題名 | レビュー | 星の数 |
ハイ・フィデリティ | レコードオタク3人組、お前ら最高。洋楽知識ゼロに等しい自分がこれだけ楽しめたのだから、きっと他の人も楽しめるだろうと思う。 | ★★★★★★★ |
17歳のカルテ | あの名作「カッコーの巣の上で」に勝るとも劣らない名作。脚本の緻密さでは某作を凌駕している。DOWNTOWNも名曲。 | ★★★★★★★ |
ビッグ・リボウスキ | これは最高のコメディ映画であり壮大な人間ドラマだ。コーエン兄弟作品で不動のbP。 | ★★★★★★★ |
CUBE | ストーリーの流れを全くの無視で始まったオープニングが鮮烈で、終始緊張感をもって観賞出来た。殺人トラップの数が少なかったことは不満点に挙げられるが、何より評価したいのは、いつ誰が死ぬか分からない不透明な恐怖の表現が素晴らしかった。 | ★★★★★★★ |
グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち | 青年期の様子を描いた映画の中では傑作中の傑作。見終わった後の清清しさはどの映画にも劣らない。ラストのベン・アフレックの泣き笑いのような表情が自分の中で歴史に残る名シーンだ。 | ★★★★★★★ |
天使にラブ・ソングを2 | ”Joyful,Joyful”、映画史に残る名曲だ。これが聴きたいがために滅多に買わないサントラを購入しちまった。いったいもう何回聴いただろうか。 | ★★★★★★★ |
トレマーズ | B級モンスターパニック映画の最高傑作。洋画にはまったキッカケでもある。未だに自分にとっては原点である作品。 | ★★★★★★★ |
天空の城ラピュタ | 宮崎駿さんの作品の中で一番好きな作品です。ストーリー、キャラクターの魅力、心に残るラスト、どれを取っても文句の付け所がない。特に、ストーリーが序盤は明るく作ってあり、終盤に向かうにつれて、シリアスな展開へと進んでいく過程が見事だった。所々で笑いの要素を含んだりと、飽きを感じさせない作品だった。 | ★★★★★★★ |
プロジェクトA | ジャッキー・チェンのアクション映画の中でも特に素晴らしい作品。ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーも出ていて、アクションの質もかなり高く、あの有名な時計台のシーンは、初めて見た時は度肝を抜かれた。ジャッキー・チェンの作品は殆どそうだが、アクションの中に笑いがあったりと、演出方法も素晴らしかった。 | ★★★★★★★ |
時計じかけのオレンジ | スタンリー・キューブリックは天才だ。この映画を見て今までの根拠のない自信は確信に変わった。 | ★★★★★★★ |
8人の女たち | ストーリー展開のテンポが軽快で、序盤からいきなり本題に入り、だらだらとした前振りが無かったので終始推理を楽しみながら見ることが出来た。物語が進んでいくにつれて秘密を暴かれていく女たちの恐ろしさも表現が巧みで、どの人も皆動機が十分なことも面白かった。 | ★★★★★★ |
シティ・オブ・ゴッド | スピーディーでエネルギッシュ。こんな作品が日本の裏側で撮られていたなんて・・・。 | ★★★★★★ |
es [エス] | 人間はここまで心の底に負の部分を隠し持っているのか、ということを見せ付けられた作品。エイリアンが出てくるわけでもないし、凶暴な殺人鬼が出てくるわけでもないのに、ごく普通の人間がここまで怖いものかと思ってしまった。かなりの衝撃を食らった作品でした。 | ★★★★★★ |
セレンディピティ | 「セレンディピティ」っていう語呂がなんか好き。エレベーターに乗って同じ階を押したら“運命”だなんてロマンチックじゃないですか。やっぱジョン・キューザックはこういう恋愛映画がよく似合う。 | ★★★★★★ |
アメリ | コメディでありファンタジーであり、そして最後はロマンスでしめくくる。これらの要素が上手く調和していて、見ていてなんだか不思議な感覚になってくる。その雰囲気を醸し出しているのは主演のオドレイ・トトゥの演技であり、町の雰囲気だったり、個性的な脇役陣であったりする。ひたむきな彼女の姿を見ているとなんだかこっちまで幸せになってくるような作品だった。 | ★★★★★★ |
TAXi2 | コミカルな演出がツボにはまった。カーチェイスが見せ場なのにコメディの要素が随所にあり、アクションが無い場面でも飽きずに見れた。ウケを狙ったところはもちろん、何でもない場面でもちょっとした空気で笑ってしまう。リュック・ベッソンの映画が特に好きというわけではないが、この映画に関して言えば彼の手腕が際立っていたといえる。 | ★★★★★★ |
ファイトクラブ | ラストの結末を知った後でもう一度見直してみても、細部までかなり細かく作ってあることに驚いた。すごい謎めいたストーリーで、序盤は物語の核心が何を突いているのかがよく分からなかったが、終盤の展開であっと驚かされた。ブラッド・ピットの印象が物凄く強い映画。 | ★★★★★★ |
パッチ・アダムス | ロビン・ウィリアムズっていう俳優は本当に見ている人の心を動かすと思う。ブラックなジョークの合間に見せるあの人懐っこい笑顔。笑いが医療になるっていうこの映画は彼のためにあるようなもの。泣けます。 | ★★★★★★ |
ガタカ | 遺伝子の優劣で人間を差別するという近未来の設定と、人間ドラマの様相が絶妙で、主演陣が豪華なこともあってかなり楽しめた。スタイリッシュな映像と全体的にモノトーン調の雰囲気がマッチしていて、さらにラストにかけて盛り上がる音楽が加わることによって、より感動的に感じられた。 | ★★★★★★ |
もののけ姫 | 人間と森の共存という難解なテーマを扱っていながら、見る側にここまでメッセージ性を訴えかけてくるのは、演出方法が素晴しいと言う他ない。とても深みのある作品なのに、単純にも見れるし、考えて見ることも出来る映画だ。面白さという点では他のジブリ作品に劣るが、完成度では1,2を争う出来だと思う。 | ★★★★★★ |
L.A.コンフィデンシャル | 「タイタニック」よりは数段アカデミー賞にふさわしいサスペンス映画。とにかく脚本の上手さに舌を巻かれた。 | ★★★★★★ |
ザ・ロック | 面白さ、という点においては他の似たようなテーマを扱っている作品よりは、頭一つ抜け出していることは間違いないと思う。テンポの良さが素晴らしくて、時間の長さが全く感じられない。話の設定も面白くて、楽しく見れる娯楽作品だった。 | ★★★★★★ |
アダムス・ファミリー2 | 前作をはるかに凌ぐ出来だと思う。基本的に前作よりブラックユーモアの数が増えて、しかも今作のは殆ど笑うことが出来た。今回はウェンズデーとフェスターに焦点を当てての内容だったが、両者とも味のある演技で、台詞の一つ一つが笑いを誘う力を持っていた。 | ★★★★★★ |
クール・ランニング | とにかく明るい映画で、誰からも愛されるような映画だったなあ、という印象を受けた。余計なシーンを一切省いたような作りで、トントン拍子にストーリーが進んでいき、ダラダラしたシーンがなくとても見やすかった。他のスポコン映画とは一味も二味も違った内容に仕上がっているので見ておいて損はないと思う。 | ★★★★★★ |
ホーム・アローン2 | これは個人的に前作を上回る出来だったと思う。罠も過激になってるし、相変わらず泥棒二人組みのコンビが面白い。今回はマヌケ役に、更にホテルの人間も加わり、泥棒との戦いまでの展開も目が離せないような内容に仕上がっていた。 | ★★★★★★ |
天使にラブ・ソングを… | 音楽がそれほど好きではないのにも関わらず、この映画の歌には感動した。殺人現場を目撃して命を狙われると言う設定は、修道院に入る理由としてのおまけに過ぎず、本命はシスターたちとデロリスの奮闘ぶりだろうと思う。聖歌をゴスペル風にアレンジするなど、普通では考えられない組み合わせを見事に実演して見せている。 | ★★★★★★ |
紅の豚 | 豚が空を飛んでいるだけの映画なのに、こんなにも楽しんで見ることが出来るとは思わなかった。まるで監督の趣味で作ったような映画で、難解なメッセージ性や捻った構想はなく、娯楽路線をひた走っていた内容だったが、登場人物の魅力や余韻の残る終わり方が個人的には大好です。 | ★★★★★★ |
羊たちの沈黙 | 主演男優と主演女優のアカデミーダブル受賞ということもあって、主演二人の演技に圧倒されっぱなしだった。特にアンソニー・ホプキンスは、博識な凶悪犯罪者の役柄を完璧に演じきっていて、画面越しに見られているだけで、怖くなるほどだった。 | ★★★★★★ |
ビッグ | 子供が見れば夢溢れる、大人が見れば玩具に囲まれた少年時代を回顧できる素晴らしい作品だ。 | ★★★★★★ |
スタンド・バイ・ミー | 観賞後の余韻が最高にいい。死体探しという馬鹿げた行為や、友達とのとりとめもない会話など子供臭さを匂わせておきながら、いきなりシリアスなシーンで小学生とは思えない大人びた言動をするのだから余計にかっこよく見える。終わり方がなんとも絶妙で、ラストの音楽と主人公の述懐がとても印象に残っている。 | ★★★★★★ |
シャイニング | 本作のジャック・ニコルソンより”怪演”と呼ぶに相応しい演技をする俳優が他にいるだろうか? | ★★★★★★ |
アルカトラズからの脱出 | 名作の名に恥じない素晴らしい出来。細かいディテールまでこだわり、切れ目のないストーリーに最初から最後までハラハラドキドキの連続だった。他の脱獄ものと比べて脱出過程に重点を置いた内容だったので、登場人物のインパクトが少し弱かったが、その分脱獄シーンで魅せてくれる。エンドクレジットが終わるまでの緊迫感がたまらなく良かった。 | ★★★★★★ |
ミッドナイト・エクスプレス | これほど見るものの雰囲気を重くし、且つ衝撃を与える作品には、そう滅多に出会わないだろう。実話だという点を踏まえて、他の脱獄ものと比べても、刑務所内での不条理さが特に際立って描写されている作品だった。 | ★★★★★★ |
スティング | 今やどんでん返しの代名詞となっているほどの映画。脚本が秀逸で見ていて全く飽きがこない。超一流の詐欺師達の華麗なる技に、気がついたら画面に釘付けになっていた。これほど古臭い感じがするのに、今の時代に見ても十分に楽しめるのだから凄いと思う。 | ★★★★★★ |
フォーン・ブース | 同じ場所で1時間延々と物語が進んでいくのに、見ていて飽きてこないのは、見事なカメラワークとコリン・ファレルの名演があったからだと思う。突拍子もないストーリーだが、見ている側を引きつける脚本の力はあると感じた。 | ★★★★★ |
スクール・オブ・ロック | 期待して見た映画は大抵ハズレなのだが、この映画は見事にそのジンクスを打ち破ってみせてくれた。前半こそなかなか本題に入らず、もどかしい気持ちがするが、中盤から後半にかけての盛り上がりが凄い。ストーリーは子供とロックの組み合わせを除けばいたって平凡な気がするが、主演のジャック・ブラックのクレイジーな演技と、幼いながらも見事な演奏を決める子役達に驚かされた。 | ★★★★★ |
ミスティック・リバー | この物語の全ての発端は、子供時代のあの出来事に繋がっていると見せておいて、ラストでそれを有効に使うというのは見事だった。嘘をついて助かった二人と、正直に言って誘拐されたデイブ・・・、25年たった現在で、ラストのデイブの言動がそれと結び付いている気がした。もしあのとき車に乗っていたのが・・・、という台詞がとても印象深かった。 | ★★★★★ |
座頭市 | 時代劇と現代の芸術が相反しないということを教えてくれた作品。BGMと効果音を有効に使い、テンポ良い音調に仕上げ、尚且つ殺陣シーンでのスピード感溢れる剣戟は、爽快感たっぷりだった。いかんせん座頭市の強すぎる腕前が唯一作品を盛り下げていると思うが、あまりにかっこいいので気にならないだろう。最後のタップはエンターテイメント性を強調するのに必要だったのかな? | ★★★★★ |
レッド・ドラゴン | 前二作よりハンニバル・レクターの出番が少なかったという欠点はあったが、今回はそれを補うようにキャスト陣がすごい。特にエミリー・ワトソンの盲目の演技は半端なく凄かった。内容についても一作目の緊張感が戻ってきて、二作目に不満だった自分には大満足の出来だった。 | ★★★★★ |
パニック・ルーム | 部屋から部屋への移動時のカメラワークは、デビッド・フィンチャーの手腕が発揮されている場面だと思う。安全な場所と危険な場所とではっきりと線を引き、その狭間で行われる強盗との攻防がスリルがあった。 | ★★★★★ |
猟奇的な彼女 | わざわざ[SASSY]を[猟奇的]と表現したところが上手いと思った。多少、というかかなり誇張した表現ではあるが、タイトルに人を惹きつける力があると思う。中身の方も、いかにもラブコメらしく前半、後半はラブコメ両方の要素を上手く組み合わせて、延長戦でカノンを駆使しながらグッと盛り上げてくれる演出が心に残った。そんなバカな!的な展開も映画の中ではありだろう。 | ★★★★★ |
海辺の家 | 反骨心剥き出しの子供が、急に父親に心を開かないで、徐々に心を開いていく過程が上手く描かれている。少しの匙加減で、この手の映画は面白くなくなるが、この映画では現実と理想を上手く融合し、映画として面白く仕上がっていた。最後の父親の語りがあればこその内容だったと思う。 | ★★★★★ |
アイ・アム・サム | 泣いてしまったなあ〜、それでも見終わってから冷静に考えてみるとここまで感動できた要因として、むろん一つには個々の役者の演技力が素晴らしかったことが挙げられるだろうが、決定的なのはむしろ‘設定”だろう。この脚本なら製作陣ががらっと変わっても同じような作品ができるのではないか、とついつい考えてしまう。 | ★★★★★ |
アザーズ | なまじ半端なホラー映画より数段怖く、サスペンス映画としてもかなりスリリングだった。光の明暗のバランスが絶妙で視覚的にも怖く、場面場面で効果音も上手く使い分けており二重の怖さだった。ホラー映画としては結構異色な作品なので、サスペンスと考えオチを予想しながら見た方が楽しめるかも。 | ★★★★★ |
オーシャンズ11 | とりあえずリメイク前のようなオチではなくて一安心。画面に出てくるだけでわくわくさせてくれる豪華キャスト陣、各分野のスペシャリストでそれぞれ個性を持ったメンバー、強奪のために練られた綿密な計画、などなど見るべきところは結構あった。続編も見てみたいと思わせてくれるような出来だった。 | ★★★★★ |
ROCK YOU! [ロック・ユー!] | 物語の舞台は中世なんだけど、そんな時代背景は無視したスポ根映画に仕上がっている。ありがちなストーリーと言えばそれまでだが、キャラに魅力があるので主人公がとても格好良く見える。特に最後の戦いの場面は、結果が見えていても興奮させられる。 | ★★★★★ |
冷静と情熱のあいだ | 日本の映画も、これを見てまだまだ捨てた物ではないと思えた。脚本の練りが素晴らしい。 | ★★★★★ |
タイタンズを忘れない | 単なるスポーツ映画に留まらず、そこに人種差別の問題を加えるだけでここまで感動出来るストーリーになるのかと驚かされた。決してお互いに心を開かない白人と黒人、例え分かり合えたとしても、今度は仲間から異端視される始末。そんな時代背景で、黒人と白人の混合チームを結成するなんて、相当大変だったと思う。実話だということで、いっそう感動させられた。 | ★★★★★ |
ファイナル・デスティネーション | 見えない恐怖、と一口に言っても様々な演出が考えられるが、この映画における演出方法は「運命」。斬新な切り口で、従来のホラーと異なった脚色を出している。エイリアン、殺人鬼、これらのどちらともが表すことの出来ない恐怖が、この映画からは感じられる。アイデアの奇抜さに感心した作品だった。 | ★★★★★ |
ブレア・ウィッチ・プロジェクト | 映画の作りはともかくとして、ホラーの真髄である恐さがこの映画にはあった。やたらと金切り声を上げたり、汚い言葉を連呼したりと台詞は物凄く単純だったが、あの状況下ではむしろそこがリアルに見えた。 | ★★★★★ |