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小鬼さん
Update:2004/11/14
得票数:1
プロフィール:
これから映画をたくさん見ようと思います
小鬼さんに一票!
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題名レビュー星の数
ブロウ長いはずの人生をとてもテンポ良くすすめる。これには当然賛否両論あるだろう。しかし自叙伝的な映画はこういう撮り方が合ってるのでは?と思う。なぜなら他人の人生を見るのはとても疲れる作業だから。この映画はそういう意味では最高級の映画だと思う。テッドデミはきわめて軽く人生を描いた。しかしそれが功を奏していると言える。内容も僕は大好きでした。★★★★★★★
シザーハンズ「ジョニーデップ」という青年が作り出す表情に見事なほど心を揺さぶられる。彼が発している世界の中で彼が喜怒哀楽を見せ、それと同時にその世界も喜怒哀楽を見せる。あの架空世界は「エドワード」が作り出した世界のように思えた。彼が眠りにつくとき、あのおとぎ話は最終回を迎えるのだろう。★★★★★★★
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ! ・・この映画はただ単純な20世紀回顧映画ではなく、この現実を批判し、この時代に生きている人々を批判している。時代を変えようと奔走していた人々のいた20世紀。時代に翻弄され時代に動かされ続けている21世紀。作者はこの状態に杞憂し奮闘を促している。20世紀博を作り出した彼らこそ、今の自分の幻影だということに気づいている人がどれだけいるだろうか?★★★★★★
トレーニング デイこの映画に深い意味はまったくない。背景も乏しく、黒人と白人・善人と悪人の対立を深く掘り下げることもしていない。まったく薄っぺらな映画である、がゆえに面白い。画面から伝わってくる俳優たちの名演技に感情を揺さぶられ、映画館で様々な表情を作れるだろう。こういう映画も当然あっていい★★★★★★
ショコラ単純なラブストーリーではなく、その奥に隠された、人間が中世の時代から戦い続けてきた、欲望と規律の構図を非常にまとまりよく描けている。しかしその少し難しい話を欲望=チョコ、規律=伯爵というわかりやすいものに例えているのも好感。もし単純なラブストーリーにしか見れなかった人はもう一度見返してみることをお薦めします。★★★★★★
スターリングラード戦争アクションものとしては最高峰。人々が周りで死んでいく中で、彼ら2人だけはその背景のもとに生か死かの西部劇を演じている。まさに矛盾だらけの映画なのだが、それを忘れさせてくれる「劇」を見せてくれる。紙はとても薄いが、その上に何度も何度も上塗りしたような作品。★★★★★★
ラヂオの時間笑いに対しての踏み絵となっている作品。世界のコメディ映画の中でももっとも笑いどころが多い作品だと言える。作品としての完成度はわからないが、笑いとしての完成度は三谷作品でもトップレベルだと思う。★★★★★★
ユージュアル・サスペクツアメリカ映画の「格好良さ」を感じた。ハリウッドの王道を行くならあの爆発シーンはもっと大袈裟に見せただろうし、そしてキントに尋問した刑事はもっと若く、人気な俳優が演じていただろう(そしてラストはその刑事がすべてを解決する)。現実感が高いため、ラストのどんでん返しには賛否両論あるだろうが、もし監督がデヴィッド・リンチなら誰も文句は言わなかっただろうけど・・・★★★★★★
ギルバート・グレイプたとえばこの「映画」のあらすじを誰かにおしえたとして、どれほどこの「映画」のよさを伝えられるだろうか。「映画」として生まれ、「映画」として生き続けたこの作品こそ純然たる「映画」である★★★★★★
博士の異常な愛情 または私は如何にして ・・普通と異常の境界線、それはとても不確定。観た人が一体どちらを異常と思うか。仲間同士で戦いあう兵隊たちは異常なのか、それとも命令を確実に遂行する普通の兵隊たちなのか。ピーターセラーズがなぜ一人三役をこなしたのかそこに解答は隠されている。★★★★★★
マルホランド・ドライブ「この世は夢。すべてが人間のつくりだした幻想」という思想を映像にした作品。現実と夢の境目をあえてはっきりとは提示しない形で終えたのも、その思想を徹底するためだろう。作品として面白いかどうかは疑問。人の夢を見てるような感覚、しかしそれは整列されてなく不確かで奇妙。★★★★★
フロム・ヘル内容は薄いと言わざるをえない。切り裂きジャックというきわめて濃いーテーマを元にしたとはとても思えない。アバーライン警部の能力もまったく生きてない。しかしこういう時代に、そしてこういう町並みでああいった惨殺事件が起こったのか、と想像するととても怖くなってくる。衣装・背景には満点をあげたい★★★★★
千と千尋の神隠し宮崎さんのこれまでの映画は内容の深みとともに、画面から溢れ出てくる楽しさがあった。しかしこの映画にはあまりそれを感じなかった。つまり絵が内容に負けているのだ。彼の言いたい事は伝わってきた。内容の深さも堪能できた。しかし絵の中の人物(神々)たちが生きていないように感じた。次回作は娯楽作品らしいが、娯楽作家としての才能がしぼんだ今、昔並の作品が作れるのだろうか?僕は大きな不安を感じる★★★★★
ファイトクラブ歴史上のカリスマたちの自叙伝とも言える内容。自分が喋ってるのかそれとも喋られてるのか。二つの世界が彼の周りにはあり、そしてその周りの匂いにつられてくる人間たちもまた別。黒澤清が目指している世界を先に取られてしまったという感想。★★★★★
奇人たちの晩餐会素直に楽しめる作品。楽しい映像を見せようという製作者たちの愛情が感じられる。観客に優しい★★★★★
アメリカン・ヒストリーX顔は2枚目ながら中身はあまり良くないという印象。つまり最初見たときのインパクトは大きい、が見返してみると、またよくよく考えてみると粗が見えてくる。映画の主役に張れるべき中身のある青年だったのか?そしてその弟も。父親が殺されたという黒人に対する破滅的な過去を持つにもかかわらず、たった一人の黒人が良いやつだっただけで黒人に対する印象がああも変わるだろうか。役者陣は素晴らしかったけど★★★★★
メジャーリーグスポーツ映画の難しいところは、たった一人に焦点を当てすぎると他の選手が薄くなり、バランスが悪く見える点。しかしこの映画はその点で優れている。人気俳優や大物俳優を使わなかったことが要因か。話としてもよくまとまっており、あまり批判する箇所はない。野球が好きになれる作品★★★★★
時計じかけのオレンジ現実をものすごくぼやけたメガネで見てみると、ああ写るのかも。この作品は決して現実を誇張してるわけでもなく、将来を杞憂してるわけでもない。これはまったく別次元の世界を写してるだけである。しかしこの作品を見た観客がどう捉えるかが重要。もし末期的な世界を想像してしまうならば、今の現実は崩れてきてるのかもしれない。★★★★★
キャスト・アウェイこの映画を見終わった後の感想「いやー良かったよ、トム・ハンクス。たった一人であれだけ演技できるのは凄いね、ホント」「いや映画の内容はどう?」「えっ、・・・あんま覚えてないかな・・」★★★★
インビジブルきわめて食傷気味の映画。透明人間がいつのまにかターミネーターになってたとは!でもまあまあじゃん?★★★★
スリーピー・ホロウ幽霊が犯人というオチにはうんざりの僕にとって、ラスト30分は見てられなかった。脚本以外のすべてにおいて高品質な作品だったのだが・・・★★★★
CURE殺人の「恐怖」異常者の「恐怖」暗闇の「恐怖」未知への「恐怖」、そして普通の「恐怖」。この作品は人間が抱く様々な「恐怖」を見せつける。しかしこの作品には欠点が一つある。それは異常者の「恐怖」を多く見せてしまったこと。これは黒澤映画の特色でもあるのだが、人間が最も恐れるのは、身近にある「恐怖」なのに異常者を多く出してしまうことで、普通の「恐怖」が前面に出てこない。この点はミスと言えるだろう★★★★
ザ・ファン作品としての欠点は多々ある。例えばなぜギルはジャアンツの熱狂的ファンなのに、ボビーのファンでもある理由が提示されない。また彼は自分の子供時代の相棒の言葉をよく引用するが、その言葉がボビーの言ったものだったことにしたほうが、彼のボビー崇拝をよく表せたと思う。しかしストーカーとしての怖さはよく感じる。そしてそれはただ漠然とした異常者として扱われているわけではなく、現実にいる人間の怖さが扱われている。★★★★
アウトブレイクウイルスの恐怖を膨らませることができず、しかたなく軍部との対立との二重軸にした印象をもつ。テーマは重いものを扱ってるはずなのに、見た後はアクション映画を見たような気分になるのはそのためだろう。テレビで何度も再放送されるのも当然か。しかし映画の出来自体は悪くない。時間つぶすには有効な映画だと思う★★★★
レオンフランス映画という「アンチハリウッド」にもかかわらず、「ハリウッド王道」的な映画になってしまったのは偏に監督の「才能」によるものだと思う。現にこの映画で主演を務めた彼らは、ハリウッド主義の一員になってしまっていることからもわかるだろう。もし北野武がこのテーマでこの俳優陣で撮ったなら、より良いものになっていたのは間違いない。彼には映画に対しての「狂気」が備わっているから。★★★★
バンディッツこの作品に副題をつけるとするなら、「クライムサスペンスアクションコメディ?」たくさんのことを詰め込みすぎてる。そしてそれを監督は突き放すように映像を撮ってる。彼ら(主演の3人)ならやれるだろうみたく。しかしそれでは良い映画はできない。もう少し監督にかまってほしかった。★★★
ハリー・ポッターと賢者の石明らかに重量オーバー気味。夏休みの宿題を最後の日に一気にやり終えた印象。あまりにもせわしない。ハリーのキャラ設定にも疑問を持つ。まあこれは原作の問題だとは思うけど・・・★★★
アルマゲドンこの作品の問題は、脚本もキャストも音楽も映像も(CGを除く)とても見ていられない程の出来なのに、なぜか感動してしまうこと。やはり2時間強集中して見続けるとどうしても感情移入してしまう。そしていつのまにか涙が・・・。でも映画好きとしては高く評価できないのが実情。やはり映画としての完成度は低いから。でもものすごくつまんないとは言えないんだよな〜★★★
リトル・ダンサーせっかくいい背景と環境が用意されてるのに、それらがほとんど手付かずのまま終わってしまったという感想。極めて中途半端。あまりにも多くのものを詰め込みすぎたか★★
GODZILLA ゴジラパニック映画にもかかわらず、全然怖くない。驚かない。この手の映画としてはもっともそこを強調するべきなのに。まあ元祖ゴジラも怖くないけどね★★
踊る大捜査線 THE MOVIEドラマ版を映画にする場合、焦点は「なぜ映画化するのか」に尽きると思う。この映画の場合、その質問の答えは「いい儲けになるから」である。当然「需要があるから」という答えも成り立つと思うだろう。しかしそれならば今までの延長でドラマスペシャルで放映すればよかったの話し。この映画ほど商業主義を匂わせる作品は最近なかった。その意味ではこの映画は革新的だが・・・★★
ブギーナイツ群像劇にしてはうまくまとまとまってなく、話に爽快さもなく、とてもスローペースな話に終始してしまっている。名優たちをうまく料理しきれなかったのはまだまだ若い証拠か。アルトマンへの道はまだまだ遠し★★

Fayreal

Cinema Review Ver 3.0
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