題名 | レビュー | 星の数 |
アニー・ホール | 愛が幻想だと分かっても、なお、求めずにいられない人科の本能をシニカルでありながらも包容力ある筆致で描いた傑作。あなたはきっと気づく、主人公があなた自身に似ていることに。 | ★★★★★★★ |
雨に唄えば | ミュージカルで1本選べと言われれば絶対これを薦める。無声映画から、トーキーに変わる映画界事情がドラマチックかつコメディックに歌も実に自然流れでドラマに取り込まれているので、ミュージカル嫌って人にも実はお薦め。 | ★★★★★★★ |
ベスト・フレンズ・ウェディング | 朝顔の魅力のキャメロン・ディアズとこれぞはまり役のジュリア・ロバーツの競演に肩肘張らず、さらりと観れる演出とドラマにビタースウィートなハッピーエンドが優しい。叶わぬ恋に悩んだら、観て損無し。 | ★★★★★★ |
秘密と嘘 | 緊張。みなぎる緊張。誰かが誰かに言えない秘密を持って、それをかばって嘘をつく。スベテを知るのは観ているアナタただ一人。危ういヤジロベエが倒れまいと堪える一瞬、倒れる一瞬を堪能して欲しい。そこにあるのは笑いの涙か?哀しみの涙か?絶望の涙か? | ★★★★★★ |
ニキータ | | ★★★★★★ |
タンポポ | 食についての映画なのに、人はパンのみに生きるにあらずと思わず頷いてしまう映画。ラーメンウェスタンのキャッチコピーに違わぬ、生きるための闘いの映画。食わなきゃ死ぬぜ! | ★★★★★★ |
スケアクロウ | 隠したい過去ほど、愛しい時もある。だが、強い感情を見せるのは気恥ずかしいし、ためらわれるモノだ。それをさらせる他人を友人と呼ばずしてなんと呼ぶ。薄っぺらなプライド、みっともなくも愛しい男同士の友情。かかしはそれでもただたち続ける。 | ★★★★★★ |
ウェディング・シンガー | かなりベタなラブコメなのですが、実はそれすらも80年代のラブコメスタイルへの挑戦と受け取れるほど、バランスよくいい気持ちにさせてくれる。実際歌手でもあるアダム・サンドラーの歌も良い。こういうのって大事。『天使にラブソングを』好きだけど、ウーピーってあんまり歌上手くないのよね… | ★★★★★ |
シャロウ・グレイブ | 疑え。他人を友人を、そして自分を。欲望はあらゆるモノを肯定する、そう、狂気さえも。抗い難い欲望との闘病記が『トレインスポッティング』なら、これはその実験レポートである。 | ★★★★★ |
ワイルド・アット・ハート | 愛は凶器。愛する人を守る。愛は凶器。愛する人を守るために人を傷つけることを厭わない。愛は教義。人を変えてしまう。愛は狭義。人を盲従させて捉えてしまう。その両面を圧倒的筆致で描いた暴力的に優しい愛の映画。 | ★★★★★ |
ベルリン・天使の詩 | この映画はほとんど退屈である。それは天使の映画だから。しかし、これを見終えたとき、アナタは自分が人であることに一抹のの喜びを見つけるでしょう。 | ★★★★★ |