題名 | レビュー | 星の数 |
パラサイト | 学園もののB級ホラー(モンスター)映画としては結構良い出来。今見てみると出演者が結構有名なことに気づき、若かりし頃の彼(彼女)らが見られて、映画が詳しい人にはそういった点でも楽しめる。肝心のスリルといった点もそこそこあり、見ておいて損はない作品。 | ★★★★★ |
ワイルドシングス | 面白かったのは、前半と後半とでまるで違う映画を見ているような錯覚に陥るほど、物語の趣旨が違うことだ。前半は何が言いたいのか良く分からなかったが、後半に訪れる怒涛のストーリー展開には何度も騙された。ここまでしつこい映画はいまだかつて見たことがない。 | ★★★★★ |
ラッシュアワー | 香港の有名アクション俳優ジャッキー・チェンと、マシンガントークで御馴染みのクリス・タッカーの異色コンビが最高にいい味を出していた。二人の暴れん坊ぶりは見ていてとてもスカッとした。多々あるコンビ映画の中でも、この二人の掛け合いは抜群に良かった。 | ★★★★★ |
交渉人 | なんといっても、ダニーとクリスの巧妙な心理戦が見物。交渉人のダニーは、同僚の性格や癖なんかを熟知しているので、同じ警察では手におえないところに、もう一人の凄腕交渉人のクリスがやってくる、という設定から見ても、二人の心理戦バトルが期待できる。そこに邪魔なFBIなども参戦し、ラストの犯人への到達まで一気に見れる作品だった。 | ★★★★★ |
アルマゲドン | ドゥワナクローズア〜イ。この歌だけで全体的に評価がやや上がり気味になる傾向があるのでは?と思うほど場面と歌がマッチしている。個人的には感動ものの部類では最高峰に位置している作品である。だけど一度見ると結構お腹いっぱいになる、特に見所は序盤と終盤なだけに、二回目以降の鑑賞では中盤がやや中だるみになってしまう。 | ★★★★★ |
ライフ・イズ・ビューティフル | 前半は主演二人の恋物語で、後半は家族愛を中心とした強制収容所内の出来事の二部構成になっている。普通に考えて、後半は話の内容的に暗くなるはずなのだが、ロベルト・ベニーニの熱演のお陰で最後の方まで面白く見ることができる。最後までゲームを演じ続けたグイドには胸を打たれた。 | ★★★★★ |
ライアー | 序盤は同じ取調室でダラダラと進んでいく展開に対して、正直飽き飽きしながら見ていたが、終盤に差し掛かっていくにつれてグイグイとストーリーに引き込まれていった。ティム・ロスの演技が素晴らしく、こういった密室劇の映画では欠かせない緊張感を彼一人で十分に醸し出していた。最後も3人の思惑通りに事が進んでいったと暗に示してくれたので、とても分かりやすかった。 | ★★★★★ |
π | 結局あの216桁の数列は、解明出来ないものではなくて、解明してはいけないものだったんだと思う。まさに神のみぞ知る、という奴で神の領域に無闇に足を踏み込むのはタブーなのだと感じた。なかなか考えさせる作品だったが、この作品は自分なりの解釈で答えを出せたので、なかなか興味深く見れた。 | ★★★★★ |
コン・エアー | ジョン・マルコビッチを筆頭に、凶悪犯罪者集団のインパクトが強く、ニコラス・ケイジ、ジョン・キューザックといった役者の影が薄く感じられる程だった。もう一つ、スティーブ・ブシェーミの位置づけだが、一見いなくてもストーリーの進行に差し支えなさそうに見えるが、実は見終わった後に一番記憶に残っているのが彼。それほどインパクトに残る狂人ぶりだったのだろう。 | ★★★★★ |
ゲーム | ゲーム、この題名からまさかこんなストーリー展開が待ち受けているだなんて夢にも思わなかった。見終わった後もしばらく放心状態で動けなかった。誰がこんなストーリーの終焉を予測できるだろうか、ラストの賛否両論はあるかもしれないが、見ているこっち側も疑心暗鬼になるこの映画は素晴らしいと思う。 | ★★★★★ |
スターシップ・トゥルーパーズ | バーホーベン節炸裂の映画。とにかく人死にすぎだし、グロさもある。至る所にいる蟲、蟲、蟲のオンパレードで、押して押して押しまくるといった感じ。蟲が出てくる前の、物語の前半も決して手を抜いている感じはなく、全体を通しても飽きずに見ることが出来た。 | ★★★★★ |
恋愛小説家 | 一癖も二癖もある主人公の性格を見事にジャック・ニコルソンが演じ切っている。恋愛ベタな主人公の恋愛模様が上手く描かれていて、こっちまでやきもきさせられる演出は素晴らしかった。脚本も癖のある脚本で、そこらへんの恋愛映画とは違った内容を楽しめるかも。 | ★★★★★ |
評決のとき | 裁判モノの映画の中では割といい方。正義か悪か、ってありふれた話の持って行き方はどこにでもあるが、ラストのマシュー・マコノヒーの熱弁は一見の価値あり。 | ★★★★★ |
白い嵐 | 船内では厳しい船長だが、自分の使命を何が何でも果たすんだ、という気迫が伝わってきた。船長はクルーを想い、クルーも次第に船長に心を開いていく過程も見事だったと思う。ただ、クルー達に目立った個性がなかったので、1回見ただけでは、誰がどんな奴だったかということが把握しにくかった。船の上での物語がメインと思っていたが、むしろ下船後の方が濃い内容で、感動させられた。 | ★★★★★ |
スリーパーズ | 見終わった後はどことなく暗澹とした気分と清清しい気分が同居したような心持にさせられる。恐ろしく、且つ衝撃的な事件を背景にしながらも、友情の濃さが際立っていた内容だった。やむ得ない殺人であったと、事件を正当化しようとする葛藤も心理的に納得してしまいそうで、いつの間にか惹き込まれていた。ラストの終わり方もなんとも切ない。 | ★★★★★ |
スクリーム | ホラーの真髄である怖さ、というものはやや物足らずだったが、画面上にいきなり出現するハロウィンマスクを被った殺人鬼には、何度も心臓を止められそうになった。しかも、あのマスクを被っているときはやたら強くて、どこに逃げても現れてくるから、緊迫したシーンでは常に緊張感と共に見ることが出来た。 | ★★★★★ |
インデペンデンス・デイ | とにかくスケールがでっかい作品だった。ただ、感動という点において表現不足だったのではないかと思う。 | ★★★★★ |
Shall we ダンス? | 邦画の中では完成度、面白さともなかなかの出来だった。日本アカデミー賞を総なめしたからというわけではないが、確かに個々の役者がそれぞれの役割をしっかりと果たしていたので気持ちよく見れた。社交ダンスもなかなか奥が深い。 | ★★★★★ |
ミッション:インポッシブル | スパイ映画には欠かすことの出来ないハラハラ感が、この映画にはあった。CIA本部に潜入するシーンは圧巻で、メンバーたちの心情がよく表現されている。ただ、誰が裏切り者で誰が仲間なのか、といった点が安易に想像出来る展開だったのが惜しかった。 | ★★★★★ |
クイック&デッド | 凄腕のガンマンが集まる年に一度の早撃ちトーナメント、と話のあらすじを聞いただけで胸を躍らされた。出演者も豪華でみんながみんなとても格好良く見えてしまった。肝心のストーリーは竜頭蛇尾な感じがしたが、十分に楽しめる内容だった。 | ★★★★★ |
デスペラード | 一つだけ言わせてほしい、これはコメディだ。相変わらずいい味を醸し出しているスティーブ・ブシェーミ、予想通りの扱いを受けるクエンティン・タランティーノ、絶対に弾の当たらない無敵のアントニオ・バンデラス、最強にして最弱の助っ人二人組み等々、ストーリーが無茶苦茶な分見所はたくさんある。 | ★★★★★ |
フォレスト・ガンプ 一期一会 | 幼年時代に起きた奇跡、足が速いがために始めたフットボール、ババとの海老捕り船の計画、ダン中尉との友情、ひょんなことから始めたピンポン、何の意味もなしに続けるマラソン、そしてジェニーとの豆と人参の関係、それらのエピソード全てがとても素晴らしい内容だった。 | ★★★★★ |
レオン | 始めはかなり暗い話の内容だったので、期待はしなかったが、結構いけた。ジャン・レノのラストシーンが今でも鮮明に記憶に残っています。 | ★★★★★ |
ショーシャンクの空に | 恐らく日本の映画レビューサイトを参考に、総合順位を付けていけばこの作品が一位になるであろうと思われるほど、日本人には受けがいい作品である。はっきり言って悪くはなかったが、この手の感動ものはどうも高評価を付けにくい。泣きはしないが後味のいい感動を表現しているのだろうが、最後にグッと盛り上がる感動が欲しかった。 | ★★★★★ |
レザボア・ドッグス | いきなり主要人物が楽しげに語らっているかと思うと、次の瞬間にはいっきに物語中盤から始まったかのようなオープニングに始めは疑問視だった。だが終わってから考えて見ると、この編集方法がこの映画の一つの魅力に違いないと気付いた。物語の中心にあるはずの銀行強盗のシーンは一切ないし、全然関係ないメンバーもいた、それでも最後の終わり方には唸らせられた。 | ★★★★★ |
ホーム・アローン | 子供の時に見て爆笑したが、今見てみると普通の作品だった。こういった子供が主人公で大人をやっつけるという内容の映画は、子供時代に見れば面白いが、大人になってから見ると少し抵抗があると改めて感じた。ただ、泥棒二人組みのやられっぷりが光っていた。 | ★★★★★ |
ゴースト ニューヨークの幻 | 恋愛映画といったらこれ、デミ・ムーアといったらこれ、ゴーストときたらこれ。それくらい自分の中では印象深い作品だった。特に助演のウーピー・ゴールドバーグの演技がピカ一、圧倒的な存在感でした。結構ご都合主義的な場面もあったけど、それを上回る作品の魅力がこの中にはあったと思う。 | ★★★★★ |
グッドモーニング・ベトナム | こんな役はロビン・ウィリアムズにしかできない。残念ながら英語の知識に乏しい自分には、彼のジョークの大半の意味が分からなかったが、自分の喋りであれだけの人の心を動かすのには感動した。見ていて全然苦痛でないし、ベトナム人との交流は本当に楽しそうだった。批判的な意見も多いが、自分は彼のこういった笑いに対する姿勢は大好きです。 | ★★★★★ |
ミッドナイト・ラン | 設定はFBIや賞金稼ぎやギャングに追われるという物騒なものだが、ユーモアのある脚本によってコミカルに仕上がっていた。笑いの中に感動があったりと、物語が単調ではないので最後まで楽しく見ることが出来た。 | ★★★★★ |
レインマン | アカデミー賞も納得のダスティン・ホフマンの演技力。完全に他の出演者を喰っていました。 | ★★★★★ |
エイリアン2 | 前作の衝撃をどう超えるか、という点を期待して見させてもらったが、単純にエイリアンの数を増やしてきて、尚且つ見方側に海兵隊員という戦闘に慣れた存在を置くことで、アクション面では前作以上だった。ただ、個々のエイリアンが弱体化し、脅威という点では前作以下。統括して言うと、猫と少女という守るべき対象を比べると、今作の方がスリルはあった気がした。 | ★★★★★ |
トップガン | 己の腕に絶対の自信を持つ空の猛者たち、そんな役柄をトム・クルーズが若々しく、ヴァル・キルマーが大人らしく演じていたのがとても絵になっていました。ストーリーはありきたりなんだけど、そこが気にならないキャラの魅力、戦闘機乗りのかっこよさ、それらがこの映画の見所だと思う。 | ★★★★★ |
バック・トゥ・ザ・フューチャー | 色褪せないなあ〜、とつくづく思う。決して新しいとは言えない作品、アイデアも今となってはありふれている設定、なのに長年親しまれ続け、今尚絶大な人気を誇っているのはやはり本質的に面白いからだろう。名作というのは必ず普遍性を含んでいて、どの時代でも親しまれる作品のことを言うのだと思う。この作品のように。 | ★★★★★ |
ターミネーター | 初めて見た時は、どこまでも追って来るターミネーターを見て、かなりハラハラした。ストーリーの筋道も、見終わってから振り返ってみると、脚本の上手さがにじみ出ていて、最後まで飽きずに見れたのも納得だった。 | ★★★★★ |
トッツィー | この映画を見て、改めてダスティン・ホフマンの演技の幅を思い知らされた。単に裏声を使うだけならそれほど難しくはないと思うが、何気ない仕草まで男の時の演技とは違い、凄いと思った。コメディとしてもなかなかよくて、結構笑わせてもらった。 | ★★★★★ |
酔拳2 | アクションは前作を凌ぐ作品に仕上がっている。ラストのアクションは凄まじい。 | ★★★★★ |
愛と青春の旅だち | 邦題のとおり「愛」だけではなくて「青春」もテーマなので、ロマンス一辺倒の映画と違ってドラマとしても楽しめる。その他にも海軍士官学校の中で芽生える友情や、上官との衝突など、一筋縄ではいかないストーリー展開も見事。 | ★★★★★ |
ポセイドン・アドベンチャー | シルベスタ・スタローン主演の「デイライト」と似たような作品だったが、自分だったら「デイライト」の方を推す。決定的な違いは、この作品では船内の人間の描写は細かいが、船外での描写がないことだ。なので脱出意欲の面が表現不足で、出られた時の感動が薄れてしまった。 | ★★★★★ |
猿の惑星 | 何と言ってもラスト!あの衝撃は未だに忘れることが出来ない。それに加えて、この年代にしてあの特殊メイクの凄さ!この二つはほぼ完璧に近い。ただ話の中盤辺りの印象が薄く、文字通り「衝撃のラスト」だけの映画だった。 | ★★★★★ |
博士の異常な愛情 または私は如何にして ・・ | 笑った。。何故タイトルがこれほどまでに長いのかはさておき、これは戦争や核に執着する有様を強烈に皮肉った作品であるとともに、ブラックユーモアをちりばめてより映画らしくなり、よりメッセージ性を含んだ映画になってるのだ。モノクロで90分という時間の制約の中で、ここまで濃密な映画も珍しい。 | ★★★★★ |
十二人の怒れる男 | 性格、生い立ち、思想、年齢など様々な条件の異なったものどうしの議論なだけに、一人一人の人物の描写がとてもきめ細かくて、議論中の感情の変化などもとても上手く表現できていた。密室劇なので視覚的に変化がないはずなのだが、実際に白熱する議論にどんどんと画面に引き込まれていく自分がいた。 | ★★★★★ |
ローマの休日 | 恋愛映画のくせに、不覚にも感動してしまった作品。たった一日だけのデートで、これだけきめ細かく二人の心情を表現出来るのかと感心させられた。身分違いの恋は恋愛映画ではよく見るパターンだが、これはその中でも王女という最高の位置づけと普通の新聞記者の話なので、最後はどうなるのかというところも想像しながら楽しく見ることが出来た。 | ★★★★★ |
スキャンダル | とある出演者のせいで今まで敬遠してきたが、実際に蓋を開けてみるとなかなか良くできたサスペンスだった。登場人物が好きになれないという欠点はあるが、見終わった後の何ともいえない感じは、素直に評価したいと思う。 | ★★★★ |
クイール | 最初は動物の可愛らしさを武器に、感動を呼び込むワンパターンな内容を予想していたが、思っていたよりは悪くなかった。ただ最後の方まで良かったが、その後のクイールを描いてしまったがために、別れのシーンの感動が薄れてしまったのはもったいないと思う。 | ★★★★ |
ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 | 見終わった後の率直な感想は、「長かった」の一言に尽きる。これはただ時間という概念の表面的なものだけでなくて、今作は前作と受けた印象が変わらなかったからだ。と言うのは、戦闘シーンの印象が強く、完結編ということで物語の本質をもっと強く突いてほしかった。3部作通して一つの評価ということでこの点。 | ★★★★ |
半落ち | とてもいい話で感動もするけれども、何と言ってもテンポの遅さが気になる。物語の構成や個々の人物の心理描写が優れている分だけに、もったいないような気がしてならない。役者の演技は言うまでもなく素晴らしく、邦画の代表と言っても恥ずかしくない作品だと思う。 | ★★★★ |
踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブ ・・ | 扱っているテーマは毎回同じで上層部との軋轢を描いているが、あの沖田管理官の人柄が全てぶち壊したような気がする。途中までは自分なりの信念を持っているような感じだったが、ちょいとステレオタイプな人間を強調し過ぎた感がある。お馴染みのキャラで楽しめることは楽しめるが、逆に言えばキャラに馴染みが無ければ映画としては二流だと思う。 | ★★★★ |
ターミネーター3 | 1,2と見ていなければ面白さは激減だが、逆に見ていればそれなりに楽しめる内容に仕上がっている。良い点は、前作のように時間が長くないので集中して見れることと、序盤から終盤までテンポよく進んでいくこと。特に気になった点は見当たらず、続編の続編としては成功の例に入ると思う。 | ★★★★ |
あずみ | キャストの顔ぶれが幼くて今一迫力に欠けるが、邦画にしては結構流血シーンが多かったし、演技の方もそこそこ頑張っていたので、キャストに関してはまだ及第点をあげてもいいと思う。ただやはり2時間の枠に収まりきる内容ではないし、アクションも緊張感が無くて単調なのが目に付いた。 | ★★★★ |
猫の恩返し | 宮崎駿の作品に比べて想像力が小さいというか先の展開が見えてしまうというか・・・ただその点を除けばキャラクターに個性もあったし主題歌も印象に残る内容だった。つじあやのがスピッツの「猫になりたい」を歌っていたのをふと思い出した。 | ★★★★ |