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papaclezioさん
ブロンズレビュア
Update:2006/11/28
得票数:23
プロフィール:
数年前と現在。好きな映画・気になる映画、苦手な映画。根底は変わらないけど、やっぱり微妙に移り変わっている気がする。それが面白い。
papaclezioさんに一票!
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題名レビュー星の数
雨に唄えば何度観ても飽きないミュージカル映画の1本。観るたび新しい楽しさが沸き上がってくる、最高に愉快な作品です。雨の中を踊るジーン・ケリーは最高(恋の高揚感が水飛沫と一緒に跳ね上がってくる感じで、観ているこちらが心躍り、足が勝手にリズムを取り始めてしまうみたいな)。彼の作品の中では……全部観ているわけではありませんが、一番好きな作品です。サイレントからトーキーへの移行を思うと、感慨深い。★★★★★★★
陽のあたる場所自分を含めた周囲の幸福を願っている…だからこそ、夢の落とし穴にはまるのは、とても簡単。そこで足枷になるのは、それまでの自分の幸福そのものかもしれない。出会いのタイミングの悪さ、人の心の難しさ、弱さ、そういった様々な影の部分を束にした物語…そんな感じがしました。恋人同士での鑑賞にはお薦めしたくない感じの作品。彼の考え方、彼女の考え方って、どこか“理解できる感情”だったりしませんか?★★★★★★★
サンセット大通りこの映画を観た時、サイレント映画を立て続けに観ていたのも手伝って、俳優の栄枯盛衰ぶりが妙に生々しく…それもあって、“面白かった”という感想は語弊があります。どちらかというと、目が離せなかったと言う感じ。この重たい題材を、飽きさせずに見せていく監督の力に感服。そして、なによりスワンソンの存在感が素晴らしい。登りつめた女の意地と弱さ、誇りと捨てられない夢、彼女の存在がこの映画そのもの。★★★★★★★
素晴らしき哉、人生!素朴で暖かい、おとぎばなしです。見終わった後で、誰かのために何かをしたくなる物語。はじめて観たのは学生の時で、ちょうどクリスマス近く。しみじみと「ああ、私って映画が好きなんだなあ」と思えました。今でも、クリスマスシーズンが近づくと自然に手が伸びてしまう作品です。★★★★★★★
風と共に去りぬ長いんです、この映画……なのに一気にラストまで辿り着いてしまう不思議さ、すさまじい牽引力です。逞しく一途であるからこそ、頑なで不器用なスカーレットが愛しい。そして、そんな彼女を慕い続けるメラニーも。『風と共に去りぬ』といえば反射的に出てくるのはバトラーとスカーレットの姿だけど、これは彼女たちのラブストーリー(恋愛の愛ではなく)でもある、そう思います。そして映画が終わったら原作を!★★★★★★★
モダン・タイムスはじめてみたチャップリン映画です。見ている間は予備知識であった“機械文明への批判”のことはスッポリ抜け落ちていました…だって皮肉すら笑い飛ばしていて、可笑しいんだもの。そしてチャップリンの、スクリーンからのはじめての声がどこの国の言葉でもない摩訶不思議な歌だったというのが、とても好きです。笑いは言葉だけに宿っているわけじゃない、“トーキーよ、どうだ!?”そんな心意気を感じる。★★★★★★★
シカゴ誰にも感情移入出来ないし、話も泥々してる…なのに何度も観てしまう、まるで麻薬。登場人物が感情的に盛り上がって突然歌い出す、そんなミュージカルが苦手な方でも違和感なく観ていられそうです。あとは展開が好みかどうか。モラルを蹴飛ばし鼻で笑い、愛を讃えながら札束を数える、そんな貪欲な人間の幸福論法に魅力を感じられるなら問題無し。腐臭漂う煌びやかな世界に引きずり込まれます。弁護士ギアが最高!★★★★★★
戦場のピアニストピアニストは自由を失い、愛する人達を失い、表現の術を失う。楽器も希望も持たず、人間らしさの表現を全て失って、それでも生きるためだけに逃げ続ける。シュピルマンがくぐり抜けたのは人間の生死が重さを持たない、異常な世界です。彼は銃を持たない逃亡生活の中で、自分の精神を相手にして戦っている、彼の戦場は心にもある…そんな風にも見えてしまって。終始、張りつめた気分で映像を観ていた気がします。★★★★★★
TRICK トリック -劇場版-“映画でなければ!”という感じはそんなにしないけれど、TVシリーズのファンなら間違いなし、いつものノリが楽しめます。思わず続編を期待してしまう勢いです。上田と山田の微妙な関係にウエイトを置きがちに観続けているファンなら、さらに楽しめるはず……あの暗号文を読み違ってしまう山田の女心のいじらしさ(?)。ただ、一言文句を言うならば……矢部にもっと活躍して欲しかった!★★★★★★
スター・ウォーズ エピソード2 クローン ・・このシリーズが好きなので、愚痴も文句も“好き”のうち。「映画としては? 1本の作品としては?」…という冷静な感想に欠けています。アナキンを取り巻くあらゆる事象の向こうがわで、ダース・ベイダーがおいでおいでしているように見えます。危なっかしくて止めたくて(でも止められない)。物語の流れに身を任せてみると、続編が待ち遠しくてたまりません。映画でシリーズものを観るって、贅沢ですねえ。★★★★★★
Laundry ランドリーつかめそうでつかめない、ふわふわした物語。現実的に見れば“ありえないでしょう?”……それが、すとんと心に落ち着いてくる。なんだか不思議な映画です。あぶなっかしいテルと、あやうい水絵を冷や冷やしながら見ているうちに、ふたりの世界に引き込まれていしまう。おもいきり遠回りする探し物っていうのも楽しいかもしれない。なんとなく立ち止まった背中をトンと押してくれる感じの、やわらかな映画です。★★★★★★
ハリー・ポッターと賢者の石読み手の数だけ存在するハリー・ポッター。あれだけ人気のある作品を映画化しようとした監督の心意気にまず拍手です。そして、原作を大切に扱ってくれたことに感謝。2時間という枠の中に、よくイメージを崩さず、物語を凝縮させたものだと感心しました。(そういえば、クィディッチのスピード感とスリリングスさ……読んでいたときに文字から映像化できなかった部分です。実際に見ることが出来て大感動でした)★★★★★★
ウォーターボーイズ「こんなはずじゃなかった」って言葉は、マイナスにもプラスにもなる……観た後でスキップ踏みたくなるような楽しさをプレゼントしてくれる邦画。出足は少々もったりしているんですけど、青春物語なんだから常に明るく上手くいくはずがない!(おまけに相手は男性陣には敷居の高い、シンクロナイズドスイミングだし)。後半の演技シーンは画面の隅々まで若さのパワーがはじけ飛んでいて、最高に気持ちいいです。★★★★★★
千と千尋の神隠し根底に流れるテーマや、語られている言葉を拾うのではなく、ただただ映像に飲み込まれていく感じで観ていました(考えないで、楽しんじゃったんですね)。異界に迷い込んでしまった千尋の心と自分の心を微妙に重ね合わせながら。人ではないものの世界を覗き見るという感覚で……なんだか古びたテーマパークを散策していくみたいで、ちょっとした探検気分になりました。可愛くない千尋が、不思議とキュートでした。★★★★★★
メメント小刻みな記憶すら残せず、他人も、自分すら信用できない人間は、何を頼りに歩いていけばいいと思います?……とにかく人に紹介し辛い『メメント』。「ここが面白い」と言おうとすると、それが作品の核心に限りなく近くなってしまうから厄介です。……レナードが残す記憶の断片を、どうやって組み立てていくか、組み立てていけるか。製作者との真剣勝負です。★★★★★★
ショコラ心にとろりと溶けて、思わず飲み込んでしまう…文字通りチョコのような映画です。甘くて、ほろ苦い。伝統、しがらみで身動きの取れなかった村人達は、わずかなチョコレートをきっかけにして、幸福を手に入れていく…自由へ踏み出す一歩って、どんな形をして人生に登場するか分かったもんじゃない。ビノシュって、こんなにキュートな女優だったんですね(それも新鮮)。どちらにしても、チョコ必携の作品です。★★★★★★
PARTY7いきあたりばったりに入った映画館でブチあたりたい『PARTY7』。個性を誇張された現実世界と微妙にズレてる“なんだかちょっと普通じゃない”人達が次々に登場。とりあえず2億円をうっちゃって物語は進行します。あやしくて胡散臭くて漫画チックなこの邦画は、力を込めすぎないで軽い気持ちで見るのがコツかも。★★★★★★
チャーリーズ・エンジェル女友達とワイワイ騒ぎながら観たい感じの映画。ありきたりでお約束の展開なんだけど、それを差し引きして残るのは、気持ちのよさ。気っ風が良くて腕に覚えありの3人の、キュートで色っぽくてパワフルな女の底力に、同姓の私も参ってしまいました。★★★★★★
エリン・ブロコビッチエリンの気っ風のよさ、見ていて胸がすく思い。ジュリア・ロバーツがハマり役だと思います。彼女のことを苦手な私が、“なんだか好きになっちゃいそう……”と思ってしまったくらいに魅力的!★★★★★★
ギター弾きの恋追いかけられてそっぽを向いて、振り返ったとき相手の姿を見失ったことに気が付いて愕然とする……気持は行き場を失います。立場や環境は違えど、似たような2人は案外たくさん居そう。セピア調・ビター風味の恋愛物語。なんとなく好きで忘れられない、そんな映画でした。修飾過剰ではない、音楽がとても素敵。ギターがこんなに表情豊かにフィルムを彩ってる映画って、私にとっては初めてだったような気がする。★★★★★★
初恋のきた道青年と、彼に恋した少女の物語……いくつもの“ただそれだけ”の出来事が、観る者の心に小波を起こします。恋をしている少女の心と大陸の情景がシンクロしてゆく不思議な感動(そして彼女の、“現在”の色彩の痛々しさ)。言葉と文字に力が与えられていなくても人の想いは雄弁なものなんだ……そんなことを素直に思えました。シンプルだからこそ、力強い。観終わった後、中華料理が食べたくなるのも特徴?です。★★★★★★
ノッティングヒルの恋人ジュリア・ロバーツが苦手な私が、アレルギーを克服してしまったほど、彼女がキュート! ヒュー・グラントの微妙にダメな男っぷりが、またいい味を出していました。楽しい気分をお裾分けしてくれるラブ・コメディ。王道をいく物語、という感じです。★★★★★★
マルコヴィッチの穴物語が進めば進むほど、頭で点滅してる「?」の数が増えていく。なにが哀しくて7と1/2階、どう転んでマルコヴィッチ、どんな根拠で15分。ああ、わからない。でも……マルコヴィッチ、マルコヴィッチ。それが楽しいんだから、仕方ない。★★★★★★
ボーイズ・ドント・クライもうひとつの人生を手に入れようとした若者のついた嘘。秘密の中から愛を勝ちとったブランドンは、自分自身の真実が明るみになった瞬間から、破滅への道を進まざるをえなくなる。ありのままでいることを拒絶される恐ろしさ、閉鎖的な世界の残酷さ。あらゆる思いが爆発して、言葉を失う瞬間があります。忘れられない映画。★★★★★★
サイダーハウス・ルール描かれているのは“人間の罪”。メッセージ性が強くて苦い。でも、作品を包み込む静かな視点と人間への暖かい感情によって、痛みの部分が昇華されていく感じがする。美しい四季の映像と、静かな音楽も相まって、不思議な清涼感のある映画。★★★★★★
ダークシティその名前の通り、どこまでも薄暗い街。そこで生まれるのは目覚めても終わらない悪夢。主人公の混乱は、そのまま私のものになる。SFというか、どこかオカルトめいた物語でした。結末が好みの分かれるところかもしれないです。★★★★★★
エネミー・オブ・アメリカ1999年のサスペンス・アクションでは『交渉人』と肩を並べる面白さ。とにかく“ここまでやる?”と唖然とするほど、徹底的に主人公を追いつめるNSA。その最新鋭のテクロノジーと、執拗さがすさまじい。不安と緊張感で気を抜く暇がなかった。政府って個人の生活の、どの辺りにまで手を伸ばすことが許されるものなんだろう。架空の物語と分かりつつ、時々背筋が寒くなりましたた。ハックマンの存在に、ニヤリ。★★★★★★
仮面の男「三銃士」の後日談。どこか体育会系な“one for all, all for one!”のノリが好きな人にオススメな痛快・娯楽活劇。腕に自身あり、お洒落で情に厚く、レディのためなら命もかける、ちょっと薹の立った銃士達(肝心のレディの存在が希薄ですが、これは男達の物語だから女性の影は薄くて正解でしょう)、彼等を堪能する作品です。そんななか、4対1という不利なポジションで、ディカプリオも頑張ってました。★★★★★★
踊る大捜査線 THE MOVIE笑って、泣いて、思い切り幸せな気分。作り手の狙いに、見事に乗っかりながら観ていました。このシリーズは、素直に楽しんだもの勝ちって気がします。やっぱりドラマの続編も観たくなっちゃう。★★★★★★
がんばっていきまっしょい私には、スポーツに打ち込んだ青春はありませんが。それでも、彼女たちのボート部に、想い出の一端を預けながら観ていたような気がします。ほのかな微熱のような、恋未満の恋も描かれていて……気恥ずかしい懐かしさを覚えたりもして。ゆったりと流れていく川のようなリーチェの歌声、さらりと女の子達の姿をとらえる視点。川を下る姿がとても気持ちよさそうで、この映画を観ると、無性にボートに乗りたくなる。★★★★★★
ブエノスアイレスただひたすらに淡々と描かれる、一組の恋人の物語。けれど、そこに漂っているのは息が詰まりそうになるくらい濃密な空気で、張りつめている(思えばかなり疲労度の高い映画でもありました)。求め続け、与え続け……壊れたレコードのように繰り返される関係、その危ういバランスが崩れた瞬間、彼等はどこに行くのか。見つめるトニー・レオンと見つめられるレスリー・チャン、それぞれが本領発揮しています。★★★★★★
普通じゃないちょっと歪んでるけど、素朴なラブ・ストーリー(ほのかな苦みはあるけど毒は無い、って感じの)。ドンくさくてうだつのあがらない掃除夫と、気が強くて積極的な社長令嬢……あきらかに共通点ゼロのふたり。そんな味気ない関係に、天使の事情で恋のエッセンスが混じってくるから話はややこしくなる(観客としては、「そうこなくちゃ!」)。肩の力を抜いて見る、恋のおとぎばなし。★★★★★★
オースティン・パワーズおバカで下品で内容はカラッポ、笑えばいいのか呆れればいいのか、戸惑うようなベタなギャグの連続。ただただひたすらに、しょうもない。でも、そのくどさ加減が快感に変わってしまったら?……想像してたより、遥かに滅茶苦茶な雰囲気に、文字通り‘ぽかーん’としていたけれど、奇想天外なんでもありのノリがクセになってしまいます。ここまで突き抜けてくれると、逆に爽快。★★★★★★
セブン・イヤーズ・イン・チベット傍若無人なハラーが、少年ダライ・ラマの家庭教師になり、すこしずつ人との関わり方を受け入れていく過程に、しっとり暖かい感情を覚えます。雄大なチベットの風景も相まって、興味の無かったはずのブラッド・ピットが“なんだか素敵”そう見えてしまった作品。後半のダライ・ラマの言葉は、あどけなさの残る少年だからこその痛々しさを覚えました。★★★★★★
ガタカ淡々とした未来世界の描写が、逆に残酷さを増幅します。優れたもののみを残して、他のすべてを淘汰していく世界から生まれた歪み。ジュード・ロウとユマ・サーマンの存在が、“遺伝子の申し子”に信憑性を持たせてます。★★★★★★
恋愛小説家ジャック・ニコルソンが主演という時点で、意外性が高い!……カッチリ造られていて安心して見ることが出来る作品。シャンパンみたいなラブストーリーです。★★★★★★
白い嵐少年の成長物語という呼び込みだけで「さあ、感動するぞ!」と、肩に力が入りがちな私です。けれど、同じカテゴリに属する今までの作品とは勝手が違っていました。中盤からの急展開で、明るく軽やかな気分は吹き飛びます。前半と後半で、これほど印象の変わる作品も珍しい。1本の映画にも関わらず、2本の作品を観た感じがします。これが実話だったなんて。★★★★★★
キッズ・リターンどうしようもない自分をどうすることもできない。目標に突き放されたら、無為な時間を消費していくだけ。でも、“それがどうした”。そんな男達を観察する様に追いかけていく。観客がどんなにもどかしくてたまらなくなっても、彼等を見つめる視線は常に冷めてる。未来を否定はしてないけれど、別に期待しているわけでもない。そんなうっすらと肌寒い青春映画。校庭で自転車を乗り回す二人の漏らした言葉が痛い。★★★★★★
トレインスポッティングただひたすらに疾走していく90分。先は見えない。どうなるのかわからない。空虚な笑い声が怖い。とにかく呆れるくらいに汚い。そして、病んでる。見て気持ちのいい映画ではないと思う……。この映画に対する“評価点”は「おもしろさ」ではなくて、インパクトに対してです。身体の真ん中に風穴があいたような感覚。こんな気分、今まで味わったことがないもの。★★★★★★
スワロウテイル岩井監督の捕らえる映像と、その空気が好きです。この人のカメラで縁取られると、風景が意思と言葉を持つように錯覚します。円都の異空間的で、お伽噺めいた雰囲気には、それが顕著に現れていた気がする。ちょっと長いな……とは思うんですけど、引き込まれます。夢の都でさまよっている円盗の未来を追わずにはいられない。……主演の三上博史が印象的でした、なんだか彼だと思えなかった。★★★★★★
トイ・ストーリー普段は字幕派なんですけど、この映画は例外。日本語吹替版が最高に面白い!(唐沢俊明&所ジョージをキャスティングした方々に拍手を送ります)。この映画を観ると、オモチャ達を見る目が変わります。★★★★★★
プリシラ性格も世代も考え方も違う3人のゲイが、オーストラリアの砂漠をバスで行く。砂漠をひた走るプリシラ号の危なっかしい逞しさが、3人の生き様と重なって見えて仕方なかった。派手なお話ではないけれど不思議と心を動かされる…元気が出るというより心の湿気を乾かしてくれる、そんな作品です。米国で似た題材を扱った『3人のエンジェル』がありましたが、物語の作り方にお国柄が出ていて、それも面白かったです。★★★★★★
ギルバート・グレイプ美しい風景の中で繰り広げれれる、家族の物語。淡々とした語り口調の映像だから、逆にギルバートの心の叫びが響いてくるような感じがした。ベッキーと出会ってから、ゆっくりと変化していくギルバートが素敵。ディカプリオがとても上手な俳優だという事を知った作品でもありました。★★★★★★
クール・ランニング素直に、おもしろい映画でした。コミカルで、泣かせる。小細工のない展開(直球って感じです)、それもとても気持ちいい。観たあとで元気になれます。★★★★★★
レザボア・ドッグスバイオレンスとミステリが絡み合った、とことん男くさい物語。黒のスーツにサングラス、いかにも悪そうな男共が主人公です。オープニングで彼等がただ歩いてるだけのシーンがあるんですが、その胡散臭い格好よさに、思わず顔が笑ってしまいました。クセのあるキャラに、クセのある展開。これでつまらなかったら嘘。……タランティーノ印の作品って、ほのかに下品なんだけど、どこか洒落てて参ってしまう。★★★★★★
シザーハンズ好奇心と親切、畏怖と拒絶は仲のいい言葉…人間は簡単に裏返ってしまう。肌に触れれば傷つけることしかできない鋏の腕に、無垢な心を持った人造人間。人一倍愛することに長けていながら、愛情を伝えるべき仕草を持てないやるせなさ、もどかしさ、哀しさ、残酷さ。あの成熟していない世界での恋の結末は、おとぎばなしになることがベストだったのかもしれないけど…。暖かくて寂しい、ちょっと忘れられない映画です。★★★★★★
魔女の宅急便大きな海辺の街。そこを訪れた小さな魔女キキと、街の人達の出会い。幸福な物語……だからこそ、彼女がスランプに陥ったときの不安と辛さ、孤独感が際立ちます。困難を乗り越えたときのキキの顔が、ささやかな元気をプレゼントしてくれる気がして、うつむきがちな気分の時に観ると、「頑張ってみようかな」なんて力がわいてくる映画。かつて女の子だった自分が、惹かれています。★★★★★★
チャイニーズ・ゴースト・ストーリー守りたいのに守られてしまう、そんな一途で健気な青年役がよく似合っていましたレスリー・チャン。艶めかしい場面あり、アクションあり、そして話の展開が唐突になったりもしますが、この物語の主題はあくまでも恋(…いきなり歌い出す道士を見たりして、時々自信がなくなる瞬間もあるけれど)。儚い存在の女性と恋におちた青年の物語です。この少女漫画テイストは、女性にも楽しめるはず!★★★★★★
グーニーズ伝説の海賊が残した財宝の地図を手に、現代版トム・ソーヤー達が跳ねまわる、とびきり元気な冒険映画!当時幼かった私は、グーニーズみたいな宝探しをしてみたくてたまらなくなりました。シンディ・ローパーの歌う、“The Goonies 'R' good Enough”のメロディは、今も、鮮やかに焼き付いてます。★★★★★★
ドラえもん のび太の宇宙開拓史うわあ、懐かしい!この作品、シリーズ2作目だったのか。この作品で、ドラえもんの道具って万能なわけじゃないんだ……ということを知りました。安心して見ることが出来るファミリー映画なんですが、ラストがなんとも切ないんです。そして、そこにかぶさる武田鉄也のテーマソングがまた、気分を倍増させる!……この後、色々な作品が出ていますが(全部は観ていないんですけれど)、映画版ベスト3に入ります。★★★★★★

Fayreal

Cinema Review Ver 3.0
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