題名 | レビュー | 星の数 |
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン | オープニングからカイル・クーパー作のタイトルムービーにやられた。本編のあらすじを汲んだ超イカすムービングタイポグラフィはソレだけで映画に引きずり込まれるかもしれない。本編の方もとてもノンフィクションとは思えないドラマチックな内容。いつバレるのかと見ているこちらがヒヤヒヤしてどっぷりハマれる映画だと思う。クリストファー・ウォーケンがイイ。後半に少し間延び感があった気もするが事実を元にしたものだしね。楽しめると思う。 | ★★★★★★ |
プライベート・ライアン | 戦争においての人の命の意味。軍人としてあるべき存在の仕方。それらを深く表現した作品です。戦闘シーンの割合が多くドキュメンタリー寄りと感じました。上陸部分にしか価値がないとの意見もあるようですが、僕はそうは思いません。上陸作戦で消えていく多くの命はこの後の任務に対比する伏線的要素を持っています。僕は全体的にスピルバーグからの問題提議という感想を持ちました。ラストは米国旗のアップなんですよね…。 | ★★★★★★ |
シンドラーのリスト | 僕にはタイプライターのカットの多用が印象的だった。初めは迫害に使われていたが、逆にシンドラー達は救済に使う。うまい対比だと感じた。モノクロ→カラーという演出では、赤い女の子よりも最後のシーン、現代への時間の短縮と組み合わせたものが、より印象的だった。賞を狙ったと批判があるようだが、審査員だって博愛的作品しか賞を与えないってことはない。良い作品だからこそ賞が貰えるのだろう。特に後世に伝えたい映画。 | ★★★★★★ |
グラン・ブルー | 地中海とイルカの映像、エリック・セラの音楽のマッチングにはため息が出るほど癒される。ジャック(ジャン・M・バール)とエンゾ(ジャン・レノ)の2人は正反対の性格という感じだが、どちらも憎めない人間で2人の仲を素直に見守りたくなる。プールの水中で乾杯するシーンが特におすすめ。ジャックの最後の行動(というか考え方そのもの?)には、やや共感しかねるのでマイナス1。未見の方、眠い時には避けた方が良いです。 | ★★★★★★ |
マジェスティック | 個人的にこの手の、現実離れし過ぎなお話は苦手なはずなんだけど、違和感無くすんなり楽しめた。多分ダラボン監督の演出とか撮り方のおかげだと思う。エンターテインメントだし、それでいいかも。最後のシーンのジム?キャリーの答弁の内容には少し面食らった。脚本家っていう設定だけじゃ少し無理があるかな…。もうちょっと伏線要素があればイケたと思う。メインの舞台が田舎町なので総じてほのぼのして良い雰囲気。割と楽しめると思います。 | ★★★★★ |
トリプルX | なかなかアクションシーンは目を見張るものもあり、面白いと思う。スポーツカーやスノボや「ゲーム」など、「この映画のターゲット層」にウケそうな要素も盛り込まれているし、あれこれ考えず楽しめる人には自分も喜んで薦められる。ただストーリーやリアリティ等も含めて自分の好みと照らし合わせるとやっぱりちょっと7点満点で4点以上にはならないかな〜。特に終盤に登場する兵器のデザインには興ざめ。 | ★★★★ |
グリーンマイル | ストーリーはいい。僕の目にはコーフィ(M.K.ダンカン)の特殊能力も過剰なファンタジーには見えなかったし、ポール(トム・ハンクス)の苦悩も素直に共感できた。でも3時間はやっぱり長く感じた。原作は読んでないからわかんないけど、この脚本なら短縮できるような気がするなぁ。未見の方には無心になって見ることをおすすめ。感情移入できないとつらい映画かと。 | ★★★★ |
ファイナルファンタジー | CGはモデリング、アニメーションともにかなりのクオリティ。ストーリーもゲームと似た部分があって、それほど悪くはないと僕は感じました。イマイチ見ていて盛り上がらない理由は、キャラクタに感情移入がし切れないということ。映画としては致命的。あまり顔の表情とか変えられないんですかね。ただCGクリエイタを目指す人は限定版買ってください。制作者達が解説交じりで雑談するコメンタリーはとても勉強になると思いますよ。 | ★★★ |
アンブレイカブル | 山も谷も見当たらない。オチも読めた。僕はオススメしません。時間の無駄。 | ★ |
グッドモーニング・ベトナム | 日本人にはまずウケない映画と感じた。ロビン・ウイリアムズが演じるのはジョークが人気のDJだがそのジョークは日本人には意味不明のものばかりで文化の違いを考えさせられるほど。ストーリーもイマイチ。戦争映画らしいがベトナム人との恋愛も混じってるような、友情ドラマも含んでいるような。とにかく統一感がなくラストも中途半端。僕は駄作と感じました。 | ★ |