題名 | レビュー | 星の数 |
アイ・アム・サム | ただのかわいい子役を使った卑怯な映画と違うと思います。まずテンポがいい。そしてハンディカメラを多用しており、サムの同様などをうまく捉え、また手作り感を感じさせ親しみやすくなってる。そしてサムとルーシーのシーンのときに流れるビートルズ。これがため息モノ。この映画はサムとルーシーは親子愛を超越した、まるで小さい子供同士の淡い恋物語のように感じた人も少なくないだろう。 | ★★★★★★★ |
地獄の黙示録 | 単純に戦争の狂気を描いたうすっぺらい映画なんかじゃない。狂気に至る人間の恐怖心を見事に描いている。それを演出するワーグナー、絨毯爆撃シーン、カーツ大佐が作った王国などなど。戦争の恐怖を肌で感じることができる名作。 | ★★★★★★★ |
ゴースト・ドッグ | 哀愁が漂う。武士道精神を綴った「葉隠」を愛読書に、それを忠実に再現するゴースト・ドッグ。相手はかなりおまぬけなマフィア。英語がしゃべれないフランス人とゴースト・ドッグとの奇妙な会話。RZAの音楽。心地よいジャームッシュワールド。 | ★★★★★ |
ベリー・バッド・ウェディング | とんでもないブラックコメディ。気軽に観ていたらイライラしっぱなし。体力がどんどん奪われていく。ラストのオチでプププッ。今までのフラストレーションが一気に吹っ飛んだ。ここで笑うためだけに100分耐え続けたのか。長ーいフリだったな・・。オチがなかったら、間違いなく評価点は1。 | ★★★★★ |
シャイニング | どこかの研究者が恐怖度が分かる公式を導き、そこから最も怖い映画がこの「シャイニング」だそうで。そのわりにはそこまでではなかったと思う。何が一番怖かったのはなんと言ってもジャック・ニコルソンの妻役のシェリー・デュヴァルでしょう。怖がる顔が怖い…。 | ★★★★ |
あずみ | 大して登場人物のエピソードも語られることもなく映画は進行していくので、クライマックスでの彼らの死に様をスローモーションで見せられても正直退屈。しかし、あずみが数人の忍者を切り倒していくときの映像の特殊効果には「うわっ」と唸ってしまった。この映画の見せ場なのに今イチパッとしなかった「二百人斬り」のシーンでこれを駆使すればもう少し楽しめたのに。 | ★★ |
イレイザーヘッド | 終止鳴り止まない騒音や不協和音のBGMでへこむ。この世の地獄といっても過言でないモノクロの世界でへこむ。グロテスクでコミカルな登場人物たちにへこむ。リンチの作品を全て観ているわけではないが、結構リンチの作品は俺の中でヒットが多い。しかし、これはダメだ・・。ナイトメアー。 | ★ |