題名 | レビュー | 星の数 |
A.I. | う〜ん…う〜ん…。これはかなり前評判が影響してしまうタイプの映画。あらすじとして聞かされていた部分が最初のちょっとの部分で終わってしまうので、あとの(実は肝心な)部分が「余分」にすら感じてしまう危険あり。ストーリーはさておき、やはり映像技術は凄かった!感服でございます。いやしかし…キューブリックが元気なうちに2人で組んで作っていれば…と思うと残念でなりません。 | ★★★★★ |
パールハーバー | 戦争のおぞましさを映像化したと言う意味では、迫力においてもかなり出来の良いこの映画ですが、戦争で活躍した者をハッキリと「英雄」扱いしているせいで後味の悪さがタップリと残る。相変わらず「アメリカは強い国だ」と誇示する癖は直ってないようで…ある種ウン〜ザリでございます。「こんな風にしか戦争を捕らえられない(表現出来ない)国民性だから未だに過ちを繰り返してるんだろうなぁ」と思わせる作品。 | ★★★★★ |
小説家を見つけたら | この作品、観ている最中は楽しめたのですが、いざ見終わってみると、すぐにでも「もう一度観たい」と思えるほどの強い印象は残っていませんでした。言葉というものが持つ“力”や“魅力”と言うものを、俳優の表情や映像の演出に頼らず、もうすこし実際の「言葉(セリフ)」で表して欲しかったです…。 | ★★★★★ |
コヨーテ・アグリー | う〜ん・・・予告編の影響か、期待しすぎたせいで、いざ観てみると少しばかり物足りない感じがしたこの作品。原因は、よくありがちな“成功を夢見る少女が、都会に出て成長していく様”というものに焦点を当てすぎたせいではないでしょうか。私的には、もうちょっと「コヨーテ・アグリー」と言う店が持つドラマ性も見せて欲しかったです。でもまぁ見せ場も確かにあったことだし‥‥ってことで取りあえず5つ★。 | ★★★★★ |
スナッチ | 見終わってすぐにまた観たくなるタイプの映画。こういうストーリー展開もたまにやられるとグッと来ますね。こっちが思うような展開に全くならないせいで実話を観ているような気がしてくる。観る時の精神状態の安定度によって評価が変わってくるタイプの映画かも。 | ★★★★★ |
キャスト・アウェイ | ゼメキスとトムのコンビで作られた映画なだけに、ちと期待しすぎた事もあり、思った程の感動は得られなかった。無人島での4年の年月がサラッとしか表現されていない為に主人公の立場への感情移入が足りなかったのが原因だろう…。いやしかし相変わらず役者バカなトム。漂着した時の体重と無人島生活4年目の体重、一体どれだけ違うのでしょうか?激痩せしちょりました。あんなに痩せたトムを見たのは「ビッグ」ぶりのような…。 | ★★★★★ |
ペイ・フォワード 可能の王国 | あらすじはいわゆるオコチャマランチ系ですが、今が旬の実力俳優3人で演るとなると凄い映画に見えてくる。脚本のショボさを演技でおぎなうと言うのはまさにこのこと。おかげで5つ★にとどまりました。いやしかしホント…あのラストはもったいない…。このお話の持つ社会的な力までもを奪い取るような拍子抜けするオチのせいで見終わった後にイヤ〜な気分が残ります。 | ★★★★★ |
アンブレイカブル | う〜ん…面白かったですよ、単純に。映画自体は面白いんですが、時期が悪かったかなぁ。『シックスセンス』で世間を賑わせた監督と俳優のコンビで新しい映画が公開されるってんで前評判大きすぎましたね。そういうのに振り回されず、純粋に「コレはコレ」と、一本の映画として観る事が出来たら、そこそこ楽しめる作品だと思います。 | ★★★★★ |
ホワット・ライズ・ビニース | 久しぶりにちゃんとしたサスペンスを観た気がした。効果音の使い方が実に絶妙で、「怖くないぞ〜怖くないぞ〜」と自分になんぼ言い聞かせても、どうしても驚かされてしまう…。ミシェル・ファイファーにこういう役やらせるとしっくり来ますね、実に。ある種ノーメイクで十分怖いです、彼女は。ストーリー的には、オチにもう一歩ひねりが欲しかった感アリなため、感想は5つ★に。 | ★★★★★ |
チャーリーズ・エンジェル | 1日8時間のトレーニングを3ヶ月続けると凡人でもあ〜なるのかと驚かされる程3人娘達の鍛えようは凄かった。アクションも素晴らしくカッコ良くて、見終わった後に「ハァッ!」とか言いながらハイキックのマネ事をして股関節に痛みが走ったのは私だけではないはず…。優雅さ・可愛さ・普通らしさの3人娘を表現したかった様だが、優雅なキャメロンと可愛いドリューのキャラがかぶりすぎてて、若干暑苦しかったのが残念。 | ★★★★★ |
X-MEN | 有名なスターが出演していないからと、あなどってはいけない。俳優陣に無駄なお金を使わなかった分、きちんと映像技術に費やされており、非常に見応えのあるSFXに…。登場するキャラクター達の超能力が、べらぼうに抜きんでたモノではなく、それぞれがちゃんと弱点も持っている辺りが人間っぽくて感情移入しやすかった。初めて実写版「バットマン」を観た時の感動を思い出しました。 | ★★★★★ |
英雄の条件 | これほど被告人席が似合うのはサミュエル以外にいませんねぇ?どうでも良いけど。寝そべってポテチなんぞかじりながら観ている身としては、主人公の発砲命令は当初非道に思えたものですが、のちに軍人の言い分を聞くに従い、初めて「戦火」と言うものの特別な感覚を知る事に…。ラストでは、戦争と言うもの、その戦地という地獄を身をもって知ったモノにしかわかり得ない何かがあるのだと痛感できます。 | ★★★★★ |
ボーン・コレクター | まぁ、よくあるタイプの連続殺人鬼を題材にしたサスペンス映画。ただ、犯人の犯行予告を次々と解明していく優秀な鑑識指揮官がベッドに寝たまんまってのが新鮮なだけ。R指定でもあるし、中盤で本物と見まごうほどの生々しい殺人現場写真を数枚見せつけるわりには、全体的にエグさは低め。有名俳優と注目女優を使ったわりには後味が残りにくいこの映画。原因はストーリーのテンポの悪さ(無さ)ではなかろうか?… | ★★★★★ |
アメリカン・ビューティー | 「この映画は現代のアメリカを象徴している」と言われるだけに、本当にそれらしいストーリーだった。それこそがアカデミーを取った最大の理由だろうと思いたい。つまり日本人の私には分からなくて良いのだと、そう思いたい。でもブラックユーモアのセンスはさすがですね。笑わせるシーンはどれも尾を引くものばかりで、シーンが変わってもしばらく顔がニヤニヤしてました。 | ★★★★★ |
トゥルーマン・ショー | お話の設定がすごく斬新で、驚かされました。テレビ番組なだけに途中でコマーシャルが無理矢理入ってくるあたりが妙に脇腹をくすぐります。ただ観ている最中、笑いと悲しみの葛藤が常に起きてしまい、観ていて居心地の良い映画ではなかったような…。そのあたりがマイナス2★。 | ★★★★★ |
アルマゲドン | 観る時に“深く考えてはいけません”と言うルールを守りさえすれば、非常に感動する、見応えタップリの素晴らしいSF映画。実際にはあり得ない話を、湯水の様にお金を使って、さもありそうに見せようとする努力には賞賛の価値ありです。ただそこに明らかな無理が残ってしまったのが残念。 | ★★★★★ |
コピーキャット | 人に聞かれたら「面白かったよ」と言いたくなる映画なのですが、何故かあらすじしか思い出せないこの作品…。ハリー・コニックJrが出ていると言うことで観る気になったのですが、確かに彼の演技は凄かった。それだけでも価値があります。 | ★★★★★ |
アポロ13 | 事実をかなり忠実に再現している努力と結果に7つ★ですが、ストーリーは、まぁ実話ですし、脚色しなくても十分ドラマティックな事件をそのまんま映画化してるわけで、面白いのが当たり前。って事で評価は5つ★です。 | ★★★★★ |
クール・ランニング | ジャマイカ出身の代表選手達を演じる俳優があまりにも素人臭く、セリフとセリフとの間に妙な間(ま)みたいなものもあり、ずっと違和感を引きずる事に。しかしボブスレーに名前を付ける時のシーンは5人の息がピッタリで、ギャグ特有の間とタイミングが絶妙でした、思わず大声で笑ってしまったくらい。ラストシーンの感動はそれまでの不出来具合を全て帳消しにしてくれますね。 | ★★★★★ |
レザボア・ドッグス | う〜ん…難しいですね…。タランティーノの臭いがプンプンするキャスティングとストーリー。彼独特の、一人一人にスポットをあてた丁寧な回想シーンは味のあるやり方ではあるけれど、これ一辺倒でやられてしまうせいで、映画特有の想像する楽しさって物を欠いてしまい、見終わった後に「‥‥で?」と問いたくなるような違和感が残る危険性あり。これこそ好みで意見が分かれる映画かも。 | ★★★★★ |
ハリー・ポッターと賢者の石 | 書籍が先に大売れしてしまったものを後から映画化すると、どうしても満足行く作品に仕上がらないと言うお決まりの法則がありますが、これはまだマシな方だった様な気がします。原作を読んでいない旦那と、3作読んでしまった私が一緒に観たのですが、旦那はお話のスジに「ドキドキさせられた」と楽しんだ様子で、私的には「クィディッチ」の激しさを実写で見れた事に感動しました。 | ★★★★ |
デンジャラス・ビューティー | あらすじから想像出来るその通りそのまんまのストーリー。可もなく不可もなく、カウチボテトしながらヘラヘラ笑って観るにはもってこいの映画。元は悪くないが色気がないせいでモテない女を演じさせるにはサンドラはもってこいの女優さんだと感じました。 | ★★★★ |
タイタンズを忘れない | これ2000年の映画なんですねぇ?もっとずっと昔の映画かと思いました、色んな意味で。まぁ実話なんでストーリーに文句付けるわけにはいかないんですけど…にしてももうちょっと考えて予告編作ってもらわないと…。最近はこういう「予告編で全編見せちゃう」系のやつが多いから気を付けてたんですけど、「タイタンズを忘れない」のビデオ借りてきたのに、なぜその映画の予告編が入っているのか…。ホント勘弁してください。 | ★★★★ |
グリーン・デスティニー | もうとにかくワイヤーアクションに笑った。役者さんが無理につりあげられてバランス崩したまま宙を泳ぐ姿はドリフのコントにしか見えませんでした。不自然すぎると逆にまぬけに見えますって。必殺仕事人とか水戸黄門のヤシチの方がまだ格好良くみえる。ストーリー的には、ありきたりな物に成り下がらず、良い物に仕上がってると思うんですけどねぇ…。ただただアクションが…残念です。 | ★★★★ |
パーフェクト ストーム | 船長が底なしの楽天家なために比較的いつもヘラヘラと笑っており、とんでもない嵐に巻き込まれていると言う危機感がイマイチ伝わって来ないままラストへ突入してしまう。おかげで拍子抜けしたエンディングをを迎える可能性あり。基本的に実話って言うのは、あくまでも実際に起こった事であって、“ドラマ”としてのストーリー展開を期待しないほうが良いのかなぁ?…そう思わせるタイプの映画でした。 | ★★★★ |
M:I-2 | ミッション・インポッシブルと言うタイトルをこの映画に持って来る事自体が間違い。パートTは素晴らしかったのに、このUが台無しにしている。スパイなるものの持つズバ抜けた技術とか知能とかそういうものが題材だからこそ面白いシリーズなのにパートUでただの恋愛映画になり下げてしまっている。スローモーションも乱用はイライラの素。トムが空中に止まったまま「つづく」って出たらどうしょうかと思いました。 | ★★★★ |
グラディエーター | お話が希薄過ぎてオコチャマ用にすら思えた。いっそディズニーにまかせた方がしっくりきたかも。舞台とかミュージカルの様な独特の暑苦しさが後味に残る。もう一度観たいとは思わない。 | ★★★★ |
メッセージ・イン・ア・ボトル | なぜ映画化したのかが不思議。原作のままで置いとけばそれなりに良いお話として皆の記憶に残ったと思うのに…。映画として見ると救いようのない悲しみが前面に押し出されていてストレスになります。無骨なケビン・コスナーが急に行動的になるのも違和感があったし、大人の恋愛のわりには子供じみた衝動を繰り返すので、感情移入がしずらかった…。 | ★★★★ |
マン・オン・ザ・ムーン | この題材になっているアンディというコメディアンの事を、全く知ることなく映画を観てしまうと、面白さが激減して「‥ふ〜ん」で終わってしまう可能性大。基本的には実話であり、いつも笑わせてくれるコメディアンにも暗く悲しい一面があるんだ、と言う事にどこまで感情移入出来るかがカギ。本編始まってすぐのところで面白い演出がしてあります、未見の方はお楽しみに♪ | ★★★★ |
ジャンヌ・ダルク | 勉強になる映画ですねぇ、これ。ジャンヌ・ダルクってのが実はあ〜いう少女だったって事知って驚きました。ただ長すぎる。前半は戦のシーンが盛りだくさんなのであれよあれよと言う間にお話が進むけど、その後が長い。観客にもう一つの可能性(真実?)を教える為に必要なシーンなのだろうけど、もうちょっと無駄をなくしてギュッと凝縮した方がセリフの一つ一つの重みが出て、良いんじゃないかなぁ?… | ★★★★ |
マグノリア | 恐ろしく長い映画。12人もの人々の生活を一度に表現しようとすると、どうしてもこれだけの時間がかかるものなのでしょうか?見る側の集中力とか体力とかの限界も考慮して作って欲しい。とにかく見疲れしました…私は。ストーリー上、沢山の人々が次から次へと出て来るので、誰かと一緒に見ながら「この人、誰だっけ?」と確認し合う必要あり。「長い!」と言う事を覚悟して見始めたら少しは楽かも…。 | ★★★★ |
6デイズ/7ナイツ | 実に…実に普通の映画でした。「流されて」をまともに描き直したらこうなるの図、と言う感じ。笑えるシーンがあったのも確かなので、いっそもうちょっとコメディ寄りに作ったら、まだ記憶に残るマシに映画になったのではないでしょうか…。 | ★★★★ |
恋におちたシェイクスピア | 中世のヨーロッパを表した映画にありがちな、よく言えばテンポの小気味よさってのがあるけれど、それが悪い風に働いちゃってるせいで、ストーリー上の肝心な部分を飛ばされた様な気分になる。おかげで早送りしたくなったり巻き戻ししたくなったりと落ち着かない映画でした。俳優陣も舞台用の演技なのか映画用の演技なのか、違いがほとんどないせいで学芸会のような素人臭さを感じる結果に。 | ★★★★ |
スピード2 | これまたたっぷりお金かかってますね〜。「んなバカな…」と観客をうならせるシーンが満載でございました。しょっぱなから、やたらとパート1での主役ジャック(キアヌ)の名前が出てくるので、この作品が続編なのだと言う事を否が応でも分からせられる。パート1を見た人にしか分からない独特の「小ネタ」みたいなものも盛りだくさんなので、1を見ずにこれを見る事はお勧めしませんね。 お金をかけたわりには面白みに欠ける作品。 | ★★★★ |
オースティン・パワーズ | 確かに面白い。しかしここまで流行った理由はコメディとしての面白さよりも、サイケデリックな演出がオシャレな若者にウケたと言う要素の方が大きいのでは…?あくまでもコメディ映画として観た場合、そこまで大騒ぎするほどの出来映えではないと思う。はっきりいって「ウエインズ・ワールド」の方が100倍ぐらい面白い。 | ★★★★ |
マイ・フレンド・フォーエバー | 題材が悲しいだけに、号泣する覚悟でいどんだ映画だが、それほどでもなかった。どうも旅に出る設定に無理があるような気がする。11才にもなればそれが可能か不可能かぐらい分かりそうな物だと思えてしょうがなかったのだ。ただ、ラストシーンで見せるアナベラ・シオラの演技には感動。ブラッド・レンフロの母親に対して渇を入れるのですが、大事な一人息子を亡くした母親の痛みがグサッと伝わってきます。 | ★★★★ |
ザ・ビーチ | 全く期待せずに見れば、そこそこ面白かったんだと思う。キャスティングやコマーシャル次第で映画を見る時の期待度が大きく変化するって事、分かんないのかな?過大広告が命取りになる世界なんだから、も少し計算してほしい。「少数の人に見てもらって面白かったと言わせる事よりも、評価は二の次にして沢山の人に見てもらって稼ぎたい」という魂胆が見え見えの映画の中の代表って印象でした。 | ★★★ |
インデペンデンス・デイ | CGがとぉ〜にかく凄かった!本当に馬鹿でかいUFOがやってきたら、あんな感じなんだろうなぁと、素直に興奮した。ただ死んだエイリアンの身体がバスバスしててウレタンにしか見えず残念。視覚的には99点を差し上げたいこの映画。しかしストーリーが最悪。アメリカのエゴがプンプン臭って来てヘドが出そうでした。「ワレワレハ ソンナニ タンジュンデワナイ バカニスルナ」と脚本家の耳元で囁くように言ってあげたい。 | ★★★ |
クイック&デッド | う〜ん・・・。こんだけの豪華キャストで作ったんだからもうちょっと大作になっても良かった様な…。せっかくジーン・ハックマンが出てるって言うのに西部劇って言うよりも茶番劇にしか見えなかったのが残念。西武の舞台背景もシャロン・ストーンの浮きっぷりのおかげでセットにしか見えませんでした。それにスローモーションの使い方を今一度考え直してほしいっす。間違った使い方は映画価値の命取りですし…。 | ★★★ |
キッド | お話は良い。分かりやすいし、ディズニーなだけに子供向けの童話っぽくて学ぶ事も多い。だけど映画としてはかなりイマイチ。テンポが悪いし見所が全くないせいで何度も眠くなる羽目に。子役の子も取って付けたような演技しかしないし、ブルース・ウィリスもいつも通りの演技しかしない。こういうコメディ調のものや子供向けの物ってのにブルースを使ったのが間違いかも…。 | ★★ |
ジョー・ブラックをよろしく | 何故ブラッド・ピットが出演以来を受け取ったのかが不思議。ただの恋愛映画でしかない。出だしは「おおっ!」と思わせるストーリー展開とブラピの素朴な演技に面白さを見いだせるけど中盤の退屈さに輪をかけるようなラストのショボさ。ラストのオチに見せる主演女優の演技が「こんな事になったのにその程度のリアクション?」って感じで、全てが台無しになる。 | ★★ |