題名 | レビュー | 星の数 |
クリムゾン・リバー | 閉鎖的な地域で起きた残忍な事件。めくるめく因縁が二つの事件を絡み合わせて…と,おお,こりゃ〜いいわ〜と思ってたらオチが…長編小説はやはり映画化には向きませんね。短編だと凄くはまる作品が多いのに。ジャン・レノは相変わらず渋い。 | ★★★★ |
BROTHER | 北野映画の集大成みたいな話だな〜ガンエフェクトは本場だけあってすごぉい。言葉が通じないとへこへこ逃げ笑いをする日本人のイメージを逆手にとってる。多分北野版「NOと言える日本」なんだろうな〜寺島進とオマー・エプスが,よい。 | ★★★★ |
ザ・セル | 幻想のフラクタル,悪夢のプラスティネーション…ヒトの頭の中を外で覗くとこんな感じかも…と映像に酔う。ただし,謎解きとしての筋はどうか…?と問われるとう〜ん。精神障害と犯罪の関連性も何となく使い古された感あり。理屈をつけた映像美ってところですか。 | ★★★★ |
60セカンズ | スッゲー分かりやすい映画。車好きにはこたえられないんだろうな〜綺麗に撮ってるもん。出てくるキャストも豪奢だけど,その割には活躍度数が薄いのが辛い。個人的な意見としてジョリーをもっと出して〜! | ★★★★ |
パーフェクト ストーム | 酔う酔う!三半規管弱い私は折角の見せ場も具合悪くなった…そういう意味では「成功」した映画。架空のものよりリアルなものを再現する方が難しいんでしょ?CGって。しかし人間ドラマはお粗末君だな…目先の欲に眩んでいるため,ちぃとも同情出来ん。こんなのチャレンジ精神でも何でもないぞ。阿呆さ加減炸裂。 | ★★★★ |
グラディエーター | スペクタクル映画としては可もなく不可もなく。女房子供を殺されて,はなみずたれながら大泣きするところに侠気を感じてしまった…しかし,その後がなぁ。そこまで悔しいならすることあるだろう。ホアキンが凄く頑張っていたのが印象的。 | ★★★★ |
地雷を踏んだらサヨウナラ | 実在の人物を丹念に追うのはそれだけで難しい。いつも思うが,浅野君はその器にちょうど良いように納まる水のような役者だな…偽善的にならず,ただ,カメラマンとして精一杯生きたことは非常に正直なのではないかな,と。 | ★★★★ |
ノイズ | サスペンスとしては三流です…ただし,テイストとしてキチンと宇宙しているのは褒めてもいいかな,と。勿論SF的要素としては突っ込みどころはたらふくありますよ(苦笑)主演が巧いので持ってますね。 | ★★★★ |
将軍の娘 エリザベス・キャンベル | 女が男の職場(軍隊)で生きていくために犠牲にしなくちゃならないもの…は,どこでも同じだな〜トラボルタ扮する捜査官だって,結局そういう観念からぬけ切れていなかったし。問題提議的な意味では良い話です。サスペンスとしては? | ★★★★ |
アンドリューNDR114 | 古き良き(まだ未来が美しいもの,と思われていた)時代のSF。これを何故今映画化するか,の方が気になるなぁ。人にない永遠を求めて,アンドロイドを作ったのに,そのアンドロイドが人を模倣する皮肉と美点。…ロビン・ウィリアムズという配役はちょっとあざとい。 | ★★★★ |
シックス・センス | 確かに,ラストはあっと言わされたし,じくじくと迫る恐さは身に沁みます。…ただね,ガキのあんまり達者すぎる演技って好きじゃないんですよ,特にオスメント君って技巧派でしょう?ウケ狙いばんばん伝わるんだよな…そこがちょっと。 | ★★★★ |
シティ・オブ・エンジェル | 天使のイメージ(図書館にいる・黒服)はとても好き。でもちょっと主人公達〜特にニコラス・ケイジは生臭すぎないかな。もっと無機質な感じのキャストの方が作品世界にあったかも。 | ★★★★ |
コンタクト | 宇宙モノはどうしてもロケット!と思いがちな世間様にはきっとウケが悪い…上質の哲学が入っているのだが…一瞬と永遠がつながる瞬間の奇跡。主人公がラスト日和ってしまったのが悲しい…しかしあの日本人観の酷さはどうだ。困ったな。 | ★★★★ |
恋する惑星 | なんだかオシャレなプロモ・ビデオみたい。洗練された映像や,偶然の出会いってのは女の子にはウケがいいいだろうな〜ただ,心や記憶に残ってる?って問われると,さて? | ★★★★ |
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス | 子供が観たら泣いちゃうかも(笑)と思ってたら意外とこのテのグロテスク系は子供の方が好きなのね…クレイアニメの傑出作品は『ウォレス&グルミット』だと個人的には思うんですが,劇場公開でクレイをメジャーにしてくれた功績は大きいです。でもやっぱりティム・バートンってマニア向けの印象強し。 | ★★★★ |
マイノリティ・リポート | やりたいことは判るけど…元々爽やか系トムちんと,明朗快活で売ったスピルバーグがデッドテクSFをやろうとする企画が無理と違いますか?目一杯汚そうとすればする程そのぎくしゃく度が増していって辛かったです。根底に後ろ暗いものがないとね。子供亡くしてる割には苦悩の仕方が軽薄。サマンサ・モートンの浮き世離れした感じは良かったなぁ。 | ★★★ |
トータル・フィアーズ | アメリカは必ず勝つ!的展開ではないってことは,これまでの陰謀系映画とくらべればまぁかなり謙虚(笑)な展開ですが,なんだあの核の描き方は…やっぱりここの国は攻撃される側の心理を「知らな過ぎ」だと痛感。凄い陳腐…モーガン&ベンの奇妙な師弟関係ももうちょっと引っ張って欲しかったし…消化不良です。 | ★★★ |
タイムマシン | う〜ん。かつて映画化された物と比べると画面が物凄い…ってのは技術の進歩で,それは賛辞を送られるべきなんだろうけど…これ,原作者と血縁関係があります的なモノ意外に,なにか残っているかと言われると… | ★★★ |
ラットレース | どたばたシチュエーションコメディーですね。欲に目の眩んだ各組の悪戦苦闘降りが見物ですが,ローワン・アトキンソンが一人図抜けて浮いている(笑)主役クラスを惜し気もなく使っているのは贅沢ですけど,大団円に偽善の匂いを感じたのは私だけ…?あんなすぐに宗旨がえって出来るもんなのかな。 | ★★★ |
ブリジットジョーンズの日記 | この映画,主人公に共感出来るかどうかで意見が割れるところですが,正直,私はこのテの周りに踊らされるノンポリシーな女性はちょっと…キュートで愛されるキャラクターなのだから,といわれればそれまでですが,何だか人に媚びた印象が強い話。役者はいいのになぁ。 | ★★★ |
耳に残るは君の歌声 | 主人公の女性の受動的過ぎる行動が今一つ(いやニ・三)共感出来ない原因。父親に会いたい!っていう信念が全然感じられないです。むしろ野心家のルームメイトや恋人の方が心配してやってるという…歌が上手いという設定の割に声量ないし…魅力皆無なのです(汗)前出のルームメイト=ブランシェットや恋人=デップ(セクシー!)の方がキャラが立ってますね。 | ★★★ |
ショコラ | ハルストレム監督だから泣かせでくるな,とは想像出来たのだけど…閉鎖的な村に改革をもたらすビノシュの肝っ玉振りははまり役だけど,展開やらラストがあまりに主人公にご都合主義。これじゃ今まで娘を引っ張り回して来た意味がないじゃないの…脇が渋いのとアイテムで持ってるけどね。軽いファンタジー。 | ★★★ |
プルーフ・オブ・ライフ | メグ・ライアンにはあんまりこのテの映画は似合わない気がする…ちょっと茶目な女性の緊急時のパニくり様や,妙な恋愛感情が,誘拐犯との駆け引きや救出シーンの緊迫感と物凄く「あわない」のだが… | ★★★ |
バトル・ロワイアル | 原作は知らない方が楽しめる映画。設定を借りてはいるものの,本は明らかに子供たちが主体なのに対し,映画は教師キタノや主人公の亡父世代に対するエールともハッパとも取れるような語り口。気になったのが主役格以外の少年少女俳優達の台詞が非常に聞き取りづらいこと。これ,大事です。 | ★★★ |
ホワット・ライズ・ビニース | 導入から中盤までは怖いのよ…サイコホラーのムード満点で。そこからサスペンスに切り替わる時がな…かなりミスキャストではないのか?ハリソン・フォード(苦笑)多分ミステリファンの方にはすぐバレルよ。 | ★★★ |
チャーリーズ・エンジェル | 別にTVシリーズの名を借りなくても,このメンバーなら新しい設定で新しい探偵物出来たでしょうに…ちょっと安易すぎないか?とTVシリーズを知っているものは思うのだった。キャメロン・ディアスのスタイルのよさとお洒落さんぶりは流石だね。 | ★★★ |
X-MEN | 所詮,アメコミを映画化するとこんなものなのでしょうかねぇ。原作は存じ上げないので何ともいい難いですが,下手に『ユージュアル・サスペクツ』コンビだ!と先入観を持って観たせいでしょうか。大味だよな…キャラもこの人!っての見つけられなかったし。 | ★★★ |
ナインスゲート | おどろおどろしさは流石なんです。そしてデップも巧いんです。でも怖くないんです。何故なら悪魔的要素=黒魔術が既に手垢のついた設定だからです。悪魔に魅入ってしまった者達の顛末をイヤらしく描いた方がオカルトとしては魅力的かも。 | ★★★ |
カル | この方法は今の日本では出来ません。もう,謎謎だらけです。殺人の動機の理由付けが非常に乏しいせいもあるかな…『八月のクリスマス』でうけたキャストをただ持って来てもねぇ。巧いけどさ,二人とも。ま,韓国ではスプラッタは御法度だったのでうけたんでしょう… | ★★★ |
ジャンヌ・ダルク | この映画を好きになれるかは,このジャンヌの描き方の好みにもよると思う。結局,幼い頃のトラウマをす〜っと引きずった狂信的な態度や言動は,伝説の少女の座から引きずり降ろしたみたいで,私は×。脇が気負い過ぎのミラを上手にもり立てたのと,合戦シーンがダイナミックでよかった。 | ★★★ |
RONIN | 口先だけの男に騙された感じ。プロフェッショナルの癖にあの任務遂行や後始末の仕方は酷いんじゃないか?役者と設定に溺れて話置きざりにされてますね。最近『スパイゲーム』という良質な仕事人の映画を観ただけに,この粗雑な話運びには腹が立つ。正直,ビデオで良かった。唯一の救いは無意味なくらい迫力あるカーチェイス。 | ★★★ |
ゴールデンボーイ | ツメがあまーい!利発な少年がいかに狡猾になっていくかがミソなのだから,もっとじわり,と陰湿に描いて欲しかったなぁ。キング原作の映画ってホント,当たり外れが激しいよね… | ★★★ |
ディアボロス | 野心家とか悪徳とかがとことん似合わないですね,キアヌ・リーブス…妻が悪夢に取りつかれて行く様や眩惑シーンはちょっと怖いが,徹底した悪への堕落を描いた方がこの話の主観に近いのでは? | ★★★ |
フィフス・エレメント | ミラ・ジョヴォヴィッチの美しさとゴルチェの衣装がモードですな。…「ダイハード野郎」ウィリスの泥臭さとはとことん合いませんね。SFとしては低ランク。クライマックスに言い訳程度の哲学を入れるならバカ映画に徹したら良かったのに…タッカーがいるんだからさ。 | ★★★ |
ブレードランナー | 当時は映像の斬新さが売りでしたが,最近安価のビデオを購入しました。で,見直したんですがね。ハリソン・フォードのキャラクターと,作品世界がミスマッチ。主人公はもっとどん底でいいですね。どうせ暗々とするなら。ハウアーははまってます。彼が陰の主役でしょう。原作があることはあまり公表しない方がいいような…違い過ぎるもの。 | ★★★ |
リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた ・・ | だから,こういうモンスターいっぱい出る映画はバカに徹しないと面白くないんですわ。ショーン・コネリーってこの手のバカアクション映画にはあまり向かないとみます『アヴェンジャーズ』とかもだったけど。版権に遠慮したモンスターのラインナップもちょっと日本人には馴染みが薄いし。 | ★★ |
ハリー・ポッターと秘密の部屋 | 子供向けの癖に長過ぎ,というのがまず一つめの苦言。で長い割には各人物のキャラに重みを置く訳でもなくて,たーだ原作のシーンを如何にリアルに具現化するかで終始してるでしょ?これ,原作ファンなら喜ぶんでしょうけどねぇ…必ずハリーが助かるって判っていつつ,わくわくさせる何かが欲しいですよ。ロンやハーマイオニーの方がかなり魅力的。 | ★★ |
ザ・ワン | アクションを見せるための映画ならカット割が酷過ぎます。ぶちぶち切れまくりのアップの細切れ…引きで撮りましょうよ〜引きでぇ。冒頭登場するへんてこジェット・リーは楽しい。ジェイソン・ステイサムが一人頑張ってます。偉い偉い。 | ★★ |
マジェスティック | あまりの出来過ぎな展開にそれだけで興醒めしてしまいました。偶然辿り着いた町に自分そっくりの英雄が…なんて,ひねたわたくしにはどうしてもご都合主義にしか見えない。希望を失った町の人々の一筋の光ではあったんだろうけど。…でも,普通は気付くよねぇ。どんなに似てても。もうここでついていけなくなったので,あきまへん。 | ★★ |
ヴィドック | ヴィドックって最初その連続殺人鬼の名前かとばかり思ってました…探偵なのね。主人公がいきなり死んじゃってどうなるの?と思いつつ,鏡の向こうに人の触れてはいけない暗部,を想像していたら単なる推理モノだったのでいささか拍子抜け。アクションも華麗というより見辛いものでしたし。謎解きにミステリの禁じ手を使っている点がどうもなぁ。 | ★★ |
コレリ大尉のマンドリン | 大河ドラマ的な割には人間関係が薄味。戦時下でのうのうと歌で侵略をごまかそうとするおっさん将校も軽薄なら,婚約者がいる癖に占領下の敵方将校に口説かれてコロッといっちゃうヒロインもヒロインだし。一番気骨のあるのはヒロインの父親ってのがどうもな〜景色は凄く綺麗。 | ★★ |
ソードフィッシュ | トラボルタの久々の巨大悪党ぶりを見せて貰えると意気揚々と見に行ったはいいもの,コピーの「ミスディレクション」とやらがかなりお粗末で泣けて来る。予告で観た派手な爆破やアクションシーンも,お話の奇想天外さがあってこそ引き立ち,成り立つのでは?キャラ的にもいい俳優が揃っているのにオチがあれでは役者も気の毒である。絵だけは最高にかっこいいけど。 | ★★ |
溺れる魚 | …キャストが豪奢な割には平坦なお話。犯人や手管バレってどうやったか,あるいは何故やったか,を掘り下げて面白みが増すのにそこのところが淡白すぎ。子じゃれた映像でお茶を濁してる感あり。IZAMがはまってましたね。 | ★★ |
ペイ・フォワード 可能の王国 | …ごめんなさい。この映画に限らず,意図的に泣かせを演出している作品ってもう臭いでわかってしまうので,(試写で観ました)あ,こりゃ合わないな…と。大体,あんな子供が起こした行動一つで何かが変わってりゃ世の中泣く人いないっつーの。勿論そこが映画での夢物語なんでしょうが…ラストの成りゆきだっていかにも「泣いて」的で好みじゃないです。役者が巧い分,こんな安いドラマにして欲しくなかった。 | ★★ |
スペーストラベラーズ | まず,この映画で腹ただしいのは,TVズレしたうるさいまでの感動シーン等での効果音の多用。こうでもしないと,間が持たないのだろうか。折角の大画面の持ち味も,平面的カメラワークで台無し。設定の良さを監督が活かし切れていないのは明らか。下手な感動をラストで無理矢理作るより,バカはバカらしくラストまで行った方が後味も良かった。 | ★★ |
御法度 | 男色に対して理解がないのか,分かっちゃいるけど表現が追いつかないのか,幽玄の欠片もないのは辛い。新撰組が理屈抜きで好き!という人以外にはお勧め出来ない話…武田真治とたけしの殺陣は見物。 | ★★ |
ジョー・ブラックをよろしく | …長いよ。長過ぎです。内容にも深みや盛り上がりもなく,収まるところへ収まった程度。役者に金をかけ過ぎて,脚本おなざりですか? | ★★ |
踊る大捜査線 THE MOVIE | これをわざわざ大画面でやる必然性って何?ドラマは確かに面白かったけど,TVの手法をそのまま持ってこられても,劇場へ出かける側としてはじゃあ,2時間枠のスペシャルでどうぞと思う。とにかく,やたらと音(SE)で盛り上げようとするのはこの監督の悪いくせですね。「スペーストラベラーズ」でも思ったけど。 | ★★ |
ユー・ガット・メール | | ★★ |
アルマゲドン | 無茶な…本気であのストーリーは無茶だと思う。突っ込み箇所が多すぎます。笑い話なら分かるよ。 | ★★ |