題名 | レビュー | 星の数 |
ショコラ | 風景と美術にまずやられました。映画全体に流れる柔らかなヨーロッパの片田舎って雰囲気が大好きです。個性的な登場人物達も楽しいし、全体としてファンタジーだけど、ほろ苦い現実も描いてあって。少し驚く場面もありましたが、いい映画だと思います。ジュリエット・ビノシュもよくはまっていた。そしてジョニー・デップはこの映画ではすごくおいしい役だと思いましたvとにかく素敵。 | ★★★★★★★ |
ガタカ | ジュード・ロウ目当てになんとなく見たのですが大ヒット。近未来ものってあまり好きじゃないけど、これは別。主人公2人それぞれの悲哀がよく描かれていて美しい。ユマ・サーマンも綺麗で硬質な美しさが似合っていました。蛇足ですがこの映画で父が私以上の大のジュード・ロウファンになってしまい、随分彼の映画を観ました(笑) | ★★★★★★★ |
ブラス! | 大好きな映画。音楽映画、イギリスの炭鉱ものでよく出来たのは大体好きなんですがその中でも一番好き。夢だけじゃなく現実の厳しさもきっちり描いて尚後味が良いという点が素晴らしいです。癖のある役者達も◎ | ★★★★★★★ |
ギルバート・グレイプ | 大好きです。登場人物全て上手いし、上手いとだけでは語れないものがある。ラッセ・ハルストレムの優しい視線が最高に生かされている映画。ディカプリオの演技は特筆ものですね。癒されて前向きになれます。 | ★★★★★★★ |
シザーハンズ | 大好きなファンタジー。何度見ても自然に涙が出ます。この映画でデップのファンになりました(遠い目。あの頃はそんなに周囲にジョニデファンが多くなかったので)ポップな色彩といい、音楽といいラストの美しい切なさといい、バートンのセンスが一番いい形で出ています。ウィノナ・ライダーもキュートで可愛かった。 | ★★★★★★★ |
第三の男 | おしゃれですね〜。今見ても古さを感じません。モノクロの良さを最大限に生かした撮影といい、有名なラストといい。なんというか、無駄な場面がひとつもない感じ。当時のウィーンの混沌とした様子がよく表現されてます。あちこちでランキングが高いのも頷けます。 | ★★★★★★★ |
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン | レオのいい所が素直に見られる映画じゃないでしょうか。こういう役やらせたら右に出る者はいませんね。私も軽いノリで見始めて父と子の絆に感動。父役がウォーケンというも最高です。トムに電話する場面でもじんわりきました。そしてトムはちょっとした場面でも上手いしクスクス笑えました。クレジットもお洒落だし、出てくる女の子がみんな可愛かったし、ラストもいい気分になれました。実話だってことが一番びっくりです。 | ★★★★★★ |
アバウト・ア・ボーイ | ヒュー・グラントのコメディは大体面白いけど、その中でもかなり好き。ウィルがマーカス親子に無理やり巻き込まれている様が絶妙におかしい。学校でのあの場面はもう最初見た時泣き笑いしてしまいそうになりました。 | ★★★★★★ |
ゴスフォード・パーク | 恥ずかしながらこの映画でアルトマンを初めて知りました。お洒落な映画だなあ。イギリスの階級社会の裏まで描いてて、かつ見ててシリアスになりすぎず、皮肉やユーモアもセンスが良くて。登場人物多いけど見てて混乱もなかったし、もう一度ゆっくり見てみたいです。 | ★★★★★★ |
グリーンフィンガーズ | 見た後すごくいい気分になりました。一種のファンタジーかと思ったら実話がベースなのですね。ゆるさもその時の気分に合っていたのか、ちょうどいい感じでした。イギリス人じゃなくてインド人監督ならではのちょっと離れた視線がよかったのかな。これでクライヴ・オーウェンを知った貴重な作品。 | ★★★★★★ |
サイダーハウス・ルール | 最高にするか迷った。原作未読なので比較できないし、あるエピソードではやりすぎじゃないかとも思いましたが、それも吹き飛ぶくらいにマイケル・ケインの演技・存在感が素晴らしい。T・マグワイヤもこういう役はぴったりだし、シャーリーズ・セロンにはただただうっとり。物語の賛否より、ハルストレム監督の優しい視線にまたもやられました。現実世界の孤児達もこういう優しさに触れて育ったらどんなにか…と切に願った作品。 | ★★★★★★ |
仮面の男 | レオ目当てで見ておじさま達にやられました。ミーハー友達と2人で見にったせいか、映画の後熱く語った記憶が(笑)歴史モノとして見るとあれですが、普通に楽しかったし老四銃士のこんな映画もいいじゃないかと。レオも童顔はしょうがないけど難しい二役を上手く演じ分けていました。まあでもこれはやっぱり渋いおじさま達や華麗なコスプレを見て楽しむ映画です。 | ★★★★★★ |
バスケットボール・ダイアリーズ | この映画でディカプリオにはまった記憶が…。演技が素晴らしすぎる。すごくリアルで悲惨なのに最後まで引きつけられる魅力のある映画。アメリカの高校ってああなの?と驚いたところもあります。ドラッグがテーマですが、印象に残る良い場面が多かったし、若い子に見てほしいですね。 | ★★★★★★ |
シャレード | オードリーの映画で一番好きかも。古いけど、今見てもすごく映画全体がお洒落。衣装は勿論のこと、なんといっても主演の2人が放つ雰囲気がエレガント。ケーリー・グラントは言うまでもなく、オードリーもコメディセンス抜群。ヒッチコックを意識して、それを遊んでいるかのような作り方も大好き。サスペンスとすると?部分もありますが、それを含めてちょうどいい。脇の名優達の演技も見物。 | ★★★★★★ |
ギャング・オブ・ニューヨーク | 期待しすぎたかも…セットや衣装は素晴らしいし、それぞれの演技もいいんですが、途中からビリーのキャラが変わった?というくらい共感出来ないものになっていって唖然としてるうちに終わってしまいました。キャメロンも可愛かったけど出す必要があるのかなあって感じ。何よりもう少し短く出来たでしょう。いいところがあちこちあるので良かったとの評価ですが、再見はないでしょう。 | ★★★★★ |
リプリー | 太陽がいっぱいは何度か見たし言わずと知れた名作ですが、これはこれで私は割りと好きです。リプリーには共感はしかねますがマットが上手い!ジュード・ロウのディッキーも生まれながらの魅力と身勝手さがすごく良く表現されてました。ケイト・ブランシェットは勿論、グウィネスもこの映画では良かった。後味は確かに良くないですが、この後どうなるのかが気になります。 | ★★★★★ |
タイタニック | ディカプリオはこの映画の前から好きでしたが、これは個人的にそれほどとは…。ケイト・ウィンスレットもいい女優だけど当時の2人の絵的なバランスの問題かなあ。ただ、架空の恋人同士の2人にはあまり感動出来なかったものの、その他の人々の描写にあちこちぐっとくるものがありました。映像・音楽は言うまでもなく群像劇としても良く出来てると思います。 | ★★★★★ |
デッドマン・ウォーキング | 良かったというより、言いと言わざると得ない映画というのが正直な感想です。主演2人の演技は最高ですが、この映画には以外と被害者側の描写が足りなく感じられた。あまりそうしすぎると主演に感情移入しにくくなるでしょうし、私がクリスチャンじゃないせいも多分にあるんでしょう。でも、諸事情あっても、あの犯行が実際に身近であったとしたら加害者に同情出来るかどうかは疑問ですが考えさせられました。 | ★★★★ |
ザ・メキシカン | ストーリーがもうなんというか。場面としても面白さが少なすぎる。2人は素敵だったけど、なんかそれだけ。ほとんど別々の場面だった意味がわからない。一緒に撮影する時間がなかったのか、仲が悪かったのかとまで勘ぐってしまいました。こんなに評価を悪くつけることって滅多にありません… | ★★ |