題名 | レビュー | 星の数 |
12モンキーズ | 一つの現実には過去の自分、未来の自分、現在の自分が存在する。目に映るものすべて自分かも知れない、そう思わされる映画でした。そう考えるとすべてのものに慈悲深くなります。誰が異常で誰が正常かなんてホントのところ解らないものです。あー空気がうまい。 | ★★★★★★★ |
リリイ・シュシュのすべて | 緑を基調とした映像がういういしかった。リアリティを追求した映画だけに心が痛んだ。岩井監督の作品はその時代その時代の特徴が盛り込まれていて数年後に観たらまた違った良さや懐かしさが生まれてくる。「打ち上げ花火」のファミコン、スーパーマリオのシーンも然り。この映画をきっかけにドビュッシーも聴きはじめましたとさ。 | ★★★★★★ |
ニュー・シネマ・パラダイス | おかーさんがトトをひっぱたくシーンで下半身が微動だにしないのは笑いました。トトとアルフレードの絡みもばっちしです。この映画に影響された人は多いと思う。 | ★★★★★★ |
ジョゼと虎と魚たち | 恒夫とかなえちゃんが一年ぶりに再会した後の喫茶店でのやりとりはぐっときました。ジョゼのエネルギッシュさや独学には脱帽せざるえない。恒夫は結局新鮮なものに惹かれていたわけで門をくぐっただけで放棄する。なんか軽い気持ちで介護しようとと思っている人やボランティア活動している人に対する違和感みたいなものが感じられた。ちゃっかりSABU監督も出演してるしまぁそれもまたよしや! | ★★★★★ |
ファインディング・ニモ | 時間を忘れさせてくれるなかなか素敵な映画です。残り時間を確認する必要なし!いいねぇ、いいねぇ!なんかごちゃごちゃしてて。旅行前、なんやかんやと詰め込まれてぱんぱんになったかばんのよう!このかばんの中のどれかがきっとあなたの背中をPUSHしてくれることでしょう。 | ★★★★★ |
山の郵便配達 | 凄くむずがゆくなるとこをついてくる親子映画です。初老の親父の無駄なものがすべてそぎ落とされた容貌に「言葉いらずのなんとかっこいい年のとり方をしてるんだろう」とうっとりみとれてしまいました。言葉がほとんど必要のない映画だったため視覚を頼りに観る側が想像を膨らませていくという心地よいスペースを提供してくれる映画でした。この映像を観て脳に刺激を受けない人は心地よい眠りに陥ることができるでしょう! | ★★★★★ |
花とアリス | アリスが宮本先輩とデートしてる時パパとの思い出をシンクロさせている部分は切ないです。前作「リリィシュシュのすべて」とは対比的でコミカルでコメディぽいとこにクスッときます。 | ★★★★ |
マイ・フレンド・フォーエバー | クルーザーに乗り込んできた若いギャルに挑発されてエリック、デクスターがギャルと寝てエイズを移すんじゃないかとひやひやしました。エイズという重いテーマを取り上げているにも関わらずなかなか軽快に描いていたので勿論そんなことはないんですけどね。こういった思いテーマを取り上げられたら心構えしすぎて最悪な事態ばかり想像して観てしまう悪い癖がついちゃって。 | ★★★★ |
白いカラス | 若き頃のコールマンが彼女にパンチの出し方を教え、彼女が見よう見真似でパンチするシーンはプッてなります。 | ★★★ |
嗤う伊右衛門 | 岩が葛藤してる時に部屋をうろうろ歩き回りながら言う口癖「なんじゃ、なんじゃ!」はついつい口ずさんでしまう。京極夏彦の原作を読んでから観たらもう少し楽しめたかも。 | ★★★ |
Stereo Future | 変にまとまりすぎてる作品より少しまとまりの悪い作品の方が好きなんだけどこの作品はちょっとまとまりなさすぎたかな。失語症のエリと植物専門医ダニーの関係をもっと見せて欲しかった。 | ★★★ |
猟奇的な彼女 | 韓国では斬新な映画かもしれないけど日本ではどうでしょう。お笑いに走りすぎてて後半だれました。村上春樹の「ノルウェイの森」とシチュエーションがなんとなく似てたような気がします。 | ★★★ |
SAMURAI FICTION | 平四郎と小春のぬけている絡みやバックのほのぼのとした音楽が物事をストイックに考えがちになる方には緩和になりうる。緩和を重要視してこの映画を撮るなら思い切って江戸時代の恋愛もの映画にしても良かったと思う。小春に少し背を向けて前かがみでおにぎりをほうばる平四郎がなんだか愛しい。からし爆弾(ふざけている!)を一回目は小春と平四郎が投げるフリをするシーンは引き込まれます。二回目の平四郎がポイントです! | ★★★ |
秋刀魚の味 | なぜヴィンセント・ギャロが小津監督に惹かれるかがなんとなく分かります。僕には二人が背負う孤独感がだぶって見えました。主人公達が喫茶?バー?で兵隊の動きを真似るちょっとしたコントのようなシーンは面白すぎて耐えられません!お笑いビデオも太刀打ちできない滑稽さに笑いの渦間違いなし!くれぐれも思い出し笑いには注意しましょう。 | ★★★ |
アイデン&ティティ | ボブ・ディランがハーモニカを吹いたらスクリーン下に字幕が出てそれがセリフになるという設定は面白かったけどもう少しそれが膨らましきれてなくて残念でした。これが映画ではなくTVのドラマスペシャルとかで観てたら「んっなかなか良かったなぁ」で終われるんですけどね。前半は麻生久美子ってこんな顔してたんやーてストーリーそっちのけで顔だけまじまじ見てました。 | ★★ |
着信アリ | ホラーなのに随所に垣間見れる柴咲コウの無意識だろうと思われるチャーミングな動きに目を奪われた。堤真一はまじめな役よりボーとしていてそれなのにいざとなった時の行動力が素晴らしいといった役の方が個人的には好きです。ホラーは1年に1回観ればお腹いっぱいです。因みにコメディは4年に1度、つまりオリンピックが開催される年、またはうるう年に観たらよろしいかな、と。 | ★★ |
マトリックス リローデッド | スミスの分身がやけに多くそのくせ後ろの方にいるスミスは投げ飛ばされたスミスの下敷きになるという無様さが笑けました。映像技術といいビジュアル面では楽しめます。 | ★★ |
8 Mile | これはいっそエムネムのPVにしたらいかがでしょうか?hip-hopは韻を踏んで楽しむだけの言葉遊びのような気がしてなりませんでした。この種の音楽の良さが語れる人ご応募待ってます。 | ★★ |
MUSA -武士- | チャン・ツィイー見たさに当作品を拝見させて頂きました。彼女の体操選手のような特徴的な走り方には何か惹かれるものがあります。映画の内容は先に「HERO」を観てたので結構だれました。 | ★★ |
風花 | 中心登場人物が感情を激しく表出せず、また強烈な視点の提供をしない作品だった。そのせいもあってひんやりとした映画だなというあと味だけが残った。 | ★★ |
十戒 | この評価点は悪いですが映画にというよりモーゼの思想についての表れです。なしてそんなに禁じているのでしょう? | ★ |