題名 | レビュー | 星の数 |
フライド・グリーン・トマト | 何度見ても泣ける。輝くところももあれば欠けもある普通の人々…つまり私たち全ての生と死を、そして男女、年齢、人種、境遇を問わず人を人が思いやる心をこれほど見事に描いた作品はないです。 | ★★★★★★★ |
インソムニア | アラスカという舞台設定がいい。画面を通して、最果ての国の空気の清涼感と荒涼感が伝わってくる感じがよいです。そして主人公にも大変な「不都合」が生じているところ、決して「ヒーロー」を主人公にしていないところ、勧善懲悪映画ではないところが好き。加えて、私はなぜか「寝不足もの」映画が好きでして…。 | ★★★★★★ |
スナッチ | いままで観ず嫌いでした。心から謝罪します・・実は「トランスポーター」ですっかりファンになったジェイソン・ステーサム観たさに観たのでした。すっかりはまっちゃいました。最初から最後までにやにやとげらげらの連続。個人的に惜しむらくはベニチオ・デル・トロの出番が少なかった…(すぐポットカバーになっちゃうんだもん…ん) | ★★★★★★ |
バッファロー'66 | この作品でいっぺんにヴィンセントギャロのファンになってしまった。クリスティーナは無条件に可愛い!足が太めなのもそれがまたいい!ギャロ氏自身の生い立ちや家族関係が反映されていると聞いていますが、押し付けがましくなく、べたべたせず、最高の形で映像化したもんだと思います。これが本当の「ラブストーリー」ですぞ! | ★★★★★★ |
ユー・ガット・メール | | ★★★★★★ |
レインメーカー | コッポラ健在!と思いました。個人的に「法廷モノ」「ヒューマン」にヨワいので、双方のつぼにはまってしまった。私にとっては一番泣ける映画です。主人公のクライアントの父…気が弱く無口で猫だけが友だち…が、本当はだれよりも息子を愛しているのが伝わってきて、何回観ても大泣きなのです。キャスティングも原作からの脚本化もまずは大成功といった作品ではないでしょうか。 | ★★★★★★ |
ファーゴ | 一緒に見てた人が「どこがおもしろいの?」と言ってましたっけ。私はめちゃ面白いと思いました。「実話」と知ったのは見終わってから。だからいっそうこの映画はすごい!と、コーエン兄弟の名を覚えました。(HANAOさんと同じ感想です)ラストがイマイチという方もいらっしゃいますが、私はあの「切手の絵柄」のエピソードとF.マクドーマンドの最後のせりふが大好きなのです。 | ★★★★★★ |
タクシードライバー | デ・ニーロとスコセッシの「原点」がぎゅっと詰まった作品。ごく普通の善良な男が時折狂気に駆られていく過程が全く作為的でない演技で表現される(コの手の演技はデ・ニーロの右に出る人がいない)から余計にこわい。「救急救命士」と比べて観るのも面白いと思う。 | ★★★★★★ |
ブレア・ウィッチ・プロジェクト | ほんとだ、評判よくないね(笑)。しかし私は正直言って面白かったです。最初から「究極のC級映画」と思って観ました。作品ごとの観る側の「スタンス」によっても評価が変わるのでは?画面から漂ってきそうな深い森の「フェトンチット」がよかったのかな?少なくとも「パールハーバー」「あるまげ丼」「インディペンデンスディ」よりはましさ。 | ★★★★★ |
ライフ・イズ・ビューティフル | | ★★★★★ |
オーメン | 公開当時はバカにしてたこの作品。久しぶりに観てある意味、感動しました。昨今、CG漬けで撮り方は紙芝居的な映画が多い。でもこの作品は巧みなカメラワークで観ている者をぐいぐい引きつける力があります。まだこのジャンルの作品が稀だったころの「傑作」と言えると思います。 | ★★★★★ |
サイン | 言いたいことは痛いほど分かるし、演技者はみんな素晴らしかった。ただクリスチャン人口たった3パーセントのこの国では絶対ヒットしないな、と思った。「信仰」「ヒューマン」が核にあるのに、Xファイル的なテーマのシンボルみたいなものを看板に持ってきちゃったのがどうも失敗だったのかなあ・・ | ★★★★ |
タイタニック | 映画としては及第点だと思ってますが、この作品について故淀川長治さんが「あんなガキの恋愛ごっこ映画にして!」と彼にしては珍しく真っ向から「駄作」宣言していたことを思い出します。昔のイギリス作品の「タイタニック」と全く同じカットが幾つも出てくるのは監督のオマージュとか言ってますが、ぱくりと言ってしまえばそれまでです。でもあのラストシーンは泣いちまった… | ★★★★ |
ノイズ | 着眼点は決して悪くないと思います。ラストになってもなおかつ「恐怖は続くよどこまでも…」的なお話ってすごく好きです。作りようでは絶対もっと面白くなってたと思う。しかし、この「後味の悪さ」は「ブレイブ」に次ぐ感があります。ランド・ラヴィッチさん、あんたのせいかもよ。 | ★★ |
ダイヤルM | なんでも「エンターテイメント」にしたがるハリウッド映画の典型的「失敗」作。(「リプリー」も同じ)原作は舞台劇です。言葉のやり取り、演技力、見えない部分を観客が想像して怖がる面白さ。そういったものがゼロになってしまいました・・。ヴィゴ・モーテンセンに免じてなんとか★2かな、、、若い人はヒッチコックのオリジナルもご覧になって下さいね。 | ★★ |
フェイス/オフ | しかし何が悲しゅうてこの監督は鳩ばかり飛ばすんじゃろか。(いわゆる一つの様式美?)特にラストがくどくて、スイッチ/オフなのだ。ニコラス・ケイジは役者としてはとても引かれる人ですが。 | ★★ |
リプリー | オリジナル「太陽がいっぱい」のあのラストシーンの「こわさ」(観る側の創造力による、ああ〜〜って感じですね)が未だに忘れられません。主人公は「ワル」なんだと分かってるのに、いつの間にか応援してた。その名作を、このスタッフたちは(これだけの役者を揃えて)、コレほどの超駄作にしてしまった。 | ★ |
インデペンデンス・デイ | いいですか?アフリカでは今もみんな裸に近いいでたちで、槍と盾持って草原を走り回ってるんです。上海では未だにアヘン戦争当時のジャンク(今は香港でもあるかないかっていう貴重な舟ですが)が浮かんでるんです・・・だそうな。このローランド・エメリッヒと例のジェリー・ブラッカイマーって本気でばかなんじゃないかと思ってます。(それともネオ・●チか?) | ★ |