題名 | レビュー | 星の数 |
ザ・ダイバー | この映画はアメリカン・ドリームの神髄を見せてくれる。それはチャレンジスピリットであり、果て無き挑戦であるだろう。また、良き師弟の関係も描き出されている。映画は、どれだけうまく嘘をつけるかだと思う。しかし、これは実話に即しているシナリオである点に注意したい。あまり注目はされなかったが、僕は名作であると思う。日本名、もうちょっと考えたほうが良い。ザ・ダイバーじゃ、Men of honorのイメージわかない。 | ★★★★★★★ |
殺人の追憶 | ソン・ガンホが好きになりました。シュリでも良い役回りを演じていましたが、今回の刑事役は更に磨きがかかり、噛めば噛むほど味の出る演技は本当に笑いを誘い、共感を持ちました。キム・サンギョンにしても、キャスティングがバッチリはまった一作だといえるでしょう。笑いからサスペンスへの核心へと、見る者を惹きつけるストーリーテリングはポン・ジュノの才能を感じさせるに十分でした。 | ★★★★★★ |
es [エス] | 人間の負の部分を正確に描き出している。過去にあった実話を現在進行形でうまく描写できている。ただ怖いというだけではなく、「人間性とは何か」を逆説的に考えさせられる作品。一見の価値はある。 | ★★★★★★ |
蜘蛛巣城 | 原作がシェークスピア。黒澤明はすごいですね。加藤武さんの若いころが見れて、少し得した気分になれます。今から50年も昔の映画とは思えないほど、展開が気になります。昔の映画らしく、VHSだと音声が聞き取りづらい部分もありますが、それを補ってあまりあるほどの登場人物の存在感があります。また、人間の描写が生き生きしていて、映画としての完成度が非常に高いです。 | ★★★★★★ |
トロイ | エリック・バナはなかなかの名優なのだと実感しました。オーランド・ブルームも役柄を見事に演じていましたが、あの役での起用が少しもったいないような気もしました。ピーター・オトゥールの往年の名演技もクライマックスで光っていました。感情移入したところで崩壊へ進んでいくシナリオは受け付けられませんでしたので、星は5つまで。 | ★★★★★ |
ワンス・アンド・フォーエバー | 始まりから途中までの話のつながりはなかなか面白かったです。こういう系統の映画は、話のつながりが序盤から終盤まで続かないケースがほとんどだと思いますが、序盤から中盤までの伏線の張り方が、ランダル・ウォレスにしてはなかなか良いと思われました。初回の印象では、少し序盤の盛り上がりに比べて中盤の見せ方がチープな感じがしました。戦闘シーンの見せ方が一昔前の映画のような…気のせいかな? | ★★★★★ |
オーシャンズ11 | ただものではない奴らの、途方もないお仕事映画。最後までお色気なしのスリリングかつテンポよい展開。豪華キャストも、ちゃんと名前負けしない役回りになってます。こうした骨組みのしっかりした映画は個人的に好きです。少し興味のある人は借りてみても良いかも。 | ★★★★★ |
スターリングラード | エド・ハリス、やっぱりいい役者です。レイチェル・ワイズも今後が楽しみです。映画自体としては、ストーリーの冒頭から、本当にソビエトってこんな戦争の仕方をしたの?と疑いたくなる感じがしました。ストーリーの展開には無理がないし、各キャラクターには存在感があり、感情表現にも無理がない。しっかり感情移入できると思います。見て損はない一本ではないでしょうか。ここの評価を見て私も借りてみました。 | ★★★★★ |
スリー・キングス | これでいいのか?とアメリカならではの、ブラックユーモアに、初めはかなり戸惑いました。スリーキングスという表題から受ける第一印象は、最初は何のことやらわかりませんが、最後で納得のいくものになると思います。注意点は、普通のミリタリー映画と違うタッチで戦争を視ていることです。普通の戦争映画が個人の視点で描かれているのに対し、この映画は3人称で描かれています。 | ★★★★★ |
CUBE2 | 映画の性質上、この映画にはあまり高い点はつけてはいけないと思いました。確かに面白いのですが。私は戦争映画とかもよく見るのですけれど、この映画は少し感じが違います。…まるで、人が死ぬのを楽しんでいるような嗜虐的な志向が見え隠れしているような気がします。はまり込む要素のある映画ですが、あまり深入りしないように注意が必要な映画です。 | ★★★★ |
エネミー・ライン | 主役のスクリーン映りが良くないような気がします。ストーリーや終盤のトリックなどはなかなかでしたが、ジーン・ハックマンが出ていなければ、確実に地盤沈下していた作品のような気がします。 | ★★★★ |
ザ・リング | 何でこうつまらない映画に限って映画館で見ているのか、自分でも情けなくなります。この作品は原作であるリングとは全く別物です。原作の怖さがみんなアメリカ版のタッチになって死んでしまっている。全然怖くなかったです。ビックリもしなかった。映画館出てきて「あれ?俺何してたんだろ?」て感じでした。 | ★★ |
パールハーバー | …これは…。恋愛関係においてもちょっと話の展開に無理がありますね。映画館で相当前に見ましたが、日本の描写がチンプンカンプンでした。同じハリウッドでもシン・レッド・ラインとは完全に理解度が違う作品です。高校生と幼稚園児くらいの違い。ランダル・ウォレスの脚本ですが、「こんなもん!」って感じです。 | ★★ |
ディープ・ブルー | | ★★ |