題名 | レビュー | 星の数 |
或る夜の出来事 | メイン二人の道中は言うまでもなく、脇役を含めた全登場人物のキャラクターがそれぞれ持ち味があって良かった。流れるように進んでいくストーリー展開も名作といわれる由縁か。C・ゲーブルをはじめてみたが、なんとかっこいい男だろうか。台詞まわしからちょっとした仕草までかっこいい。顔はなんとなくジョージ・クルーニーに似てる。 | ★★★★★ |
チャップリンの黄金狂時代 | さすが現代に語り継がれる喜劇王だけあって、可笑しい箇所がいくつもあった。傾きコント、パンの踊り、食事に誘った直後のチャーリーの喜びよう、どれもやはり“世界レベル”の笑い。80年(遠ッ)も前の作品でこれだけ楽しめるということは大変なことだと思います。 | ★★★★★ |
ハルク | ジェニファー・コネリーの演技・ダニー・エルフマンの音楽だけがこの作品の誉められたところ。全体的に見せ場が少なく、またその見せ場までのつなぎが退屈で仕方ない。ワンシーンを幾つにも分割する手法カットにも最後まで慣れなかった。 | ★★★★ |
ボーン・アイデンティティー | アクションシーンはかっこいいが、これよりもいいアクション映画はたくさんあるし、まあまあの佳作とするべきか。ストーリーはイマイチ。もうちょっと手の込んだサスペンスを期待していた。この映画で一番評価したいのは中盤のカーチェイス。追う、追われるの疾走感が最高の出来。 | ★★★★ |
タイムマシン | タイムマシンの時空移動のシーンはやっぱり圧倒される。シンプルなSFとはいえ、主人公の動機が深いだけにもっと哲学的に突っ込んでほしかった。何十万年後に行ってからその後の展開はいらない。あと、エマ役のシエナ・ギロリーが美人だった気が。 | ★★★★ |
模倣犯 | 映像・音楽の演出はセンスがあって良かった。犯行の展開には気分悪くなりつつもその巧妙さに関心。原作呼んでないけれどもそれなりに楽しめた。山崎努の演技はやっぱり素晴らしい。 | ★★★★ |
スパイダーマン | 原作自体が少し古いこともあってか、ヒーローものの王道を突っ走ってくれた。T・マグワイアはハマり役で違和感なくピーターを演じていた。個人的には少ないシーンで重要な役所を熱演した叔父役のC.ロバートソンも賞賛したい。映画の見所はなんといってもウェブアクションであり、ジェットコースターさながらの興奮を得ることができた。 | ★★★★ |
アリ | アリの現役時代を知らない世代としては、アリの信念に感動するところも多かった。また試合時のカメラワーク、まるでその場に居合わせているような感覚を覚え、迫力があった。ただアリの人生をそのまま映画化したという印象があり、(それがこの映画の持ち味だと言われればそれまでだが)多少の面白みに欠けた。アリを演じるW.スミスの演技は白眉の出来である。 | ★★★★ |
シッピング・ニュース | それぞれの「過去」をテーマにしたストーリーがいい感じに心を打つ。それぞれの登場人物が個性的で魅力的でした。ところどころでいい台詞を聞くことができ、それも見所。ただ自分としてはもう少しインパクトのある展開が良かったかも。まあこの辺は好みか。でもいい映画。 | ★★★★ |
ROCK YOU! [ロック・ユー!] | 冒頭の「We will rock you」、終幕の「We are the champions」のところは映画に合っていて素晴らしいの一言。Queenのオペラティックなサウンドが中世の世界観に調和していた。ストーリーにはこれといって新しいものが見受けられないが、それが幸いして飽きない作りとなっている。登場人物も個性的な面々で、とりわけ文筆家ジェフがいい味出していた。 | ★★★★ |
バンディッツ | ちょっとロマンスの部分が気にくわなかったけれど、強盗のシーンはけっこう笑えたり、緊迫したりして面白かった。ラストもやられましたしね。メインの3人よりスタントマンが印象に残ったな。やたら兵家を重んじるウィリスも好き。 | ★★★★ |
陰陽師 | CGにいまいち迫力がなく、妖怪達の脅威も伝わらない、無理のあるようなキャスティング…と欠点が多々あれど、野村萬斎一人の演技力で及第点の高さまで引っ張り上げてくれた感があります。陰陽師のイメージにピッタリではまり役。また、高々と大声でではなく、ボソッとつぶやくように呪文を唱える晴明に斬新な魅力を感じた。 | ★★★★ |
千と千尋の神隠し | 宮崎駿の描く世界にはいつも引き込まれる。この作品についても同じことがいえるのだけれど、ストーリーはイマイチ。少女の成長がテーマだというけれど、それもあまり伝わってこなった。ふつうの不思議な世界での体験ではないのか。脇役陣ももう少し盛り上げてほしかった。楽しめることは楽しめます。 | ★★★★ |
キス★キス★バン★バン | 特に印象に残る映画とはならなかったが、敢えて一言添えるなら、今や有名人の仲間入りを果たしたシエナ・ギロリーの姿が拝める点か。あと、「世界は泣いてる」のやりとりが好きだった。欲を言えば。タイトルに違わぬ軽快さが、もう少し欲しい。 | ★★★★ |
アンブレイカブル | シックスセンスが良すぎたゆえ……な結果。話としては面白いのですが、前評判が高すぎました。シックスセンスが家族愛のテーマを強く出してたのに対し、こちらは言いたいことが伝わりにくい。“秘密”のインパクトも低め。 | ★★★★ |
グリーン・デスティニー | 武術のアクションはかっこよく、魅力十分なのだが、肝心のストーリーが良くない。いろんな点で中途半端だった気がする。あの不自然な跳躍もちょっと合わなかったかも。音楽と中国の雄大な大地は良い。 | ★★★★ |
ダンサー・イン・ザ・ダーク | | ★★★★ |
スター・ウォーズ エピソード1 ファント ・・ | この映画ではじめてスターウォーズを体験。ということで話がさっぱりつながりません。なに?共和国って。でもまあ断片的なストーリーと、映像だけでも十分楽しめる。物語の壮大さも、この一本で伝わってきた。映画史に名を刻んでいることも頷ける。 | ★★★★ |
GODZILLA ゴジラ | ニューヨークを駆け回る巨大な“通称”GODZILLAは爽快感があった。やっぱりモンスターものは「暴れ」シーンで評価すべきでしょう。海を泳ぐ“通称”GODZILLAの姿もなかなかの迫力である。そしてあくまで“通称”である。「ゴジラではない」という理由で叩く必要はない。これでストーリーにひねりがあれば、それなりに面白いものになったと思う。 | ★★★★ |
ライアー ライアー | とにかくジム・キャリー。メイクなしでもあれだけ笑わせられるのだから本物の実力者なのだと再認識させられた。表情の変化、リアクションのとりかた、言い回しなど、そのどれもが一流の(略)………ストーリーは普通。 | ★★★★ |
ガタカ | 全体的にスタイリッシュな雰囲気で、映像は申し分ない出来。映画館の大きなスクリーンで見たかった。ただ遺伝子優劣の問題の描き方が物足りなく、期待していたほどの感動は得られなかった。メイン3人のキャストは魅力十分。 | ★★★★ |
L.A.コンフィデンシャル | 粗暴な刑事にスタイリッシュな刑事、そして若い刑事と、それぞれが自分の持ち味を活かしていい演技していた。ロスの黒々とした時代背景、完成度の高いサスペンスと楽しんで見ることができた。スペイシー良し。 | ★★★★ |
グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち | R.ウィリアムズとM.デイモンのカウンセリングのシーンが良かった。ウィルに対して優しく、時に激しくあたるショーンの言動の一つ一つが素晴らしく、ラストの「君は悪くない」は逸出のシーン。皆さんも絶賛されてるとおり、B.アフレックもかなり光っている。ただどうも、荒れる天才を受け入れがたかった。 | ★★★★ |
カッコーの巣の上で | ラストで引っかかったまま終了。皆さん最後にチーフがとった行動について評価高いようですが、自分には少し苦しかったです。自由を持ちつつ束縛を選ぶ患者と不自由の状態で自由を夢見るマクマーフィとの対比がうまかった。そしてなによりも、出演者全員の笑顔が素晴らしかった。 | ★★★★ |
アパートの鍵貸します | 三谷幸喜が手本としていると聞いて、期待しすぎていた。もう少し笑えるシーンが多いかと思っていたら、そうでもなくて残念。何気なく見ていたらもっと評価高かったかもしれない。期待しすぎは厳禁だ。しかしテンポの良いストーリーとジャック・レモンの軽快な演技が印象に残った。 | ★★★★ |
スター・ウォーズ エピソード2 クローン ・・ | スターウォーズシリーズってあんまり詳しくないし、他にまともに見たのってエピソード1くらいなものですが、全体的に物足りなかった。面白かったシーンはジェダイの乱戦とヨーダくらいなものでした。だいたい、今回のアナキン役の俳優が好きになれんし、恋愛んとこもいらないし。やっぱりファン向けなんだろか。 | ★★★ |
シュレック | 途中までいい線いってたと思うのだけど、中盤から終盤にかけてはちょっとアレでした。CGも綺麗ではあるけど、どうしてもディズニーと比べてしまう。内容も同様に。ドンキーは面白かった。E.マーフィー、声だけでも笑える! | ★★★ |
ジュラシック・パーク III | 新たに登場したスピノサウルスにインパクトを感じられなかった。恐竜に知能があったと言われても、私的には知能などない本能的な貪欲さのほうが怖い。展開もありきたりなものとなり、前々回のスケールの大きさはもはや見る影もない。今回の恐竜はプテラノドンのみが光っていた。これまた個人的な意見だがM.ジェターには生き残ってほしかった。 | ★★★ |
バトル・ロワイアル | この物語の怖さは、生徒同士の殺し合いだ。さっきまで同じ教室で遊んでいた友人たちを突然「殺せ」と言われるところに怖さがある。しかし、(たぶん、小説ではその怖さが全面的に表現されていると思うのだが)今作ではその異常な内面描写が描き切れていない。一部を除いて、みんな他人のように感じる。転校生強すぎだし。 | ★★★ |
ワイルド・ワイルド・ウエスト | W.スミスはよくやった。K.クラインもよくやった。この映画の評価が低いのは、作り手の一方的な映像の押しつけ。ガーッとスゴイCGを流しまくって、他の点はお粗末。MIBのようなエンターテイメント性も低い。でもあのアメリカの広大な大地は良いよねえ(フォロー) | ★★★ |
マルコヴィッチの穴 | 正直、理解しがたかった。発想の面白さ、奇妙な世界観には惹きつけられたが、どうも置いてきぼりを食った感が否めない。マルコヴィッチになるシーンは面白いのだけれど。「マルコヴィッチ?マルコヴィッチ?」とかは笑った。有名人探しもこの映画の見所といえば見所かな。 | ★★★ |
ビッグ・リボウスキ | ボウリングチーム3人の会話は好評価。かなり楽しめた。それだけに三人揃うシーンが少ないのが残念。ストーリーは面白いのだけど、下手に枝分かれさせすぎてうまくまとめきれてないように感じた。登場人物も濃いことはたしかだが、『ファーゴ』や『オー・ブラザー』のような魅力、存在感を感じることができなかった。 | ★★★ |
レジェンド・オブ・フォール 果てしなき ・・ | | ★★★ |
カリートの道 | もしかして自分、ギャングものはダメなタイプか?と感じちゃった作品。まあしかし、他者との間に生まれる義理を重んじ、しかし内面では自分の夢、愛しい人を見失わないカリート。世間的に疎まれる側にありながらそんな「いい奴」な生き方に少し憧れました。 | ★★★ |
レザボア・ドッグス | 非道いシーンに軽快な音楽、ダンス踊りながら耳ぃ削ぐ。このへんは変な感想だけどかっこいいと思った。全体的に音楽は良い。でもまあストーリーは物足りないというか、もう少しひねりがあるのかと思ってました。期待しすぎか。ティム・ロスが一番いいな。 | ★★★ |
ミザリー | 原作を読んだ後、どう映画化されてるかという興味で見ました。さすがに内容知ってると緊張感を感じることはできませんでした。これが災いしてキャシー・ベイツが小説の怖さに追いつけていないように感じる始末。多少の原作クラッシュは仕方ないにしろ、「アフリカ!」がなかったのが残念。というわけで、原作読まないで見るほうがいいです。 | ★★★ |
魔女の宅急便 | 見れることは見れるけど、「好きな映画!」には入らない。主題歌とか町並みはとてもいいのだけれども。内容は普通。面白みに欠ける。 | ★★★ |
十二人の怒れる男 | 限られた空間のなか議論のみで物語を展開していく作りは見事。脚本、出演者の巧さを感じた。しかし「12人の優しい日本人」を先に見てしまった私には少々退屈でした。 | ★★★ |
駅馬車 | スピード感溢れるインディアン襲撃のシーンはすごい迫力だった。身寄りのない者同士の恋や、酔っ払いと行商人などのいろんな形の人間関係も面白い。個人的に酔いどれ医者が良かった。 | ★★★ |
メン・イン・ブラック2 | 前作と比べてだいぶパワーダウン。エイリアンも人型が多くなって魅力半減であるし、JとKのコンビも切れがなかった。ただエージェントFは当たり。Baha Menに合わせて吠えるところは可愛げがあって最高。個人的にJとFのコンビをメインにして欲しかったかも。 | ★★ |
コラテラル・ダメージ | 最初、コロンビアの政情がよく分からなくて困った。まあ後半はそんなことはどうでもよくなるのだが。炎のなかを駆けるシュワルツネッガーはやっぱりかっこいい。ただ動機がアメリカの報復攻撃と似ていて、そのへんはどうかと思った。「おれたち二人に大義があるわけだ」ってセリフがあったけど、復讐は大義なのだろうか。コラテラルダメージとは言い難い。J.タトゥーロは好きだ。 | ★★ |
ぼくの神さま | 少し難解だった。戦争によって子供たちが澄んだ心を失っていくさまには心を痛めるけれど、「映画」として見ると物足りない。物足りない、という表現が正しいのかどうかもよく分からない。ラストのトロの表情をどう受け取るかで感動もできるのだろうけれど、不覚にも自分はそこまでたどり着けませんでした。訴えかけてくるものは深い。グリーンゴブリンな神父も良し。 | ★★ |
隣のヒットマン | なんかいつの間にやら終わってた。これといって見せ場もなく、映画というよりドラマを淡々と見せられている感じがした。…とはいえブルース・ウィリスは殺し屋役が似合うな。“チュウリップ”という呼び名もかっこいい。 | ★★ |
ザ・セル | 辛いッ。見ていて気持ち悪くなるシーンが多すぎ。殺人鬼の精神状態を映像として味わったわけだから、その観点から見ると作り手の勝利か。心理に潜む醜悪な美を見事に表現していた。ただ内容が辛く、重く、悲しく、そのくせストーリーに真剣さが感じられない。この映像とこのアイディアであるだけに、作りようによってもう少し面白くできたのではと思うと残念。 | ★★ |
シックス・デイ | 近未来の世界はなかなか楽しめたけれど、ストーリー自体は面白みに欠けた。クローン問題は昨今こそよく取り上げられるテーマの一つではあるが、映画の世界ではすでに掘り尽くされている感が否めない。新しい展開が欲しいところだが、この映画にはその斬新さも無かった。ラストも読めてしまって、やっぱり物足りない。 | ★★ |
U-571 | 潜水艦が主役としたかったのか、登場人物が誰が誰だか分からない。分かったのマコノヒーとカイテルだけ。結局ボンジョヴィすら判別不能だった。容姿が似てるのもあるけど、キャラクターが立ってないってのが大きく、この辺りがダメ。 | ★★ |
マーシャル・ロー | 戒厳令、もっと早く発令して、その下でストーリーが展開されると思っていたらば、クライマックスあと何分って時まで引っ張ったんでちょっとガッカリしました。B.ウィリスも出た意味分からんなー。テロシーンは驚くとともに、なんともいえない嫌悪感を感じた。テロについて考えさせられる、のか。それにしてはストーリー薄い気がする。 | ★★ |
2001年宇宙の旅 | 爆笑の太田氏「キューブリックは“分からないといけない”という先入観がどこかある。おれには高尚すぎるんだ」の言葉に同感。キューブリックはすごいし、当時でこの映像はたいへんなことでしょう。でもレベルが高“すぎる”。内容が掴めない。自分にも高尚すぎる感じがしました。まあ見たのだいぶ前なので、何年後かに見たら評価上がるかも。 | ★★ |
最終絶叫計画 | これいらない。 | ★ |