題名 | レビュー | 星の数 |
アンブレイカブル | かなりの低評価に少々驚いています。僕はかなり好きな作品です。オチは人それぞれの解釈があるんでしょうけど、そこに辿り着く迄の伏線の張り方と語り口には、やはりシャマラン監督の才能が感じられます。冒頭のシーンに代表される、目線にこだわったカメラワークや、赤と青を多用したアメコミ風の色彩も良い。「シックスセンス」はフロックではなかったと思います。 | ★★★★★★ |
M:I-2 | そんなに悪くなかったと思う。パート1とは別物ですよね。監督の作風が全然違うもの。ミッション〜というよりは007て感じでした。このまま違う監督で撮り続けていってみても面白いかも。レニーハーリンあたりに撮らせれば滅茶苦茶やってくれそう。 | ★★★★★★ |
グラディエーター | まいった。劇場で観なかった事を、今さらながら後悔した。あのコロシアムの臨場感は、劇場の大画面で味わえるものだと思う。脚本も、無駄な所が一切なく、一級のエンターティメントになっていると思う。 | ★★★★★★ |
あの子を探して | いい意味でも悪い意味でも、これぞ中国人!って感じの子だった。奇麗事として描かないその姿勢に潔さを感じる。生徒を探す最初の動機なんて、はっきり言って「金」だもんね。それにしても、一文無しになっても門の前で粘り続けるその強さには感服する。「きっかけは何でもいい。大事なのは成し遂げたかどうかだ」 | ★★★★★★ |
39・刑法第三十九条 | 囁くような役者達の演技と、見ているだけで憂鬱になる灰色っぽい画面。森田監督の雰囲気作りはかなりはまっていたと思う。内容も、サスペンスと社会派ドラマをうまく組み合わせ、最後まで飽きさせないものだった。 | ★★★★★★ |
ナビィの恋 | 初恋の人を何十年も待ち続けたナビィ婆ちゃんと、婆ちゃんを快く送りだした恵達爺ちゃん。何とも切なく、それでいて幸せな物語だ。沖縄の色とりどりの風景と聴いてるだけでハッピーになる音楽の中で繰り広げられる、お伽話のような世界。素晴らしいです。 | ★★★★★★ |
カル | | ★★★★★★ |
スリーピー・ホロウ | 全編灰色でどんよりした雰囲気が映画に漂っているけど、それでいてどこかノスタルジックな世界に描かれていてとても良かった。恐い話なんだけど、どこか懐かしい、いかにもバートンの世界だった。 | ★★★★★★ |
シュリ | どう考えてもおかしい、って突っ込みたくなる箇所もいくつかあるが、正直いって面白かったし、ラストは感動してしまった。やはり日本人に近い感覚をもっているから感情移入しやすいのだろうか? | ★★★★★★ |
四月物語 | 自分が忘れかけていた感覚を蘇らせてくれる。自分も北海道から都会に出てきた人間で、東京の大学で戸惑いながら少しずつ友人を作っていったので、見事にこの主人公の感情とリンクしながら観ていた。この監督は小さな心の揺れを描くのが本当にうまい。 | ★★★★★★ |
黒猫・白猫 | 面白い!「アンダーグラウンド」の笑いの部分を拡大して、とことん楽しませるエンターティンメントとして完成させた監督の手腕に感服。国がボロボロになりながらも、こんなハイテンションな娯楽作を作り上げるユーゴスラビア人って、何者なんだ! | ★★★★★★ |
サイモン・バーチ | いかにもアーヴィングが考えそうな、ちょっと変わった感動物語。「生きる意味をくよくよ考えている暇があるなら、今与えられた生を精一杯生きなさい」という強烈なメッセージが込められている。バーチのように強くなりたい。 | ★★★★★★ |
鮫肌男と桃尻女 | これはもう、我修院さんに尽きます。思わず浅野君もマジ笑いしてしまうシーン、かなり受けます。、、、スキ。 | ★★★★★★ |
がんばっていきまっしょい | 脇目もふらずに、一つの事に一生懸命になれる青春、いいですね。もう使われていない倉庫に残された写真が、何とも言えない感情を呼び起こします。それにしても、瀬戸内は青春映画が良く似合う所ですね。 | ★★★★★★ |
ディープ・インパクト | 「アルマゲドン」と比較される事が多いけど、それはこの映画に失礼だと思う。こちらの方が群像劇として数段上だと思う。物語への引き込み方も、最初はスキャンダルだと思わせておいて本題へ入っていくあたりなんか、さすがである。 | ★★★★★★ |
コンタクト | ここで描かれている宇宙観が、僕が何となく宇宙に対して考えているのと近いものがあるので、素直に感動できた。 | ★★★★★★ |
フェイス/オフ | いや面白いですよすごく。ですけど、この二人、根本的に顔の骨格が違うような気がするんですけど・・。顔の皮だけ変えて入れ替わるのか?とは思いました。 | ★★★★★★ |
ロング・キス・グッドナイト | レニーハーリンの、大味でいてツボを押さえた演出は大好きです。公開当時は、ミッションインポッシブルなんかの影に隠れてあまり話題にはならなかったけど、こっちの方が断然面白かった記憶があります。 | ★★★★★★ |
バウンド | これは拾い物の傑作サスペンス!良く練り上げられたシナリオに、こだわりの映像美がマッチして飽きさせない作品になっている。 | ★★★★★★ |
キッズ・リターン | 北野映画では一番好きな映画。単純に映画として面白いし、全体に流れる「冷めた空気」がただの青春映画とは一線を画している。主演の二人の魅力も忘れられない。 | ★★★★★★ |
いつか晴れた日に | アン・リーの繊細な演出はかなり好感がもてます。特にお気に入りはアラン・リックマンのいい人ぶり。「ダイ・ハード」で演じた嫌な奴とは一転して、気が弱くてつい応援したくなる役柄を、なかなか好演しています。観た後にちょっと幸せになるようなお話でした。 | ★★★★★★ |
アンダーグラウンド | まいった。自分の国がボロボロになっていく様を、決して悲劇的ではなく、徹底的に喜劇として描くその根性。ラストに青年が呟く一言に、俺は泣いた。 | ★★★★★★ |
クイック&デッド | なにげに凄い豪華キャストなんですね。サムライミのカメラワークは刺激的で面白い。最近普通の映画ばかり撮ってるけど、元に戻ってほしいな。 | ★★★★★★ |
スモーク | 大人による、大人のためのおとぎ話といった雰囲気の映画ですね。何気ない日常にも、いろんなドラマが隠れている。そんなドラマを感じ取れる繊細さを大切にしたい。 | ★★★★★★ |
クリムゾン・タイド | 潜水艦の中の息苦しさ、男だらけのむさ苦しさが混じり合って、ものすごい緊迫感を作り上げてます。激しいアクションシーンなど余りないけど、十分熱い映画です。 | ★★★★★★ |
119 | 予想外に良かった。作品から竹中監督のユーモラスで優しい人柄が滲み出ていますね。上手ではないけど素朴で好感の持てる赤井英和を中心に、役者陣の演技も良い。豪華なチョイ役にも、竹中監督の人柄を感じます。 | ★★★★★★ |
マスク | とにかく縦横無尽に動き回るジムキャリーに目を奪われる。まるでテックスエイブリーの創り出したアニメのキャラクターのようなダイナミックな動きは、まさにはまり役だった。 | ★★★★★★ |
パルプ・フィクション | 格好いいし、斬新だし、何より面白い。タランティーノは、どれだけたくさんの新進映画監督に影響を与えただろう。彼はまた、あっと驚くキャスティングでも楽しませてくれる。この映画ではトラボルタ。見事にこの作品で復活してしまったもんなあ。 | ★★★★★★ |
いつかギラギラする日 | 個人的に深作監督作品では一番面白いと思った。いろいろ制約のある日本で、よくぞここまで迫力あるアクションシーンを撮れたと思う。ハリウッド映画と比べるのは酷ですが、健闘してるといえる。欲を言えば男だけのキャスティングにして欲しかった。多岐川裕美はいらない。 | ★★★★★★ |
許されざる者 | 渋い!渋すぎる、、。イーストウッドは、何故年をとってもこんなに格好いいのだろう、、。 | ★★★★★★ |
JFK | 真相はどうあれ、観るものをどんどん話に引き込んで行く監督の演出力が凄い。時間の長さを感じさせなかった。 | ★★★★★★ |
ターミネーター2 | 映画自体はかなり面白いんだけど、当時は公開前から情報がばんばん入ってきて、観る前にほとんどストーリーが分かっている状態w。1の衝撃を超えるものはありませんでした・・。以来、映画を観る前には必要最低限以上の予備知識は仕入れないで映画を観ることにしています。 | ★★★★★★ |
羊たちの沈黙 | 正直、犯人はショボ過ぎだけど、レクターとクラリスが絡むシーンの緊迫感は半端じゃない。脱走シーンは唖然としてしまいました。 | ★★★★★★ |
ダイ・ハード2 | 全く、この映画と同じような事件が本当に起きるとは、、。この映画自体は、大味な演出ながらもけっこう好きな作品である。 | ★★★★★★ |
トータル・リコール | ストーリーはかなり面白かったんだけど、とにかく気色悪すぎ。バーホーベン監督は、生理的に気持ち悪い映像を撮るから好きじゃない。 | ★★★★★★ |
シザーハンズ | まさに大人のおとぎ話って感じの映画ですね。全く、ティムバートンたら、見た目に似合わずこんなにロマンティックな映画作るんだから。でも彼の世界は居心地がいいから好きだなあ。 | ★★★★★★ |
トレマーズ | モンスターの暴れっぷりもさることながら、アメリカのド田舎の牧歌的な雰囲気も魅力的。大変なことが起きてるのに、何となくみんなのんきに構えていて、モンスターの破片で記念写真撮ったりしてる所がバカっぽくていい。ケビン・ベーコンも、いいあんちゃんって感じで楽しんでます。 | ★★★★★★ |
マイ・レフトフット | とにかく、ダニエル・デイ・ルイス演ずるブラウンが人間的で良い。障害者=聖人君主みたいな描き方でないのがイイ。それと周りの人間の、ブラウンへのさりげない愛情。決して過剰に保護する訳でもなく、普通にサッカーの仲間に入れてやってたり。アイルランドがまた好きになった。 | ★★★★★★ |
いまを生きる | | ★★★★★★ |
その男、凶暴につき | 犯人の銃弾が、刑事の後ろに立っていた関係無い一般人の頭を撃ち抜くシーンなど、死というものはいつ突然やってくるか分からない、という恐怖にゾクッとする。北野監督の登場は、それ以後の日本映画の文法に影響を及ぼしたことは間違いない。この映画を、通常通り深作監督が撮っていたらどんな映画になっていただろう。 | ★★★★★★ |
ミシシッピー・バーニング | 人種差別を描いた映画はつい感情移入して観てしまう。この映画も観ていて出て来る白人に対して非常に怒りを覚えた。映画としては良く出来ていると思います。 | ★★★★★★ |
AKIRA | 日本アニメのエポックメイキングであることは間違い無い。世界中の映像作家に影響を与えたであろう独特の世界観、後半の観客を突き放したかのようなストーリー展開・・まるでアニメ界の「2001年宇宙の旅」である。 | ★★★★★★ |
ヒドゥン | 拾い物の傑作SFアクション!冒頭のスピーディーなカーチェイスから、ホラー、サスペンス、ファンタジーと何でもありの展開で最後まで飽きさせない。伊達にアボリアッツでグランプリ獲ってないね。 | ★★★★★★ |
アンタッチャブル | かっこいい!ケビンコスナーもいいのだが、脇役陣がすごすぎるので、割を食っている感じ。デパルマのカメラワークも、エンニオモリコーネの音楽もかっこいい。 | ★★★★★★ |
プラトーン | ベトナム戦争の地獄にはまり込み、のた打ち回るチャーリー・シーン。でもね、君のお父さんはベトナムでもっと凄い地獄を見たんだよ。 | ★★★★★★ |
バタリアン | ゾンビ好きにはたまらない逸品。凡百のゾンビもどき映画に比べて、ちゃんとロメロへのリスペクトが感じられる所がいい。走るゾンビにタックルするゾンビ、ちゃんと恐さも笑いもツボを心得た娯楽作品になっています。 | ★★★★★★ |
未来世紀ブラジル | この刺さるような風刺が心地よい。まるで子供が考え出したような、想像力溢れる未来の姿。ストーリーは忘れかけたけど、描かれた世界は強烈に頭に残っている。 | ★★★★★★ |
グレムリン | 僕的には、子供の頃のクリスマス映画といえばこれ。劇中のテレビでは「素晴らしき哉人生」が放映されてるけど・・(笑)。やっぱりファンタジーには、これくらいの毒がないと。 | ★★★★★★ |
キリング・フィールド | 人間は、信念の為ならここまで残酷になれるものなのだろうか、、。ポルポトについては、ある程度知識として知っているつもりだったが、こうして映像で見せられると、その深刻さに改めて考えさせられる。 | ★★★★★★ |
愛と追憶の日々 | 母娘の関係って、男には立ち入れない強固な絆を感じる。父と息子の関係がライバルなら、母と娘は親友のようなものかな。ラスト近く、病床に臥せる娘の悪口を言う孫の顔を平手打ちする母親に、強い愛情を感じた。 | ★★★★★★ |