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なかなかさん
Update:2004/11/9
naka-n66@m9.dion.ne.jp
得票数:1
プロフィール:
ホラーとお涙頂戴ものは苦手です。好き嫌いが激しいので、かなり偏った評価をしているかも。ちょっと辛口?
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題名レビュー星の数
アメリ「デリカテッセン」と比べるとかなりヌルイ風刺だが、この監督の笑いのセンスがスキなので魅了されました。主人公にも共感できるので(これほど自閉的ではないけど)イタズラも可愛くて許せる範囲。欲を言えば、当初、予定だったらしいエミリー・ワトソンの主役で観たかったなあ。★★★★★★★
ロック、ストック&トゥー・スモーキング ・・ストーリー展開と速いテンポに、すっかり魅了されました。登場人物のボケ具合も面白く、愛しい。「トレスポ」もスキやけど、こちらの方が脚本がよく練られている分だけ◎かな。★★★★★★★
アメリカン・ヒストリーXアメリカの人種差別に焦点を当てた内容だが、私はナショナリズム化している最近の日本の動向について考えさせられた。他人種・民族を排除することで、自らのアイデンティティを保とうとする傾向は共通していると思う。傑作だが、E・ノートンの改心の過程が詳細に描かれていればもっと良かったのに。★★★★★★★
フル・モンティ ★★★★★★★
トレインスポッティング階級差を認めている国だけに、不況の煽りをモロに食ってしまうイギリス労働者の若者。そのどん底の生活環境を背景にしながら、明るく軽いノリで進むスピーディーな展開は爽快。前面に流れるUK音楽が、躍動感ある斬新な映像にピッタリ。「ボーン・スリッピー」を聴くと、おもわず走り出したくなる。片田舎の青春映画と言えばそれまでだが、私は大スキです。★★★★★★★
デリカテッセン「アメリ」を撮った監督のデビュー作。「アメリ」ほど内容は可愛くないけど、音楽と映像美と笑いのセンスは上回る。こういう社会を皮肉ったシュールな笑い+切ないラブストーリー、大スキ。★★★★★★★
紅いコーリャン初監督作品だけあって、気合と情熱がこちらにひしひしと伝わる傑作。特に、紅い映像美とコン・リーの美しさが衝撃。全体的に重く暗いのが難点だが、中国映画の印象を変えた功績と、以降の映画に影響を与えたところを高く評価したい。★★★★★★★
未来世紀ブラジルテリー・ギリアムの最高傑作!社会を皮肉ったコメディに音楽と映像がイイ。ブラジルの曲もエエなあ。これと比べたら、最近の作品はヌルくてツマンナイ。★★★★★★★
トリプルX今風アメリカン「007」って感じ。重量級のド迫力アクションにパンク/ハードコア系音楽。映画館で観たのでストレス発散になった。筋書き通りの展開で全編ツッコミどころ満載だが、それを差し引いても◎。たまには、こういうのもイイ。エンディング・ロールでスタントさんの名前がズラ〜と流れたのにはビックリ!★★★★★★
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ観る前は、いかがわしいB級映画かと疑ってたけど、実は切ないロック・ミュージカルの傑作。最初は際物にしか見えない主人公が、次第に愛しく思えてくるから不思議。純粋でひたむきで、そしてロマンティシズムある魅力にすっかり惹かれた。それに、メロディーが心地良く、詞のセンスが素晴らしい。サントラを聴いてると、劇中での映像が鮮明に蘇ってきて何度も楽しめる。抽象的なラストが意味深やね。★★★★★★
メメント ★★★★★★
JSA同じ民族が分断され家族が離散した悲しみは、当事者でないと心底理解しがたい。しかし、堅い友情と国への忠誠心で悩む葛藤は、平和ボケした日本人の私でも理解できる。南北分断の責任が日本にもあることを考えると、見終わった後、無性に悲しくなった。女性将校が時折目障りなので、減点(可愛いけど)。★★★★★★
ギャラクシー・クエスト ★★★★★★
ナビィの恋沖縄民謡界の大御所総出演のミュージカル映画。悲しくて切なくて、笑わせる傑作。アイリッシュ音楽が意外と合ってたのにビックリ。オジー役の登川誠仁が、ムチャいい味出してる。★★★★★★
シュリストーリー展開に無理はあるし、筋は読めるし、アクションもいまいち。ただ、朝鮮半島問題に恋愛を絡ませたことで妙に切なくなる。KOREA版「ロミオとジュリエット」。Carol Kiddの主題歌は泣ける(~_~;)★★★★★★
奇人たちの晩餐会映画的な題材ではないが、舞台物らしい密室コメディの傑作。着想が良く、脚本と役者が上手い。エリートが奇人を見下す態度に最初はムカつくが、最後は納得。ちょっと考えさせるところがフランスっぽい。爆笑というより隠微を誘う感じ。次の作品「メルシィ!人生」もスキ。★★★★★★
マルコムXキング牧師と比較して過小評価されていたマルコムを、題材に取り上げただけで意味のある作品。こういう視点の映画は、S・リーにしか撮れないでしょう。自伝を読んで、彼の行き方に感銘を受けていたので、映像を観ているだけで感無量でした。失った誇りとアイデンティティーを取り戻す過程は、ウルウルきちゃいました。D・ワシントンの迫真の演技とS・クックの名曲が特に光るが、長すぎなのが難点かな。★★★★★★
12人の優しい日本人演技が大げさで、笑いはベタ。けど、舞台作家らしい脚本は光る。二転三転する心理描写もさることながら、日本人の優柔不断さや倫理観、論理的思考のなさの風刺が鋭い。「十二人の怒れる男」と観比べると、よく分かる。あの密室は、日本社会の縮図やね。★★★★★★
es [エス]選んだ題材は秀逸。人間の本質が露わになっていくプロセスは巧みで面白いが、心理描写の変化が物足りないかな。人間ってホント、マヌケやね。環境しだいで善人にも悪人にもなり得る。もう観たくはないが、一見の価値はあり。★★★★★
ショコラ中欧風の風景と衣装が印象的な大人の童話。良い話だけど、なんか中途半端で消化不良。特に後半。できれば、フランス語で観たかったな。★★★★★
リトル・ダンサーストーリーは定番。炭鉱の田舎町を舞台に、家族愛、友情、恩師、少年の夢を描くところは、「遠い空の向こうに」まんま。しかし、J・ベルがひたむきに踊っている時のイキイキとした表情がとても印象的。お祖母ちゃんとゲイの親友もイイ味出してる。派手さはないが、傑作。★★★★★
マルコヴィッチの穴発想が奇抜でアイデアの勝利。独特の世界観も強烈でインパクト大。しかし、先が気になる設定だった割には、後半は意外とシリアスで興ざめした。もっとバカな展開にした方が私好みですね。見終わった後、何か物足りなさを感じたというか、空しく悲しくなった。それでちょっと減点。キャメロンは良い仕事してる。★★★★★
スリーピー・ホロウセピア調の映像は美しく、まるで絵画のよう。けど、ストーリーが期待していたものと違った。謎解きにしてはイマイチで、ホラーにしては怖くない。気絶するところが可笑しいので、プラス1。★★★★★
バッファロー'66アーティストっぽい個性的な雰囲気は◎。ビリーのどうしようもないヘタレ具合も共感?が持てる。けど、所詮、男の視点から見た夢物語(と言うか妄想に近い)。笑いのセンスとC・リッチのポッチャリ度に加点。★★★★★
メリーに首ったけベタなギャグとオチの読めるストーリーではあるけれど、それなりに楽しめる。バックで演奏するジョナサン・リッチマンが渋い。★★★★★
ライフ・イズ・ビューティフル ★★★★★
デッドマン・ウォーキングショーン・ペンとスーザン・サランドンはムチャ良い。ただ、キリスト教チックすぎて、クリスチャンじゃない私は、入り込めない。★★★★★
アザーズモノトーンを基調とした映像は美しく、恐怖感を煽るのに効果大。N・キッドマンの美しさと脇役の上手さが雰囲気を締める。ただ、この手のアイデァが流行りすぎなのと伏線の張りすぎで、結末が読めるのが難点。某映画のパクリという評判が行き渡りすぎなのも面白さを半減しましたね。★★★★
ビューティフル・マインド精神科の現場で働いているが、現実はこんなに甘くない。彼は天才数学者だったから良かったものの、多くの人はもっと悲惨な生活を強いられている(原作では描かれているらしい)。アメリカの精神障害者に対する法・制度の不整備を考えると、美化しすぎた内容にムカツク。オスカー受賞で、いかにもアメリカの障害者政策が進んでいると宣伝しているようで気分悪い。ただし、この映画の好評により偏見が減る功績は評価したい。★★★★
トレーニング デイD・ワシントンの悪役って無理あるなあ。汚い言葉使ってても、品のよさが顔に出てる。スヌープやD・ドレの方がハマってるもん。やっぱ、ホンモノは違う。E・ホークは◎。前半と後半とで筋が違ってくるので、観終わった後、なんかスッキリしない。★★★★
ムーラン・ルージュやっぱ、ミュージカル映画は肌に合わないと確信できた作品。いたって単純なコテコテストーリーが退屈な上、80年代の曲のリメイクやパリなのに英語で話すところに違和感を感じた。N・キッドマンの美貌が救いかな。圧倒的な映像(特に、衣装は豪華)なので、映画館で観れば、違った感想になったかも。★★★★
ラン・ローラ・ランアイデアは面白いし、映像も斬新。ジャーマンテクノが、走るシーンに合っていて◎。けど、ゲーム感覚っぽくて、乗りについていけない。同じシーンが、しつこすぎてダレる。アニメの必然性も感じひんし。★★★★
オープン・ユア・アイズ神秘的で不思議な精神世界。低予算の割りには良く出来ている。ただ、前半あれだけ困惑させといて、最後は尻すぼみ。オチの付け方がキライ。話にムリがあるし結末が強引。発想は面白いが、この手のアイデアって最近はやりすぎやで。ペネロペの様変わりする表情は魅力的(特に道化師)。★★★★
恋愛小説家なんでこんな不器用で偏屈な男にあんな聡明な女性が惹かれるのか、納得いかない。男性にとっては、嬉しいおとぎ話。大人の恋愛ものなので、私には理解できないのかな。けど、J・ニコルソンの演技は見ごたえあり。できれば、もっと病んでる役の方が職人芸を発揮できるような。ところで、この邦題の付け方は気恥ずかしくなるで。★★★★
恋する惑星香港っぽい雰囲気と音楽の効果的な使い方は良いが、脚本がダメ。特に前半は面白くない。後半のフェイ・ウォンの可愛いさが印象的(ストーカー行為も許せる)。内容よりも邦題のつけ方が上手いよなあ。★★★★
ハリー・ポッターと賢者の石 ★★★
初恋のきた道チャン・ツィイー主演のアイドル映画。素朴な純愛もので良い話だが、ストーリーが単純すぎてツマンナイ。あんな青年に一目惚れをするのに、無理がある(中国との価値観の違い?)。彼女が可愛いのだけが見所。初期のチャン・イーモウ監督作品が好きなだけに、期待はずれでした。★★★
マグノリア俳優と映像が作り出す雰囲気は重厚で貫禄有り。しかし、各々のエピソードがイマイチ魅力なく、繋がりもあまりない。テンポも良くないし、ちょっと長すぎてダレる。オチの付け方もキライ。★★★
フォレスト・ガンプ 一期一会いかにも、アカデミー賞受賞作。良い映画だが、近年のアメリカの歴史を美化しすぎ。ベトナム戦争についてアメリカ人は反省していないのか。知的障害者を美化するのもどうもなあ。★★★
髪結いの亭主音楽は綺麗。さすが、M・ナイマン。官能的な描写もフランスぽくって良いが、ラストが唐突すぎて理解できない。主人公に魅力を感じれないので、エロオヤジの妄想としか思えない。★★★
プラトーン実体験を基にしているだけあって、各シーンのリアルな描写は驚き。しかし、この戦争がアメリカの傲慢な介入であり侵略行為であることに触れていないので、免罪・正当化映画の域を出れていない。アカデミー受賞作というのも納得やね。登場人物同士の確執に焦点を当てたドラマという点では、優れた娯楽映画。★★★
ディア・ハンター名作と言われるだけあって、対比が上手く(友情、結婚と戦争、死)よくまとまった作品。田舎町のロシア移民という設定も興味深い。しかし、アジア人として、腹立たしくてムカついた。国土を焼き払われ、無差別爆撃を浴びたベトナム人から見れば、加害者の一方的な言い訳にしか思えない。まあ、70年代後半に、ベトナム戦争を正面から取り上げた映画を作っただけで、アメリカにしては立派かもしれない。★★
突入せよ!「あさま山荘」事件国家権力側の視点のみから事件を捉えた、原作に忠実な作品。主人公がいかに孤軍奮闘したかを語りたいだけの自慢話ですね。当時の学生運動の盛り上がりを考えたら赤軍派を応援していた人もかなりいたはずなのに、事件が生まれる日本の土壌や時代背景の説明が一切ないのは、深みに欠ける。ま、こういう映画がまかり通るのも時代の流れか。赤軍派はともかく、味方同士なのに長野県警を小馬鹿にした態度は感じ悪いで。
グリーンマイル
インデペンデンス・デイ愛国心高揚の意図ミエミエの軍隊のプロモーション映画。アメリカを痛烈に風刺したギャグコメディだと思えば結構笑えるかも(シャレにならんか)。どうせなら、大統領が戦闘機に乗って突っこめば良かったなのに。

Fayreal

Cinema Review Ver 3.0
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