題名 | レビュー | 星の数 |
アマデウス | この映画はNHKのBSで見ましたが、感動してDVDを購入しました。サリエリと神父の対話を通してストーリーが展開していきますが、そのテンポが絶妙であっという間に2時間半が過ぎてしまいました。凡人の苦悩などお構いなしの天才モーツァルトの言動や、秀才かつ凡人である家臣達の必死の抵抗など人間味にあふれています。音楽もすばらしく満点です。 | ★★★★★★★ |
ロード・オブ・ザ・リング | トールキンの原作は知らずに観ましたが良かったです。多くの人物が登場するので初めはわかりづらかったのですが、2度3度と観て行くうちに一人々の個性が伝わって来ました。映像の美しさはファンタジーの世界を忠実に再現しています。黒い騎士達の迫力はかなりのものでした。 | ★★★★★★ |
グラディエーター | 後半、皇帝自ら格闘するなど多少違和感をおぼえますが、全体的にとても良かったと思います。CGを駆使したローマの闘技場や各シーンにマッチした音響など多くの点で合格点を与えても良いと思います。また、家族愛や忠誠心など人間的なテーマについて扱っています。 | ★★★★★★ |
ジャンヌ・ダルク | 英国への復讐心と祖国の救済のため、神の名のもとに多くの事をあいまいにしたまま突き進むジャンヌ。しかし、英国の捕虜となり裁判で多くの矛盾点を指摘されていく内に自らの正当化に窮するようになる。良心との対話で苦悩する場面は、妄想と現実を結びつける接点を提供する為のすばらしいシーンだと思います。 | ★★★★★★ |
マトリックス | 主人公が現実世界に目覚めるシーンでは、何が起こっているのかしばらくわかりませんでした。ビュレットタイムの映像も斬新で洗練されているように思いました。問題の世界観も受け入れることができました。 | ★★★★★★ |
プライベート・ライアン | 前半の上陸シーンといい、後半のティーガー戦車が迫る緊迫感といい戦場の恐怖を十分伝えていると思います。やりすぎているようにも感じますが、現実から目をそらしてはいけないと訴えているように感じました。 | ★★★★★★ |
タイタニック | ディカプリオが出ている作品はこれしか観ていないので自分の中ではディカプリオ=ジャックになっています。そう、スターウォーズのマーク・ハミルのように...内容的にはとても良かったです。 | ★★★★★★ |
ザ・ロック | とても良かったです。極悪非道な敵を主人公がバタバタと倒して終わるありふれたアクション映画とは違って犯人達にもしっかりとした主張があり、敵味方を問わず人物の一人一人が闘う理由をはっきりと持っています。アクション映画にそれほど興味が無い人にもおすすめです。 | ★★★★★★ |
マディソン郡の橋 | ドラマなどの子供じみた恋愛ごっこに辟易としている私にとってこの作品は良い清涼剤となってくれました。人生経験の少ない若者には確かに理解しがたいでしょう。結婚とは何かについて考える良い機会になると思います。 | ★★★★★★ |
許されざる者 | 最後まであきさせず、無駄なシーンがほとんどない作品でした。保安官の引立て役として登場した故リチャード・ハリス氏扮する英国人もいい味出してます。ただ、ラストの主人公の超人的な強さにはちょっと違和感あり。全体的にはよくまとまっておりイーストウッドの西部劇の集大成と呼ぶにふさわしいでしょう。 | ★★★★★★ |
羊たちの沈黙 | これほど完成されたサスペンスは他に観たことがありません。特にアンソニー・ホプキンス扮するレクター博士が醸し出す知的威圧感には圧倒され続けました。作品の完成度で言えば7点なんでしょうが、観た後どうも後味が悪いので1点減点しました。物心がついていない子供には見せたくない作品です。 | ★★★★★★ |
エイリアン2 | 本当に最後までハラハラさせられました。ラストの船内での出来事は予想していなかっただけに「え、まだ続くの」と少し得した気分になったものです。人間より人間味があり善良なロボットなど考えさせられた作品でもあります。 | ★★★★★★ |
ロッキー | 感動して鳥肌がたった数少ない作品のひとつです。ボクシングのシーンでは映画だとわかっていてもついついがんばれ!と応援してしまいます。続編も2、3、4と続けて観ればそれなりにおもしろいですが、5はいただけません。 | ★★★★★★ |
スティング | 観るものに騙しのテクニックを紹介しつつも、結局は観客までも騙してしまう。私もすっかり騙されてしまいました。30年も前の映画ですが全く色あせていない傑作です。 | ★★★★★★ |
スター・ウォーズ エピソード2 クローン ・・ | 前半のカー?チェイスがらみのシーンが長すぎて退屈しましたが、物語が進むに従ってスターウォーズらしさが出てきました。コンピュータグラフィックスによる映像は美しく、中でもマスターヨーダの戦闘シーンは必見です。この作品はエピソードTを観ていない人は何がなんだかよくわからないでしょう。 | ★★★★★ |
千と千尋の神隠し | おもしろかったです。最近重たい映画を多く観ていた事もあって、このアニメは観ていて心地よかったです。金熊賞の審査員にもラストの千尋の涙の清々しさが伝わったのでしょうね。ところであなたの周囲にも顔無しのような行動をとる人っていません? | ★★★★★ |
グリーン・デスティニー | さすがに空中を飛び回るシーンを初めて観た時には「なんだこりゃ」と失笑してしまったのですが(ワイヤーが見えてる!)、この作品は出演者の華麗な武術と優美な音楽、美しい映像を堪能するためのものなんだと認識した後は、まあまあ楽しむことができました。チャン・ツィイーが男の征服欲を掻き立てます。ヨーヨー・マの美しい旋律が印象に残りました。 | ★★★★★ |
シックス・センス | 何も知らずに初めて観たときは、途中なんとなく不自然に感じていた部分がありましたが、結末を知った上で2度目に観ると全てが理解できました。1回目の鑑賞が全ての映画です。1回目の鑑賞の6点と2回目以降の4点の平均で5点です。 | ★★★★★ |
スター・ウォーズ エピソード1 ファント ・・ | これは、前3作の内容を知っていてなおかつその世界観を受け入れられる人の為の作品です。修理したポッドのエンジンがかかってはしゃぐアナキン坊やに哀愁を感じました。戦闘シーンにかかる曲"Duel of the Fates"がとても良いです。 | ★★★★★ |
アルマゲドン | 当作品は酷評されていますが私は普通に見ることが出来ました。この作品にリアリティを追求してはいけません。ただの娯楽です。 | ★★★★★ |
セブン | 途中で結末がわかってしまいましたが、おもしろかったです。どんどんストーリーに引き込まれました。それにしても鎖でベットに繋がれたまま生かされるなんて想像するだけで寒気がします。 | ★★★★★ |
紅の豚 | 私にとってこの作品は「飛ばない豚はただの豚だ」の一言に集約されます。夢もなく豚のように食べるために生きていくのはもったいない。 | ★★★★★ |
JFK | この作品は全編3時間を観るのに集中力をかなり必要とします。圧倒的な情報量とラストの法廷シーンにおけるケビン・コスナーの論理的で緻密なスピーチは、JFK暗殺の真相の仮説に見事に説得力を与えていると思います。これだけの状況資料がある以上、この事件に国家的な関与があったことは認めざるを得ないのではないでしょうか。 | ★★★★★ |
ラストエンペラー | 皇帝とは名ばかりで紫禁城の外へは一歩もでることが許されない溥儀の孤独。保身の為に演技を続ける宦官たち。次第にアヘンにおぼれて行く妻。たくみに溥儀を利用する日本軍。権力とは一体何なのかについて深く考えさせられた作品です。 | ★★★★★ |
プラトーン | プライベート・ライアンほど戦争の悲惨さは伝わりませんでした。多少甘い考えを抱いた若者が戦場で恐怖し、その虚しさを体験していきます。ベトナムの青年兵が叫びながら自爆していくさまにはやるせないものがあります。 | ★★★★★ |
グーニーズ | 「海賊の財宝に洞窟、数々の罠、謎解き、迫りくる悪党、個性あふれる仲間達」と冒険映画に必要な要素がぎっしりと詰め込まれています。ところどころに笑えるシーンがあり、最後まで楽しむことが出来る娯楽映画です。 | ★★★★★ |
ムーラン・ルージュ | ミュージカル風ということでディズニーアニメの「アラジン」に似たものを感じました。さしずめジドラーは「ジーニー」といった所か?ありがちなストーリーでとくに感動はありませんでした。ただ、美術、衣裳は一見の価値あり。 | ★★★★ |
ボーン・コレクター | 途中までは興味を持って観ていたのですが、だんだんありがちな展開になり後半退屈してしまいました。犯人の連続殺人の動機や犯行のプロセスも無理があり、映画のタイトルが「ボーンコレクター」である必要性が感じられませんでした。また、ラストのインパクトの弱さが目立ちました。ただ、サスペンスの雰囲気は十分出ていたと思います。 | ★★★★ |
アメリカン・ビューティー | 偏見や思い込みが人の思考の多くを決定してしまうと訴えているように思う。真実は小説よりも奇なり。ただ、私はそれほどの驚きを感じませんでした。映像はきれいです。 | ★★★★ |
RONIN | 雰囲気は出ていた。曲もいい。出演者も豪華。カーチェイスもかなりの迫力。ただ、ラストでデ・ニーロの正体がわかると「え、じゃあこのタイトルって何?」と思ってしまう。娯楽作品としては普通の出来。 | ★★★★ |
ライフ・イズ・ビューティフル | 主人公があまりにも軽い人間であることが災いしてあまり共感できませんでした。また、前半部でそんな性格の男性に惹かれていく将来の妻にもちょっと理解し難いものがあります。感動作と言われるのは子供のかわいさに負うところが大きいのではないでしょうか。 | ★★★★ |
フォレスト・ガンプ 一期一会 | ところどころにユーモアにあふれた描写があって楽しめる作品でした。ただ、我々日本人にはあまりピンとこない内容である事もまた事実です。それにしても幼少期のオスメント君の演技力には感心しました。 | ★★★★ |
ブレードランナー | ヴァンゲリスの曲だけ知っていたこの作品。舞台は2019年のロサンゼルス。芸者や箸、折り紙などの日本文化や華僑の文化が混ざり合った変な都市です。この作品が出たころは日本製品が米国を席捲しており、その影響でしょう。人造人間たちはとてもおとなしかったです。それとも最近の映画が過激過ぎるのでしょうか。 | ★★★★ |
レイジング・ブル | 役作りの為にあそこまで無様に変身できるデ・ニーロはさすが。見事にラモッタの生涯を演じきりました。フィルムが色あせるのを恐れてモノクロームにしたそうですが、カラーでも良かったのでは? | ★★★★ |
シャイニング | 子供の頃みれば怖いだろうなと感じました。冷静に観ると不可解な点が数多くあります。特殊メイク無しでも演技で視聴者を恐怖させるジャック・ニコルソンはさすがですね。 | ★★★★ |
ハムナプトラ2 黄金のピラミッド | 子連れのファミリー向けの作品です。子供が喜びそうなミイラとのドタバタ劇がこれでもかと繰り返されます。1はまだ観てませんが観る必要はないでしょう。 | ★★★ |
ファイナル・デスティネーション | 最近テレビで見ましたが、ほとんど恐怖を感じませんでした。死ぬはずだった7人に順番に死が訪れる?しかも時にその順番がジャンプする?う〜ん... | ★★★ |
ジュラシック・パーク | T−レックスの突進は迫力がありました。全般的に印象に残った登場人物はいませんでした。 | ★★★ |
トータル・リコール | 何か安っぽさを感じます。制作費はそれなりにかかっているんでしょうけど。テレビで何度も再放送するだけの価値があるんでしょうか? | ★★★ |
A.I. | 映画を見ていて初めて眠りそうになりました。日本語吹き替えで見ていたので余計そう感じたのかもしれません。感情移入も全くありませんでした。まぶたを開けているのが辛かったです。 | ★★ |
PLANET OF THE APES 猿の惑星 | 68年版のラストを知っているだけに今回はどんな結末が用意されているのか期待していましたが最悪でした。68年版のジーラ博士に似たメスのエイプがでてきますが無理やりな気がします。続編が出てもお金を出す気にはなれません。 | ★★ |
ガタカ | いまいちでした。遺伝子によって日常生活で差別されるような社会が実現することは無いでしょう。このような差別的思想が一般化すること自体が人類の精神的退化を意味するからです。個人情報の秘匿性があまりにも軽視されている設定にも納得がいきません。主人公の身元詐称手段も稚拙で、バレないはずがありません。ストーリーも平坦で退屈に思えました。曲は癒し系で良い。 | ★★ |
インデペンデンス・デイ | 大統領が戦闘機で戦闘?冗談じゃない。宇宙人のコンピュータにウイルス?そんな馬鹿な。許容範囲外。 | ★★ |
リプリー | この作品はどのように楽しめば良いのでしょうか?これまで多くの駄作を観て来ましたが、つまらなくてもCGはすごいなど何らかの特徴なり個性なりがありました。途中でホモの映画だと気づき不快感はピークに。初の評価点1です。 | ★ |