題名 | レビュー | 星の数 |
アメリ | 見終わった後、清々しい気持ちになりました。こういう恋愛、すごく好きです。アメリの悪戯も自分のセンスに合い、とても好きだし、映像も大変、綺麗でした。 | ★★★★★★★ |
メメント | 現在から過去へ進行する時系列が革新的でした。監督はインタビューの中で、記憶喪失の主人公の視点で物語を進める事によって観客にも主人公と同じ不安と混乱を与えようとした、と言っていましたが、その狙い通りの作品になったと思います。記憶は自己の確認のためにある、というテーマも非常に良く、心に迫りました。 | ★★★★★★★ |
スナッチ | マルチなストーリー、爽快な結末、スピード感のある音楽、ウィットに富んだ会話、どれも最高でした。二度連続で観てしまいました。 | ★★★★★★★ |
アメリカン・ビューティー | 最高でした。初めはアメリカ社会の病理を描いている作品かと思いましたが、違いました。人間の美しさ、人生の素晴らしさを描いた作品でした。規律に縛られる人は解放を求め、縛られない人は拘束を求める。人はないものをねだる、そして、人とは違う特別なものでありたいと思う。でも、普通であること、とるに足らないということが、実は一番、素晴らしい、美しい。究極のテーマを見事に描きあげた作品だと思います。 | ★★★★★★★ |
ライフ・イズ・ビューティフル | 本当に笑いあり、涙ありの最高の作品でした。ベニーニが学校で教育委員会のお偉いさんのふりをするシーンは笑えるのに、同時にユダヤ人差別がいかに無意味であったかという深いテーマを含んでおり印象的でした。 | ★★★★★★★ |
フェイス/オフ | この上なく映像がかっこいい!ジョン・トラボルタとニコラス・ケイジの一人二役も、複雑な心理状態をうまく表現できていて最高でした。 | ★★★★★★★ |
十二人の怒れる男 | 誰もが真実だと思い込んだ検察官の起訴事実について、当該犯罪とは無関係の国民が、白熱した議論を通し疑いを持っていく様子が巧みに表現されていたと思います。検察官の起訴事実もまた一つの「作り話」であり得るということが勉強できる作品だと思います。 | ★★★★★★★ |
レッド・ドラゴン | ラストはありきたりだと思いますが、犯人が人の愛を知り、葛藤する場面はとても良かったです。深い文学性が感じられ、私はこの作品が三部作の中で最も好きです。 | ★★★★★★ |
ノー・マンズ・ランド | ラストシーンはもちろんですが、セルビア兵とボスニア兵が武器を向け合った後に捨てるシーン、再び武器を手に取るシーン、秘書の女性と国連のお偉いがいちゃついているシーン等、非常に印象的なシーンが多い作品でした。戦争の悲惨さを伝える表現方法は多様にあると思いますが、この作品のそれは独特かつ強烈なものでした。 | ★★★★★★ |
ムーラン・ルージュ | ミュージカル仕立てであることを知らず、はじめは戸惑いましたが、それを了承した上で見直してみたら、とても良かったです。映像が美しく、音楽も心地よく、物語はシンプルでありながら訴えるものがありました。 | ★★★★★★ |
ソードフィッシュ | ジョン・トラボルタのキャラクターが最高!彼の存在感は抜群ですね。テンポが良く、映像も綺麗で良かったです。 | ★★★★★★ |
ペイ・フォワード 可能の王国 | みんながこのアイデアを実践したら、どんなに素晴らしいだろうか、と思いました。 | ★★★★★★ |
グリーンマイル | 『ショーシャンクの空に』と同様、最後まで楽しめる良作だったと思いますが、これもまた、途中で、悪人を懲らしめるあたり、ストーリー上必要だったのか疑問に感じられ、その点が残念です。 | ★★★★★★ |
ロック、ストック&トゥー・スモーキング ・・ | ストーリーはテンポがいいし、役者たちは濃いし、画の作り方も面白く、スナッチ同様、大変、楽しめました。また、英語をよく理解できなくても、役者の話し方が面白くて笑えました。 | ★★★★★★ |
交渉人 | 最後の最後まで緊迫感が続き、とても楽しめました。サミュエル・ジャクソンとケビン・スペイシーの演技も、すごくテンポが良いし、上手いと思いました。 | ★★★★★★ |
恋におちたシェイクスピア | グウィネス・パルトロウが最高に美しい!シェイクスピア好きであるという事も相まって、とても楽しめました。 | ★★★★★★ |
CUBE | 無駄な描写が一切なく、ただ登場人物が出口を探す様を描くだけで、現代社会に対する皮肉と人間の弱さを表現できており、大変、感銘を受けました。他の方もおっしゃている通り、お金が殆どかかっていないと思われ、その点も驚きました。監督・脚本の人の発想が素晴らしいと思いました。 | ★★★★★★ |
パルプ・フィクション | 見ている最中はいくつかのエピソードのつながりがわからず、会話の意味もとれず、不可解でしたが、終わってみると、話のつながりも会話も楽しく思えてくる、そんなストーリーでした。面白かったです。 | ★★★★★★ |
ショーシャンクの空に | 長さを感じさせず、とてもいい作品だったと思いますが、因果応報(勧善懲悪?)的な結末が少し残念でした。 | ★★★★★★ |
羊たちの沈黙 | アンソニー・ホプキンスの演技が素晴らしい。天才精神科医と殺人鬼の両面持つレクター博士を見事に演じていました。ラストシーンにはぞっとしました。 | ★★★★★★ |
ラスト サムライ | ストーリーとしては納得できない部分も多々ありましたが、渡辺謙の演技や映像の美しさは、とても印象的でした。特に、オールグレン大尉が、初めてサムライと向かい合うことになる森のシーンは、音響を含めて素晴らしく、鳥肌が立ちました。 | ★★★★★ |
マトリックス リローデッド | 映像の美しさ・アクションの楽しさは非常に高いのですが、やたらと長く続くので、少し疲れも感じました。しかし、設計者との会話、ネオの選択はマトリックスの深いテーマが感じられ好きです。 | ★★★★★ |
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン | 全体として長いと感じましたが、それでも、次から次へと身分を変え、人を騙していくストーリーは楽しめました。 | ★★★★★ |
キューティ・ブロンド | 非常にテンポが良く、終始、笑いながら観られる楽しい作品でした。 | ★★★★★ |
ビューティフル・マインド | 序盤、展開が遅く、退屈に思えたのですが、真相が掴めていくうちに、表現の工夫が見え、ストーリーも味わい深く感じられるようになりました。 | ★★★★★ |
ハンニバル | ストーリーの中から特にメッセージを読み取れず、エンターテイメント性を重視した作品だと思いました。サイコホラーと呼ばれるジャンルでは『セブン』のような強烈なメッセージ性を求めてしまう方なので、その点、残念ですが、ストーリーとしては面白かったです。 | ★★★★★ |
キャスト・アウェイ | 嬉しいでも悲しいでもなく、どう言い表したらいいのかわかりませんが、しみじみとしました。また、セリフの少ない中でのトム・ハンクスの演技が良かったと思います。 | ★★★★★ |
エリン・ブロコビッチ | カットの切り方が不可解だったこと、やや冗長に感じられたことなど、マイナス点もありますが、サクセスストーリーであり、全体としては楽しく観られました。 | ★★★★★ |
マトリックス | 周囲の人の反応は、あまりよくなかったのですが、私はなかなか良かったと思います。「マトリックス」という世界観がよくできていて好きです。映像と音響も評価できると思います。 | ★★★★★ |
トゥルーマン・ショー | 話が出来過ぎ、と思う面もないではないですが、人生そのものが全世界に放送されているドラマであり、それに薄々気付いた主人公が真実を見つけようとする物語の設定がとても良く、楽しく見ることができました。 | ★★★★★ |
トレインスポッティング | ストーリーの進行の仕方がスピーディーで良かったです。原作者は実際に、主人公と同様、不動産に勤め始め、薬から抜け出すことに成功したらしいですね。その逸話とこの映画の結末から「現代はクソである」という意味と「とは言え麻薬に溺れてみたところで何も意味はない」という意味との両方が感じられて、なかなか深い映画だったと思いました。 | ★★★★★ |
シャイン | お父さんが新聞を読み、息子に会いに来るも理解し合えず、去っていくシーンが胸が詰まりました。とても、せつないのだけど、ハッピーエンドでもあり、心温まる作品だったと思います。 | ★★★★★ |
ニュー・シネマ・パラダイス | この映画から読み取るべきメッセージは、いろいろあると思います。たとえ、100日目に待っていた人は来なくて、傷付いたとしても、99日目で諦めるようなことはしてはいけない、100日目が来てから諦めるべき。私は、そういうメッセージを読み取りました。 | ★★★★★ |
シャイニング | 途中、やや冗長に感じられる場面もあったものの、全体としては面白かったです。赤いトイレ、緑のバスルーム、熊(?)の着ぐるみといった奇抜な表現が妙に気に入りました。 | ★★★★★ |
駅馬車 | とんでもないインディアン差別は時代的に仕方ないとして、登場人物のキャラクターが良く、楽しめる内容だったと思います。 | ★★★★★ |
ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 | 物語に良さは感じられませんでしたが、壮大な戦闘のシーンは視覚的に楽しめました。映画は、第一にはエンターテイメント、楽しめればそれでいいと思うので、一作目は★2つの「かなりつまらない」にしましたがこの作品は4つにしました。 | ★★★★ |
マイノリティ・リポート | 犯人が意外な人、というのはサスペンスものの常套手段ですが、理由付けが稚拙だとストーリー自体が稚拙なものに感じられます。ただ、人間の意思は決定しているものなのか、選択できるものなのか、という深いテーマを含んでおり、その点は良かったです。 | ★★★★ |
アリ | 監督がインタビューの中で、アリの良い面だけを映すなら嘘になる、という旨のことを言っており、それはその通りだと思ったのですが、その分、主人公の魅力を失わせている面もあり、ストーリーに引き込まれませんでした。 | ★★★★ |
オーシャンズ11 | 冒頭部の人集めの部分が、テンポが速かったというかおそかったというべきかわからないのですが、退屈でした。全体としては、まあまあ楽しめたと思います。 | ★★★★ |
ハリー・ポッターと賢者の石 | 映像が綺麗だったし、けっしてつまらなくはなかったけど、子供向けの映画でしかないと思いました。 | ★★★★ |
千と千尋の神隠し | テーマはわかったし、話もつまらなくなかったのですが、繰り返されているテーマでしょうし、それ程、奥深さがあったわけでもなかったと思います。 | ★★★★ |
A.I. | はじめの方はひきつけられましたが、後の方はだれてきたと感じられ、少々、疲れました。 | ★★★★ |
スペーストラベラーズ | すごくテンポが良く、笑えるシーンも多かったのですが、少々、後味が悪かったです。もっと軽く終わってもよかったと思います。 | ★★★★ |
グラディエーター | 映像がとても綺麗だったし、ラッセル・クロウの演技も良かったと思うのですが、コモドゥスや姉の行動が合理性を欠く理解のできないもので、ストーリーに納得できませんした。 | ★★★★ |
ボーン・コレクター | デンゼル・ワシントンの演技は大変、素晴らしく、ストーリーも途中までは良かったのだけど、結末がちょっと。意外性を持たせる事は重要だと思うけど、その過程をしっかり構成してほしかったです。 | ★★★★ |
サイダーハウス・ルール | 決してつまらない話ではなかったし、院長の愛情の深さに胸が熱くなったのですが、題名に含まれたテーマ(規則を破っても正しいと思うことをすべき、ということ)はあまりうまく表現できていなかったと思います。脚本かつ小説の原作者はインタビューで、小説の話を2時間程度の映画作品にまとめるのは難しかったと言っていましたが、まさにその通りだと思いました。 | ★★★★ |
スター・ウォーズ エピソード1 ファント ・・ | スター・ウォーズファンの評価は低いと聞いていますが、ストーリー的には、これまでの四作の中で一番良かった気がしました。クワイ・ガン・ジンやオビ・ワンが魅力的でした。 | ★★★★ |
仮面の男 | 全体として、まあまあ楽しめたし、四銃士がかっこよかったと思います。ただ、結末が、「何だ、そりゃ?」という感じでした。 | ★★★★ |
恋愛小説家 | コミカルで全体として楽しかったのですが、恋愛物としては、物足りなさが感じられました。 | ★★★★ |
イングリッシュ・ペイシェント | メインの舞台の砂漠と教会が絵的に美しく、いいと思いました。また、ジュリエット・ビノシュ、クリスティン・スコット・トーマスの二人がすごくキレイで魅力を感じました。ただ、登場人物の恋愛感情については、イマイチのみこめませんでした。 | ★★★★ |