題名 | レビュー | 星の数 |
マジェスティック | 米国映画は反政府的であっても愛国映画である。米国の反政府の強みは、自由と民主主義という建国の理念によって、それが可能である所にある。この映画はマッカーシズムという現実政策による「アメリカ」理念抑圧の下、「アメリカ」民主主義の根本である共同体が弱体化して国家機構に取り込まれようとされていた時代を描いている。そのなかで建国の理念を再生させることで共同体をも再生させるということを見事に描いている。 | ★★★★★★ |
回路 | | ★★★★★ |
アザーズ | | ★★★★★ |
ワンス・アンド・フォーエバー | これまでのヴェトナム戦争映画よりはヴェトナム人を人間的に描いているという定評があった。しかし、観ていて感じたことは、同じ爆撃による死傷をみても、ヴェトナム兵の死よりも米国兵の死の方により同情してしまうのはどういうことか。これは映画のつくりによるものか、自分が米国よりということなのか。現実の戦争の報道に接しても米国人の死とアフガン人の死との政治的価値の違いを感じるのと同じことか。 | ★★★ |
タイムマシン | それなりに楽しめた。でも原作にあった政治性、文学性が損なわれているように感じた。この作品は映画にすると単なるアドヴェンチャー映画になってしまうのか。 | ★★★ |