題名 | レビュー | 星の数 |
キル・ビル Vol.2 | いやもう、タラちゃん有難う!Vol.1の答えがこれっすか!もうお腹いっぱいです!凄いとしか表現出来ない!パイ・メイのネタ、画も動きも最高に笑いました!全編通して観ると笑いすぎで腹筋が攣ります!!コアな音楽ファンに対する「ルーファス」ネタも俺のツボです!もう勘弁してください!参りました!貴方のような映画バカが存在するからこそ、俺も映画を観るのが止められないのです!もうタラちゃんでは無くタラ様です!! | ★★★★★★★ |
東京ゴッドファーザーズ | アニメーションでしか出せない「現実感」がここに在る。そしてアニメーションでしか出せない「非現実感」もここに在る。虚構なのに虚構らしく無く、実写でも可能な様に見えて不可能な世界観にチャレンジした今監督の「勝ち」であるこの作品、愛が有り、人生が有り、道徳が有り、笑いが有り、絶望が有り、怒りが有り、涙があり、そして「奇跡」が有る。そんなオモチャ箱の様な大人の為のアニメーションである。 | ★★★★★★★ |
スクール・オブ・ロック | 気持ち良過ぎ!俺自身ロック大好き人間なので、劇場ではかなりコアなネタで独りで大爆笑していた(隣に居た20代前半のカップル、済まん!)。勿論DVDは即買い!ブルース・ブラザーズシリーズの様に超豪華ミュージシャンの出演こそ無いが、楽曲はそりゃあたまりまへん!オリジナルサントラもgood!ロックが全く解らない人でも最高に楽しめる、近年稀に見るコメディの傑作!!これぞエンターテイメントの極地!! | ★★★★★★★ |
ドッグヴィル | この映画を前衛的作品と解釈するのは間違いである。俯瞰撮影が多様されている点から解釈するとカメラの視点は確実に「神」の目線であり、「神」の見る目からすれば全ては明らかでなければならない。故に必然的に人物以外の背景を排除しないと「神」の目線は描けないのである。そして神=グレース。俯瞰撮影=イントレ=イントレランス=不寛容。…村の名前…犬の名前…この映画のウラに秘められたメッセージは余りにも多すぎる。 | ★★★★★★★ |
キル・ビル Vol.1 | 解る奴だけ解れ!笑える奴だけ笑え!映画を愛して止まない人々に向けられた映画オタクからの最高のプレゼント!ああそうさ!俺はマカロニウエスタンもカンフー映画も時代劇もアニメも大好きさ!…おいおい、まさか、日本人に爆笑されながら突っ込んでもらいたくてタラちゃんが青葉屋のネタやら「怨み節」やらその他諸々ぶち込んだのに気付かない奴ぁ居ねぇだろうなあ? | ★★★★★★★ |
ボウリング・フォー・コロンバイン | 俺がやりたい事をマイケル・ムーアが全部やっちゃってくれているんですよ、このドキュメンタリーっぽいエンターテイメント&プロテストムービー。ビデオにもなっているTVシリーズ「アホでマヌケなアメリカ白人」も、ムーア命懸けでアホやってます。彼、アメリカ政府に暗殺されてもおかしくないです。頑張れムーア!行け行けムーア!華氏911は2004年のマイベスト!ニューヨーク共和党集会参加も笑ったぞ!! | ★★★★★★★ |
バーバー | 決して落ちることの無いタバコの灰。少しずつ狂っていく日常と相反して変わらない存在のエドとタバコ。タバコに助演男優賞を!! | ★★★★★★★ |
マルホランド・ドライブ | この脳みそを撹拌されるような心地よさは一体何なんだ?!記憶のシナプスさえ繋ぐ事の出来ない展開にいつしかトランス状態。はまってしまった人はもう既にマルホランド・ドライブの住人。おもうままに理解不能な快感に浸ってください。お静かに!… | ★★★★★★★ |
鬼が来た! | これだけ大戦中の日本兵を赤裸々に描いた作品が有っただろうか…?日本兵の会話に使われる差別用語は、今聞いても怒りと悲しみに打ちひしがれる。…前半コメディタッチで描かれつつ、後半の殺戮と狂気に満ちた展開は、観ている者の理性をも奪っていく。命とは?恩義とは?命令とは?友情とは?信頼とは?大儀とは?戦争とは?感情とは?そして…死とは…?…最後に…本当の「鬼」とは果たして誰だったのか……。 | ★★★★★★★ |
メメント | まだまだ現代の映画も捨てたもんじゃあない!あるじゃん!誰もやってない事!主人公と同じく観客も「過去」の出来事を知らない。主人公の設定と編集の巧みさが100%ガチッ!と組み合わさった稀に見る傑作。マジで記憶喪失を疑似体験できる!! | ★★★★★★★ |
デッドマン | モノクロームの森、即興で付けられたギター、ジャームッシュの美術的要素はダウン・バイ・ロー以上。自然は限りなく透明であるのに拭いきれない重厚感があるのは何故だろう。縦のラインを彩る生命感ある木々に相反して物語は確実に「死」に向かって進んでいく。映像と音楽に酔いしれ、そして死ね! | ★★★★★★★ |
ジュラシック・パーク | 着ぐるみ若しくはストップモーション撮影の恐竜しか映画で見たこと無かったオレとしては、CGとアニマトリックスという公開当時最新鋭の技術にノックアウトされた映画。恐竜が画面に登場する度に満面の笑顔でスクリーンに釘付けだった。きっと生でもティラノはこんな動き方するんだろうな。マジでジュラシックパーク出来たら、私財なげうってでも見に行く!誰か作れ。 | ★★★★★★★ |
シンドラーのリスト | ラストのシンドラーの独白のシーンは映画史に残る名シーン!!声をあげて号泣。観客の心情を巧みに操る構成とカット割りには脱帽。ここら辺はスピルバーグは職人である。よくぞここまで生々しく描いてくれた! | ★★★★★★★ |
ニュー・シネマ・パラダイス | 公開当時、映画の専門学校に通っていたオレは、劇場の椅子からしばらく立ち上がることが出来なかった。なにしろオレが映画としてつくりたかった物、映画に欲していたもの全てがこの映画の中にあったから。涙でぐしゃぐしゃのくせに満面の笑顔のオレは一言、「やられた」とつぶやいた。あ、それと完全版について。やっぱりカットされるべき部分はやっぱり要らない物なのよね。完全版は観てはいけない。 | ★★★★★★★ |
ダイ・ハード | 素晴らしい!高所恐怖症の主人公が超高層ビルで不本意ながら…という設定然り、すべての人物の役割の配置然り、小ネタから大アクションまで抜かり無し!アクション映画は脚本が大雑把になりがちだが、この作品は相当練りこまれている!映画史に残るアクション映画である。アラン・リックマンの落下シーン、当時はこれで特殊効果賞ノミネートされたんだよなあ。 | ★★★★★★★ |
フルメタル・ジャケット | 前半の訓練場でのスラングの嵐は最早狂気の象徴。その後の台詞の全ても狂気に満ち溢れている。一言一言が胸に突き刺さる。完璧な構成で非の打ち所が無い。後半の一人のスナイパーに翻弄される小隊の緊迫感も将に職人芸。ラストの「ミッキーマウス・マーチ」は全身鳥肌物!風刺もここまで来たら芸術だ! | ★★★★★★★ |
バグダッド・カフェ | 雰囲気と映像に浸る為だけでも見る価値のある映画。微妙にずれた平行、画面半分だけ掛かっているフィルター、日常を過ごすテンポで流れる時間。ストーリーにも共感が持てたら、きっと人生で忘れることの出来ない作品となるでしょう。 | ★★★★★★★ |
ダウン・バイ・ロー | 俺をジャームッシュ中毒に導いてくれた映画。人も画も音も完璧!ジャックとザックの一挙一動の格好良さ!ロベルトのナンセンスな格好良さ(当時ベニーニはマジで英語喋れなかった)!下らねえ理由での投獄の格好良さ!奥行きの有るモノクロの美しさ!十字路、森の中、下水溝、…ああ、全てが美しい!!花に嵐のたとえもあるぞ、さよならだけが人生だ!ラストの別れは男の美学!さあ皆さんもアイスクリーム!ユースクリーム! | ★★★★★★★ |
天空の城ラピュタ | 理屈抜きの超娯楽アニメ映画の最高峰である事に間違い無い。物語の緩急の付け方、現在のたたみかけ型アクション映画もこの作品を参考にするべし。この頃までの宮崎作品はまともな声優を使ってたのになあ。唯、同年代のパズーは兎も角、他の男共が全員ロリコンなのは、宮崎だからあえて目を瞑ろう。唯、…あくまでもこれは宮崎映画での話。宮崎作品ではTV版「未来少年コナン」が完璧。 | ★★★★★★★ |
バック・トゥ・ザ・フューチャー | テンポ、構成、アイデアから細かい伏線の張り方まで完璧なタイムスリップ映画。とくにクライマックスのたたみかけるアクションと緊張感はもう瞬きすら出来ない!個人的にはロックが大好きなので、チャック・ベリーネタは大好き!老け顔の特殊メイクも非常にレベルが高く、はじめてみた時は若いリー・トンプソンに驚愕してしまった。続編は…要らなかったかな? | ★★★★★★★ |
ストレンジャー・ザン・パラダイス | スクリーミン・ジェイ・ホーキンスの「アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー」の音楽は最高!全てのカットがポスターになり得るほどの格好良さ!何の変哲も無いストーリーにジャームッシュ節が随所に織り込まれ、思わずクスリとにやけるシーンも俺にとってはツボ。ラストシーンは完璧!ジャームッシュが存在する限り、映画界の未来はまだまだ明るい! | ★★★★★★★ |
スカーフェイス | 俺をアル中(アル・パチーノ中毒)に陥れてくれた個人的に思い入れの深い映画。意外にもオリバー・ストーンの脚本とデ・パルマの映像美、そしてアル・パチーノの狂気にも似た迫真の演技の歯車がガチッ!と噛み合わさった傑作。ストーリーに浸るも良し、映像に酔いしれるも良し、パチーノの演技だけ鑑賞するも良し!完璧!…因みに俺、アル・パチーノに似ていると良く云われます。顔がじゃ無くて背格好が…。 | ★★★★★★★ |
遊星からの物体X | やったー!最強バカ監督カーペンターの傑作ホラー!とにかくエイリアンの造形に関してはやりたい放題(その後、様々な作品に影響を与える。漫画「寄生獣」はもろパクリ)!カーペンターとカート・ラッセル組んでる映画はとりあえず観とけ!バカ炸裂ばかりでおもしれーから!!お願いです!もっと馬鹿カーペンターの映画、レビュー出来る様に増やして下さい!!←…増えた〜!! | ★★★★★★★ |
ブレードランナー | | ★★★★★★★ |
ニューヨーク1997 | 俺の意見が反映された!やったー!今でもバカ監督の頂点に君臨するJ・カーペンター+K・ラッセルとの最強コンビ!冒頭のナレーション(犯罪率400%!)で無理矢理世界観に引っ張り込む強引さ!ロン毛にアイパッチ、皮ジャン皮パンで、「スネークと呼びな!」とくりゃあアンタ、胡散臭さ全開で全身アドレナリン廻りっ放しだあ!ゲームの「メタルギア」シリーズ等にも絶大なる影響を与えたこの作品、バカだ!バカばっかりだ! | ★★★★★★★ |
レイダース 失われたアーク(聖櫃) | シリーズ一発目にして最強の娯楽映画!正義も思想もヘッタクレも無く、己の欲望の為だけに突っ走る、実はダークなインディアナ・ジョーンズ博士!アークの為なら平気で人殺すし、何でもかんでもぶち壊すアンチ・ヒーロー!!ラストもあのシーンが有るからこそ、唯のオカルトフィクションでは無い(因みに台車押している人、とある有名な人です)!レイダース・マーチ聴いて燃えない漢(おとこ)は漢では無い!! | ★★★★★★★ |
エレファント・マン | | ★★★★★★★ |
ドラえもん のび太の恐竜 | 劇場第1作目にして最高傑作。大人になった現在でも充分楽しめる。やはり藤本弘先生は偉大だった。設定、カット割り、青い月やラストの虹に至るまで、E.T.にパクられまくった作品。 | ★★★★★★★ |
ブルース・ブラザース | アレサ、ジョン・リー、レイ・チャールズ、J・B、クロッパー、ダック・ダン、マット・ギター・マーフィー、キャブ・キャロウェイ…、R&B、ブルース好きにとっては半端じゃなく豪華キャスト!特にソウルフード屋のアレサの衣装似合いすぎ!個人的には思い入れが深すぎてとてもここじゃ語り尽くせない作品。話の中で唐突に歌が始まり、みんな踊りだすというミュージカル映画の手法は「お笑い」ならば実に違和感が無い。 | ★★★★★★★ |
地獄の黙示録 | ドアーズの「The End」から時間軸は逆転。ストーリーは「始まり」へ向かい収束していく。そして最後のタイトルバック。終わりが始まりであり、始まりが終わりである。全ての人間がまともではなく、世界も、そして時間までもまともではなくなる。それが戦争だ。 | ★★★★★★★ |
エイリアン | この映画のお陰で英語の辞書の「エイリアン」の項目に「地球外生命体」と云う意味が追加されたそうな。無機質な宇宙船内に無機質な造型のエイリアン。美しすぎる!そして怖すぎる!恐るべし映像職人リドリー・スコット!加えてH・R・ギーガーが「チン○ン」をモチーフにデザインしたエイリアンのインパクト!未だにこの美しく妖しくカッコイイエイリアンの造型を超える地球外生命体は映画には登場していない! | ★★★★★★★ |
スーパーマン | 脚本マリオ・プーゾに出演マーロン・ブランド、ジーン・ハックマン、テレンス・スタンプ、グレン・フォード、音楽ジョン・ウィリアムズ…。今にして思えば凄い顔ぶれ!俺が小学校三年生の時に巨大スクリーンで観た初の洋画!ガキの頃最強に燃え、その日の日記に8ページも映画の感想を書いてしまったこの作品に最高点以外付けられない!みんな、あら探しは止めてくれ!…2004/10/12…C・リーヴ氏に黙祷…存在は永遠です。 | ★★★★★★★ |
ミッドナイト・エクスプレス | 脱獄モノでは最高傑作。全編において怒りのこぶしを握り締める事必至。アラン・パーカーはやはり巨匠の一人である。観ている人物の心を思うままに操る構成は見事。ただし観終った後にやり場の無い怒りを何かにぶつけることも出来ず、発狂しそうになりました。 | ★★★★★★★ |
カッコーの巣の上で | M・フォアマンの撮る映画には全て力がある。キューブリックの映画が極限の反社会的風刺であるのに対し、フォアマンは真正面から人物像とその背景を掘り下げる。キャスティングも毎回感服させられる。…現在の精神病院の施設でも、この映画と然程変わらない状況の施設も少なくないと聞く。アマデウス然り…兎に角生々しい。ドキュメンタリーではないかと錯覚する程にインパクトは強烈である。後継者はM・ムーアか? | ★★★★★★★ |
ゴッドファーザー PART II | ビトーになりたくてもなれないマイケル。ビトーがあれだけ嫌っていた麻薬取引に手を出し、のし上がっていくマイケルは、力を手にするごとに大切なものを失っていく。鬼気迫るアル・パチーノの演技、フレドーのあのシーンで、最高の冷酷さとどうしようもない心の葛藤の入り乱れた目つきだけの演技で見るものを圧倒する。ああ、デ・ニーロもすばらしく頑張っている。いやいや、付け足しじゃ無くて。 | ★★★★★★★ |
スケアクロウ | アメリカンニューシネマの金字塔!ジーン・ハックマン扮するマックスがアル・パチーノ(ライオン)との交流で少しずつ変化していく心境の描写は素晴らしいの一言。笑顔で涙をこぼす作品です。ゴッドファーザーTとUの合間に作られたこの作品、アル・パチーノの演技には感服です。因みに、俺の生涯ベストの映画は?と聞かれると、俺は迷いもせず「スケアクロウ」と答えます。カラスは案山子を見て笑っているのです・・・。 | ★★★★★★★ |
スティング | 気持ち良すぎ!説明不要!この映画を初めて観た小6の時の文集に、将来なりたい職業「詐欺師」と書いて担任の先生にぶん殴られ、しょうがないから「ペテン師」と書き直した後に職員室に監禁され、そう書いた理由を「スティングを観たから」と説明したら先生が「なら良し」と許してくれた思い出が有ります。勿論文集は更に書き直させられたけど…。 | ★★★★★★★ |
ゴッドファーザー | クライマックスの「聖なるもの」と「殺戮」との対比、たまりません!ヨダレが出るほど大好きです!!所詮外国ヤクザ映画だと思っている人、大間違いです。テーマは家族であり愛であります。ちなみにオイラ、コルレオーネ家の家系図とマフィアの勢力図を何も見ないで書けるほど、「ゴッドファーザー」フリークです。 | ★★★★★★★ |
時計じかけのオレンジ | 個人的に言えば、「雨に唄えば」で思い出すのはジーン・ケリーではなくてこの映画のシーン。キューブリックの描く当時の近未来は、まさしく現在!だって、この映画に出てくる連中、いまのアホでどうしようもないクソガキ達と一緒じゃん!見たんか?という位、現在の若者たちを象徴してます。 | ★★★★★★★ |
博士の異常な愛情 または私は如何にして ・・ | ピーター・セラーズの一人三役の怪演に感服!ストレンジラブ博士のぶち切れっぷりは職人芸!発狂した司令官は今のアメリカのラムズ○ェルドか?米ソ冷戦時代をブラックユーモアで痛烈に批判した筈のこの作品…現在のブッ○ュ政権そのものを観ている気がするのは俺だけだろうか?水爆に跨りカウボーイハットを掲げ落下していく司令官…映画史に残るインパクト!!一度観たら忘れられない!!原題の邦題誤訳も…何かいい…。 | ★★★★★★★ |
007 ロシアより愛をこめて | 若かりしショーン・コネリーとジェームズ・ボンドと云うキャラクターの魅力を最大限に引き出した、シリーズ2作目にして最高傑作!物語の緩急の付け方やストーリー、アクションに至るまで娯楽映画として抜かり無し!特に列車でのロバート・ショウとの格闘シーンは伝説にまでなっている程の見事さ!確かにシリーズが回を重ねるごとにボンド・カーやらグッズやらの魅力も増えて行くが、007を語る上ではこの作品は抜かせない! | ★★★★★★★ |
椿三十郎 | 始まってから数十分間、三船敏郎は「椿三十郎」とは名乗らないんですね。それでも観客は三船敏郎が登場するとともに彼が「椿三十郎」であると解ってしまう。うーん、構成の美学!モノクロなのに椿の花は赤く見え、血しぶきも赤く彩られて見える!!これぞ黒澤時代劇の真骨頂である!とにかく痛快の一言!!! | ★★★★★★★ |
北北西に進路を取れ | 敵に追いかけられながら真の敵を追いかけると云う図式は、この映画から確実に「レイダース」へと受け継がれ、サスペンス、ジェットコースタームービー、チェイス物の教則本的作品として後世に語り継がれる事となった。邦題は原題の誤訳ながら、良い感じに仕上がっているのでよろしい。 | ★★★★★★★ |
隠し砦の三悪人 | | ★★★★★★★ |
波止場 | 俺は、あえてこの映画を批評する事を避けて来た。何故ならば、この映画はマーロン・ブランドーを鑑賞する為に存在する映画であるからだ。脚本、カメラワーク、衣装、設定、カット割り…その全てがマーロン・ブランドーの為に在る。…2004年7月3日…彼の訃報を聞いた…。アル・パチーノも、ロバート・デ・ニーロも尊敬した彼の役者魂に敬意を捧げ、今からビデオで鑑賞する事にしよう…。 | ★★★★★★★ |
七人の侍 | 約50年前に作られたこの映画を超える邦画は50年経った今でも存在しない。国宝になってもおかしくない映画。今更語るのもおこがましいのでここでは語らないが、語れと言われればオレは3日は寝ずに七人の侍について語り続ける自信がある。…おい!星七個じゃ足りん!!みんなの星をオラに分けてくれ!!!!!! | ★★★★★★★ |
チャップリンの独裁者 | 有名なチャップリンの最後の演説のシーンで…チャップリンと俺の思想が見事に重なってしまった!チャップリン曰く「笑いとは反逆の精神である。私はヒトラーを笑い者にしてやりたかった」。この作品以来、俺の中でチャップリンは人類史上最高の、映画を表現に用いる思想家の地位を築き上げた。因みに俺の中で音楽を表現に用いる世界最高の思想家はジョン・レノン。 | ★★★★★★★ |
モダン・タイムス | やったー!やっとこの映画の批評が出来る!!この作品を境にチャップリンの社会と権力と抑圧への痛烈な風刺喜劇伝説が始まった!この映画の一番の魅力は、何と云ってもチャップリン初トーキー!さっぱり解らん自作言語で歌う「ティティーナ」(まさにタモリの四ヶ国語マージャン状態)は、言葉の垣根を作ってしまったトーキー映画への批判。因みに俺の携帯の着メロ、ティティーナです。 | ★★★★★★★ |
街の灯 | | ★★★★★★★ |
イノセンス | 一見さんお断りの映画。前作「甲殻機動隊」を観ていないと、完全に世界観に置いて行かれてしまう。…しかし、それを補ってなお余りある程の映像と音の美しい事よ。…今年はアニメの豊作の年。アップルシード、スチームボーイ、ハウルの動く城など…後続のアニメ達より先に公開され、しかも全ての面に於いて後続アニメを上回るセンスにはしてやられたり!「甲殻機動隊」とセットで家に置いておきたい作品である。 | ★★★★★★ |