みゆぽんさん
http://www.jfast1.net/~meisue/
得票数：1
プロフィール：
偏ってます(^^;
前の50件
| 題名 | レビュー | 星の数 |
| 少林サッカー | 笑った笑った。笑い過ぎて疲れが吹き飛ぶどころか疲労してしまった。パロディに継ぐパロディ、ベタに継ぐベタ。無厘頭のセルフパロディかっていうノリの突然ミュージカルなんて、ツボはまりまくり。ついでにチャウ・シンチーは相変わらず女優の趣味がよかった。 | ★★★★★★★ |
| ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャ ・・ | ツイ・ハークなので時代はうねります。黄飛鴻なので、泥臭くベタです(ユン・ピョウとケント・チェンがベタ担当?)。このネタにリンチェイを引っ張り出して来たツイ・ハークがやっぱり並の人じゃないなあ、と思ったり。學友にしても、まったく組み合わせ方が巧いっすよ。それにしても、あのオープニングは燃える! | ★★★★★★★ |
| 金融腐蝕列島・呪縛 | タイトルだけでは絶対見なかった映画。役所広司にハマってほぼ仕方なしに見たのですが、なんだかやたらと面白くて、繰り返し見てしまった。あまりにうまく行き過ぎな感じはありますが、大人のエンターテイメントとして傑作なのでは。テンポがよくて話の運びが気持ちいい。後味もいいし。ミドルって呼び方が定着しなかった当時の新語って感じで変でしたけど(笑)。 | ★★★★★★ |
| GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 | 押井ワールド全開。幻想に幻想を重ねるような展開に、惑わされる快感に酔えました。絵も動きも綺麗。水没した香港のような街の風景も素晴らしい。原作とは相当雰囲気が変わっていて、「映画化作品」としては微妙な所ですね。 | ★★★★★★ |
| さらば、わが愛 覇王別姫 | 映像美とか、ドラマチックな見どころは多々ありますが、やはりドロドロした情念。これが一番印象深いです。レスリーもコン・リーも、まじ怖い。この凄い二人が奪い合うのがなんでこの男‥‥。もちろんエピソードとしては語られてますが、どうも感覚的に釈然としなかったです。あと、レスリーが本当に女形の顔をしてるのがすごい。 | ★★★★★★ |
| 犬神家の一族 | 角川春樹が全精力を傾けたとおぼしき、角川映画第一回作品。シリーズ5作が作られたけど、最も原作に忠実で、やはり作り丁寧さは群を抜いている。文芸映画を思わせる画面の美しさと、初々しい石坂金田一、それに芸達者な脇役たちの絡みが絶妙。島田陽子は現実離れして美人だった。あと死体や流血や仮面の下の顔より、高峰三枝子の吊り上がった目が怖かった‥‥。 | ★★★★★★ |
| 惑星ソラリス | 本当は7点つけていいんですが、「タルコフスキーとしては」最高という訳ではない、ということで6点。地球での瑞々しい(水々しい?)描写と、作り物めいた都市やステーションの描写の格差に戸惑い、ラストですべて納得。ちなみに、言うまでもないけど死ぬほど眠い。 | ★★★★★★ |
| CURE | サイコもののお約束を徹底的に踏んだ、和製サイコ。この路線を狙った失敗作が山のようにある中、これは成功例だと思う。ただ最後までそこから一歩も踏み出さない辺りに物足りなさを感じた。この理詰めな感じは好きなんだけど。もっとも、踏み出して「回路」になっちゃった訳だけど(苦笑)。役者がみんなハマってた。あと廃墟の選び方と撮り方は素晴らしい。 | ★★★★★ |
| ムトゥ 踊るマハラジャ | スーパースター、最高でした。突然ミュージカルは「ハロー・ドーリー」から「少林サッカー」に至るまでツボなので、この映画はもう完璧。つーかインド映画はみんなこうだけど（笑）。ヒロインのミーナちゃんの愛くるしさと、スーパースターが千葉真一に似ていることに意識を集中、さすがに長すぎる3時間を乗り切った次第。カレーの食べ放題で意地汚くバカ食いしたような感じだった。 | ★★★★★ |
| 回路 | じんわりした恐怖で押してくる前半は「降霊」の方が上。世界の歯車の軋んでいるような後半は、なんだか「カリスマ」の延長?という感じで、とても黒沢清的ではあるものの、ちぐはぐな感じ。もったいないというか、トホホな感じが拭えなかった1本でした。とりあえずホラーとして見るのはお勧めできません。 | ★★★★ |
| 失楽園 | とにかく二人がまっすぐに求めあうので、究極の愛とか破滅とかのイメージはぜんぜんない。互い以外のすべて失っていく二人‥‥と言葉にすると悲壮感もあるんだけど、そのかわり二人の間にはすれ違いも裏切りもなんにもない。ひたすらラブラブで幸せなカップルの話。かえって全編に漂う文芸っぽさが浮く。役所広司ファンとしては甘々で楽しかったですけど。 | ★★★ |
| 紅の豚 | なんとなく色合いが薄っぺらく見えて、せっかくのヒコーキがあまりカッコ良く見えない。あと内容も、薄味というか密度が低いというか。「魔女の宅急便」以降の児童文学系に馴染めなかったので、最初は「宮崎さんが帰って来た!!」と興奮して見に行ったのですが、どうにもスカスカ感が否めず哀しかった。原作の方がずっといいですよコレ……。やりたいことはわかるだけに残念無念。お登紀さんの歌は良かったな。 | ★★ |