題名 | レビュー | 星の数 |
ロック、ストック&トゥー・スモーキング ・・ | 脚本が良く練られていてストーリーはとても良かったですね。でも、途中でふと思ったのは4人の仲間についての表現が甘くて登場人物の全員の区別がつかなくなったことです。誰が何を狙っていて、何をされるのかなどがもっとすっきりわかるような工夫があれば、展開にもスピード感があって良くなるのでは。 | ★★★★★ |
ラヂオの時間 | はちゃめちゃなラジオ収録という場面にいろいろと細かい枝葉がついているようで気になったけど、笑いのセンスは抜群です。ほんと笑えました。 | ★★★★★ |
恋愛小説家 | ビデオでもう一度見直したのですが、長時間を感じさせないストーリーでした。ジャックニコルソンの演技にも改めて魅せられたし、ワンちゃんの演技?もアイフルのCM犬に負けない魅力がありました。そしてやっぱり奇人変人の主人公が見せる優しさやストレートなセリフがとても心地よかったです。 | ★★★★★ |
レザボア・ドッグス | 冒頭のシーンだけで「いかにもタラ的!」って思えるようになったあたり、僕が他にも多くの映画を見てきた証拠でしょうか。展開もおもしろく、いろんな時間軸が存在し、それでいてわかりやすく作られている。天衣無縫な脚本には脱帽したのだけど、あくまでコンパクトにまとまった作品ということで評価を少し下げてしまった。「パルプ〜」のほうが重厚なストーリーで好きです。 | ★★★★★ |
メンフィス・ベル | 戦争映画と青春映画とのコラボレーションがすばらしいという噂を耳にして鑑賞したのだが。どうやら期待のし過ぎが裏目に出た形になった。素直な気持ちで見ていれば、大空に飛び立つ青年たちに感情移入することができただろう。だが、はるか上空での空中戦の緊張感はとてもリアルなものだったと思う。高いところは苦手なだけに、空の上にいるというシチュエーションだけで緊張! | ★★★★★ |
魔女の宅急便 | 際立って良かったという感想はなかったが、キキのかわいらしさと空を飛んでいるときの下に広がる街の描写は心に残った。空からの風景はこの映画の大きな魅力のひとつだろう。 | ★★★★★ |
インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 | スピルバーグの遊び心がとっても好きです。冒頭のシーンで解毒薬とダイヤを掴めそうでなかなか掴めなかったり、宮殿の中の寝室で互いに5分待つというシーンなど、思わずくすっと笑えるような演出が最高です。冒険自体もはちゃめちゃなところもあるけどすんなり楽しめました。最後の聖戦にも期待できます。 | ★★★★★ |
E.T. | むかしテレビで半分くらい見た記憶があるのだけど、改めてしっかり構えて見てしまうとなんだか物足りない。E.Tを取り巻く「大人VS子供」的な図式はありきたりだし、撮影技術が当時では優れていたとしても今となれば教科書に載りそうなほど古典的なものだろう。それでも音楽や演出にはおっと思うところがあった。兄弟たちがE.Tに出会うまでの恐怖感はよく伝わってきたし、倉庫に隠れてるE.Tがボールを投げ返すなんてセンスある。 | ★★★★★ |
レイダース 失われたアーク(聖櫃) | 冒険モノはいつみても楽しい。余計なことを考えずに楽しめるから。と思っていたけど、つじつまの合わないところが多々目に付いてしまってすこし残念。ま、現在とはアクション映画の感覚が違うのでご愛嬌。ご愛嬌と言えばやっぱりスピルバーグ監督でした。ユーモアの使い方を知ってるな、と感服しましたよ。 | ★★★★★ |
シャイニング | とにかくもう怖かった。途中から緊張しっぱなしでした。でも後半、ストーリーの整合性というか、つじつまが合ってるのか合ってないのか気になりだして混乱してしまった。キューブリックの作品は解釈しようとしてはいけないのですかね。直に感じたものは確かにありました。恐怖感。 | ★★★★★ |
裏窓 | まずはグレースケリーがとてもきれいだったということ。あとは一定の場面での構成はとてもよくできていたのではないか。だけども、サスペンスとして見たときにはちょっと今ひとつだったかも。 | ★★★★★ |
第三の男 | 以前からとても評価されている作品として興味があったのですが、ストーリーがシンプルであって拍子抜けしてしまったかもしれません。でもその撮影技術や音楽などの演出には目を見張るものがあったと思います。ただこの作品を見終わった後にヒッチコック映画が見たくなったのが正直な感想です。 | ★★★★★ |
自転車泥棒 | 貧しさゆえの犯罪。正義の目を通して見たのならば父親の行動はさげずまれるべきことであろうか。人生の不条理を痛感せざるを得ない。必然的に暗くなってしまう。 | ★★★★★ |
戦場のピアニスト | 虐殺という人間の犯した歴史上の大きな過ちを存分に描いた秀作だと思う。劇中に多く挿入されている虐殺シーンにはただやるせなくなる。見えるものすべてが廃墟と化して、その中にひとりたたずむ終盤のシーンは素晴らしい。が、実際にはさらに話は続く。ひねくれているようだが「芸は身を助ける」だなんて陳腐な観念を喚起させるようなストーリーが気に食わない。生き抜いたのであればピアニストでなくてもいい。 | ★★★★ |
インソムニア | ロビンの悪役ってのが無理がある。なんせ悪役の目をしていない。こいつ怖いなと思ったシーンが最後までなかった。逆にアルパチーノはやつれていて、自分の内にある悪に対する葛藤の様がよく表れていたのではないか。ストーリーはよかったのだが、短いシーンをやたらとカットインさせる演出はいただけない。眠れない苦しみを表したかったのだろうけど、他の工夫をした方が良い。聴覚が研ぎ澄まされる演出は良いと思う。 | ★★★★ |
ワンス・アンド・フォーエバー | メルギブソンのメルギブソンによるメルギブソンのための戦争映画だった。実際の戦況などは忠実に再現されているのかわからないが、ストーリー性はそこにしかないような気がした。あとはひたすら、愛する人を戦争で失う不条理さの提唱に終始している。まさに今反戦の機運が高まってきたときだけに考えさせられたが、描写は過激だったと思う。 | ★★★★ |
パニック・ルーム | 強盗がやってくるまでの冒頭はとても良かった。これから何が起こるのかと不安がこみあがってきた。しかし、それ以後はなんだか展開に不満だったかも。宣伝によって過剰に期待していたのかもしれない。ただ、一つの家の中で組み立てたストーリーとしては良くできていたと思う。ジョディはやはりいい演技していたと思ったけど、ハンニバルの方に出演して欲しかったかなと思った。 | ★★★★ |
息子の部屋 | 家族を失った悲しみ。それは計り知れないものだと思う。前半部での一見普通で幸せそうな家族の描写はそれをさらに引き立てる。不幸というものはかくも理不尽に舞い込み一つの家族だけを苦しめるが周りの世界はいつもと変わらず動いている。自分の目には見えない他人の不幸はおそらくそこらじゅうにあふれている。街中で犬を2匹散歩させている人物がいたが白い犬と黒い犬、やたらと大きかった黒い犬がドキッとさせられました。 | ★★★★ |
ウォーターボーイズ | 最後の演技のシーンはとても爽快でよかったです。でも、いきなり部員が増えてみんながうまかったりだなんて、ストーリーが結構雑だったと思う。俳優の演技だってうまいわけじゃなくて平山綾と妻夫木聡のうぶな感じがちょっといいかなって思っただけ。期待してみた割にはちょっと物足りなかった・・・ | ★★★★ |
アナライズ・ミー | いまいちな作品だといえばそれまでだが、やはりデニーロの存在感はたいしたものだと感じた。それがコメディであっても演技は抜群で、むしろシリアスなデニーロを良く知っているだけにそのギャップが笑えた。 | ★★★★ |
ビッグ・リボウスキ | コーエン兄弟についてあまりよく知らないのだけどもセンスがあるなと感じるシーンはいくつかありましたね。ヴィジュアルやセリフなどにね。でも、なんだかデュードが空を飛んでるシーンや、ボウリングのレーンを股をくぐって飛んでいくのもなんだか作為的な感じがしてちょっとやりすぎてたように感じる。もっとシンプルでも十分かっこいい映画になったんじゃないかな。 | ★★★★ |
真夜中のカーボーイ | まったくもって冴えないコンビなのだがどこか笑い飛ばせないところがあった。ただ、当時の感覚でならば評価できるかと思うようなことあったのだが、今の時代では少しこっけいに見えてしまってマイナス。 | ★★★★ |
卒業 | 僕にとってこの映画はサイモン&ガーファンクルの音楽の世界を堪能させてもらえたということと、有名なラストシーンを見ることができたということぐらいしか収穫はなかったように思える。とにかくこの映画以来S&Gは非常に好きになりました。 | ★★★★ |
ロード・トゥ・パーディション | このような題材を扱った名作はこれまでにもいくつもあったはずなのになにをいまさらという感じが否めない。マフィアを通した「父と子」というテーマなんてまさにゴッドファーザー的。むしろ扱ってはいけないのは暗黙の了解のはず。そこにあえて手を出した割には気の利いた工夫が見られずに残念だった。むしろ父と子の逃避行というのも、パーフェクトワールド(実父ではないが)さえも思い起こさせられた。 | ★★★ |
ギャング・オブ・ニューヨーク | 暴力描写がきつすぎる。まさか、そのえぐいところを伝えたかったというわけでもあるまいが勘ぐってしまうほどだ。奴隷制度の廃止に伴う当時のアナーキーな混乱についてもうまく表現したかったのかもしれないが、大筋となるのはアムステルダムの復讐であるべきなのではないか。焦点がぼやけてる。というかそれ以前に血なまぐさいせいで作品全体が見えてこない。大規模なセットを作って雰囲気も良かったのに残念。 | ★★★ |
ヒューマンネイチュア | う〜ん、扱っているテーマに関しては文句ないんだけれども表現方法がくどいというか。特にライラに関しては本能と人間性との間であいまいになってしまったと思う。それに、人間性についてもっと皮肉っぽく表現できなかっただろうか。そうすればもっとメリハリがでてきて、回顧形式といった手の込んだ脚本にならずにすんだのでは。 | ★★★ |
耳に残るは君の歌声 | ジョニーデップははまり役だと思う。ショコラでも良かったがジプシー役はほんとにいい雰囲気出しています。ただ、この作品はそれだけだという感じがした。時代を経て生き別れになった父を訪ねて行くというのなら、もっと壮大に描いていた方が良かっただろう。時代背景が印象が薄いのともっと再会のシーンを濃密に描かなければだめじゃないだろうか。 | ★★★ |
大いなる遺産 | 人生の流転についての映像化はやはり難しかったのではないか。小説は読んだことは無いけど、おそらく細かい描写によって構成が成り立っていると思った。エステラと脱獄犯とのストーリーの結びつけはあまりに描写が足りなくて強引な感じが否めない。それに、グウィネスの演技も妖しいとかっていうよりもなんかなじめない。あとは、絵もなんだかね・・・ | ★★★ |
ジャッキー・ブラウン | なんだかストーリ展開がいまいち。とはいっても音楽はとてもかっこよかったのですが、はっきり言ってパルプフィクションの二匹目のドジョウをねらった感がありありでいやらしい。役者それぞれの見せ場はあったかと思うけどストーリーが薄っぺらだったかもしれないな。 | ★★★ |
誘う女 | こんな女いたらやだなぁと本気で考えた。しかも生理的に受け付けない。見ていてむかむかした。といった感情が湧きあがるような二コールのいい演技だったわけだが、シナリオの方がいまいちだと思う。いってみれば色香で男をそそのかして旦那を殺すというだけのお話。回顧形式の進行をするならもっと興味深い展開をもってほしかったなぁと思う。 | ★★★ |
48時間 | よくテレビで放映されているタイプの作品ですね。可も無く不可も無くと。ただ年代以上に古さを感じてしまうところがイマイチな原因になっているのかも。エディマフィーは口達者な感じがすでに板についていたことが「へぇ〜」でした。 | ★★★ |
少林サッカー | う〜ん、あまり笑えなかった。何でかというと漫画そのままだから。映像はたしかに楽しいんだけど、それは宣伝でたっぷり見せられてきてたからなんだかそれ以上のものがなかったと思う。それととてもB級だったのには閉口した。自分で勝手に面白いイメージを作って観てしまったのが悪かったようです。 | ★★ |
ブリジットジョーンズの日記 | っていうか、男としてみたときにこんなタイプの女の子は好きぢゃないのです。それに尽きると思う。だって最後の場面とかってもう目も当てられなかったのは僕だけ?体重減らしてタバコやめていい女になるぞって心意気はステキだけど、もっと若いときに気付くでしょ普通。遅いよ。主人公があと10歳若ければストーリーとしては良かったかもしれないな。 | ★★ |
バッファロー'66 | 普通につまらない。かっこよさげな映画ではあるが、いやかっこいいと思うけど、結局大したストーリーになっていない。随所に工夫は見られるのがよけいにむなしく感じた。そもそも一貫してくら〜い映像はどうかと思う。家族のアホッぽさにも閉口。リッチが太ってるのも幻滅。なんともちぐはぐでした。 | ★★ |
普通じゃない | ラブコメだったのね。どおりでつまらなかったわけだ。ストーリーもなんだかいきあたりばったりだし、いきなり歌っておどりだしちゃうしでさむかった。んで極めつけは天使が二人をくっつけようとしてるんだよね。冒頭から天使が出てきたせいで、すべてがくっつけるためのストーリーに見えてしまう。最後に、はい成功しました、みたいなね。 | ★★ |