題名 | レビュー | 星の数 |
ペイ・フォワード 可能の王国 | 途中、個人の力でも(限界はあるけど)やろうという気持ちがあれば何かが変わるかも・・・とか、変えようという気持ちが大切なんだ、と思えて良かったのですが・・・。フォワードの先が短く感じるし、その上悲劇が起きて初めて全てが変わり始める・・・というのが私にはちょっと興ざめでした。その辺りが悔しいなあ、良い出来なのになあ。 | ★★★★ |
クリムゾン・リバー | スピード感はとても良く出ていて、(いい意味でも悪い意味でも)ハリウッドっぽくなってきた映画でした。でも途中で読めてしまうところが残念だし、キャラクターの個性ある出来がうまく共鳴していないところが、まだ甘いかな・・・。惜しい。 | ★★★★ |
バーティカル・リミット | 「うわー」「危な〜いっ」とか言いながら観ている分にはとても集中できる映画。でも、後で冷静になってしまうと、「あいつらアホちゃうか?」という感想が・・・。脚本が強引なのかもね。もうちょっと練ってほしかった気がします。 | ★★★★ |
ロミオ・マスト・ダイ | ジェット・リーをいい男、として世界に宣伝するのに一役買った映画ではありますね。それなりに面白いんですけどね。でも、ところどころ脚本も役者も弱い気がします。ジェット・リーはやっぱり笑顔が可愛い・・・。 | ★★★★ |
ホワット・ライズ・ビニース | 分かりきっている恐怖感なのに、それでもぞぞーっと来たのは、演技力?それともカメラワーク?一番の不満はタイトル。せっかく原題はいい味なのに、そのままカタカナというのはいかがなものか。日本語の魅力を感じさせるような、邦題にしてほしかった! | ★★★★ |
60セカンズ | 車好きの人には、こたえられないだろうなあ・・・と想像出来る映画ですね。名前を知ってるくらいで、来歴やら性能にはまるで詳しくない私でも、ほほーとは思いました。スピード感はすごい。でも、ううーん、後には残らないかなあ・・・。 | ★★★★ |
チャーリーズ・エンジェル | すごーくバカバカしいノリで、3人の可愛らしいハチャメチャぶりに楽しめました。このての映画に関しては、スジとか矛盾点とか追及しちゃ駄目ってことですね。 | ★★★★ |
パーフェクト ストーム | 波はすごい、と思ったし、それに翻弄されるシーンも結構すごかった。映像は考えて作ってある感じ。でも、バカでしょう、意地になる彼ら・・・。分からないでもないけれども・・・。脇役に個性派俳優が多数出ていたのが掘り出し物だった気がする。 | ★★★★ |
M:I-2 | 結構面白かったし、ハラハラドキドキもさせられました。でももうちょっと捻れたのではないのかな〜、と不満も・・・。後は、砂浜での対決シーンがちょっと長かったですね。長いと残酷な気もするし、もっとさらりと済ませてほしかった。 | ★★★★ |
インビジブル | 途中まではわくわくハラハラと、とても面白かったのですが、透明になっちゃってからのケビン・ベーコンの表情を含む演技が見られないのと、ドンドン壊れていってしまう人間性にちょっと・・・。もう少し違う終わり方があっても良かったのになあ。 | ★★★★ |
シャンハイ・ヌーン | ジャッキーの映画は、とても小気味良く、うまく纏っていて安心して観られるのですが・・・。それにしても纏り過ぎていた気がします。小粒です。 | ★★★★ |
パトリオット | ちょっと人物設定が・・・。メル・ギブソンにははまり役だけれど、ベンジャミンが無敵すぎるので、折角の題材を殺してしまった気がします。もっと感情移入しやすい、後に残る映画にも出来ただろうに、と思うと残念です。 | ★★★★ |
エリン・ブロコビッチ | 社会派の映画にもかかわらず、軽快なのがとてもいい。個人的には、エリンは好きなタイプの女性ではない。でも、彼女の行動力、小気味良い言葉のパンチは傍観者に徹した場合、味方についた場合にはたまらなく魅力的だと思う。ジュリア・ロバーツが演じたことで、観客を味方につけられる、キャスティングが光る映画だったと思う。 | ★★★★ |
ノイズ | ジョニー・デップがじゃなければ、もっとつまらない映画になったかも・・・。発想は面白いんですよね、でも、それが活かされているか、が疑問です。残念。唯一良かったのは邦題。原題通り<宇宙飛行士の妻>じゃ、ちょっとね・・・。 | ★★★★ |
アナライズ・ミー | デニーロ凄い!と改めて思わせる演技力。これだけ真面目にやってそうで笑える演技って、本当に上手いです。ビリー・クリスタルもそれを受けてうまく演じてますね。にっちもさっちも行かなくてどうしよう!という普通の人の演技に笑えます。佳作です。 | ★★★★ |
ワールド・イズ・ノット・イナフ | それなりにうまくまとめているんだけど、007シリーズとしては小粒・・・。いつものように惹きこまれるものがなかったし、割とスジが読めてしまいました。ソフィー・マルソーは美しかったけど、なんだかなあ。折角なんだしもっと上手い使い方、あるんじゃないの?という気も・・・。 | ★★★★ |
アンドリューNDR114 | ロビンのように、人懐こい雰囲気のロボットなら現実に存在するようになるのかも・・・とは思えました。美女、ハンサムはちょっとね。ロボットの人格云々は今は夢物語だけど、いずれ論議されるようになるとしたら、面白いな、とも思います。ただ、アンドリューが最後までセックスと人権にこだわり過ぎたのが、反対に哀しくはなりました。 | ★★★★ |
エリザベス | 宮廷内の緊迫感と当時の政治情勢が、バランスよく描かれていて面白かった。でもどうしてこの時期だけを選択して映画化したのか、が、よく分からない。もう少し前段階も描いていれば、より多くの人に受け入れられやすかっただろうにな〜(知っている筈、との前提で作られたのかしら?) | ★★★★ |
ザ・ハリケーン | アメリカでは冤罪というものが人種差別で起こりうる、ということや、再審請求が通るというのは本当に稀だということが分かる。これだけの人類の数になると、生きている一人一人の存在がないがしろにされがちなのかもしれないと、切なくなる。結果として、ハリケーンはいい人達に巡り会え、再び自分の人生を生き直せる訳だけれど、そのきっかけになったカナダ人3人組がもう一つはっきりしないので、☆×4。 | ★★★★ |
アメリカン・ビューティー | アメリカの現代の病んだ部分、を知るには絶好の映画だったかも。だからアメリカでは受けたのだと思う。今の日本では、受け入れにくい部分も多いけれど、アメリカの後を追っている現状では、10年後の日本、と思えば現実味を感じられ、生き方(というか人生観?)を考え直さなければ、と思わせてくれるかも。 | ★★★★ |
ブレア・ウィッチ・プロジェクト | すじ、というならつまらない。意表を突いた映画、という点で評価できる。ただ、画面のブレブレが臨場感をもたらすと同時に、画面酔いをもたらすのが困った。三半規管の丈夫な私もお手上げ。途中で吐きに行ったらしい人が10人くらいいたし・・・。 | ★★★★ |
マトリックス | CGがあればこそ、実現できた映画。翻って、CGを見せる為の映画とも言える。俗にいう<電脳>を万能と思ったら、どんでん返しが待っている、という警告と取るか人の行きつく先・・・と見るか・・・。 | ★★★★ |
ドクター・ドリトル | 原作のドリトル先生ファンとしては、う〜む・・・だけど、現代に置き換えて、エディ・マーフィにやらせるとこうなるのかもなあ・・・と自分では妙に納得。言葉が分かるようになるくだりはちょっと強引だけど、まあ、筋はそれなりだし、これはこれで楽しめれば良いと思います。 | ★★★★ |
6デイズ/7ナイツ | あれれ、結構楽しめたんだけどな。私・・・。行く先には何があるか分からない、人の心もどう変わっていくか分からない、それが良いか悪いかは結局自分の心が決めてくれるんだ。なーんて、思えたんですけど・・・あれ? | ★★★★ |
シティ・オブ・エンジェル | うーん、それなり、の映画かな。話はまあまあ、メグ・ライアンは可愛かったけど、ラスト近くからちょっとね〜、折角転生するのに・・・って気がして。私としてはラストは違う方が良かったです。 | ★★★★ |
ジョー・ブラックをよろしく | スジは別にそれ程・・・なのだけど、アンソニー・ホプキンスと途中で出てくる老女(名前忘れました)の言葉に、年齢を重ねた深みを感じさせられました。 | ★★★★ |
GODZILLA ゴジラ | 日本のゴジラとは別物です。その前提があっても、ちょっとすじには無理があるのでは・・・?丸っきり恐竜だし、なんであんなに卵生んで増えちゃうの?真面目に演じている俳優陣には悪いけど、笑えます。エメリッヒ監督作品は、奥行きが無いのよね。 | ★★★★ |
マーシャル・ロー | 豪華な俳優達にワクワクして観に行った分、ちょっと不満が残る。脚本も、人物設定も、消化不良の感が否めない。事件の背景も入り組んだ人間関係も折角いい味を出しているのに、もうちょっと何とかなったようにも思うのだが・・・うーん。 | ★★★★ |
スネーク・アイズ | 私はこのカメラワークは結構好きだった。ただ、折角の脚本(スジ)なのに、登場人物が薄っぺらだったのでそこが減点。ただ軽薄なだけでなく、<何故>軽薄なのかを描いて欲しかった。惜しい・・・。 | ★★★★ |
交渉人 | 期待の割には・・・という感じ。交渉人はあくまで冷静であるべきなのに、当事者になった途端に激情家になってしまうのが、現実なのか大袈裟なのか。アメリカ的、というべきかもしれないが、当事者になった途端に、底が浅い人間になってしまったダニーが(ダニーの描きかたが)ちょっと気の毒。 | ★★★★ |
陰謀のセオリー | 映画ネタとしてはとても面白いと思いました。ああいう紙面の重箱隅つつきをして、他の事件と関連付ければ、確かにいろいろな世界の陰謀が見えるのかもしれないと…。ただ、この映画でいえば、ちょっとメル・ギブソンの熱演が滑ってしまったような気がして、それが残念。熱演だけに…。他との温度差がありすぎたような。 | ★★★★ |
真夜中のサバナ | 絶対悪や絶対善などこの世にはなく、世界は割り切れないものや不可思議で満ちている、というようなイーストウッド監督の好きなテーマだと思います。ウィリアムズの言葉を借りれば「真実は見る人によって変わる」と言うことでしょうか。でもちょっと長いですね。 | ★★★★ |
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲 | クルーニーのバットマンは、声がいい!女性ウケするでしょうね〜。でもシュワルツェネッガーのフリーズは、ちょっと中途半端だったかも。徹底的に悪に徹した方が、面白くなった気がします(遠慮したのかな?) | ★★★★ |
ディアボロス | アル・パチーノの毒が、こっちにも回りそう〜!と思えるような怪演です。キリスト教圏で良くある善悪(神対悪魔)もの・・・。折角なら毒が勝っちゃった方が違う意味でインパクトのある映画になったかも。 | ★★★★ |
ブエノスアイレス | 男女を問わず、愛憎や堕落や狡さというものはある・・・。切なくなる程の愛は、<愛する>ことによってのみ昇華されるのであって、<愛される>ことを期待してしまうと悲哀を生んでしまうのですね。うまく言えないけど・・・。 | ★★★★ |
ロスト・ワールド ジュラシック・パーク | 確かに、舞台を変えないと斬新さは出せないでしょうね。でも、ここまで描き切る姿勢は立派。窓の外の<目がギョロリ>のシーンは、自分が出くわしたらどうしよう!って妙にハラハラさせられました。 | ★★★★ |
コンタクト | それなりに、上手くまとめているのだけれど、原作を知っているとちょっと・・・。原作者の意図は、人類全体が・・・というところが、<アメリカ>に偏り過ぎていると言うか。でも、この作品をこういう映像に出来る、と言うのは評価できます。 | ★★★★ |
レインメーカー | マット・デイモンの演技はすごく好きですが、欲を言えば、もう一つ人妻に感情移入する描写が安易すぎる気がして・・・。でも、下宿を見つけるところとか、風采の上がらないダニー・デビートとのやりとりとか、そういう小技は効いています。 | ★★★★ |
フィフス・エレメント | 特筆することは、そんなにない・・・と思う。それなりに面白く、それなりにバカバカしく、それなりにホロリと来たりする。個人的には、ゲイリー・オールドマンの久々にバカっぽくイッちゃってる演技が好きだった。 | ★★★★ |
コン・エアー | 勢いで観ますけど、それ程後に何か残ることもないかな〜。ジョン・キューザックがいい味出していたのと、女の子が可愛らしかったです。 | ★★★★ |
TAXi | あっという間に通り過ぎていって、観ている間は楽しくってハラハラして笑えるけど、終わった後はあまり印象に残らない。多分、それがタイトル通りなんだと思う。そう思うと、タイトルの付け方が活きているんだなあ、と納得できるのでま、これが妥当な評価では? | ★★★★ |
L.A.コンフィデンシャル | 人物の設定はとても丁寧に作られていて、良い。ただそれが本当に活きているかどうかは、別問題。映画の作り方は、繊細で、かなり安心して観られる。当時の文化の側面にも触れられる。が、印象に残るかどうか、という点で言うと普通、かなあ。 | ★★★★ |
フェイス/オフ | スピード感、アクション、に関してはとても生き生きとしていて、結構好き。ただ、あれ程骨格も違う、声も違う二人が顔をすぐに交換できる筈がない。しかも周りが気付かない筈がない・・・という点で脚本に無理があるなあ。 | ★★★★ |
タイタニック | キャメロン監督の恋愛描写は、妙に無骨・・・?恋愛にこだわるより、沈没していく事実を登場人物の複数の目から描写していく方が良かったのでは・・・?個人的には、最後までカルテットの人々が、別れのワルツを演奏し続けたところが一番良かった。 | ★★★★ |
ミッション:インポッシブル | <スパイ大作戦>のファンとしては、1人だけが目立って取り上げられるこの展開には不満が残ります(笑)。丸っきり別物として観る必要がありますね。でも確かに映画としては面白い出来ではあります。 | ★★★★ |
ゴールデンアイ | 007シリーズの中では、可もなく不可もなく、の1本。目新しいメカや小道具がいい味です。これらが今の世に徐々に現実化していくのが、後々の楽しみなんですよね。 | ★★★★ |
ダイ・ハード3 | シリーズ中、渦中で大変な思いをする妻を助けない、異色の作品。それだけに、ちょっと弱くなってしまった気もします。サイドにサミュエルを持ってきたり、敵の描き方を工夫したりしていますけど、それ程でも・・・? | ★★★★ |
デスペラード | ちょっと期待しすぎていた感があるので…。でも、コミックタッチの映像、懐かしおとぎ話風の展開、いかにもという音楽と、俳優の個性が相まって楽しく観られました。 | ★★★★ |
12モンキーズ | キャッチコピーに釣られて、かなり期待していった割にはそうでもなかったかなあ・・・。もちろん、未来表現やカットバックや美術には興味をそそられたし、スジも魅せられたのだけど、私の大きな期待は超えなかった・・・。 | ★★★★ |
フォー・ウェディング | うーん・・・。欧米での受け方は良く分かりません。日本人には分からないのかもな〜。それぞれの人は魅力的に描かれているかもしれないけど、映画が面白いかどうかは別物かと・・・。 | ★★★★ |