題名 | レビュー | 星の数 |
リーサル・ウェポン2 炎の約束 | リッグスが過去を清算できるかも、という点でとても練れた続編になっています。更に育っていく人間関係・信頼関係が良く描かれていて、映画らしい映画だな〜と思えます。でもリッグス、タフ過ぎ(笑)。怪我をするから007と違って人間ぽいけど・・・。 | ★★★★★★ |
インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 | さすがに、ハリソン・フォードに薹がたった感もありますが、熟練の味(笑)、で魅せますね。また、ショーン・コネリーがすごくいいです。深みのある演技、そして軽妙な味わいも出していて、インディ・ジョーンズシリーズを締めくくるにふさわしい作品に仕上がってます。 | ★★★★★★ |
アビス | SFと同時に、愛のありようにも感じさせられた。劇場で観た時は妙に半端な印象を持った、海底に潜む生物との遭遇は、主義主張を盛り込んだディレクターズカット版を観て、理解できた。2時間神話の中でカットされる部分の重要性も改めて感じた。 | ★★★★★★ |
いまを生きる | 人生でこの先生に出会えた少年達は幸せだと思います。他の何ものにも換えがたい感受性を育めたのですから。言葉、純粋さ、心の大切さ、情熱、思春期だからこそより深く掘り下げることの大切さを感じさせてくれます。途中ちょっと中だるみが残念。 | ★★★★★★ |
火垂るの墓 | これは、すごくいい映画なんですが、繰り返し観られないのが難点です。泣き過ぎちゃって・・・。特に、妹を思いやり孤軍奮闘する兄の姿に、愛情が溢れていて切なさがこみあげてしまうのです。身近な母の、戦後の親類のいじめって体験談が結構似ていたりして、余計感情移入してしまってだめなんです。野坂昭如さんのほぼ実話でしょう。すごく重い人生を生きてきたんですよね、あの方は・・・。そう思うだけでもう、泣けて泣けて・・・。 | ★★★★★★ |
ミッドナイト・ラン | 脚本がすごく良い。そして役者が活きています。これぞ楽しめる映画、楽しませようと考えてくれている映画だと思います。後味もとてもいいです。 | ★★★★★★ |
となりのトトロ | 可愛いです。お話もステキです。何度でも観てしまうし、子供がいたらきっと一緒に観てると思います。感心したのは描写がとても細かいこと。メイちゃんが縁の下に入った後、出てくるのにちゃんとお尻から後ずさって出てきたシーンで、実感しました。人間をちゃんと観察しているから、こういう映画もできるのですよねー。 | ★★★★★★ |
ダイ・ハード | 弱音を吐きつつ、正義感と愛情と(?)超人的パワーで、悪に立ち向かっていく正統派(かな?)ヒーローアクションもの。何度観てもハラハラドキドキ楽しいです。 | ★★★★★★ |
リーサル・ウェポン | 精神的にギリギリで生きているリッグスを、メル・ギブソンが狂気と紙一重の状態そのものといった感じで巧みに演じていると思います。徐々に作り上げられていく人間関係や、信頼はどこから生まれてくるのか、を考えさせてくれる点でも好きな映画です。 | ★★★★★★ |
マルサの女 | 伊丹映画の真骨頂、そんなキャッチコピーを付けたくなる感じです。目の付け所が凄い!そして、一つ一つ丹念に仕上げている映像も、音楽も、役者も凄い!更にお勉強にもなる(笑)! | ★★★★★★ |
月の輝く夜に | 月の影響力を随所に散りばめてあって、楽しくて可笑しくてちょっと切ない大人のお話。着飾って行ったロレッタに「有難うおしゃれをしてきてくれて」とロニーが話しかける所はきゅんとします。 | ★★★★★★ |
摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に | 冷静に観たらありっこない話なんだけど、マイケル・J・フォックスがとても生き生きと演じていて、観客はすんなりと彼に感情移入できるため、観終わった後味がかなりいいのです。キャストの勝利かも・・・。 | ★★★★★★ |
危険な情事 | 映画のスジというか登場人物には感情移入し難いんですけど、役者がいいせいか最後までハラハラ、ひゃーと集中力が持続します。人の思い込みって、怖いなあと思うと同時に、ひょんなことから自分の周りが一変しないとも限らない、そんな不安も感じられる映画です。 | ★★★★★★ |
遠い夜明け | アッテンボロー監督の社会派映画は、凄いですねえ。そして俳優がまた迫真の演技で応えています。人間の尊厳や、人間の残酷さや、不条理を目で見て納得できる映画だと思います。また、自分の誇りや尺度や、平等であろうとする意志をしっかり持とうと自覚させてくれます。 | ★★★★★★ |
アンタッチャブル | 脚本が緻密で見応えあり。渋いショーン・コネリー、なりきり俳優ロバート・デニーロと堂々と渡り合ったケビン・コスナーもあっぱれです。そして、アンディ・ガルシアもなかなか良かったです。一度観ただけでも音楽から建物、衣装と言った細部にわたるまで記憶に残ってしまう映画ですね。 | ★★★★★★ |
天空の城ラピュタ | 今後もTVで何度放送されようが、多分必ず観るだろう映画です。しっかりしたスジと、丁寧な人物設定と、言いたいことを理屈臭くなく伝えられる、宮崎監督の手腕は素晴らしく、まさに面目躍如といった感じ。 | ★★★★★★ |
ビルマの竪琴 | 通常映像化したものは、原作には叶わないことが多いのですが、これは素晴らしかったです。音楽も人の優しさも緑も、目に映る総てが美しくも哀しく感じさせて、作り上げた人達の力量を感じさせられました。 | ★★★★★★ |
乱 | こんなに素晴らしい映画を作れるのに、日本での黒沢監督は不遇だなあ、とつくづくと感じさせられます。人の心の変化や移ろいを表したような画面の色合いが素晴らしい、音楽の重厚さもぴったり、俳優達の演技力も申し分なし。ただもしかすると、もう少し質を落として分かりやすい映画なら、万人に理解されたのかもしれない、それが哀しい・・・。 | ★★★★★★ |
コーラスライン | ショウビジネスの世界の舞台裏、というか努力しても報われない人々の汗に焦点を絞った、ある意味ドキュメンタリーのような映画。だからこそより舞台上はきらびやかなのかも、と感じさせてくれる衣装も、音楽も役者達もそれぞれに味が充分出ていてとても好きです。 | ★★★★★★ |
愛と哀しみの果て | 賢いがゆえに孤独、孤独ゆえに自立しようとする、そこで出会ったデニスとの愛できれいに変身していく女を演じるメリル・ストリープが素晴らしい。映像も美しく、抜けるような青い大空には空気を感じます。 | ★★★★★★ |
グーニーズ | 懐かしい、いい時代のいい脚本の、正統派少年少女の冒険物語・・・。それがとてもいいですね。子供の頃にこういう話にふれると、豊かになれる気がします。 | ★★★★★★ |
風の谷のナウシカ | 少年少女の、感受性の形成途上にある人に観て欲しい。ある程度理屈が入るのは仕方がないが、それでも理屈を極力押さえて、映像で分かりやすくしてある点がとてもいい。原作はもっと深いが、入門(?)として観るのに抵抗がない。人がもっと、周囲に目をやる気持ちを持てば、世界はかわるだろうに・・・と思わせてくれる。 | ★★★★★★ |
ライトスタッフ | ちょっと長いんですけど、繰り返し観てしまいます。個性の強い(そして濃い!)人達が、だからこそ未知の世界に行こうというパワーがあるんだな、と感じさせてくれます。視点が変われば、人物描写もこれだけ変わるんだな、と恐れ入ります。そして、宇宙への草分けの時代を知るにもいい映画なのかも知れません。自分が何の仕事に向いているか(まさしくライトスタッフー正しい資質)の描き方がとてもいいです。 | ★★★★★★ |
フラッシュダンス | ダンスが好きで好きで好きで・・・!という気持ちがストレートに伝わってくるいい映画だったと思います。典型的な、ちょっと挫折しかかってでも最後はハッピーエンド・・・って言う映画にもかかわらず気持ちがいい程こっちが元気になれそうな作品。 | ★★★★★★ |
スター・ウォーズ ジェダイの復讐 | 一応、これで完結・・・の筈だったんですよね。娯楽大作を上手く結んだ感じで、最後の宴会(?)っぽい大団円は微笑ましいです。個人的には、ベイダー卿が海坊主だったのがショック・・・! | ★★★★★★ |
ランボー | この映画が出来た当時は、PTSDなんて言葉はなかったけれど、今なら皆が納得できるのではないでしょうか?戦時に優秀すぎるということは、平時に活かせない、そのギャップをうまく描いていたと思います。彼の孤独に泣きました。 | ★★★★★★ |
魔界転生 | 今見直すと、特殊撮影に未熟さが見られるかもしれないけれど、ものすごーく怪しい雰囲気がいいです。沢田研二のエロティックな四郎がステキです。リメイク版より四郎の存在感のある、こっちの映画の方が好きですね〜。 | ★★★★★★ |
愛と哀しみのボレロ | それぞれの家族の描き方が、ドラマチック過ぎず、淡々とし過ぎず、で、とても好きです。そしてなんと言っても最後のボレロ。ジョルジュ・ドンのほとばしるようなエネルギーを感じます。彼の踊りがバレエ番組だけでなく、映画という映像で残って良かった〜!と思えます。 | ★★★★★★ |
マッドマックス2 | この映画はマッドマックスシリーズで一番露出が多い作品ですよね。メル・ギブソンが後のリーサル・ウェポンシリーズを思わせるような<戦う男>を演じています。何を得るために、かということは、敢えて言わないですが。ま、ヒーロー物としては異色の映画ですね。 | ★★★★★★ |
復活の日 | 私の大好きな原作を、こんな素晴らしい映像で(当時)、かなり忠実に硬派に再現してくれたことに感謝。今見直しても、人の生きようとする力をまざまざと感じます。そうそうたる俳優陣だったんだな〜。 | ★★★★★★ |
太陽を盗んだ男 | これを観た時は衝撃受けましたね〜。個人でも知識があれば原爆が作れちゃうんだ、と思うと・・・。それを、当時イケてる男の最先端だった沢田研二に演らせた、というのがまた、ぞくぞくさせられて・・・。でも髪が抜けてしまったり、とか所々が妙にリアルで、それも怖かったです。 | ★★★★★★ |
アルカトラズからの脱出 | イーストウッドがカッコいいので、もしや評価に甘さが入っているかもしれませんが・・・(笑)。緻密な計算と計画、そして実行してしまう大胆さ。是非はともかくとして素晴らしいです。しかし、これだけ頭がいいなら、犯罪の他の事に使えないもんなんでしょうかねえ? | ★★★★★★ |
クレイマー、クレイマー | 子供の時に観た時は子供の視点だったから、悲しい寂しいという感想でした。大人になって、女性だって自分の人生の主役ですし、自分がこの女性の立場に立った時、どう決断を下すだろうと考えたら、かなり重い映画になりました。人は一人では生きていけない、その為にも、言葉を大切にしながら周りの人と言葉を尽くして思いを理解しあっていかなければ・・・。 | ★★★★★★ |
ルパン三世 カリオストロの城 | いいですよねえ、この映画。繰り返し観ても、飽きない。笑うところでは笑っちゃうし、しみじみくるところではしみじみする。さいごに「なんと気持ちのいい連中じゃろう」と言うセリフがあるけれど、その通り、なんて爽やかな観後感・・・。 | ★★★★★★ |
さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち | 個人的な感傷が多々入りますが…。理由や言葉での説明が出来ない、ただ暴力的な戦闘が多い昨今からみると、悪でもそれを説明しようとする帝国側や、キザな悪に徹する仇敵、あくまで善性を貫く人間がよく描かれていて、ドラマチックないい映画だったと思います。 | ★★★★★★ |
ルパン三世 ルパンVS複製人間 | カリオストロの城は万民にウケる映画になっていたけど、これは原作の生々しい毒を残した<らしい>映画ですね。長い長い時を生きたマモー、西村晃が流石の存在感でした。面白いです! | ★★★★★★ |
スーパーマン | これ見よがしな「俺がヒーローだ」的な昨今の映画を見慣れていると、己の正体を隠して密かに平和を護ろうとする、彼の活躍はほのぼのとさせられます。人の前に出てくる時のあの目立つ格好が、もしかしたらめくらましなのかもしれない、とそれがまたいいです。いや、「俺はヒーロー」という主張かもしれないけれど(笑)。周りの俳優達もそうそうたるメンバーですよね。 | ★★★★★★ |
スター・ウォーズ | 初めて観た時は衝撃でした!スペースオペラと銘打たれた懐かしい世界を垣間見た感じで・・・。音楽、脚本どれをとっても、今のCG華やかな映画と比べても遜色ないものが出来ているのでは? 作者の思い入れと壮大な構想を感じました。 | ★★★★★★ |
ジョーズ | スピルバーグはSFよりこんなの撮らせた方が断然上手い!そう実感できる1本です。迫力といい、アイデアといい、凄い!音楽がまたいいですねえ。 | ★★★★★★ |
タワーリング・インフェルノ | パニック映画、と括るには出来が良すぎるし、人間の心理的な葛藤がとても良く描けています。生死のぎりぎりで現れる人間の本性ってこわいです。ポール・ニューマンとスティーブ・マックイーンが名前の登場にこだわっただけあって、研ぎ澄まされた素晴らしい演技でした。 | ★★★★★★ |
砂の器 | 松本清張の原作ならではの、硬派な仕上がりが素晴らしいです。役者陣の演技とそして勿論、音楽が、胸が苦しくなる程心の中にぐいぐい入ってきます。それにしても無知と言うのは哀しく恐ろしいことです。リバイバルで上映されていますが、是非観てほしいですね。 | ★★★★★★ |
ゴッドファーザー PART II | 普通、2っていうのはダレるものだけど、これはよりシャープな出来になっていた感じです。勿論、脚本や音楽にも負うところは多いと思うのですが、個人的には、デニーロの演技力ではないかと・・・。こんな映画を作れる、コッポラ監督ってやっぱりすごいですね〜。 | ★★★★★★ |
ダーティハリー | ひいきが入ります、ゴメンナサイ。イーストウッドがカッコいいんです〜。勿論、内容も面白いですけどね。無差別に標的を選ぶ、そんな時代になったんだという先駆け的な映画だったと思うし、罪悪感なしに平気で悪いことをやってのける人もこの世にはいるという・・・。音楽も心の奥底を気持ち悪くさせる、独特の雰囲気を持っていますね。 | ★★★★★★ |
激突! | 凄いです。スピルバーグの出世作に相応しい、力を感じます。そして、怖い〜!最後まで顔が見えないのが、何より効いています。 | ★★★★★★ |
ひまわり | 辛い!何度でも観てしまうけど、その度に辛くて切なくて泣いてしまいます。戦争というバカバカしい愚かな行為によって、個人のなす術はなく、こんなにも人生は歪められてしまうのです。最後にひまわりが一面に咲いているシーンを観ると、その鮮やかさが余計に胸にこたえます。 | ★★★★★★ |
猿の惑星 | 発想がすごい!当時、これだけの映像が作れる事もすごい!リメイクが作られるけれど、観たいような(CGがすごいだろうな・・・)観たくないような・・・(だってこの映画を知っている以上この衝撃を超える事は出来ないから、興ざめしそうだし)。 | ★★★★★★ |
サウンド・オブ・ミュージック | 不朽の名作でしょう。何度でも、セリフ全部覚えてても観てしまいます。題材が暗い時代の反映にもかかわらず、一人一人の個性と歌の素晴らしさがあいまって、爽やかな映画になっています。 | ★★★★★★ |
鳥 | アメリカ映画は、大体終わり良ければ〜というのが定番だったけれど、ヒッチコックの映画で変わったと思いますね。これもその1本。画面を縦横無尽に飛び回る鳥の映像も凄いけれど、何とか車に乗り込んで街を脱出する彼らの行く手に何があるか、が・・・。 | ★★★★★★ |
アラビアのロレンス | リーン監督の力があらゆる部分に発揮されている、そんな映画です。淡々と、でも心を揺さ振るような・・・。実在の人物であるロレンスを英雄としてだけでなく人間として描こうとしているところが、とても好きです。ピーター・オトゥールがまた上手い・・・! | ★★★★★★ |
ナバロンの要塞 | それぞれの分野の専門家が集まって、作戦を遂行する。それは戦争では当然あることなんだけれど、それをハラハラさせながらの、密度の濃い映画に仕立て上げた手腕が凄いです。何度繰り返し観ても飽きません。 | ★★★★★★ |