題名 | レビュー | 星の数 |
マン・オン・ザ・ムーン | 出だしのインパクトは新鮮でした。珍しくスタンダップコメディアンが出ている映画で笑えた作品。この映画を観ると改めてジム・キャリーは凄いなと思う。マイティマウスは爆笑。でも後はやはり過激なんでしょうね。こういうコメディアンがいたことは驚きました。フィリピンのエピソードは皮肉ですね。 | ★★★★★ |
スティグマータ 聖痕 | ガブリエル・バーンの神父役は惚れ惚れします。後、聖痕が現れる瞬間の映像が妙にかっこいいですね。キリスト教は絵になると改めて思いました。ストーリーはどうでしょうね。映像に重厚感はあるんですが。物足りなさもあります。 | ★★★★★ |
アンドリューNDR114 | 最初の予想と大きく違った作品。アンドリューがロボットの時までは面白く観ていたが、人間っぽくなってから急に冷めた。演技力かなぁ・・・。後、恋愛するところがとってもお約束っぽいので止めて欲しかった。でも記憶に残る映画ではある。 | ★★★★★ |
エニイ・ギブン・サンデー | 最初は本当にムービークリップかと思いました。それくらいコマ割りが激しく、疲れます。ただ、徐々にオリバーストーンっぽくなりますね。ただのスポーツ映画で終わっていない。逆に言うと今1つまとまりがないような・・。宣伝の仕方が悪いのか、思っていたよりもヘビーです。 | ★★★★★ |
アメリカン・ビューティー | アカデミー賞を獲る程のデキでは無いようには思うが、それでも記憶に残る映画かなとは思います。普通の映画とは一線を画する脚本ではあるし、演技も全体的にまずまずではないでしょうか。悪ではないが、救いようの無い家族をシニカルに描いている点は面白いと思います。 | ★★★★★ |
ブレア・ウィッチ・プロジェクト | てっきり、大学生達が撮った映像は始めの方しか出ず、後はそれを元に普通の映画っぽく調査していくのかと思っていたので、本当にそれだけで終わったときは「なんじゃオリャ!」状態でした。ただ、思い返して見るとそんなに悪くないかなと。普通のホラー映画よりは全然怖いし、強烈なインパクトという意味では一生記憶に残る映画かも。 | ★★★★★ |
マトリックス | 革新的な映像は文句無いです。何度観ても凄いと思う。キャラクターもかっこいいしクールだ。しかしながら、若干白けてしまう面が無いわけではない。ディテールに多々荒さがあり、有り得るかも知れないという世界観を築き上げているとは言い難く、その点が映像に見合うだけの説得力を失ってしまっている。 | ★★★★★ |
シックス・センス | 冒頭のブルース・ウィリスの説明は実に不要だと思います。というか最後に言え!と言いたい。これが無ければもう一点プラスしても良かったのに。ハーレイ・ジョエル・オスメントの演技は目を見張ります。シャマラン作品の中では最も正統派の作品だと思います。個人的には同監督の他の作品の方が好きなのですが、こればっかりは誰にも相手にされません。 | ★★★★★ |
ファイトクラブ | 賛否両論分かれる映画だと思う。随所にちりばめられたエピソードは楽しめる。だがサスペンス的要素が必要だったかは疑問。各所に張られた伏線もあまり意味がない。ストーリー的には「喧嘩クラブ」で最後まで引っ張って行って欲しかったです。 | ★★★★★ |
ダークシティ | 結構良い出来だと思う。まあ最初B級っぽくて本腰入れて観る気にはなれなかったが、期待薄な分、予想外の展開に引き込まれた。全体的な造りはチープだが、街が動く映像は独特だし、久々にストーリーが面白いSF映画だと思った。ダークホースな一本。SFミステリーが好きな人にはお薦めします。 | ★★★★★ |
ラスベガスをやっつけろ | ある意味かなりゴキゲンな映画。デブったデル・トロ、ハゲたデップがかなり笑える。本人たちもノリノリでやってたような気がします。もうホントやりたい放題。でもデップもデル・トロも知らない人が観たら単なるクソ映画かも……。 | ★★★★★ |
らせん | らせんの方が原作に近い。映像美とテンポの良さは飯田譲治ならでは。リングを違った視点から捉えたストーリー、ホラーとして観なければそこそこ面白い作品だと思います。安藤役の佐藤浩市が良いです。中谷美紀も好演していたと思います。リングシリーズから唯一忘れ去られた本来の続編。何かとリングと比較されてしまい海外での評価もイマイチ。 | ★★★★★ |
隣人は静かに笑う | オチの意外性は秀逸だった。終盤までの伏線と用意周到なプロットは映画そのものが完全犯罪を企んでいるかのようだ。その分オチ以外のストーリーはドラマという面では弱くインパクトに欠ける。主演二人も無難ではあるが、特筆できるような演技をしていたとも思えなかった。ちなみに私はこの映画のビデオを既に一回観ているのを忘れて間違って2回借りてしまった・・・。 | ★★★★★ |
ベリー・バッド・ウェディング | ある意味、予想を裏切った映画。観ている方が滅入るくらい罵り合う登場人物、これでもかという展開、ここまでブラックにするとは思わなかった。そういう部分は感心します。コメディを抑え、より残酷に描けばかなりの線を行ったと思います。 | ★★★★★ |
セレブリティ | コテコテのハリウッド映画に疲れた時、たまにウディ・アレンの映画を観るとホッとしますね。洗練された大人の雰囲気を感じさせてくれます。特質する点もあまりありませんが、無駄のない作り。ケネス・ブラナーは良く特徴とらえている。 | ★★★★★ |
ダイヤルM | 割と面白かったです。配役も良かった。ヒッチコックのいい部分は残していて、嫌な部分を無くしていたので良くできていると思います。楽しめました。 | ★★★★★ |
鮫肌男と桃尻女 | クールでサイコな映画を撮ろうという意気込みは感じるが、テンポにもたつきがありビートを感じない。特に回想シーンが情緒的なのがマイナス。所々にセンスは感じるものの、映像的にも少し古臭く、幾つかのバラバラのピースを無理やりはめ付けた感じがする。一本の優れたPVを見るようなリズムと調和が欲しかった。ただこの映画は我修院達也が救いとなっている。彼がいなければ評価はまた違ったものになっていただろう。 | ★★★★★ |
スネーク・アイズ | ストーリーはあまり面白くないですが、冒頭の長回しは楽しめました。んー、全体としてはカメラワークが良かったって感じかな。 | ★★★★★ |
ライアー ライアー | この映画のジム・キャリー見事にはまり役。意思に反して動く口、これはもはや彼しか出来ないのではと思わせるくらい良い演技だったと思います。ただ、大して子供向けの内容でもないのに、ハートウォーミングな展開はどうかな・・。ちょっとそこがシラケル。ブラックに突き進んで欲しかった。 | ★★★★★ |
π | 知的好奇心をくすぐる映画ですね。数学に関する逸話などが楽しいです。ただ、それ以外はちょっと・・。こういう映画はすぐ狂気に走りたがるような気がします。安易に逃げている感が・・・。 | ★★★★★ |
コン・エアー | アクション映画はあまり好きではないですが、そのせいなのか割と面白く観れました。完全な正義もいなく、悪の強い俳優のオンパレードが、お互いを潰し合っているという感じがして楽しかったです。 | ★★★★★ |
悪魔を憐れむ歌 | まあ普通と言えば普通なんですが、ラストが良かったので1点足して5点。終わり良ければ全て良しというタイプの映画。ジョン・グッドマンがなかなかいい感じでした。 | ★★★★★ |
オースティン・パワーズ | はじめは観る気無かったが、Dr.イーブルがかなり面白かった。あのキャラは良い。オースティンはビーンっぽくてちょっとシラケる。彼はモテないキャラのままの方が面白いのでは?ハーレーは綺麗だったが、マイヤーズに私物化されている感じがした。 | ★★★★★ |
ラヂオの時間 | 面白かったことは確かだし、日本映画には希少な観客を楽しませようとするエンターテインメント性は大変好感が持てます。ただ、いつもながら全員いい人で終わっている部分はやはり物足りなさを感じます。 | ★★★★★ |
スターシップ・トゥルーパーズ | 趣向というか心意気が面白い。青春映画に出て来そうな若者がバサバサ死んで行くところは強烈。ただブラックさが分かり安すすぎるというか、逆にチープさも感じてしまう。観客に考えさせる余地が無いような・・。後、わざとB級っぽくしている映画はあまり好きではないので、ちょっと点数が下がります。 | ★★★★★ |
もののけ姫 | 個人的には面白いと感じる部分も多々ありましたが・・、こういう映画の場合、「何を見せるか」よりも「何を感じさせるか」という事の方が大事で、そこがあまり上手く行っていないような気がします。アシタカとサンというキャラクターが死んでしまっているので、観客は彼らを通り越して直接監督と対話している感じがしました。それがクリアされていたら最高傑作だったかも。かなり期待していたんですけどね。 | ★★★★★ |
ブラス! | イギリスと言えば炭坑夫。暗くて地味な映画だがそこそこ楽しめました。もう少し話にまとまりがあればモアベター。まあどうしてもリトルダンサーと比較してしまうかな・・。 | ★★★★★ |
この森で、天使はバスを降りた | 邦題を見て何気に借りて観たが結構面白かった。途中間延びする時間帯もあるが、雰囲気は悪くないと思う。主人公の女の子がいい演技をしていたと思います。レストランを手にするのはどんな人だろうと自分も町の一員になった気分で観てました。 | ★★★★★ |
奇跡の海 | ひじょーーーに暗い映画ですが、こういう性格の人間を主人公に据えた点は、凄く面白い。ラース・フォン・トリアーだから当然だけど、演技がリアルだし特にエミリー・ワトソンは迫力ですね。実際に本人がそうとしか思えない。アンジェラの灰とは別人。ただ手ぶれカメラの映像が綺麗じゃなく映像としての記憶があまり無いので点数はこの辺で。リアルっぽくは見えるんだけどね・・。 | ★★★★★ |
キッズ・リターン | 北野映画の中で唯一まともな映画。安易な部分や鼻につくシーンも多々あるが、全体としてはギャグも少な目で、良くできている感じがします。この映画でもヤクザが出るのは興ざめですが、安藤政信や、金子賢がいいアジだしてました。 | ★★★★★ |
戦火の勇気 | 「羅生門」や「市民ケーン」のようなストーリー構成ですが、出来は悪く無かったです。メグ・ライアンの真っ直ぐ見据える青い瞳が印象的でした。マット・デーモン、ガリガリでしたね・・。 | ★★★★★ |
Shall we ダンス? | あまりこの監督の作品は好きではないんですが、これはわりと楽しめました。ラストシーンが良かった。でも草刈民代の主演女優賞は何かの間違いではないかと・・。 | ★★★★★ |
Love Letter | 割と何でも無いストーリーなのに映像に魅せられたのか中山美穂に魅せられたのかぐいぐい引きこまれた。ただ中山美穂の二役は何の意味があるのか。。。しかも瓜二つの他人よりも似てない子供時代って。。。いくらお約束だからってキャスティングに手を抜いていいものではないと思う。この本の場合は特に。。。観客をなめすぎ。 | ★★★★★ |
クイック&デッド | 何気に記憶に残り何気に楽しい。シャロン・ストーンとディカプリオが一番魅力的な頃の映画。この映画で初めてラッセル・クロウを知りましたが、今ほどカッコ良くはなかったなぁ。 | ★★★★★ |
ダイ・ハード3 | ダイ・ハード嫌いの私としては悲しい事にシリーズ中一番楽しかった。これくらいの弱さのマクレーンが丁度良い。序盤のイジメのような犯人からの要求に従う姿が笑える。サミュエル・L・ジャクソンとの絡みも面白い。犯人集団のナショナリズムも良く描かれており、ジェレミー・アイアンズがなかなか魅力的な犯人を好演している。ストーリー展開もまあ終盤以外は良かった。 | ★★★★★ |
ナチュラル・ボーン・キラーズ | タランティーノのりを期待していたので、かなりがっかりしました。オリバー・ストーンが撮るとギャグが社会派になってしまう。でもまあそこそこは面白かったです。二つの才能がぶつかり合ってしまった残念な作品。 | ★★★★★ |
告発 | この映画は主人公二人の演技が成功していると思います。常人と精神的に交わる事が決して無いであろう死刑囚と、観客の共感の拠り所である弁護士の役柄。だが二人の間に微かな意思の疎通が芽生え始め、それによって物語に引き込まれていく。そこには感涙など微塵も無く、ただ乾いた悲しさだけが存在しているような気がする。 | ★★★★★ |
フォレスト・ガンプ 一期一会 | この作品ではじめてゲイリー・シニーズを知ったのですが、本当に両足の無い人なんだと思ってました。作品を観直しても、歩く姿が1度も出て来なかったので。それくらい特撮が凄い。ストーリーとしてはちょっと「なんでやねん」的なところがありました。 | ★★★★★ |
父の祈りを | 同じ立場に置かれる父親と息子の関係性が面白い。俳優の演技も非常に良かった。この作品はどうしてもミッドナイト・エクスプレスと比較してしまうので、緊迫感が物足りない分、減点してしまった。 | ★★★★★ |
ギルバート・グレイプ | ディカプリオがハマリ役だった。家族に縛られた青年のそれでも直向に家族を支えようとする姿に心打たれる。遂に怒りを爆発させて弟を殴ってしまうシーンが印象的だった。作品全体としてはこじんまりまとまっていた感じがするが、ビデオで借りるなら悪くないと思う。 | ★★★★★ |
ピアノ・レッスン | 何故か面白かったです。頑なで暗い性格の主人公の女性といい、カイテル演じる粗野なエロオヤジといい、ムカムカする程いい人間は一人も(娘を除いて)出てこないんですが、それが逆に良かったのか、いつのまにか引き込まれてました。最後のホリー・ハンターの笑顔が素敵で印象に残ります。 | ★★★★★ |
ラスト・オブ・モヒカン | 当時、評判が良かったのを記憶している。かなり後になってビデオで観たが、映画館で観ないと良さが分からないのだろうか?モヒカン族の生き様は分かるような分からないような、かっこいいのだが、疑問符も同時に残る。それにしてもダニエル・デイ・ルイスは演技が上手い。 | ★★★★★ |
ナイト・オン・ザ・プラネット | 印象としてはアシッド・ジャズとブルースが融合したような雰囲気の映画。5都市の中にアメリカだけでなくヨーロッパも入れている点が物語を面白くしている。オムニバス物の発想としては別段斬新なアイディアでは無いが、ジャームッシュ独特のセンスが随所に効いている。 | ★★★★★ |
ミザリー | 当時としてはなかなか面白い作品。追う側が偏愛的な中年女で追われる側が知的で健康な成人男性という、一見ホラーとしてはかなり苦労する枷(文字通り男側には足枷があるが)を逆転の構図として上手く処理している。後はなんと言ってもキャシー・ベイツの演技、これは怖い。 | ★★★★★ |
ローズ家の戦争 | 夫には未練があるが、妻にはその欠片すら無い。時折躊躇する夫の弱さに対して、限度を知らない妻の強さ。この辺りが何ともシュールで男にとっては悲しくもリアルだ。ひたすらダークに突き進むローズ家の戦争に傍観者としての面白さがある。改めてダニー・デヴィートの才能を感じる一品。 | ★★★★★ |
黒い雨 | 原爆投下による被爆者の中で、直接被爆者では無く、入市者あるいは、2号被爆者に焦点を合わせた物語。直接的な死では無く、長期に渡る静かなる死刑宣告という悲境に置かれた主人公。今までに前例が無い為に、己の体の変化に戸惑いながらも、明日への希望を抱かせてしまう描写が残酷だ。煤のかかったモノクロ映像に抑制の効いた演技、淡々と進行するドラマが、観る者に被爆の無惨な現実を突き付ける。 | ★★★★★ |
ミステリー・トレイン | ジム・ジャームッシュの中では割と凡作という感じがする。日本人としては永瀬正敏と工藤夕貴が出演しているのは興味深い。 | ★★★★★ |
マイ・レフトフット | ただただダニエル・デイ・ルイスに圧倒される。彼の演技は凄かった。物語自体は大して面白くないが、クリスティの屈折した人物描写が巧みだった。 | ★★★★★ |
ブラック・レイン | ハードボイルドな感じで面白かったです。大阪の街並みもブレードランナーを彷彿させて魅力的でした(「悲しい色やねん」の大阪は汚かった)。松田優作がマジでかっこいいですね。マイケル・ダグラスはちょっとむかつきました。高倉健の歌うシーンは何故かハラハラしました(笑)。 | ★★★★★ |
となりのトトロ | ノスタルジーを感じさせてくれる映画ですね。雰囲気がいい。ストーリーはパッとしませんが。でもいい映画だと思います。 | ★★★★★ |