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たかくささん
Update:2007/8/30
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プロフィール:
相米ファンです。その中でも、「台風クラブ」と「魚影の群れ」が大好きです。
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題名レビュー星の数
ストーリーは簡単に飲み込め理解しやすい。そんな脚本を映像化するにあたって藤山直美の演技と坂本順治さんの演出に惚れ惚れしてしまう。劇中に流れるゆったりとした落ち着いた音楽で、この映画がただの逃走劇でなくなる。正子が周りの世界を知っていき、女になっていく様も巧みに表現している。でも、なんといっても藤山直美の演技には脱帽。★★★★★★★
秘密妻が事故で亡くなり、その魂が娘に乗り移る。そのことで、夜の夫婦生活で問題が生じる。妻の心で娘の体。ここでの小林薫の掘り下げ方は少し浅い気がするが、楽しめた。繋がっていたいのに繋がれない寂しさが伝わってきた。この映画は広末涼子の魅力を大いに感じることができる。★★★★★★★
月はどっちに出ているまさに傑作。崔洋一と鄭義信のコンビにしか描けない在日朝鮮人を見事に描いた。さらに朝鮮人だけではなくフィリピン人と日本人を混ぜることにより、価値観や民族問題に迫れている。さらに登場人物の個性も豊かで面白い。ホソと忠男とコニーのやりとりは最高。この映画は日本映画史上に残る作品だと思う。★★★★★★★
復讐するは我にあり最初に見たとき圧倒された。まさに傑作。普通の人だと根津と警察の駆け引きみたいな映画になりそうだが、今平さんは違う。榎津を中心に描いている。九州、浜松、東京で殺人を犯す榎津。熱心なキリスト教徒だが義理の娘との関係が怪しい榎津の父。愛する人でさえ明快な理由がなくとも殺してしまう榎津だが、戦争中の回想シーンを入れることによって榎津に迫ることができる。映画館での榎津は緒方拳さんがすごい上手いと思った。★★★★★★★
ヴァイブレータ冒頭のコンビニシーンから引き付けられた。普通じゃない寺島しのぶが店に入って来て歩き回る。普通じゃないだけに何をするか予想できずドキドキしてしまった。トラック内でのやり取りが多いのだが、セリフ回しが面白い。トラックを運転する寺島しのぶには感動した。トラックを運転させるだけで、ここまで女を強く描けるのかと感心した。この脚本、女優、監督の作品がもっと見たい。★★★★★★
楢山節考日本映画珠玉の一作。大自然のなかに生きる人々の愛と性と活力の物語。雪山の撮影だけにすごい苦労したはず。しかし、その甲斐あって映像は素晴らしい。緒方拳は「復讐するは我にあり」で怪演していたが、今作では葛藤に揺れる息子役を巧みに演じている。にしても、今村監督のモンタージュは流石だなぁと感心するばかり。★★★★★★
泥の河小栗監督の見事な作品。戦後復興の中で精一杯生きる人々を少年の視点で描いた。少年の視点で描くことによって、少し違った見方で時代を捉えることができる。ラストの街に消え行く船のシーンは圧巻。素晴らしい脚本と演出でした。★★★★★★
四月物語見終わった後、すごく不思議な感じがした。そこまで深く描写しているわけではないのに、後味が悪くない。淡々とした日常を描くのが上手いと思う。映像はCM業界出身の岩井色が濃く出ている。けれど個人的には、こんな感じの日本映画は時々あるから新鮮であって、何本も撮らないでくれと思った。★★★★★
学校II山田監督の作品の中でもお気に入りの作品。養護学校の生活を見事に再現し、その中で先生や生徒の葛藤を簡明に語っている。劇中に役者じゃない障害者の方が登場してましたが、とても活き活きしてました。★★★★★
下妻物語このような映画が多くの人に受け入れられているのをとても不思議に感じた。物語の展開も演技も特に面白くなかった。だから、中島監督の演出が終始浮いている印象を受けた。ただ言える事は、この監督はスタイルがセールスポイントであるから、濃厚な人間ドラマを期待する人には勧めません。★★★★
風花相米さんの作品は基本的に好き。だけど、この作品だけは好きになれない。「台風クラブ」や「お引越し」にしても、相米さんの作品には唸るシーンが出てくるのだが、この作品に限っては皆無である。さらに、話の展開も得意の長回しもやたら落ち着いた感じで物足りない。この作品が遺作になってしまったのは相米ファンとして悲しい。★★
ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer前半はよかったが、後半は最悪。脚本が破綻している。そのうえドラマの延長という感じで映画だけ見た人にとってはキャラ説明が雑。これを見ただけでは朝倉は意味不明ではないかと思った。★★

Fayreal

Cinema Review Ver 3.0
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