題名 | レビュー | 星の数 |
2001年宇宙の旅 | SF映画の第二の金字塔、ちなみに第一はフリッツラングのメトロポリス、映画史上10指に入る映画の中で一番見られてる映画かもね。今見てもぜんぜん古くないし、この作品で一番有名な技巧は、マッチショットですね。僕は内容をすべて理解しています。ネタバレしたいのですが200文字じゃとても語れません。 | ★★★★★★★ |
8 1/2 | フェリーニの最高傑作、映画史上の10指に数得られる傑作、フェリーニの映像テクニック、音楽、美術、脚本、想像力、演技力が一体となり完璧のしやがりと言える。僕の15項目からなる厳しい評価をしても7点以外は考えられない。 | ★★★★★★★ |
七人の侍 | 日本映画史上の傑作、こういった人情劇を傑作にするのは難しい、無理に感動させようとすると、駄作にもなりかねないのだ、特に濃いストーリーの場合。それをうまく演出したと思う。評価の幅が広く、ストーリーが単純なため批判する人もあまりいない。だから1999年オールタイムベスト・ベスト100世界映画編で1位に輝いたのだろう。 | ★★★★★★★ |
市民ケーン | 映画史上最高の傑作!オーソンウェルズが25歳で製作、監督、脚本、出演もした。〜技巧〜1パンフォーカス、2集合写真の異化効果、3クレーン移動のシーケンス・ショット、4クロースアップショットで初めて天井をとらえたカメラ、5ストーリーの時間的配列(フラッシュバックの技法)などあげるときりがない世界一の映画! 弱点がなく、メッセージ性も強い。よくこんな映画を2時間以内に凝縮したよ。 | ★★★★★★★ |
さらば、わが愛 覇王別姫 | チェンカイコーの最高傑作。とてもよくできた秀作といえる。第1部子供時代と、第2部大人時代とも楽しめるし、色彩をうまく使い、美をも表現している。蝶衣、段小樓ともキャラをひきたて、荒れた時代を細かく描いている。さすがにパルム・ドールを取っただけある。 | ★★★★★★ |
ゴッドファーザー | ヤクザ外国映画の金字塔、ちなみに日本は仁義なき戦いシリーズ、この作品のよさは、2人の人物によりここまで完成度が高まった。1マーロンブランド 2ニーノロータ この2人がいなかったらどうなったことか、マーロンブランドのうまさとロータの音楽につきる。あきない構成もすばらしいが、すべてにおいて映画史上に残る名作である! | ★★★★★★ |
ベニスに死す | ドイツ3部作の一つ、ちょうど中間にあたる作品は、ヴィスコンティの不老美の追求、今回もゆったりと時間が流れる、そしてヴィスコンティならではの遅いカメラワーク、そして優艶さがただようマーラーの音楽により人間のうちにある感情が伝わってくる。ダーク・ボガードの演技は絶品である。 | ★★★★★★ |
時計じかけのオレンジ | キューブリックの映画で、もっとも人気がある作品である。バイオレンスと音楽が融合し、破壊の道へと進むアレックスの物語。ありえないが、銭ほしがりじいさん、ドルーグの仲間、ベートーベンのオヤジの家に同じ日に出くわす。アレックスを更正させるが、家から飛び降りたショックでどんどん残虐な青年へと戻ってくる。この作品はいろんなテーマがあり、変な影響を及ぼす位のカリスマに満ちた作品でもある。 | ★★★★★★ |
俺たちに明日はない | 西部劇死に進む3部作の一つ、ワイルドパンヂ、明日に向かって撃て、そして俺たちに明日はない、どの作品もいいが、この作品が一番完成度が高いだろう。ワイルドバンヂとはちがいしょぱい強盗団の話であるが、キャラクターそれぞれに個性があり、死に進むまでの構成がちゃんとしている、エステル・パーソンズのうるさいキャラもいい!そして衝撃のラストシーンは今も語り継がれている。 | ★★★★★★ |
気狂いピエロ | ジャン・リュック・ゴダールの最高傑作といえよう。斬新な構成、疾走するセリフ、そして名手ラウールクタールの見事な撮影。まるで映画「勝手にしやがれ」でパリの町を手持ちカメラで、映した時みたいに新鮮。(技巧、カットバック)ゴダールはやっぱり気狂いなのだ。 | ★★★★★★ |
アラビアのロレンス | デビットリーンの晩年の傑作、あのスケール、そしてロレンスの出来事を細かく描き、冒険の過酷さ、などがすべて埋め込まれている。アドベンチャーというジャンルでは信じらないぐらい若い付き人の早死が、真実味を増す、デビットリーンはホント人を描くのがうまい。初期の傑作「大いなる遺産(1946)」を見ればわかると思う。デビットリーンの原点がわかる秀作だから、見てない人はお勧めです。 | ★★★★★★ |
ウエスト・サイド物語 | ミュージカル映画では最高傑作、ロバートワイズならではの映画といえるでしょう。特に前半がかっこよく、あの踊りのおかげで、映画史の10指に入るといっても過言ではない。人選、演技などの点数は低くしました、それでもセットや音楽はすばらしい! | ★★★★★★ |
甘い生活 | 名作には違いない。フェリーニの創造的な世界を現実と照らしだす映画。マルチェロ・マストロヤンニの名演技、そしてゴージャスな人々など、名場面が数多くあるし、冒頭のキリストをヘリコプターで運ぶシーンは有名である。ハリウッド映画のネタとか、映画評論家の好きな映画の一つであろう。 | ★★★★★★ |
太陽がいっぱい | 名匠ルネクレマンが、ハイスミスの原作をもとに映画化をした、サスペンスに満ち溢れた青春映画! 太陽の輝きと、ドロンの美貌が見事に融合! ロータの哀愁感漂う美しいメロディーが衝撃のラストシーンに鳴り響く! オープンアップはよかったんだけど、カメラワークが雑なので減点。 | ★★★★★★ |
勝手にしやがれ | フランスにジャン・リュック・ゴダールある!と言われるぐらいの影響を与え、ヌーヴェルヴァーグの評価を決定付けた作品。B級映画に影響を与え、物語的要素がなくても傑作になることを証明したB級映画の金字塔!名手ラウールクタールによる技巧カットバック、ジャンプカットは素晴らしいし、カメラに話し掛けている冒頭のシーンは革命的だし、名台詞「勝手にしやがれ」も印象深い。シンプルだが、名作になる要素は数多くある。 | ★★★★★★ |
道 | フェリーニの出世作といえよう。ジュリエッタ・マシーナ以外考えられない役、そしてニーノ・ロータのせつない音楽が、残酷すぎるぐらい心にドスンと伝わってくる。特に人間の内にあるオーラが放出されるラストは、無限に評価の幅を広げる。映像テクニックは使わないがフェリーニがいかにストーリテラーなのかを知らしめた、永遠の名作といえよう。 | ★★★★★★ |
東京物語 | 日本映画史上最も評価が高い「七人の侍」と同等の評価を受けている重宝的な作品。小津らしく、小ネタでここまで深い作品にしあげている。なんといっても脚本が素晴らしい。ちょっと変だけどハマル演技スタイルなどは絶品。カメラを下向けにとるローアングルにより家族の親近感がよりいっそう近いものになる。個人的には「麦秋」こそが、小津の最高傑作ではないだろうか? | ★★★★★★ |
羅生門 | 黒澤の名を知らしめた作品!「生きる」と同じくフラッシュバック技法を使い、人間のエゴイズムの根底にはどのようなものがあるかを、斬新な構成で描き短いながら、人間の本質を描いた傑作。三船の大根芝居もまたいい、京マチ子の演技も緊張感がありいい。黒澤作品でも美術に徹し、日本らしさを表現している。 | ★★★★★★ |
第三の男 | イギリス映画の最高傑作。とてもシンプルでありながら、推理をといていくストーリーはハマル!フィルム・ノワールらしく、光と影をしっかり撮影している。カラスの音楽が今も頭から離れないし、映画史に残るローキーを使った、ラストシーンはスリリングだし、ライムの緊迫感が伝わってくる。この作品はあきない映画の代表作ではないだろうか? | ★★★★★★ |
自転車泥棒 | このイラツク内容は、すべて映画本来必要な観客をくぎづけにすることを基本においた初めての作品ではないだろうか?なぜ自転車を貸してくれる奴がいないのか?とか、この映画にひきつけられていく、人間を細かくことにより感動を覚える。ネオ・レアリスモ監督であるデ・シーカらしく俳優は全員素人です。それがよりいっそうラストシーンの子供が父の手を握る場面はなんともいえない感動が伝わってくる。 | ★★★★★★ |
天井棧敷の人々 | フランス映画といえばこの作品、映画を芸術の領域まで高めた美術映画の金字塔と呼べるだろう。映画史上10指にも入る。バティストの伝説的演技、ギャランスがいい女か疑問が残りつつ、わすれがたい女。ナタリーのほうが美人だと思う人もいるだろうが、しかしあきない構成力、芸術性は今も群を抜いて高い。 | ★★★★★★ |
チャップリンの独裁者 | トーキー嫌いだったチャップリンが言葉の力を放出した野心作。評価すべきなのは2時間という長編をよくここまでまとめたことだろう、忘れがたい動作、そして語り継がれるラストの演説は、この作品のよさをさらに高めた。チャップリンの中でどれが最高傑作なのかはいつも分かれるところ、僕は1位が独裁者 2位モダンタイムズ 3位黄金狂時代の順ではないかと見ている。 | ★★★★★★ |
駅馬車 | 言わずと知れた西部劇の金字塔!今もこの作品と同等の評価を得ている作品は少ない(俺たちに明日はない、ワイルドバンヂ、リオブラボーなど)とてもシンプルですが、キャラクターに個性があり、面白い! 荒野の決闘も名作ですが、駅馬車には及ばない、ラストのアクションシーンはまさに傑作と言うしかない。 | ★★★★★★ |
戦艦ポチョムキン | イタリアにパストローネのカビりア、ドイツにフリッツラングのドクトルマブゼ、アメリカにグリフィスの国民の創生があるようにロシアの古典的傑作といえばこれしかない。ロシアといえばこの作品とすっかり定着してしまい、1925年にしてロシア映画の最高傑作になった。ちょっと寂しい気もするけど、だてに映画史上の10指に入っていない。モンタージュ技法はすばらしく、階段の殺戮シーンは今も歴史に刻まれる名シーン! | ★★★★★★ |
チャップリンの黄金狂時代 | チャップリンの演技だけを見て評価するならば、チャップリン作品の最高傑作だろう。チャップリンのエネルギッシュな神技の数々、もっとも有名な靴を食べるシーンや家がかたむくラストシーンなどは歴史に残る名場面である。しかし芸、ストーリー、斬新な構成、名シーンなどトータルで見ると、1位独裁者 2位モダンタイムス 3位黄金狂時代となる。 | ★★★★★★ |
マルホランド・ドライブ | デビットリンチの最高傑作。観客の想像力を刺激することにより、見るものを引き込む、この作品はパズル方式でやっても完全に埋まらない、かなりぶっ飛んだ世界なのだ。リンチの想像力に閉じこまれると言う表現が正しいだろう。登場人物が入れ替わり、前の物語との接点がない、正常世界と悪夢世界の2部構成で仕上げている。こんな映画はリンチしか作れないと言っていいだろう。 | ★★★★★ |
オーロラの彼方へ | 最初はヒューマンドラマとして観ていたら、無茶苦茶な話だった、通信相手が父親なんてそんなバカな!ただ父親を救うだけの話で続くのかと思いきや、父親が助かったもんだから、また未来が変わって母親を救うお話に展開した、ホブリット監督はこれがねらいだったのだろう。サスペンスを生かすためのキャラであり、ヒューマンドラマではない。しかしスリリングな展開と斬新な構成は、サスペンスに必要な要素を兼ね備えている。 | ★★★★★ |
グリーン・デスティニー | この映画は完成度は高いですよ! この物語は空想です、現実と重ねると評価が低くなる作品ですから。だって空飛べるんですよ!ドラゴンボールじゃん! アクションは最高にすごい、チャン・ツィイーの魅力全快でリ−・ム−バイと、ユー・シューリンとのアクションシーンは完璧としかいえない。フラシュバックでイェンの過去をリアルに描いている。中国の美的センスも光る秀作と言えよう。 | ★★★★★ |
ダンサー・イン・ザ・ダーク | 自己犠牲がテーマであろう。失明すると分かっていても子供を生みたかったという、自己満足的なセルマは、死を犠牲にしても息子の目を治させたい、たぶん息子が失明したら罪悪感でセルマは死ぬと思う。目の障害を抱えているセルマの強力な母性愛と純粋さを描き、ドキュメンタリーと空想ミュージックとの融合。そして圧倒的なビョークの存在、死に向かうリアリズムを細かく描いている。 | ★★★★★ |
ボーイズ・ドント・クライ | 久しぶりにいい映画を見たと思う作品。ブランドン演じるヒラリー・スワンクはすごいよ、真っ裸だからね、でも演技もうまいしお見それしました。ダンサーインザダークのセルマとかぶるものを感じた、おちるまでおちる所がね。賛否両論はあるが、こういうジャンルは個人的に好きです。衝撃的な作品は、批判されるが何倍も支持もされる。男になりたかったブランドンだが、結局はレズなのである。 | ★★★★★ |
プライベート・ライアン | たぶん戦争映画の最高傑作だろう。ノルマンディ上陸作戦でのリアリズム。手持ちカメラの臨場感溢れるシーン、強力な戦争描写は圧巻!「ライアンの救出」というコンセプトで見ている人を引き込む、ライアンという人間は複数の人間の死に値する人物なのか?を疑問に思いながらを探す個性溢れるキャラクター達、やっぱりスピルバーグはすごいと改めて思わされた作品でした。 | ★★★★★ |
ショーシャンクの空に | ホラー映画じゃなくてもスティーブン・キングのすごさがわかる。アンディの細かい描写、希望を求めて生きる主人公。頭がいい主人公は、次第に仲間ができる。またレッドとの関係もいい。素晴らしい脚本と、希望を忘れなかったアンディの感動の物語。でもこの作品はただの名作で終わる。評価の幅が狭いからである。 | ★★★★★ |
シンドラーのリスト | とてもいい作品。とても長いが、ドキュメンタリータッチでナチをここまで細かく描いた作品はないのでは?シンドラーと言う英雄はどこまで人を救うことができるのか?、もしくはできたか?多くの人々がシンドラーを見つめるシーンはとても感動できた。学校の授業より勉強になるのではないだろうか?反ナチだった有名人ならフリッツラング監督がいます。 | ★★★★★ |
ニュー・シネマ・パラダイス | 映画人のための作品。子供時代のほうが断然おもしろいが、いきなりガランと変わった青年時代もまた僕とリンクする。間違って、3時間完全オリジナル版を借りないように!ダルイ内容になっているからである。傑作は削って生まれると言うことを実感させられるだろう。映画を長くすると人物の謎や内心は知ることはできるが、神秘的な魅力がなくなってしまう。でもラストはやっぱいい! | ★★★★★ |
ブレードランナー | 名作と今では定着しているが、公開当時はかなり評判が悪かった、SF映画としての面白さが欠けるところや、アクションシーンなどであろう。確かに映像は素晴らしいが、構成の雑さは評価を低くする。2001年宇宙の旅とは、まだ歴然の差がある。 | ★★★★★ |
仁義なき戦い | ヤクザ映画の金字塔として有名。完成度も高く、手持ちカメラでリアルさを出している。音楽も頭に残る(なぜか広島死闘篇から音楽が変わる)菅原文太がはまり役で感情移入がしやすい。田中邦衛の存在感と言ったらすごいよ、北の国からの五郎なみにインパクトがある。完成度では、代理戦争のほうが上! | ★★★★★ |
ワイルドバンチ | 死に向かう西部劇の一つ(俺たちに明日はない、明日に向かって撃て)リアリズムがあり、キャラクターの緊張感まで伝わってくる。当時は賛否両論があったが、今となっては名作と言われている。最初は追う側と追われる側の区別がつきにくかった(リーダーが似てたセイもあって)でもやっぱラストのガトリングガンをぶっ放すシーンは今も見てもやっぱすごい! | ★★★★★ |
サウンド・オブ・ミュージック | ミュージカル映画の傑作!3時間がうそのように早く流れていく、ミュージカル映画を究めているロバート・ワイズだからこそ生まれた不朽の名作と言えよう。冒頭のエアリアルショットはまさに名シーン! | ★★★★★ |
めまい | ヒッチコックの最高傑作であろう。いつものように脚本をメインにしながら推理をしていく。緊張感がほしい人はまずお勧めはできない。なぜなら恋愛思考が強い映画だからである。なぜめまいは評価が高いのか説明しますと、エスタブリッシングショットで主人公が高所恐怖症だとすぐ覚えさせてるし、マットショットも素晴らしく、ヒッチコックとロバート・バークス(撮影)が編み出した「めまいズーム」はあまりにも有名。 | ★★★★★ |
十二人の怒れる男 | 間違いなく名作です。ローキー画面による、カメラオプスククーラでの話し合いのシーンは緊張感があり、とても面白い!キャラクターに個性があり、覚えやすいし、みんなそれぞれ意見をもっている所もまたいい!やっぱ切り返しショットは、この映画だからこそ光る! | ★★★★★ |
波止場 | アメリカ映画史上ベスト10には入る名作。モノクロならではの雰囲気が伝わってくる。マーロン・ブランドの演技が、自然ですばらしい! ガファーの巧みなライティング、そしてラストでのマーロン・ブランドの表情と存在感は圧巻の一言! | ★★★★★ |
裏窓 | ヒッチコック作品の中でも最高傑作の部類に入る作品。めまいの次に完成度は高いだろう。やっぱ構成がいいよね、ジェームズ・スチュアートと グレース・ケリーの演技も絶品だけど、推理をといていく感じがたまらないし、犯人と目が合う瞬間はまさに緊張感が伝わってきた。やっぱヒッチコックはクロースアップショットの使い方うまいな〜! | ★★★★★ |
禁じられた遊び | 名作と言えばこの作品という人もいるぐらい有名。なんと言っても、ポーレットの演技なくしてこの映画は語れません。ミシェルもいいけどね。技巧としては優れてはいないが、少年少女をメインとして描写している所に+1点。当時としては禁じられた遊びだが、今となってはいたずらとしか思えない。と突っ込む人は少なからずいるでしょう。 | ★★★★★ |
雨に唄えば | スクリーンプロセスが見事! プレスコで撮られているけどいい!ジーンケリーもやっぱさすが!あの雨の中の「 Singin' in the Rain」は今もミュージカル映画史に残る名シーン! | ★★★★★ |
生きる | 黒沢明の感動作!フラッシュバック技法を使い、生きてきた過去の自分、生きる意味、自分にできることは何かを、志村喬さんが見事に演技じている。自分を変えようとする勘治は、他人が評価するのではなく、自分自身を変えることから始まるのだときずく、そして自分と向き合いながら病魔と戦う姿、信念を貫いていて小さな公園を作ろうとする渡辺勘治は、サラリーマンの鏡ではないだろうか? | ★★★★★ |
カサブランカ | アメリカ映画の代表作であり、恋愛映画の頂点とまで言われている作品。他の映画よりも、ロマンス的で恋愛描写が濃い作品。特にハンフリー・ボガートの演技はため息が出るほどうまい!名台詞「君のひとみに乾杯」は世の親父どものくどき文句として語り継がれ、今ではくさいセリフのナンバー1に君臨している。それほど影響を与えた映画である。 | ★★★★★ |
オズの魔法使 | 映像技術は当時としてはかなり上です。冒頭はヴィネットを使い、オズの国ではハイキーで撮影され、マットショットを駆使した斬新な映像とスクリーンプロセスがばっちりマッチしている。当然のようにプレスコ使用だが、音楽もいい。キャラクターの存在感もいいし、本当にこの時代からアメリカはエンターテイナーだなと改めて思った。やはりこの作品は冒頭のエスタブリッシングショットが最高にいい! | ★★★★★ |
風と共に去りぬ | テクニカルカラーをいち早く使った映画である。別にこの当時ではカラーは普通です(金がかかるからしないだけ)同じ年の映画「オズの魔法使い」もカラーですから、むしろマットショットを使っているからオズのほうが映像的には上です。この映画を世界1に上げる人はけっこうすごいよ!スケールはありますが、技巧もないし、濃い恋愛映画なので1位なんてありえません。スカーレットに愛想尽かせばこの映画は苦痛でしかない。 | ★★★★★ |
ドクトル・ジバゴ | フラッシュバック技法でストーリーは展開される。平行なカメラワークやピントは絶妙にうまい。デビットリーンらしく、キュラクターに存在感がある。しかし、ジバゴには感情移入はできなかった、家族思いだが浮気ものとしか、まあ〜突き放した主人公の描き方だったからしょうがないが、ラーラが美しすぎて、ジバゴとはつりあわない。あの物語上オマー・シャリフは美男役らしいし?(おかしい) | ★★★★ |
地上(ここ)より永遠(とわ)に | バックライトを使い明るくし、パンも平行で、戦闘シーンでは、エアリアルショットで撮影し、インサートショットで戦闘シーンを表現し、マットショットで地震を表現した。インパクトがあるシーンを多用し展開を面白くしようとしているが、空回りと言う感じもある。最後に死んだ主人公はバカだった。パールハーバーはこの映画をパクったのか? | ★★★★ |