題名 | レビュー | 星の数 |
ジェヴォーダンの獣 | 単純に、面白かった。娯楽映画の傑作。“獣”を軸にしたサスペンスだけでなく、かっこいいアクションシーンまで堪能できる。ストーリーも無駄がなく、いい出来だと思う。とにかく色々詰まってて楽しめました。 | ★★★★★★ |
オーシャンズ11 | 話がしっかりしていて素直に楽しめた。個性的なメンバーが団結し、作戦進行中はハラハラさせられ、最後はアッと驚かされ、満足。キャスティングは主役級がつぶし合うかと危ぶまれるなか、そこは『トラフィック』のソダーバーグ。役者の個性を死なせてません。あ、いや、J.ロバーツは死なせたっぽい。 | ★★★★★★ |
バニラ・スカイ | 錯覚起こしそうなストーリー展開が魅力で、けっこう楽しめました。微妙な人間関係と主人公の苦悩やら妄想やらがいい具合に描かれていた。曲提供アーティストのキャストも豪華で良。ポール・マッカートニーが綺麗に締め括ってくれます。 | ★★★★★★ |
A.I. | 最後突っ走った感あるけど、前半とラストが良かったのでこの評価。母親の演技が上手かったので、それを伏線として最後は感動してしまいました。あとジュード・ロウがすげー、主役を食ってるくらいの存在感。 | ★★★★★★ |
みんなのいえ | 三谷幸喜には毎度毎度楽しませてもらっています。映画であれドラマであれ、やはりその才能は全開。この『みんなのいえ』も例外ではなく、たくさん笑わせてもらいました。 | ★★★★★★ |
JSA | 同じ民族でありながら、しかし争わねばならないという現存する事実が強く心を打った。あの目の前にある国境線を越えて、子供のようにはしゃぐ四人の大人たちの姿が忘れられない。友情をさえ否定する国家間の差違がとても悲しかった。 | ★★★★★★ |
ショコラ | 見終えた後に心地よい幸福感を得た映画は久しぶりです。次々と村人を幸せにしていく展開は見ていて飽きないし、対極として描かれる伯爵もどこか憎めなくて好感がもてる。ジョニー・デップもハマリ役でした。随所に不思議な雰囲気を漂わせているところも魅力的。ラストの神父の説教が強く印象に残っています。 | ★★★★★★ |
サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS | 本広は、すごい。踊る〜シリーズのファンだったので楽しみにして見に行きましたが、期待を裏切らない出来の良さでした。彼は笑いと感動を融合させる才能の持ち主。クライマックスは涙。 | ★★★★★★ |
オーロラの彼方へ | 見て大正解だった。家族愛にも暖かみがあって良いし、未来と過去を行ったり来たりするサスペンスも良い。ラストは鳥肌たちました。未来を変える、という禁じられた領域に踏み込むのは、映画なればこそ。 | ★★★★★★ |
キッド | 1時間と少し待て。ここに来るまでがだいぶ長いが、その瞬間に感動が一気に解き放たれる。あの赤い飛行機は忘れれることがでいない。まあ、そこまでが長いとはいえ、それまでのいまの自分と昔の自分のギャップのある対話にも惹きつけられるし、無駄なシーンもない。見終えて、人生を励まされる映画。 | ★★★★★★ |
スペーストラベラーズ | 最初から最後まで笑いっぱなし。当時熱狂的なファンのごとくハマッった。ファンだが。銀行強盗と人質との間に生じたストックホルム症候群、そして自分たちをアニメのキャラを重ね合わせる無邪気な発想。んで最後はなんか感動してしまう。「パラダイス」の言葉がよく似合う作品でした。 | ★★★★★★ |
ギャラクシー・クエスト | かなりヒット。面白い。冷めた展開で始まっておきながら、最終的には(わけわかんない)熱い感動を覚える(変に)素晴らしい出来。キャラクターがそれぞれ確立されていて愛らしさがあり、楽しんで見ることができた。特に名字すらない脇役の俳優がいい感じ。「81話はオレ死ぬ!」が妙にツボだった。エンディングも良いなあ。もう一度見ても良いかも。 | ★★★★★★ |
海の上のピアニスト | 良い。演技、音楽、脚本、どれをとっても良い出来。ラストの1900の主張と決断が好き。ジャズ対決もまるでその場にいるような興奮を覚えた。「無限の鍵盤で弾ける曲はない」って台詞が印象に残ってます。最高。 | ★★★★★★ |
サイダーハウス・ルール | 言うまでもなく、院長ラーチの存在がこの映画の感動をより大きなものにしている。ラーチの希望に背きながらも、その愛に強い影響力を受けていたホーマーの外の世界での生活、行動に強い感動を覚える。しかし、なんといってもラストだろう。子供たちの笑顔に感動は頂点に達す。ホント | ★★★★★★ |
マトリックス | はい、やっぱりアクションシーンかっこよかった。音楽もかっこいいし、カメラワークもかっこいい。静と動、スピードの使い方にセンスを感じました。間違いなくこれは“かっこいい映画”トップクラス。 | ★★★★★★ |
グリーンマイル | 原作者が原作者だけに、セリフの一つ一つが良かった。とくにJ.C(このイニシャルからしてキングはうまい!)の言葉には不思議な魅力を感じる。囚人と看守との交流が温くて良い。そしてなんといってもネズミのMr.シングルズと囚人デルの友情でしょう。ねずみ最高。 | ★★★★★★ |
奇人たちの晩餐会 | ホンモノの愛すべきバカをこの映画に見ました。これを超えるバカは現れないんじゃないかっていうくらいのバカっぷり。ちょっとしたところでも笑わせてくれる、役者たちの演技が最高に上手い。最初はフランスの笑いに慣れない感じでしたが、中盤からどんどん引き込まれ、大好きな映画の仲間入りを果たしました。 | ★★★★★★ |
アルマゲドン | 評判悪いようですが、自分は好きです。職人魂、地球を救うってのが。キャスティングも良い。隕石衝突もいいけど、離婚した夫が自分の息子にスペースシャトルの模型渡すシーンもいい。あと出発前「♪Leaving on a jetplane」合唱するところも好き。はじめてサントラ買った作品でもあります。 | ★★★★★★ |
コン・エアー | まずこの豪華キャストからしてオイシイじゃないですか。しかも全員はまり役。特にマルコヴィッチの知的で粗暴な悪役らしさ、曲者揃いの囚人航空のなかでとりわけ異種の雰囲気を放つブシェーミ。最後のウサギ渡すところなんかも少し感動してしまったし、優れたアクション大作でしょう。 | ★★★★★★ |
CUBE | 発想の面白さ、極限での人物描写、謎解きと、そのどれもが鑑賞者を魅入るのに十分な出来。登場人物も立っているので全く飽きが来ない。ミステリアスな雰囲気のまま話を進め、謎を残したまま終わらせてしまう進行力に最初から最後まで呑みこまれました。 | ★★★★★★ |
ブラス! | 数々の絶望と挫折を味わいながらも、音楽を通して再び輝こうとするバンドのメンバーの姿に心から感動。メンバーそれぞれにちょっとしたエピソードがあるからこそ、ラストシーンは潤んでしまう。団結は素晴らしいと改めて実感。個人的には父、バンド、家族との板挟みに合って苦悩するフィルが一番泣けた。 | ★★★★★★ |
ファーゴ | 実話サスペンスを映画としてこんなに面白くしてしまうコーエン兄弟は素晴らしい才能の持ち主でしょう。雪を背景にした色彩が好きでした。“変な顔”スティーブ・ブシェミが好き。ピーター・ストーメアとのコンビが面白かった。「人間はおかしくって 悲しい」のフレーズが怖いほど合っていた。 | ★★★★★★ |
ジュマンジ | 子供向けと言われればそれまでだが、ゲームの内容が現実に起こる、という設定の面白さには今でも胸の高揚感を覚える。街へ繰り出す動物たちのCGは圧巻である。「映画は楽しむもの」という観点で見た場合、この評価が妥当だと思った。 | ★★★★★★ |
シャイン | なんといってもジェフリー・ラッシュ、ノア・テイラー演じるデビッドがいい。天才ピアニストの繊細さが全身で表現されている。早すぎたラフマニノフ、人々を驚喜させる熊蜂の飛行の演奏シーンが素晴らしい。また、幼少時代から青年時代まで及ぶ父と子の葛藤のシーンに、監督スコット・ヒックスの才能を感じた。 | ★★★★★★ |
セブン | 終始飽きることなくスクリーンに魅了された。殺害方法や死体はかなりヤヴァイにも関わらず、これほどまでかっこよく撮られると脱帽もの。キリスト教7つの大罪を扱うことで現実的な不安と神話的な畏怖を見事に混合させ、より質の高い内容としている。図書館で流れる「G線上のアリア」のシーンが好き。 | ★★★★★★ |
ユージュアル・サスペクツ | ここで評価高かったので観ました。カイザー・ソゼをめぐるサスペンスは、非の打ち所がない出来。最後の種明かしはホントにすごい。スペイシーの怪演も見事。予想できるラストも、脚本の出来の良さに満足。確信を持ちつつも、よい意味で、騙された。 | ★★★★★★ |
マスク | これぞエンターテイメントッって感じが全開で最高。マスクのめちゃくちゃなノリに最後まで乗せられた。 | ★★★★★★ |
ジュラシック・パーク | はじめて見たとき、画面内を悠々と闊歩する恐竜の姿に驚喜した。映画の強さを思い知らされた。ストーリーも息もつかせぬ展開の連続でかなり楽しめる。娯楽映画の傑作。 | ★★★★★★ |
12人の優しい日本人 | 「脚本」の大切さを痛感。ずーっと同じ場所で話が進むのにも関わらず、こんなに笑える面白い映画が出来てしまうとは!議論好きにはオススメです。…“あの”落書きが一番笑った。 | ★★★★★★ |
ゴースト ニューヨークの幻 | 恋愛映画として見ても、サスペンス映画としても、ストーリーがしっかりしているので楽しめる。そして感動できる。間違いなく名作の一つに数えられるんじゃないでしょうか。個人的には木梨もといウーピー・ゴールドバーグの存在がいい味出していると感じた。 | ★★★★★★ |
火垂るの墓 | 泣ける。辛い内容であるけれど、この映画を見ることで得るものも多い。戦争の悲惨さ、いのちの尊さを強く訴えかけている。史実だけでなく、こういった観点からも戦争を学ぶといい経験になると思う。 | ★★★★★★ |
グラン・ブルー | とにかく映像と音楽が綺麗。とくに映像という点ではこれまでの映画のなかでもトップクラス。海に魅せられた男達の生き方は美しいものがあった。医学的な見地でものを語る医者に、「おまえに海のなにが分かる」というエンゾのセリフが印象的だった。終わり方も綺麗で良い。 ところで日本人にはある意味でやられた。 | ★★★★★★ |
となりのトトロ | 宮崎駿の最高傑作だと思ってます。何回見ても感動するし、見たあといい気分になれる。登場人物も生き生きしていて良い。音楽も耳に残るいい曲ばかりで。…ってかこれ糸井さんが声やってたんですね。もう一回見たくなった。 | ★★★★★★ |
アマデウス | 天才か、凡庸か。神に選ばれたか、選ばれたなかったか。人間の能力は予め平等ではないという残酷な事実を、凡庸なサリエリの側で見た点が面白い。モーツァルトだけあって、音楽も荘厳で素晴らしい。映像と巧く調和していて、父の復活のシーンは怖ろしいほど迫力があった。 | ★★★★★★ |
シャイニング | 怖い、というのとは少し違う。「怖がらせ方」が巧いと感じた。左右対称の画や血の色彩、思わせぶりなカメラワーク。どこか芸術の域まで高められた感さえある撮り方だった。 | ★★★★★★ |
パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた ・・ | ストーリーの進行には若干の退屈さが付きまとう。予定調和、理不尽さも作品としての完成度を阻んではいるものの、しかして主人公演じるジョニー・デップ、名悪役を好演したジェフリー・ラッシュの二本柱によって辛うじて佳作としての評価を得る。個人的なことを言うと、ディズニーの「カリブの海賊」は私的お気に入りなので、もう少し(ディズニー的な)海賊らしさをふんだんに入り交じるように作ってほしかった。 | ★★★★★ |
ロード・トゥ・パーディション | ピアノのシーン、雨の中のシーンと、いくつか素晴らしい場面を生み出しつつも、終盤の展開には力不足が否めない。様々な面から見ても、けっして悪い作品ではなく、それどころか名作の雰囲気を醸し出しているのだけれども、惜しい。メイン3人は相変わらずかっこよく、この中で誰かのファンであればきっと楽しめるはず。また、撮影はアカデミー賞取るだけあって秀逸。 | ★★★★★ |
ジョンQ 最後の決断 | ジョンQの、あるいは映画製作者サイドの、医療保険制度に対する怒りが伝わってくる。ストーリーは立て籠もりという好シチュエーションをうまく利用し、良くも悪くも無駄のない作り。少々強引な展開もD,ワシントンの演技力でカバー。 | ★★★★★ |
アイス・エイジ | 多少の食い足りなさが残ったものの、終わり方がキレイで報われた。3人のキャラのバランス、音楽も良い。物語と同時進行で展開されるスクラットの存在も貴重。 | ★★★★★ |
突入せよ!「あさま山荘」事件 | 思ったよりも重々しくなく、随所にユーモアを含ませていた点が好印象。脚本が良いのか、会話のテンポを楽しんで見ることができた。もちろん突入時は突入時で現場の緊張感や混乱の様子を鮮烈に再現している。クライマックスの警官たちの姿には感動もした。よく出来た作品。 | ★★★★★ |
ウインドトーカーズ | 期待せず見たのが幸いしたのか、退屈せずに見ることができた。他ジョン・ウー作品とは見劣りするかもしれないが、戦闘シーンは結構迫力があって良い。けれども、ニコラス・ケイジ組よりもクリスチャン・スレイター組のほうが感動できるってのは如何なものか。 | ★★★★★ |
バイオハザード | ゲームのファンとしても満足のいく出来でかなり楽しめた。ゾンビの群れとの戦いはゲームそのままの感じが出ていて良かった。特殊部隊登場のところもかなりかっこよく仕上がっていた。1時間半クリア(上映時間90分)ってのが惜しい、もっと引き延ばしてくれても良かった。 | ★★★★★ |
アザーズ | 結末を知っていた(正確にはヒントを与えられていたので展開が読めた)のだが、ストーリーに集中して見てしまった。光と闇を駆使した映像、カメラワークは秀逸。子役の演技も良い。何が起こっているのか分からない恐怖の演出もストーリーに移入させる点では十分な効果を発揮している。音の効果で恐怖を煽っている点も好印象。 | ★★★★★ |
ブラックホーク・ダウン | 戦闘に関しては愛国的な台詞は覚えているかぎり無かった。「戦争」そのものを映像化している点は評価したい。また所属する「軍人」というよりも個人としての「兵士」を登場人物として捉えていた。あの場にいれば、国や政治は一切関係なくなるのだ。死と向き合う人間が巧みに描かれていたと思う。助けること、すなわち「掩護」の言葉を発するシーンが多いのもポイント。 | ★★★★★ |
エネミー・ライン | 映像がかなりかっこよかったです。ミサイルを回避しようとするシーンで、コンマ数秒でカットが次々変わるところとか、スピード感があって最高。ストーリーにはあんまり期待しないほうがいいです。(よく考えると、D.キースが正論だったりする) あと、キャスト・アウェイ見てる人には少し笑えるところあり。O.ウィルソンの演技も良いよ。主役おめでとう! | ★★★★★ |
スパイ・ゲーム | やたら秘密兵器使うスパイもいいけれど、やっぱりこういう現実味のあるスパイのほうがかっこいい気がする。ブラピとレッドフォードの共演はほんとに同系列の2世代俳優という感じがする。 | ★★★★★ |
エボリューション | 最初から最後まで楽しめるエンターテイメントSF映画の良作。デヴィッド・ドゥカヴニーとオーランド・ジョーンズのコンビが冴えわたる。ストーリーのテンポも良く、見てて飽きませんでした。 | ★★★★★ |
ハリー・ポッターと賢者の石 | 何気なく見に行ったら意外に面白くて良かった。ファンタジーの世界は基本的に好きなので物語の展開に見入ってしまいました。学校にあるいろんな仕掛けが好き。続編にも期待。 | ★★★★★ |
キャッツ&ドッグス | ファミリー映画の傑作といえばこれ。犬と猫の戦いという発想にまず惹きつけられるし、それを見事に“大げさに”演出したCGにも言うことなし。非常に楽しめる映画です。いっこく堂による吹き替え版がオススメ。 | ★★★★★ |
GO | 終始、全力投球という感じが出てて良い。日本アカデミーも頷ける出来だった。ちょっと所々で穴が開いてる感じがしたのは、原作カットの影響だろうか。しっかし大杉漣はどんな役でも存在感あるなあ。 | ★★★★★ |