ジョンQ 最後の決断 | 機内で珍しく「偶然」みた映画。デンゼル・ワシントンの、真剣かつ狂気ともとれるような迫力のある演技には本当に魅せられたが、自分の感覚としては普通のパパにしてはあまりに立派過ぎる気もした。しかし、この万人にこのジョンQのような気概があれば世の中に数あるのであろう医療ミスや手抜きをも減らすことができるのでは、なんて思った。もちろんそれは医療の分野に限ったことではなく。 | ★★★★★ |
アイス・エイジ | 3匹のキャラがはっきりしていて、相互に友情が生まれていく様は好感がもてた。そして誰でも、3匹のうちのどれかに自分との共通点を見出せるのではないだろうか。そうして実際の自分の友人関係と重ね合わせてみることができると、面白みが増すと思う。映像はキレイで自然でコミカルで軽快。見事だと思った。 | ★★★★★ |
ビューティフル・マインド | 少し風変わりで悩める男を演じるラッセル・クロウはまさにハマり役だなと思った。見ていても何が現実なのかしばらくなかなかわからない、緊迫感と恐怖に満ちた分裂病の描写はかなりスリリングだったし、奥さんの献身っぷりにも心を打たれた。 | ★★★★★ |
ウォーターボーイズ | 日本の映画の中では、こういう作品が一番好きです。確かに演技も拙いし、映像も本当に普通だし、何かに圧倒されたり大きく感嘆することはないと思います。でも、それでいいと思います。のんびり肩の力を抜いて、気楽に笑って楽しめれば!こういう邦画を、これからも見れたらいいなぁ。 | ★★★★★ |
クリフハンガー | スタローン演じるゲイブの男気、男らしさが魅力の映画だと思います。純粋にかっこいいなと思いました。 | ★★★★★ |
シンドラーのリスト | ナチス虐待の悲惨さに衝撃を受け、それに立ち向かったシンドラーの姿に感動した。ラストで実際のシンドラーの墓を写すシーンでは、このような立派な生き方があったものかと強く心を打たれた。作中では、シンドラーがユダヤ人を救出する過程が実に理知的に描き出されている。他の要素への印象にかくれがちだが、その描写が彼の英雄性を高め、映画を面白くする重大なポイントになっているように思える。 | ★★★★★ |
ホーム・アローン2 | 前作とほとんど同じでした。この話の場合、確かに同じようにやる以外続編のやりようもなかったのでしょう。1の評価にアメリカのアニメの映画版と書いたんですが、やってることが変わらないとこまでアメリカのアニメと同じでした。ですがそういうものとして見れば、普通に面白い映画だと思います。 | ★★★★★ |
ドラえもん のび太の恐竜 | ドラえもんの映画はいつもピュアな友情・愛情、それに関わる勇気を描いていました。いつも情けなくて根性がないけれど、のび太が時として勇敢になり、いじめっこのジャイアンも冒険においては情に厚い正義漢になり、のび太とともに戦いました。そうした姿に、子供心にいつも感動していた記憶があります。 | ★★★★★ |
バニラ・スカイ | 人生の無常さと、生きることの意義がテーマの作品だと思う。順風満帆な人生もふとした1つの出来事で容易に瓦解しうるが、それでも現実から目をそむけずに生きるべきであると。ただそれにしても、元があまりに超人的なので感情移入することが難しく、「まあそんなこともあるかな」と一歩引いた者としての感想しか抱けなかった。ラストの「バニラスカイ」のシーンは幻想的で美しい。 | ★★★★ |
アルマゲドン | 映像やサウンドに迫力のある映画でしたが、ストーリーがやや単純だったように思います。特に飛び立つ前の準備の部分がちょっと退屈でした。泣き所ははっきりしていますが、そこでは泣ける可能性が高いのではないでしょうか。 | ★★★★ |
ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 | 前作を見ていない立場での評価ですが、それぞれ別々のストーリーをたどる理由さえわからず、複雑で疲れる感じでした。でも最後の城での攻防は見ごたえはあったし、前作を知っていればもっと盛り上がれるところなんだろうという気配はした。とはいっても、こういう子供っぽい内容の映画を実写でやること自体があまり好きではないかも。 | ★★★ |
グリーンマイル | 爽やかな感動作なのかと思って観に行ったら、テーマも重くてエグイ場面も結構あって「思ってたのと違ったなあ」とまず思った。物語の本筋以外のストーリーが持っている意味が自分には理解できず、また無実なのに何もいわなかったのも不思議で、かつ残念でならなかった。全体を通じて釈然としない映画だった。 | ★★★ |
耳をすませば | ほのぼのしている部分はいいと思うけれど、終始それでは面白みがないなあと思ってしまう。内容的にも捻りもなにもなく、普通の話。ただ中学の生活を描いた映像、会話、全体の雰囲気は当時の懐かしさを感じさせ、心地がいいと思う。こうした描写のきめ細かさは、まさにジブリの持ち味なのだろう。 | ★★★ |
火垂るの墓 | 最も、見なければよかったと思う映画。ただただ悲惨なだけではないか。少年だった自分を、意味なく暗くて嫌な気持ちにさせた映画だった。ただ、これを見て戦争が嫌いになる人は一定数いるはずで、その意義については非常に大きいと思っている。どうでもいいことだが、昨今のサクマドロップにはこの映画の絵が載っている。これはあまり意味がないように思えてならない。 | ★ |