題名 | レビュー | 星の数 |
ポルターガイスト | 冒頭のスピルバーグ風味ファンタジー路線から、ラストのトビ−フ−パー風味大爆発ホラーまで一気に見せてくれる。恐いけど、根底に流れているのは家族愛のドラマ。しかし、全くストーリーに絡んでこない姉の存在意義は何なのだろう。 | ★★★★★★ |
ガープの世界 | この映画を観てアーヴィングを知り、衝撃を受けた。ガープの誕生のエピソードからして凄い。ストーリーは何だか分からないけど、アーヴィングの創り出した人間達が気色悪くて、いやでも記憶に残る。 | ★★★★★★ |
愛と青春の旅だち | それまで厳しく指導してきた鬼教官が、卒業式で生徒と立場が逆転して卒業生に敬語を使うシーン、何かジーンときました。 | ★★★★★★ |
地獄の黙示録 | 撮った本人が狂いかけてたんだから、まともな映画になるはずがないよなあ。コッポラ夫人が「黙示禄」製作中の夫を追い続けたドキュメント、「ハートオブダークネス」もすざまじいです。マーロン・ブランドの我侭ぶりには、怒りを通り越して笑ってしまう。 | ★★★★★★ |
ミッドナイト・エクスプレス | 小さい頃に観て、トラウマになりかけた作品。主人公の絶望感が観ている側に伝わってきて鬱になります。あの重苦しさは忘れられない。 | ★★★★★★ |
グッバイガール | 主演二人の恋愛模様も良いが、何といっても母と娘の友達の様な掛け合いが素晴らしい。娘ルーシーの存在があってこその映画です。 | ★★★★★★ |
キャリー | 恐さよりも、主人公のおかれた境遇に、観ていて辛くなってくる。こんな悲惨な「青春映画」もめったにない。鬱状態になりたい人にお薦め。(そんな奴いるか!?) | ★★★★★★ |
ロッキー | もうあのテーマ曲を耳にするだけで、気持ちが高ぶってくる。夢はいつか叶う、ということを身を持って示したスタローン。彼はこの1作だけでいい。 | ★★★★★★ |
タクシードライバー | 一度目の鑑賞時はストーリーの単調さに失望したが、二度目、三度目と回を重ねるごとに主人公が感じる孤独、空虚さに共感を覚えるようになった。何も変わらない日々の生活に悶々としていた主人公が、じわりじわりと狂っていく描写に圧倒される。 | ★★★★★★ |
ジョーズ | サメの恐怖もさることながら、どちらかというとはぐれ者の男たちが、最初はぶつかり合いながらも、船上でだんだんと友情を深めていく様子が、すごく好きです。 | ★★★★★★ |
悪魔のいけにえ | 初めて観た時の衝撃は凄かった。とにかく恐ろしくて不気味で、狂っていて、時々恐すぎて笑ってしまいそうにもなる。スプラッター映画の原点であり頂点。 | ★★★★★★ |
エクソシスト | 当時は確かに恐かった。逆まわしに聴くと聞こえる言葉とか、一回転する首とか、身体に浮き出て来る文字とか、、。今のようなCG技術をふんだんに使った派手な映像はないけど、地味ながら恐怖を映像化させるアイデアに溢れた名作だと思います。 | ★★★★★★ |
2001年宇宙の旅 | その昔、高校生くらいの時に観て、訳が分からなくてつまんないなあ、とだけ思っていた。最近改めて観直して、訳の分からなさは相変わらずだが、同時に得体の知れない恐怖が沸き上がってくるのを感じた。言葉にするのは難しいが、とにかく恐かった。 | ★★★★★★ |
暗くなるまで待って | タイトルからちょっとHな映画を想像したが、観てみるとなかなか見ごたえのある、スリリングなサスペンス映画ではないですか!ヘプバーンが意外に演技派だったことに気付かされる佳作。 | ★★★★★★ |
冒険者たち | もう、この映画には内容うんぬん以前に、惹かれてしまう要素がありすぎて、好きとしかいいようがない。印象的な口笛のテーマ曲、切ない三角関係、いつまでも夢を追い続ける大人達の無邪気さ・・。「グランブルー」よりも断然こっちである。 | ★★★★★★ |
赤ひげ | 黒沢ファンの中では評判のよくない作品だと聞いてるけど、僕は好きな映画。真正面から人間の姿を見つめた、黒沢ヒューマニズムが全開した映画でした。 | ★★★★★★ |
天国と地獄 | これを観ずに、黒澤映画を語ってはいけない。この時代にこれ程まで面白いエンターティメントが日本に存在したことに驚嘆する。しかも、しっかりと黒澤映画特有のヒューマニズムが取り込まれているのです。素晴らしい。 | ★★★★★★ |
お熱いのがお好き | テンポの良いストーリー展開と、ウイットに富んだ台詞の洪水。役者たちのイキイキした演技。ビリーワイルダーの才能溢れる作品。 | ★★★★★★ |
鉄道員 | 「自転車泥棒」と並ぶ、第二次大戦後のイタリアを描いた映画の傑作。僕はこちらの方が好きです。貧しくとも、慎ましく生きる家族の温もりが伝わってきて、何だか幸せな気分になれる。 | ★★★★★★ |
街の灯 | 冒頭にチャーリーと盲目の少女が出逢うシーン。チャーリーはこのシーンを撮る為だけに何か月もの月日を費やす。結果、一言の台詞も使わず彼女がチャーリーを金持ちと誤解するシーンが完成する。このエピソードだけでも、彼の映画に対する情熱が感じられる。傑作。 | ★★★★★★ |
下妻物語 | CM監督出身らしくぶっ飛んだ映像表現の数々が印象的だが、実は硬派なストーリー。嫌いじゃない。嫌いじゃないけど、笑いのセンスがちょっとベタかな。 | ★★★★★ |
パッション | ただで映画が観られる、ということで信者でもないのに教会の団体にくっついてって映画館で観ましたw。所々眠ってしまったけど、クライマックスのゴルゴダの丘の凄まじいシーンはしかと目に焼き付けました!肉体の痛みは感じられましたが、心の痛みはそんなに感じられなかったかな。横で観ていた熱心な信者の友人は泣いてました。とても「究極のSM映画だね」なんてことは言えませんでした。 | ★★★★★ |
花とアリス | 期待し過ぎた・・。監督があまりに雰囲気を重視する余り、ストーリーはやや密度が薄くなってしまった感じがした。40分位の長さでこの位のストーリーならちょうど良かったかも。 | ★★★★★ |
青の炎 | 蜷川さんが演出しただけあって、演技は素晴らしい。台詞回しに演劇的なところが幾分あったが、それはそれで持ち味として割り切れば、そこらのアイドル青春映画よりはずっと見ごたえがある。 | ★★★★★ |
ボウリング・フォー・コロンバイン | 最近どこか変だぞアメリカ人。でも、そんな時必ず彼みたいな存在が現れる。そこがアメリカの面白いところでもある。少なくとも言っていることは間違っていないけど、彼は絶対性格悪いと思うし、友達になりたいとも思わない。 | ★★★★★ |
呪怨 劇場版 | とにかく、“恐怖の見せ方”に関しては世界最高峰といってもいい。この監督は、PVとかCMとかの方が能力を発揮できるのではないか。 | ★★★★★ |
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン | もっと底抜けに明るいドタバタなのかと思ったら、意外に主人公は苦悩を抱えてたんですね。その点であんまり心から楽しめる、といった作品ではなかった。 | ★★★★★ |
サイン | この監督、けっこう好きなんです。ヒッチコックを意識してるんだろうなあ。必ず監督本人が出てくるし(でも今回は出過ぎ!)。カメラワークも、観客の視点を操っているようで、どんどん映画にのめり込んでいってしまう。あと個人的に「ゾンビ」「鳥」のような、世界がじわじわと他の存在に侵略されていく恐怖、けっこう好きなんです。 | ★★★★★ |
スター・ウォーズ エピソード2 クローン ・・ | いや、面白いですよ。だけど、CG技術が進化して映像が凄くなればなるほど、この続きであるエピソード4以降とのギャップを感じてしまう。シリーズを一本につなげて観た場合、最後の方はチャチに感じるんだろうなあ。 | ★★★★★ |
スパイダーマン | アメコミ+サムライミ=面白い。最近大人しくて物足りない感じがしたサムライミだけど、やっと復活してくれたね。ただ、あまりにもCG使い過ぎるんでアニメと変わんねえじゃねえか、と思ってしまった。 | ★★★★★ |
パニック・ルーム | 斬新さはないけれど、けっこうよくできている映画です。デビッドフィンチャーにしては珍しく、小技を使わない正統派の密室サスペンスでした。 | ★★★★★ |
青い春 | あの短い短編漫画を、独特の世界観を崩さずにここまで広げられたのは監督の手腕に寄るものなのだろう。「御法度」ではいまいちパッとしなかった松田龍平だが、この映画ではぐっと存在感が増して、いい役者の顔になってきたな、と感じた。 | ★★★★★ |
回路 | 本当に「霊が見える」という人に聞くと、黒沢監督の撮った霊の姿が一番それに近いのだという。確かに黒沢監督の本作や「降霊」なんかは、ぞくっとするくらいの霊の質感が感じられる。こんなのが日常的に見える人生なんて絶対嫌だけど・・。で、この映画の内容については・・・他の人にまかせますw。 | ★★★★★ |
バイオハザード | ゲームのファンですが、映画は別物として観ればそこそこ面白かったのではと思います。個人的にはロメロに監督してほしかったが・・彼には新作のゾンビを期待しよう。 | ★★★★★ |
アイ・アム・サム | ここで来るなー、と思った通りのタイミングでかかるビートルズのカバー曲。はっきりいってあざとい。あざとすぎるとわかっていても、感動してしまうんだからしょうがない。それにしても、知能は7歳でもやることはやってるんですね。 | ★★★★★ |
アザーズ | | ★★★★★ |
マジェスティック | フランク・ダラボンってかわいそう。ショーシャンクもグリーンマイルも「ダラボン監督の」、というより「キング原作の」と見られがち・・。で、今回はキングから一人立ちをはかった作品でしたが・・やっぱりキングの影響は大きかったようですね。しかし、アカ狩りって恐いねー。アメリカもよその国のこととやかく言えないことやってんだよね。 | ★★★★★ |
ロード・オブ・ザ・リング | まあ、ドラクエですよね。でも、ドラクエは自分で動かしてるから感情移入できるけど、人がプレイしてるのを観てもそんなに感情移入できないんだよねー。もう少し主人公のキャラクターを深く掘り下げてくれれば違うんだろうけど…。 | ★★★★★ |
スウィート・ノベンバー | 僕も国際線の飛行機の中で観ました。上映後、飛行機の中が少ししんみりしていたような気がします。 | ★★★★★ |
ブロウ | ジョニーデップ主演「麻薬バカ一代」。でも、何だか遠い世界の話を見ても感情移入の仕様がない。ふーん、て感じ。 | ★★★★★ |
GO | 冒頭に感じられた疾走感が、後半はだんだん息切れして、最期はついに歩き出してしまった感じ。「在日」に対する反応の描写も、ステレオタイプに感じられた。今は拒否反応というより、無関心の方が多いんじゃないか。ただ、葬式でのシーンは良かった。 | ★★★★★ |
A.I. | そんなに悪い作品とは思いませんでしたが・・これ、前半は「鉄腕アトム」、後半は「火の鳥」みたいだなあ。手塚治虫の影響をかなり受けているように感じた。 | ★★★★★ |
シーズンチケット | サッカー(特にプレミア)好きにはたまらない作品。最低の父親から受ける仕打ちに耐えながらも、悪知恵を働かせながらサッカーのシーズンチケットを得ようとする子供達。強盗までするのはどうかと思うけど。ラストはちょっと爽やかな気持ちになれる。それにしても、イギリス映画に登場する家庭は、生活苦や崩壊しているのが多いなあ。 | ★★★★★ |
風花 | 話の内容自体は面白い、といえるようなものでもないけど、この監督の作品は、登場人物が生きた台詞を吐くから、個人的に好きです。これが遺作となってしまったけど、まだまだ撮り続けてほしい監督だった。 | ★★★★★ |
イルマーレ | まるで少女マンガの様な、ありがちなストーリーだけど、丁寧な演出には好感も持てて、素直に感動できる作品。中学生位の時に観ていたらもっと感情移入できたかもしれない。 | ★★★★★ |
オー・ブラザー! | | ★★★★★ |
メメント | 内容は面白いけど、考えすぎて感情移入できなかったのがマイナス。結局もう一度観る羽目になってしまった。 | ★★★★★ |
ショコラ | お伽話として観れば気にならないんだろうけど、この親子、これしかお客が来ないで食べていけるんだろうか、とか、細かい所がいちいち気になった。 | ★★★★★ |
ペイ・フォワード 可能の王国 | | ★★★★★ |
オーロラの彼方へ | 非常によくできた話。ただの感動もので終わることなく、サスペンス風の展開が面白い。少年の頃によく読んだSF小説のような感覚を覚えた。あまり細かい矛盾など気にせず観れば、十分楽しめます。 | ★★★★★ |