題名 | レビュー | 星の数 |
13ウォーリアーズ | 北欧民族の蛮勇を賛えた題材が珍しく、戦いで死ぬ事を誇りにする男達の逞しさが格好良かった。リアリティへのこだわりが感じられる反面、それが娯楽性を弱くしているのと、ストーリーが特に優れてもいないので、地味な印象が否めませんが、表現の志向が一貫している事に価値を感じました。ラストはもっと盛り上げて欲しかったけど・・・。 | ★★★★★ |
海の上のピアニスト | お伽話もリアリティがあってこそ感動させられると思うのだけれど、少し足りなかった。もちろん感動はしたけど、期待が大きかっただけに・・・・。 | ★★★★★ |
エネミー・オブ・アメリカ | ラヴシーン等のサービスカット(?)が退屈だったトニー・スコット監督も、この映画はスピーディーに切り替わるハイテクの映像のテンポが良く、飽きずに最後まで見れました。 | ★★★★★ |
アメリカン・ヒストリーX | 問題意識のある良作だと思うし、ある程度判断を観客に委ねるのも好きだが、僕にはラストがあまりにも辛すぎた。現実でも在り得る結末なのかも知れないが、やるせなさだけが残る。 | ★★★★★ |
ワグ・ザ・ドッグ うわさの真相 | 間に受けなくて良いのだろうけど、現実的な要素もかなりあるのも確か。基本はブラックユーモアで結構笑えました。特にウディ・ハレルソン、彼はアレで良いのだろうか?と余計な心配までしてしまった。 | ★★★★★ |
フィフス・エレメント | これを見るまで、ベッソン監督がただのロマンチストでしかない、と確信出来なかった僕はあさはかでした。でもお金をかけた豪華な映像や、他のSFとは毛色の違うセンスや馬鹿馬鹿しさは気に入ってます。どうぞ娯楽だけ作ってください。 | ★★★★★ |
フェイク | パチーノ、情けない男が似合い過ぎです。淡々としていたけど、最後はパチーノに泣かされた。 | ★★★★★ |
セブン・イヤーズ・イン・チベット | かなりイヤな奴のプラピが、次第に変化していく姿を丁寧に描かれているのが良かった。あくまでもブラピに絞った演出は正解だったと思う。 | ★★★★★ |
マーズ・アタック! | かなり趣味が入った火星人のモデルが気に入りました。いい加減な話ですが、残虐で純粋な悪の象徴のような火星人の振る舞いに、恐ろしさと同時に痛快さも感じてしまうのが面白く、殺される人をしっかり分けている点はバートンらしい・・・。火星人はバートンにとって衆愚の断罪者なのかも? | ★★★★★ |
インデペンデンス・デイ | 良いなぁ。ドイツ人が監督したアメリカンナショナリズム映画。各国が一丸となるも、アメリカ以外の扱いが粗末で笑えました。迫力のある映像とラストの大団円。これだけ開き直られりゃ文句も言いません。 | ★★★★★ |
12モンキーズ | 映像とイカレ具合はギリアムならでは。しかし他の作品に比べテーマらしきものが見当たらなかった(解ってないだけかも)。結論を期待せずに、過程を楽しむものだと取れば良いのかな。 | ★★★★★ |
ユージュアル・サスペクツ | オリジナリティ溢れる非常に面白い脚本。ただ、演出上真実と虚構の区別が僕にはつかなく、映像だけを繋げると矛盾が生じる気がする。 | ★★★★★ |
ムトゥ 踊るマハラジャ | えらくくだらないけど、この豪華な馬鹿馬鹿しさ加減は気に入りました。同じくらいの時期に上映していた「ボンベイ」に比べると遥かに感動は少なかったけど。 | ★★★★★ |
レオン | 好きだったんだけど、完全版見て変わりました。ハードなアクションものではなく恋愛映画だったとは・・。勘違いしてたなぁ。 | ★★★★★ |
トゥルー・ロマンス | 友達に「ヴァル・キルマーが良い」と薦められて観たものの・・・ん?何処??。起こっている出来事の深刻さと、主人公、ヒロインの妙な軽さとのギャップが新鮮でした。ある種のリアリティの無さと云うか、こう云うのもアリなんだなぁと思わされました。 | ★★★★★ |
セント・オブ・ウーマン 夢の香り | ワンマンショーと感じられる程、パチーノの演技が全て。でも嫌味は無く、アメリカ映画らしい良い話だった。 | ★★★★★ |
フック | 子供の自由で豊かな想像力と貧困な発想しか出来なくなった大人との対比。ある意味スピルバーグ自身が最も表れた作品じゃないかと思う。 | ★★★★★ |
羊たちの沈黙 | 面白かったが、犯人があれじゃあ事件の始まりから終わりまでの流れが悪くなる。もしレクターを中心に置いていたなら、もっと焦点をレクターに合わせても良かったんじゃないかなぁ。ホプキンスの凄みが演出の平凡さをカバーしていたように思える。 | ★★★★★ |
トータル・リコール | 普通のSFアクションなのでしょうが、ラストが気になります。演出的にも観たままなのでしょうが、あまりにもわざとらしくて、実はまだ夢なんじゃないか?と考え込ませられました。もしかしたら現実と夢の曖昧さがテーマだったりするのかと・・。バーホーベンは何かと引っかかる所があります。 | ★★★★★ |
風の谷のナウシカ | 中途半端な出来。人の破壊に対しての問題提起が、宙に浮いたままになってしまった。ナウシカの救済(感動的だったけど)では無く、人類の救済、自然との共存がテーマなはずなのに、何も解決していない。 | ★★★★★ |
死刑台のエレベーター | 発想も面白いし、緊迫感の演出、2組の男女の対比も巧かったのだけれど、途中に冗長さを感じました。それと、狙いは良いのだけれど、若い男の行動があまりにも短絡的すぎるの難だった。気だるい音楽と、ラストのまとめ方がチョット洒落ていて、そこは気に入りました。 | ★★★★★ |
裏窓 | ヒッチコックはあまり見ないのですが、観ればいつも感心させられます。骨折してアパートから動けない主人公を据えて、これだけ面白く見せる腕はさすが。 | ★★★★★ |
カサブランカ | 当時の映画は今に比べて地味なものの、品の良さのようなものがあって好きです。話も台詞も一寸クサいんですが、それを良しとすれば、かなり良いもんです。 | ★★★★★ |
ワイルド・ワイルド・ウエスト | 如何にツマラナイ処に、お金と苦労をかけてるかって事では、まあまあ期待通りでした。独特のセンスも含めてMIBには及びませんでしたが、こんなの作るのソネンフェルドくらいしか思い付かないので、個人的には重宝します。 | ★★★★ |
ジャンヌ・ダルク | ベッソンが真面目に撮ってるのは意外でした、あんまりエゴが感じられなくて。でも、こう云うの向いてないんじゃ・・・。キャスリン・ビグローが撮っていた方が面白かったかも? | ★★★★ |
タイタニック | 見応えのある大スペクタクル、しかし脚本に魅力は感じなかったし、人物表現も物足りない。あのような特別な状況下では、普段見られない人間の姿があるはずなのに、形式的な表現しか出来て無かった。キャメロン監督は「アビス」のようなシンプルで友愛的なテーマや、純粋な娯楽の方が素直で良いのでは。 | ★★★★ |
奇跡の海 | 邦題が「奇跡の海」でも、最後に鐘が鳴ろうがなんだろうが、ちっとも奇跡じゃ無く、現実的な視点で撮っているように思えました。殆どが彼女の思い込みの世界なんでしょう、恐らく。テーマはそのまま「ダンサーインザダーク」に引き継がれている気がします。個人的にはヒロインの痛めつけ方が嫌で、好い気がしませんでした。「ダンサー〜」が昼メロなら、こっちは三流ポルノみたいな感じで・・・・。 | ★★★★ |
トップガン | ビデオで観たのですが、ちっとも面白くなかったです。「あれは大画面と大音響で観るもんだよ」と親父に言われたのが記憶に残ってます。以前、中古CDで50円でも売れない不良在庫がありました。タイトルをみたところ、「ベスト・ガイ オリジナルサウンドトラック」。懐かしかったです。 | ★★★★ |
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメ ・・ | とにかく長いのは良しとしても、西部劇でのようなコミカルな場面が無く、テンポが悪く冗長さが気になりました。。「憧憬」は良く解るんですが、インパクトに欠けて残念でした。 | ★★★ |
GODZILLA ゴジラ | ゴジラ云々の前に純粋につまらない。シナリオ酷すぎ。この映画のDVDを1万円で売ろうとした東宝も酷すぎ。 | ★★ |
TAXi | 僕はあまり笑えなかった、洒落っ気もヒネリもないベタなギャグに引いてしまった。感覚の違いだろうか。笑えない為この映画に何ら価値が見出せない。 | ★★ |