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Lestatさん
ブロンズレビュア
Update:2021/12/9
得票数:21
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題名レビュー星の数
二十日鼠と人間原作がいいというのもあるんですが、プライベートでも友人というシニーズとマルコビッチの演技も作品をぐっと引締めています。特にマルコビッチのレニーは涙を誘う。悲しく感動的な秀作。★★★★★★
フライド・グリーン・トマトいい映画です。アメリカの田舎町のノスタルジックな良さが全面に出ています。「ドライビング・ミス・デイジー」といい、ジェシカ・タンディの存在感は大きい。穏やかで優しい感動が観賞後に残ります。もう一度観たい作品。★★★★★★
テルマ&ルイーズ何より脚本が秀逸。主演の二人は最高に輝いていて非常にクールな作品。それとリドリー・スコットの映像美ですね。俯瞰で撮った砂漠を失踪するシーンが印象に残る。見終わった後に余韻がある映画。★★★★★★
12人の優しい日本人お金をかけなくてもいい映画はいい映画。中原俊監督の演出もマッチしていたと思います。十二人の怒れる男と比べながら観るとより面白いかも知れませんね。★★★★★★
レザボア・ドッグス ★★★★★★
レナードの朝実話は痛いですね。心に重く、久々に終わった後、何か考えさせられる映画でした。デ・ニーロは良く頑張っていたと思います。ロビン・ウィリアムズも普通で良かった。★★★★★★
フィールド・オブ・ドリームスケビン・コスナーが嫌いではない時に観た作品。当時、この映画を観て感動した覚えがある。親父と息子のドラマなんだけど、旦那がやることを温かく見守っている奥さんが良いです。エイミー・マディガンはストリートオブファイアとは別人ですね。6点は昔観たままの点数。★★★★★★
恋人たちの予感非常にセンスの良さを感じます。メグ・ライアンとビリー・クリスタルという配役もいい。80年代のラブストーリーの中では5本の指に入る出来映えではないでしょうか。★★★★★★
ドライビング・ミス・デイジー見事な脚本。見事な演技。黒人として差別される悲境に飼い慣らされ、隷属性が骨の髄まで染付いてしまったホーク。そんなホークをデイジーは当然のように下賎として扱う。彼女にとってホークは決して友達ではあり得ない。それでもホークは老体に鞭打ち、諦めとも愛情とも言えぬ優しさで彼女の我侭を受け止め続ける。厳しい時代を生き抜いたであろう彼の愛敬の心に私は静かな感動を覚えた。★★★★★★
ニュー・シネマ・パラダイス7点付けたいところだが、2回も3回も観たいとは思わないというところで正直6点が限界です。ラストは非常に心に残るシーンですが、終盤までは凄く良かったと言えるシーンはあまり無く、音楽だけで盛り上げている感じがしなくもない。それでもアルフレードの優しさは良く描かれていて大変感動的な映画だと思う。★★★★★★
ワンダとダイヤと優しい奴らクリースやパリンのモンティ・パイソンのりが随所に生きて、イギリス的な笑いを堪能できる、痛快な娯楽作品だと思います。カーティスやクラインは正に今回のはまり役で、役者が輝いている映画を見るのは楽しい。個々のキャラが非常に魅力的だ。★★★★★★
火垂るの墓・・・これは泣くね。変に娯楽映画にしない徹底した戦争直視の姿勢が良い。アニメでこの辛さは凄すぎる。あの女の子の声が実に良くはまっていて、聞くだけで涙が出ます。ジブリにはこの映画のように、色んなパターンの映画を作って欲しいです。最近、似たのが多いので。★★★★★★
告発の行方この映画は凄いですね。ジョディ・フォスターが熱演。冒頭シーンでは被害者が店から逃げてくるシーンしか映さず、事件の真相を小出しにしていく撮り方が上手く、映画に緊迫感を与えている。レイプ犯罪について考えさせられる映画。★★★★★★
ハンバーガー・ヒル無名の俳優を使った事で、名も無き兵士が戦争に運命を弄ばれる無残な様をリアルに描いている。殺戮兵器としてベトナムに送られたはずの新兵たち。だが煉獄と化した戦場での彼らの存在は悲しいほどに危うく、各個人の事情や思想、信仰や個体差、全てが無意味だ。そして誰が死に誰が残るか分からない展開の緊張感。当時プラトーンと比較されたが、昔観た時点での私の評価はヒーローが存在しない今作品の方が良かった記憶が・・・。★★★★★★
エンゼル・ハート当時としてはかなり良く出来たサイコサスペンスだった。ミッキー・ロークが探偵としてはまっていて、ぐいぐいと物語に引き込まれる。ハードボイルドとサスペンスが上手くマッチしていて、独特の黒く重苦しい世界観を作り上げている。デニーロも難しい役どころを良くこなしていたと思う。ストーリーが秀逸。★★★★★★
エイリアン2前作の独特の映像美と斬新さはぶっ飛んだものの、エンターテインメント性はシリーズ中ダントツの出来だと思う。アクションホラー映画でありながら、珍しく個々の登場人物をしっかり描いている点が成功の鍵だと思う。パート2をこれだけ面白くさせたキャメロンの手腕は大きい。★★★★★★
愛は静けさの中にこの作品はマーリー・マトリンじゃなかったら、ただのヌルイ恋愛映画だったかもしれない・・というくらい、脚本は大した事無く、むしろ不自然。ただ、彼女の演技はそれを補って余りある程の素晴らさで、それだけでこの点数をつけてしまう。★★★★★★
プラトーンかなり面白かったです。オリバー・ストーンの作品の中では一番良かった。色んな戦争映画がありますが、こうして観ると、この作品はかなり正統派(?)の映画ではないでしょうか。もう1回くらい観てみたい作品。★★★★★★
コーラスライン夢や希望だけでは舞台に立てない。努力すれば受かるとは限らない。現実の世界とはかけ離れた華やかなステージの上に厳しい現実がある。未来を夢見る17人の若者たちが一人のディレクターの前で精一杯の自分を演じるが、ディレクターの厳しい審査によって瓦解していく。そこに残された彼らの素顔は我々と何も変わらない生身の姿。ミュージカルにリアリティを見せた会心の一作。★★★★★★
蜘蛛女のキス人間ドラマとしてはかなり点数が高い。殆ど主演の二人しか出てこないが、逆に無駄が無い。話の骨格が太く、丁寧に物語が進み、彼らの人間性に深く触れることが出来る。モリーナという一人の人間の優しさが心に染み渡り、その一方で非常に切ない気持ちにさせられます。対照的なバレンティンの存在感も大きい。★★★★★★
カイロの紫のバラこの映画は良い。観賞後、映画を観たぞ!という余韻に浸れる。駄目駄目な女性が、「自分も」と映画の世界に憧れ夢見る。そんななんの取柄も無い女性をミア・ファローが好演していた。彼女の存在は大きいと思う。後、この映画は非常に洒落ている。全体的なセンスが心地よいです。★★★★★★
ストレンジャー・ザン・パラダイスひじょーーに淡白な映画。この作品が面白く無いと評価されたとしても当然だろうと思う。好きか嫌いかは視聴時の気分にも左右されてしまい兼ねない。私は淡々と進む映像と三人組の距離感がとてもかっこよく感じられ心地よかった。★★★★★★
ストリート・オブ・ファイヤー中学生のくらいの頃にこの映画を観て、すげーかっこいいと思った。とにかくパレのかっこ良さは半端では無く、しびれました。これぞ男の世界!ダイアン・レインとデフォーも良かった。映画館を出る時に、ブルース・リーに成りきるような、そんな映画。そういう意味では俺の中の青春映画です。今、観るとどうなんだろう・・・。★★★★★★
キリング・フィールド戦争の中の友情、だが決して同じ道を歩くことはできない。非常に悲しい映画ですね・・・。戦争中でありながら、どこか特権階級のような外人記者。まだ彼らは内戦とは違う世界に生きている。シドニーはプランのおかげで大スクープを物にしますが、残されたプランの行く末は悲惨です。・・・それでも彼は笑顔を忘れなかった。・・・あの優しさに満ちた笑顔、本当に涙が出ます。★★★★★★
パリ、テキサス淡々としたロードムービー。でもグッと来るものがあります。ガラス越しの対話、息子との再会、ホント良い映画だと思います。忘れられない作品。トラヴィスの冴えないキャラクターがなんとも言えない。★★★★★★
風の谷のナウシカ世界観が素晴らしいですね。非常に完成された世界だと思います。宮崎監督の中では一番良かったです。ただ、パターン化された浅い人物設定にあまり魅力を感じませんでした。全ての宮崎作品(ラピュタ除く)に共通して感じることですが・・。★★★★★★
蒲田行進曲一見無茶苦茶なストーリーだ。俳優部屋という特殊な世界でのみ許される、三人の変態的な依存関係。閉鎖的な環境においてはそれが許容されるという違和感がこの映画の序盤の色を異質なものにしている。だがヤスが愚直なまでに小夏と銀ちゃんを愛する姿が、次第に観客に彼と同じような気持ちを抱かせる。まさに脚本の妙技。また映画でありながら出てくる役も映画俳優。彼らの過剰な演技が自然に見えるのが面白い。★★★★★★
白いドレスの女独特の映像を見せる事に成功した一本だと思う。蒸し蒸しするほどの夏の暑さが良く表現されている。まさにサウナのような映画。観ている観客さえも途中でのぼせて鼻血が出てきてしまいそうだ。意識が朦朧としてくる最中に起こる殺人は、それがまるで幻想だったのかも知れないという錯覚さえ起こさせる。★★★★★★
マッドマックス2ブレードランナーの対極にあるもう一つのデットテックフューチャー代表作。人類の不の遺産によって人は科学を失い生きる術すら退化させてしまった。暴力と無秩序が支配する世界で過去の遺物にすがって逞しく生きようとする彼らの姿は無知の滑稽さも併せ持っている。乾いた大地に舞う砂煙が全てを象徴しているようで虚しい。独特の世界観はその後多くのクリエイターや作品に影響を与えたと言われている。★★★★★★
クレイマー、クレイマーアメリカ的な頼もしいダディ像も無く、子煩悩な主婦像も無い。ごく普通の人間が父親や母親になった。ただそれだけの事と言わんばかりの人物設定。誰が悪い訳でも無く、誰が正しい訳でも無い。家族を構成する個をそれぞれの立場から映し、現代人の持つ自己と家庭の問題を終始第三者的に捉えている。★★★★★★
エイリアン監督がリドリー・スコットで無ければ、その独特の雰囲気と斬新な映像美とその後のシリーズは失なわれていたと思われる。ホラー映画は常にワンランク下に扱われるが、この作品に限ってはその範疇には入らない、SFホラー(という狭いジャンル)の金字塔。ただはっきり言って怖いです。★★★★★★
グッバイガールリチャード・ドレイファスの役所が最高。理論的に屁理屈を並べる台詞の妙技。またそれに対していかにも男に捨てられていそうなポーラというキャラクターも良い。キャラ設定さえ太くしっかりしていれば、ストーリーは自然に歩き出すという典型のような作品。目立った映画では無いが秀作なのは確か。★★★★★★
人間の証明原作・音楽・映画と三位一体で当時大ヒットした角川の代表作。重厚な映像とヘビーなストーリーが、人間の内を抉り出す。我々は松田優作の目を通して人間について考える。黒人青年の存在理由とは何だったのか。そのあまりにも悲しい結末にやり切れなくなる。★★★★★★
ジーザス・クライスト・スーパースターかなりご機嫌な映画。イエスといえばテッド・ニーリーというくらいイメージがこびり付いてしまった。ストーリーとしても上手く出来ている。音楽も忘れられない程のインパクトがある。ロッキーホラーショウと並ぶロックオペラの傑作(?)。★★★★★★
ジャッカルの日良く出来ていますね。緊迫感があります。ジャッカルという殺し屋を第三者的に描いていて、その用意周到さに目を見張る。骨太の作品。★★★★★★
ペーパー・ムーンかなーり前に観ましたが、いい映画です。親子で共演ですが、本当に他人同士に見えてしまう。親子以上に親子の温もりを感じさせてくれる作品。テータム・オニールの演技がまた素晴らしい。★★★★★★
スティングなんと言っても脚本の上手さ!華麗な騙しの美学が堪能できます。ニューマン、レッドフォードの演技も魅力的ですし、終わった後に爽快感がありましたね。列車内でのニューマンのカードさばきがカッコ良すぎ。★★★★★★
2001年宇宙の旅かなり昔に見たので、内容はあまり覚えていませんが、ただ当時、あたかも自分が宇宙旅行をしているかのような錯覚を覚えました。興奮しながら食い入るように観ていた記憶があります。2010年を一緒に観るといいでしょうね、謎解きという意味で。★★★★★★
俺たちに明日はない鮮烈な映画だった。ボニーとクライドの破滅へ突き進む様がひたすらに悲しい。クライマックスのシーンが忘れられないですね。★★★★★★
太陽がいっぱいニーノ・ロータの哀愁あるテーマ曲が忘れられないですね。アラン・ドロンがかっこいい。憎しみで屈折した青年が魅力的で引き込まれます。また船に乗っているシーンが印象的でした。★★★★★★
十二人の怒れる男ひたすらのめり込んで観てしまった。途切れることの無い、緊迫感。映画を観ているというより、その部屋に自分も居て、彼らの議論をただじっと聞いている、そんな感じです。こういう映画がもう少し数があっても良いと思う。★★★★★★
生きるひとえに志村喬の演技に惹かれます。主人公の不器用な生き方が良く表現されている。泣ける演技ですね。生前死後で描き方が変わるが、それぞれ楽しめる。黒澤映画特有の真っ向勝負の分かりやすさがこの映画の場合、逆に少し物足りない気もするが・・・。★★★★★★
アフリカの女王ハンフリー・ボガートがここまで変わるとはというのが第一印象。バコールの愛情の賜物だろうか。ストーリー的には軽いタッチのコメディだが、夫婦漫才を見ているようで微笑ましい。★★★★★★
陽のあたる場所何と言ってもストーリーの面白さ。ただひたすら破滅へと向っていく青年の姿が悲しい。モンゴメリー・クリフトの魅力と圧倒的なカメラワークと音楽の美しさがこの物語をより一層悲しくさせている。湖のシーンは今でも強烈に記憶に残っている。★★★★★★
自転車泥棒悲しくも優しい映画。イタリア映画の良さが堪能できる。貧困さゆえの悩みや問題。滑稽にも見えて、本人達にとっては深刻で、だがそれにめげない力強く素朴な父親とその子供の姿が胸を打つ。いい作品だと思います。★★★★★★
誰が為に鐘は鳴る各キャラクターの動機を明確にし、しっかりと作っている感じがする。その為、観ていても長さを感じさせない。何よりゲイリー・クーパーがかっこいい。キスシーンはあまりにも有名ですが、それ以外のシーンはあんまり記憶に残ってないですね。ただその当時の感動は★6つくらいです。★★★★★★
ファンタジア私は幼少時にこの映画に出会い、今まで嫌いだったクラシックが好きになりました。音楽と一体となった映像はこの当時としては素晴らしい出来で、ただ眺めているだけでも心地よい。未だにディズニー長編アニメの中でもナンバーワンをあげたい作品。★★★★★★
レベッカ後妻が美しかった。ストーリーも良く出来ていたし、引きこまれました。レベッカの姿は全く現れないのにも関わらず、彼女の圧倒的な力。この圧迫感や恐怖が非常に効いている。★★★★★★
西部戦線異状なし70年以上も前の作品でありながら、圧倒的なパワーを持ち続けるそのクォリティの高さに驚嘆しますね。蝶々を取ろうとするシーンは未だに鮮烈なイメージが脳裏に焼き付いています。「今日も西部戦線は異常なし」と告げるこの言葉の意味が、観る者に戦争の無情さを重く伝える。★★★★★★
殺人の追憶映像の見せ方やテンポの良さなどは、さすが韓国映画というところ。冒頭のシーンから引き込み方が上手い。コメディタッチの台詞のやり取りが面白い反面、実際に犯人が特定されていないということもあり、犯人対警察という構図があまり無く、猟奇的なサスペンス色は抑えているが、一風変わった殺人ドラマとして楽しめる。ラストシーンは印象に残る。★★★★★

Fayreal

Cinema Review Ver 3.0
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