fumiさん
シルバーレビュア 
fumie@md.pikara.ne.jp
得票数：33
プロフィール：
前の50件
| 題名 | レビュー | 星の数 |
| 用心棒 | 何度観ても、テンポよく、迫力ある画面がすごく考えて作られている感じ。まさに＜娯楽大作＞って感じです。白黒なのに、とても白黒には思えない画面です。 | ★★★★★★ |
| 荒野の七人 | 黒沢映画と無関係と思って観ることができれば、重厚さや深刻さを＜アメリカ映画！＞という軽いタッチに置き換え、痛快アクションものに仕立て上げられてて、かなり楽しいです。結構好きです。あくまで黒沢映画とは別物、と思って観れば、ですよ。 | ★★★★★★ |
| かくも長き不在 | 切ない。夫だと信じたい（実際信じている）テレーズの表情と感情を映す瞳の動き。かつてアルベールだった筈の男の失った己の記憶と、なんとか今を保っているその不均衡な線上にありながらの交流。そして結末。ただ人を殺すだけでなく、生きている人の心まで殺してしまう戦争の残酷さを身につまされます。 | ★★★★★★ |
| サイコ | 強烈に、そして長く記憶に残る映画です。音楽がざらざらと神経を逆立てて、これが音響効果というものなんだなー、と実感させてくれます。ヒッチコック映画、凄い！ | ★★★★★★ |
| 太陽がいっぱい | 最後までハラハラドキドキしながら観られます。これ、アラン・ドロンだから、上品に仕上がってるんですよね。２回目以降は、トムに感情移入してしまい「それをちゃんと始末しときなさーい」と言いたくなる事請け合いです。 | ★★★★★★ |
| ベン・ハー | あの長さにもかかわらず、必ず観てしまう映画です。人間模様と、美術、音楽etc.と大変豪華で緻密で見応えありです。宗教観が入ってしまうのが、私にはちょっと･･･ですが、これはこれで必要なんでしょうね。 | ★★★★★★ |
| 大いなる西部 | まさに＜大いなる西部＞なんですが、これは観ないと分からない･･･(笑)。東部の男がもまれてたくましくなっていく過程では、グレゴリー・ペックの熱演が光るし、現地の荒くれ男をチャールトン・ヘストンが上手く演じているし･･･。セリフも殆ど覚えているけど、それでも観てしまう傑作の１つですね。 | ★★★★★★ |
| 死刑台のエレベーター | エレベーターが途中で止まった時の、隙間(？)から見える、焦ったようなぎょろぎょろとした目の映像が、何よりインパクトがあります。脚本の着想がすごいです。 | ★★★★★★ |
| 知りすぎていた男 | ドリス･デイ扮する母親の力強く、母性愛溢れる力強い歌声がいいですね。一つ一つのエピソードがつながっていくと最後に｢あっ」。これがなんとも言えないヒッチコックの魅力ですね。それにしても、当時のスナイパーはクラシック音楽にも造詣が深くないといけなかったんだなあ･･･(笑)。 | ★★★★★★ |
| 十戒 | 宗教的な要素を多々含んだ映画は、あまり好きではないのですが、これは映像が素晴らしいし、＜人間＞を描いているのでさすがという出来になっていると思います。 | ★★★★★★ |
| 東京物語 | 生活の中の些細なことで、人間の本質というものは露見するものなんだなあ･･･と恐ろしくも感じ入った作品です。小津監督の映画には良く出てくる、丹念に描かれた感情のひだが美しく響いてきます。良い生き方というものは、如何に自分の中身を豊かに出来るかだ、と観る度に思わされます(できるかどうかはともかく･･･笑)。 | ★★★★★★ |
| ローマの休日 | おとぎ話のような、楽しい世界にひたれます。キャスティングが見事に決まっている映画ですね。何度でも観てしまいます。 | ★★★★★★ |
| 禁じられた遊び | ポーレットと彼女を見守る少年ミシェルの、非現実的な癒しともいえる墓遊び、それが当時の戦火の子供達の一側面だったかもしれないと、切なく感じさせられる映画です。最後のポーレットのシーンには、有名なテーマ音楽があいまって胸をかきむしられるような感じです。 | ★★★★★★ |
| アフリカの女王 | 面白い！なんと言っても、決して美男美女ではないボガートとヘプバーンの存在感が光ります。ストーリーも強引だけど許せちゃう小気味よさがあります。おんぼろアフリカの女王号がこれ程頼もしく思えるとは･･･！ | ★★★★★★ |
| 自転車泥棒 | 戦後の混沌と貧困と濃い人々の感情の渦。今の世の中では考えられないだろう深みと、少年と手をつないで歩く男、ざらざらと傷ついた画面が哀しみ(悲しみではない)を誘い切なくなります。人類は大変な経験をしつつ、次の世代へ移っていくのだなあ…と今なら思えます。 | ★★★★★★ |
| 市民ケーン | 当時、俗に言う＜若造＞の分際で(･･･失礼)こんな映画を作ってしまえるオーソン･ウェルズはすごい！天才です！一つの言葉から、徐々に新装を明らかにしていく手法も素晴らしいですが、映像がまた素晴らしい。 | ★★★★★★ |
| レベッカ | 最後まで目が話せず、ドキドキです。脚本もさることながら、映像もとてもステキだし、新妻は美しいし、古株の家政婦(？)は存在感たっぷりだし･･･。満足できる1本だと思います。 | ★★★★★★ |
| チャップリンの独裁者 | 最後の演説を聞くだけでも、この映画を観る価値あり！です。優しく語りかけるような、愛情溢れる言葉。人を傷付けるものと同じ＜言葉＞とは思えません。人間は複雑･･･でもだからこそ言葉があり、言葉を持つことの意味、使うことの意義をもっと考えなければ･･･と思わせてくれます。 | ★★★★★★ |
| スミス都へ行く | 彼をキャスティングした時点で、この映画の成功が決まったような、ジェームズ・スチュアートのはまり役、と言う感じ。正義感、熱意、真面目さ、そして老練な年寄り達の裏側を知る落胆(と言えるかな？)を素晴らしく演じきっています。好きな映画です。 | ★★★★★★ |
| オズの魔法使 | 何度観ても楽しめるとても好きな映画です。歌も夢のような映像も色も(これは技術的にわざとじゃないのだけど)、とても気持ちよく、子供がファンタジーに触れるのにはぴか一の映画じゃないでしょうか。オチは＜え？＞だけど･･･(笑)。 | ★★★★★★ |
| モダン・タイムス | 人は人社会の中では、本当に思うようには生きられないんだという真実。その中に漂う滑稽な程の哀しさを、切なくなるだけでなくなんとか笑い飛ばせるようにしてくれているように思います。そのあたりがチャップリンの凄さかなあ。いつ観ても、素晴らしいと思える映画です。 | ★★★★★★ |
| 或る夜の出来事 | 正直な人間を描いている楽しい、正統派の映画･･･とでも言えばいいのかな。わがままお嬢様に苦闘する記者を演じるクラーク･ゲーブルがとてもうまい！毛布で境界を作って、最後にラッパと共に･･･のエピソードがほほえましい。 | ★★★★★★ |
| 街の灯 | 人を信じる気持ちが、ふつふつと自分の中で揺り動かされて、こんな世の中でも生きていける･･･と改めて力を貰えるような、人間の良心のような映画です。 | ★★★★★★ |
| 西部戦線異状なし | 今のCGや物量に頼る映画界では、到底描けないんじゃないかと思う、一つの静かなシーン、仕草、視線が、こちらの感情をえぐり、胸を揺さぶってくる映画です。いつも最後はため息と涙(号泣にはなりえない)で見終わります。 | ★★★★★★ |
| 21グラム | 一瞬で人の人生はかくの如く変貌する、それをまざまざと見せつけられるお話。心模様や生活の変化が、胸を苦しくさせます。とてもいい題材なだけに、カットバックなんか使わずに、時系列で淡々と描いた方が良かったんでないのかな？と私は思いました。 | ★★★★★ |
| ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 | あー、完結だ〜。という感じが良く出ていました。時間間隔もあっという間で、それだけ集中して見られたのだと思います。でも終わってしまったという一抹の寂しさと併せて、もう少し壮大さを求めてしまう欲深さが残りました。 | ★★★★★ |
| HERO 英雄 | 映像はかなり良かったです、惹き込まれました。秦の始皇帝はいろいろな逸話があるだけに、こんな暗殺秘話があっても通るなあ、と思ってしまいました。想像力が使える映画ならでは、ですね。でも、ま、ちょっと非現実的かもしれないけど･･･。 | ★★★★★ |
| ボーン・アイデンティティー | 結構良くできていたのでは？脚本も練れてたし、心情もうまく描かれてたし･･･。勢いに乗って楽しめました。後は、演技派マット・デイモン君が、アクション派に流れていかないよう祈るばかりです･･･(笑)。 | ★★★★★ |
| ハリー・ポッターと秘密の部屋 | クモが嫌いなので〜(笑)。安心して観られる、そしてわくわく期待しながらハラハラ心配しながら、楽しく観られる心地いい映画ですね。少しずつ成長していく姿も頼もしいし、これからの成長も楽しみ〜。 | ★★★★★ |
| スチュアート・リトル２ | スチュアートは可愛いね〜。マイケル･J・フォックスの声が上手いし、ぴったり。映画としては普通かもしれないけれど、殺伐とした現代にほっとできる、それだけでも嬉しい映画です。 | ★★★★★ |
| スター・ウォーズ エピソード２ クローン ・・ | ちょっと甘い評価かも。普通の1本として観ると、後に残らない映画かもしれないんですよね。作り物っぽい感じがして･･･。ただ、この後、とこの前があるから、と思う期待感とファン心理･･･ってところでしょうか。 | ★★★★★ |
| スパイダーマン | アメリカン･コミック！って感じでした。上手く実写にしてますね。正義感むき出しじゃないヒーローが、徐々に目覚め、苦悩するのが爽やかに描かれていていい味です。悪の権化の描き方には、アメリカ〜って感じが出てて笑えるけど。 | ★★★★★ |
| ロード・オブ・ザ・リング | ある程度、端折るのは仕方ないですよね。でも原作はそれ程損なわれていないし、むしろよくぞ今まで映画化を待ってくれました、って感じでしょうか。続く、になるのは仕方ないのですが、「おお、いよいよ」ってところで終わってしまうのは〜！早く次を･･･。 | ★★★★★ |
| 陽だまりのグラウンド | コナーが自分を取り戻していく、そんな月並みな所はまあ･･･って感じですが、それ以上に、少年達の過酷な環境やその中でもそれなりに生き生きと成長していく姿が胸に残ります。｢普通やん」なんて強がってみても、泣けてくるシーンがしばしば･･･。 | ★★★★★ |
| オーシャンズ11 | さすがソダーバーグ、うまく造ってるなと思いました。ジュリア･ロバーツが活きてなかったのが残念。楽しく観ました。オリジナルの＜ハイテク＞が蛍光塗料(笑)なんてかわいいものだったのが、さすがリメイク、すごい＜ハイテク＞ぶりでしたね。ははは。 | ★★★★★ |
| エボリューション | バカバカしい、SFをおちょくっているところが面白かったです。正統派SFも大好きだけど、こういう肩の力を抜ききった映画も「アホや〜」と楽しめますね。うまく辻褄を合わせたスジも頑張っているのでは？ | ★★★★★ |
| キス・オブ・ザ・ドラゴン | ジェット･リーカッコいい！その点で観るのに尽きますね。ストーリーとアクションがバランスよく上手く練られた映画だったと思います。もちろんそんな馬鹿な、って点もあるけど、それはまあ、よしとして。 | ★★★★★ |
| ハムナプトラ２ 黄金のピラミッド | 前作、よく出来たB級娯楽作品が、今回お金をかけたB級娯楽大作になってました。パワーと勢いで見せるのは健在。時代考証むちゃくちゃ！はははは。でも許せちゃうのは、観る側がB級と割り切っているからかも。こういう映画も好きです。 | ★★★★★ |
| デンジャラス・ビューティー | サンドラ・ブロック、演じたな〜って感じです。彼女の強面振りがとても愉快痛快。そして、だんだん魅力的になっていくのもステキです。｢World peace」が美女のキメ台詞なのもよく分かったし(笑)。FBIをおちょくりつつ、一応やることはやっていくあたり、映画作りに日本とは違う見方があるようで、その辺も楽しめました。 | ★★★★★ |
| ザ・ダイバー | 当時の差別の中で、不屈の精神と意欲を持って自らの道を勝ち取ったカールを、キューバ･グッディング・Jr. が熱演！胸を打たれます。 | ★★★★★ |
| コヨーテ・アグリー | ハングリー精神と、妥協と、流されまいとする気持ちが上手く描かれていて見終わった後いい気分になれます。ただ、ちょっと上手くいきすぎ、な感もありますが、それはまあご愛嬌でしょう。親友の「資産を凍結するわ｣の件は、彼女の温かいストレートな友情を表していて、どのシーンよりも好きです。 | ★★★★★ |
| ミート・ザ・ペアレンツ | バカバカしいながらも、人間の値打ちとは、というものを考えさせられる点もある映画。デニーロの馬鹿父ぶりもさることながら、ベン・スティラーの滑ってしまう演技も秀逸。最後まで楽しめます。 | ★★★★★ |
| オーロラの彼方へ | 過去に干渉した後、現在が辻褄合わせのために変わっている、でも、干渉した本人には両方の記憶がある･･･という設定は斬新。ＳＦになり切らずに人間ドラマを描いているのがとてもいい感じでした。 | ★★★★★ |
| プルーフ・オブ・ライフ | 現実にある誘拐ビジネスの側面を、結構淡々と描いていて、リアリティがあったと思います。人間の描き方も好感が持てるし･･･。視線を交わすだけの感情の交錯が、役者や脚本の技量を感じさせて、私は結構好きです、この映画。 | ★★★★★ |
| U-571 | それ程期待していなかったけど、マシュー・マコノヒーが結構骨太の演技をしていて、おっ！と思わされました。もう一つ何か足りなかった彼の成長物語と思えば、いい味出していました。ドイツ兵の描き方が、ちょっと不満(本当のドイツ兵は多分もっと真面目で几帳面な筈)ですが･･･。 | ★★★★★ |
| 英雄の条件 | 戦闘、という現実の中では、人の命は軽いものなのかもしれない、と思う。どこが英雄と殺戮者の境界なのか、後世になってみないと分からないことかもしれないし、その場にいた者でなければ、分からない事実から判断する必要もあるだろう。登場する人物設定を考えているので、いろいろなドラマが見られて良かった。 | ★★★★★ |
| グラディエーター | 現代にこの映画が作れた、ということはCGの恩恵なんだなあ、と改めて感じさせられる。ただ、人物の設定が少し薄く、惹き込まれにくいという点で、比べられた＜ベン・ハー＞＜スパルタカス＞には及ばない。 | ★★★★★ |
| ミュージック・オブ・ハート | 音楽の持つ力、子供たちの持つ可能性を改めて認識させられた感じがします。人は生きていくうちに、少しずつ、未来を悲観したり投げやりになったりしがちですけど、そんな時はゆっくりと音楽を聴いて、また力が湧くのを待とう、とそんな気にもなりました。 | ★★★★★ |
| トイ・ストーリー２ | 前作より、仲間意識が強まっている感じ。その分、物語に深みが出たように思います。一つ一つの人形の表情にもそれが表れているように感じるのは言い過ぎ？とにかく楽しめた映画です。 | ★★★★★ |
| ノッティングヒルの恋人 | とても心温まる話。おとぎ話かもしれないですが、ジュリア・ロバーツの笑顔と、ヒュー・グラントのちょっと困ったような顔がとてもいいです。皮肉も効いていてそれでもおとぎ話、と感じられるのは、イギリスが舞台ならでは･･･といった感じも。 | ★★★★★ |