題名 | レビュー | 星の数 |
家族ゲーム | 公開当時凄い面白い映画という噂は聞いていました。民放で最初に放送された時の印象は記憶に刻み込まれています。今観返してみると、リアリティのない映画手法が逆にリアリティさを増してる気がします。森田芳光監督はこの後様々な傑作を作っていくんですが、「それから」とこの「家族ゲーム」は別格ですね。 | ★★★★★★ |
幻魔大戦 | 大友克洋の書いたキャラクターが動き回るというのはどうなのかな?と見る前は思ってたけど、劇場で話が始まったらそんな先入観は吹き飛んでしまった。ただの超能力ものではないスケールの大きな話だと思う。なんといっても音楽が素晴らしい。サントラ盤は未だによく聴く。劇場で2,3回見たがキース・エマーソンの曲がかかるたびに鳥肌が立っていた。83年屈指のアニメだ。 | ★★★★★★ |
愛と追憶の日々 | 家族愛がテーマなのだが、妙にコミカルな所があっていい。特にジャック・ニコルソンのすっとぼけぶりは絶妙と言える。シャーリー・マクレーンが失言した孫を引っぱたくシーンは一番印象に残ってる。ラストの方は知ってたけど、やはり涙目になってました。 | ★★★★★★ |
マッドマックス2 | 劇場で2回くらい見て、テレビで何度となく見る。すさまじい映画である。カーチェイスしながらの殺し合いは見ごたえがあった。色んな作品の元ネタになってるが、若きメル・ギブソンのかっこよさは格別。 | ★★★★★★ |
シャイニング | 学生時代に学校をサボって、名画座で観ました。しかもバカみたく前から2番目の席に座って鑑賞。おそらく初めて観た映画で1番の怖さ。一連のホラー映画なんかまったくこの映画の恐怖度の比較にならない。文字通り映画館の中で震えてました。あの雪山の中の閉鎖された所で、父親が狂って妻と息子の逃げ場がないというあの設定が相当きました。今観返すと怖さより映画としての完成度の高さを思い知らされます。 | ★★★★★★ |
ブリキの太鼓 | 当時ドイツ映画が意地を見せたと評され、見ましたが、正直圧倒されました。しかし典型的に評価の分かれる類の映画だな。人間の情念の粘っこさをこれでもか、これでもかと描写していく。あの子役はハンパじゃない。周りの大人の俳優を120%喰ってる。もちろん映画に安らぎを求めてる人には薦めない。ただこれを映画芸術として評価すれば、星6つはいくと思う。 | ★★★★★★ |
地獄の黙示録 | ベトナム戦争映画の総決算ともいうべき大作。戦争映画はあまり好んで見ないのだが、これは凄かった。コッポラ監督が予算オーバーしてまで完成した出来映えはかなりの迫力である。戦争の狂気を見事な映像で彩ってる。主題歌ドアーズの「THE END」はサイケデリックでモアモアしてて、映画の雰囲気にマッチしてた。 | ★★★★★★ |
エイリアン | 子供の頃見た時はあまりの恐ろしさに一ヶ月くらい震えていたのを覚えている。特にあの宇宙船という密室の中で、一人一人追い詰められていくという展開は、ほんとに怖かった。しかし今見返してみると、芸術作品として見れる。やはり、エイリアンシリーズの中では娯楽作品に徹した2より、こちらの方を評価すべきなのだろう。 | ★★★★★★ |
さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち | ひさびさに観たが、やはり海の中からのヤマト発進のシーンは鳥肌が立った。話が進むにつれフツフツと当時熱狂した頃の熱いものがこみ上げてくる。ラストはやはり泣かせる。これでヤマトが終わっていれば、永遠の名作になったのに・・残念。 | ★★★★★★ |
犬神家の一族 | この市川監督の横溝正史作品がその他と一線を画してると見る度に思う。特に最初の方の映像が途切れ途切れになるあたりうまいと思う。島田陽子も美しかったし、石坂浩二もハマってるし、警部役の加藤武も味がある。だがこの映画の勝利は犯人の謎解きより、むしろ演出の巧みさと映像の見事さだろう。日本映画の新しい道を開いた角川映画第1作というのも印象深い。 | ★★★★★★ |
バリー・リンドン | この作品は映画ファンにとってはたまらない一本と言える。全編3時間に及ぶが、これだけの長さを中だるみなく完成させるのは並大抵ではない。どこで爆発するかわからない緊張感が圧巻だった。見事な演出。中世の話だから今との価値観の違いはあるものの、見終わって、人の運命の切なさをひしひしと感じた。 | ★★★★★★ |
燃えよドラゴン | この映画はストーリーうんぬんではなく、ブルース・りーのアクションを見て、ストレス解消するある種カタルシスのためにあると言える。あの細い体でどんな大男もばたばた倒していく。爽快感抜群の1本だ。 | ★★★★★★ |
ダーティハリー | しかしあの犯人の男はしぶといですね。イーストウッドの執拗な追撃にもともと壊れてる人間性が余計壊れるわけですが・・・ダーティーハリー・シリーズはこの1がやはり秀逸。若きイーストウッドの破天荒ぶりが爽快な映画。 | ★★★★★★ |
激突! | スピルバーグの映画の中では一番好き。何といっても映像に無駄がない。追いかけてくるトラックの運転手の顔が出てこないところも効果的。こういうシンプルな作り中に映画の面白さの醍醐味が感じられる。 | ★★★★★★ |
ベニスに死す | なんとも物悲しく、やるせなくなる映画である。叶うことのない恋を名優ダーク・ボガードが抒情味たっぷりに演じる。また相手の少年の美しさがさらに悲劇性を増している。それに追い討ちをかけるかの如くBGMがマーラーのアダージョ、しかもこれまた効果的に使われている。まったくいやらしさは感じさせない。 | ★★★★★★ |
ひまわり | 見てしばらくピンとこなかったが、時間が経つにつれジワジワときました、やはり。特に列車のシーンのマルチェロ・マストロヤンニのあのせつない表情・・・やはり名優の演技、もはや別格。 | ★★★★★★ |
ロミオとジュリエット | 何度観ても素晴らしい。主人公の二人の美しさがこの悲劇を一層際立たせてる。ラストシーンは印象的でした。白黒映画が好きな自分としては、1950〜60年代のカラー映画は今一つ中途半端なのが多々ありますが、本作や「上流社会」や「サウンド・オブ・ミュージック」や「スティング」等はカラー映画でしかありえないと思います。本作はシェークスピアの作品の見事な現代風アレンジが成功した逸品ですね。 | ★★★★★★ |
夜の大捜査線 | 田舎町の殺人事件という限られた枠の中で、これだけ飽きさせず見せてしまう所が見事な演出の勝利だと思う。シドニー・ポワチエの演じる敏腕刑事役もハマってた。ロッド・スタイガー演じる偏屈署長役も格好よかったが、ポワチエの刑事としてのあまりの優秀さに顔を少し歪める辺りに思わずニヤリとさせられました。後半犯人推理にも目が離せないが、この映画タイトルがいいですよね。ちょっと見てみようかという気にさせる。 | ★★★★★★ |
サウンド・オブ・ミュージック | この映画を見て良くないと思う人がいるのだろうか?そう感じてしまう程暖かさに満ちた作品だ。また昔ながらの映像の美しさが際立ってる。何度でも見返したい1本。 | ★★★★★★ |
勝手にしやがれ | 全体的に淡々と話が進んでいくんだけど、このベルモント扮する主人公のキャラクターは半端じゃない。自分の欲望のためなら窃盗から人殺しまで何でもあり。ジーン・セバーグはとてもキュートなのだが、掴み所がない。退屈になってくるのだが、何度でも見たくなる不思議な映画だ。それにしてもフランス人ってのはサングラスがよく似合う。 | ★★★★★★ |
現金に体を張れ | ヒッチコック映画然り、このキューブリックの映像表現がのちの映画監督に与えた影響は計り知れないと思う。数シーンを時間差で進行させていく手法はこの当時では斬新だったろう。そして誰もが指摘するラストのオチがあまりにも強烈。自分は特に白黒のクラシック映画が大好きで、かなり贔屓してしまうのですが、この映画は普段クラシック映画を観ない若い映画ファンでも十分楽しめると思う。 | ★★★★★★ |
エデンの東 | 子供の頃から無意識的に何度も何度も観ていたので、ストーリーが頭に焼き付いてる。この映画の映像のぼやけ気味はちょうどいいです。ジェイムス・ディーンは幼心に存在感のある人だなあと思ってました。感情表現の幅が広く、怒るときは気違いみたいにキレて、泣く時は子供みたいにおおっぴらに泣く。ヒロインの地味さが、より彼を引き立たせてる。フィルムに焼き付いてる永遠の青年だな。 | ★★★★★★ |
サンセット大通り | この映画はハリウッドの裏側を描いた秀作ですが、白黒映画独特の雰囲気が最高に心地良いですね。観終わって、ああ映画を一本観たんだなという満足感が味わえる。 | ★★★★★★ |
第三の男 | 洋画を見始めた10代の頃一回見たきりで、最近見直した。キネマ旬報ベスト10おたくの自分としては、洋画ベスト100選べと言われたら、おそらく7割はクラシック映画になってしまうだろう。やはり昔の白黒映画って雰囲気がいい。音に注目してなくても、映像の陰影だけで、リラックスしてくる。しかしオーソン・ウエルズはあまりに格好良過ぎる。見るだけで何の説明もいらない。音楽もさりげなくいい。 | ★★★★★★ |
カサブランカ | ボギーがその曲はやめろと止めた「As Time Goes By」は映画史上の名曲。悲しみとせつなさと安らぎをごちゃまぜにしたような曲。イングリット・バーグマンはカラー映画にも出てるが、白黒映画の美貌の女優という印象が強い。その美貌ゆえにボギーとの愛憎のやるせなさが増す。名作だ。 | ★★★★★★ |
オズの魔法使 | DVDで初めて見ました。ほんとに1939年の映画なのかと思うほど、映像は綺麗。ミュージカルはあまり見ないのですが、これはずっと見たいと思ってました。若きジュディ・ガーランドは魅力一杯。桃太郎のアメリカ版と言うところ。3人のしもべが妙に弱気なところが印象に残ってる。子供が見たらもっと楽しむんだろうな。昔の童話の世界がカラーの映像で彩られる。美しいですね。 | ★★★★★★ |
デイ・アフター・トゥモロー | 竜巻や氷河の前にはひとたまりもない人間のもろさ。CG技術の発達でこの手のパニック映画は年々迫力が増してますが、ストーリーも面白かったです。結局地球の運命は自然界が握ってるんだなと他人事ではなく感じました。 | ★★★★★ |
ビッグ・フィッシュ | ティム・バートンはとても好きな監督です。リアリティの要素のバランスのうまいファンタジーを描かせたら彼の右に出る者はいないでしょう。今回は「父と息子」という人によっては非常に難問をテーマに取り組んでる。自分も父親との間にしっくりこないものがあり、ウィルには感情移入できました。限られた血を分けた人間なんだからもっと分かり合えていい。映画には学ぶ事が多いです。 | ★★★★★ |
ターミネーター3 | 確かに中身のない映画なんですが、映像の迫力を味わえるという意味ではDVDなりBlu−rayで買う価値はある。特に最初の方のレッカー車のアクションシーンは凄い。自分はこのシーンだけのためにDVDを買ったと言っても過言ではない。 | ★★★★★ |
キル・ビル Vol.1 | 拳銃を使わず、刀とか鉄球が飛び交ったり、かなりハチャメチャな展開だが、ここまでB級に徹してれば開き直れるのだろう。タランティーノはほんとに映画が好きで、楽しんで作ってるという想いは十分伝わってくる。VOL・2はもちろん観るつもりだが、聞くところによると、VOL・1とはまるで違う映画になってるらしい。うまくつながった内容になってるんだろうか? | ★★★★★ |
青の炎 | 二宮和也はうまいです。これからが期待できそうな逸材だと思います。ただのアイドル映画にならないであろうことは、見る前からわかってましたが、話自体はよく練られたミステリーで面白かったです。ただ松浦亜弥を使う意味はあったのでしょうか?二宮一辺倒で彼女の良さが引き出されてない気がするのですが? | ★★★★★ |
HERO 英雄 | 落ち葉吹雪の中でチャン・ツィイーとマギー・チャンが浮かびつつ戦うシーンや、イメージの中でジェット・リーとトニー・レオンが湖の上を舞いながら戦うシーンなどこんな見事な映像だけでDVDを買う価値はある。冒頭のジェット・リーとドニー・イェンの殺陣は他の国の映画じゃ実現不可能。中国人だから出せる反射神経。人間離れしてる。映像美だけだったら星7つは軽い。ただストーリー展開がスムーズじゃないので減点した。 | ★★★★★ |
ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 | 戦闘シーンの迫力は前作以上。特にラストは凄い。この戦闘シーン見たさにこの映画を求める人は多いでしょう。3作目に期待がかかるところだが、主人公フロドの存在感以上に戦士アラゴルンはカッコよすぎ。 | ★★★★★ |
スター・ウォーズ エピソード2 クローン ・・ | 単純に娯楽映画として観れば結構楽しめるんじゃないでしょうか?冒頭のコルサントのシーンなんて映画館で観てたら目が回ってしまいました。他にもオビワンVSジャンゴフェットの対決やクローン戦争のシーンなど怪物的なCGの懲り様。ルーカスはエピソード7、8、9は作らないと言ってますが。これから先引き継がれて作られる可能性はある。それまで生きていられたらなあと思います。 | ★★★★★ |
アイ・アム・サム | 弱いんです、この手の話。日本のドラマでいう「君の手がささやいてる」などに通じる世界。ショーン・ペンはマドンナと付き合ってた頃は冴えなかったけど今やオスカー男優ですからね。子役の女の子もうまかった。父と娘の愛情の絆の強さを見る度に涙腺がゆるむ。ビートルズのBGMも効果的でしたね。 | ★★★★★ |
WASABI | 広末涼子ってシャルロット・ゲーンスブールと雰囲気的に似てるし、この映画でフランスでブレイクするのかと思ったけど?フランス語がだめだったのかなあ?しかしまさかジャン・レノがこういう漫画的でストーリー的に薄味の映画に出るとは思わなんだ。 | ★★★★★ |
オータム・イン・ニューヨーク | あまり話題にならなかったけど、結構DVDで繰り返し見ましたね。ほとんどウィノナ・ライダーが見たいため買いました。一度見た映画はナガラに流すことが多く、そういった意味で、秋の景色の美しさはBGVには最適でした。洋画は特にどの場面でストップしても絵になっているので、その点ではこの映画も例外ではなかったです。 | ★★★★★ |
BROTHER | たけしの激しさを内に込めた静かな演技が素晴らしかった。監督として秀作を残して、俳優としても一流なんだから別格の人だ。 | ★★★★★ |
マトリックス | この映画は評価が分かれるんだよねえ。全編CGだらけで、CG嫌いの人はそこからだめと言える。ただ内容的に哲学的一面もあって、自分的には見応えはあった。キネマ旬報の年間ベストテンで6位っていうのはちょっと上位すぎる気がする。同年にスタ−ウォーズ・エピソード1が公開されてよく比較された。今となっては懐かしい話だ。 | ★★★★★ |
マグノリア | 初めはうっとうしかった様々なエピソードの同時進行も後の方になるにつれ、この映画の深さを思い知らされていくことになる。前半だけだったら星5つもつけなかったろう。だが全部見終わってみるとそれなりの満足感を得られる。アメリカのテレビの倫理コードはかなり厳しいらしいが、こういう下品な言葉を多用してる映画の多い昨今、放送できる映画も限られてくるのでは?それとも大幅にカットするんだろうか? | ★★★★★ |
SAMURAI FICTION | ほとんど緒川たまき目当てに見た映画です。改めて見直すと、印象に残ったのが、人が斬られる時だけモノクロ画面が紅く染まるところや、布袋寅秦の悪役ぶりのハマり具合ですね。でも谷啓の忍者役が一番面白いですね。 | ★★★★★ |
失楽園 | テレビドラマ見た後に映画の方を見たので、よりこの映画の暗さが助長されました。死の美学ですか、確かにドラマでは感じなかった重いディープなものは感じました。しかし黒木瞳ほど歳とともに美しさが増してる女優を他には知りません。 | ★★★★★ |
エアフォース・ワン | 観始めたらもう目を離せない見事な話の展開。この映画は時間の進行具合がうまく描かれていると思う。ハリソン・フォードみたいな逞しい大統領がいるとは思えませんが、一気に見入ってしまいました。 | ★★★★★ |
インデペンデンス・デイ | 確かにストーリー展開とかCGは飽きさせないと思う。でも一回見たらもう話が頭の中にインプットされてしまう。2回見る気にならない。結局単純な筋ということか。この映画に文句をつけたくないが、いかにもアメリカ至上主義を漂わせてる所は辟易せざるを得ない。ハリウッド映画は確実に病んできてる。 | ★★★★★ |
ファーゴ | 人間一度過ちを犯すとそれを隠蔽するためにさらに過ちを重ねていく。自動車ディーラーのジェリーは借金苦から義父の財産目当てにして2人の男を雇い妻を偽装誘拐してこの悪人2人組は限りない暴走を繰り広げる。やはり今の社会では悪いことは出来ないなとこの映画を観てつくづくそう思いました。 | ★★★★★ |
トゥルーライズ | 面白いですね。でもキャメロン監督にとってはこのくらいのアクション映画はたやすく作ってる感じ。橋のシーンや、戦闘機が出てくるあたりやはり金の掛け方が違う。シュワルツェネッガーの出演作はめったに外さないが、この映画は話自体飽きさせないし、「ターミネーター」シリーズの次くらいに来る1本だと思う。 | ★★★★★ |
ミザリー | 確かに恐ろしい話だけど、観始めたら目が離せなくなる見事なストーリー展開の方が印象に残ってる。エンターテインメント・ホラーということか。本作のキャシー・ベイツのキャラクターは強烈。怖さより面白さの方が先行してるのは自分だけじゃないと思うんですが? | ★★★★★ |
ストリート・オブ・ファイヤー | この映画はちゃんと起承転結があって、意外とマイナーな映画のようでいて、エンターテインメント度は高い。なんといってもこの頃のダイアン・レインは美しかった。マイケル・パレのとぼけた正義の味方っぽいところや、ウィレム・デフォーもキマってた。サントラは最近CDで買い直しましたが、メイン・テーマのFTRE INKの曲よりFIXXのエンドタイトルで流れる曲のギターカッティングにはしびれました。 | ★★★★★ |
アマデウス | 人間性と天才的才能というのはそんなに一致しないんだなと、改めて思いました。ここに出てくるモーツァルトは作品の素晴らしさとは裏腹に軽薄そのもの。狂言回しのサリエリはあまりにも悲痛。モーツァルトの天賦の才能を一生妬み続けることになる。全編に流れるモーツァルトの音楽は自分も好きで、鳥肌ものでした。 | ★★★★★ |
遊星からの物体X | 当時は怖いもの見たさで友達と映画館に行って盛り上がってました。雑誌にパラサイトの映像が載ってて、これ見る人によっては一晩眠れなくなるんじゃないか?と思ってました。今改めて観ると、結構笑えるんですよね。もともとジョン・カーペンター監督は趣味的な人で、遊びの要素が入ってる。あの不気味なBGMも本人が作曲してるらしいし。82年と言えば漫画が絶頂期の頃だから、こういう映画が受けるのもわかる。 | ★★★★★ |