題名 | レビュー | 星の数 |
アパートの鍵貸します | この映画を観て以来、エレベーターに乗るたびに指をクルッとまわしてボタンを押してしまう男がいるのを私は知っている。最近ではさらにエスカレートして、ドアに指を挟んで「イテテテ」というジェスチャーまで、ひとりで演じてしまうらしい。ち、ちっくしょ〜! シャーリー・マクレーンって、ホントにかわいいぜ!! | ★★★★★★★ |
大いなる西部 | | ★★★★★★★ |
麗しのサブリナ | ヘプバーンもホールデンもいい味だしてたけど、何よりも堅物ボギーの壊れ方がナイス。映画史に残る最高傑作と言ってよいでしょう。金魚のジョージの世話係でいいから、一度はあんな豪邸に住んでみたいものだ。ふう。 | ★★★★★★★ |
第三の男 | チャップリンの「街の灯」が“映画に声など必要ない”ことを教えてくれたように、「第三の男」は“映画に色など必要ない”ことを教えてくれます。最新のCG技術をバリバリ用いたどんなカラー映画が、この映画を上回る映像表現力を持ち得たというのでしょう?映像、音楽、ストーリー展開のどれをとっても文句なし。映画百年史を飾るベスト1に選ばれたとしても心から納得できる、数少ない名画のひとつです。 | ★★★★★★★ |
カサブランカ | この映画のミソは魅力あふれる脇役たち。ハエたたきを振り回すフェラーリ役のシドニー・グリーンストリート、小心の悪党ウガーテ役のピーター・ローレなど、印象に残る人たちがたくさんいました。中でも私のお気に入りは、ルノー署長役のクロード・レインズ。ヒッチコックの「汚名」やキャプラの「スミス都へ行く」でも重要な役を好演してました。主演作?の「透明人間」を観たときはさすがに笑いましたけど。 | ★★★★★★★ |
エネミー・オブ・アメリカ | 善良な市民が突如陰謀に巻き込まれる「巻き込まれ型サスペンス」の巨匠と言えばA・ヒッチコック監督。本作は随所にハイテク技術やアクションシーンが織り込まれて現代的な映画に仕上がっていますが、真上からの衛星映像には「北北西に進路を取れ!」の影響が感じられました。主役ふたりを含むキャスティングも僕好みで、とくにJ・リーの野鳥研究家は、見事にハマっててよかったと思います。 | ★★★★★★ |
ベスト・フレンズ・ウェディング | | ★★★★★★ |
恋人たちの予感 | 学生時代、あんだけたくさんの映画やビデオを観まくったのに、この映画を見逃していたのには我ながら呆れます。封切り当初に観ていたら人生観が変わっていたかも、と思わせるほど素敵なお話で、最近20年のうちに制作された映画の中ではベスト1かも知れません。あ、でも「遥かなる大地へ」があるからベスト2か……。 | ★★★★★★ |
幸福の黄色いハンカチ | | ★★★★★★ |
シャレード | 子どもの頃にこの映画を見て、外人は服を着たままシャワーを浴びるのだと本気で信じそうになりました。シャワーついでに服まで洗っちゃうのかと……。 | ★★★★★★ |
大脱走 | マックイーンもいいけれど、個人的には自転車で飄々と逃げるジェームズ・コバーンが好み。あの大きな鞄の中には、一体何が入ってるんでしょうね。 | ★★★★★★ |
ハスラー | 10年以上前に一度観たきりだったので、なんとなく陰鬱な映画というイメージだけが残っていたのですが、新たに見直して呆然! ミネソタ・ファッツを筆頭に脇役陣は魅力たっぷりだし、音楽も映像もすごくオシャレなのでビックリしました。僕は自分の記憶力を恥じる! マジで恥じるぞ!! | ★★★★★★ |
太陽がいっぱい | | ★★★★★★ |
裏窓 | | ★★★★★★ |
荒野の決闘 | テラスで椅子を揺らす、生真面目な西部男ワイアット・アープ! 臆病な役者に代わってとうとうとシェイクスピアを暗唱するドク・ホリディ! ん〜、しびれるぜ!! | ★★★★★★ |
駅馬車 | 賭博師が弾を一発だけ残すあたりが西部流の騎士道。騎兵隊の進軍ラッパには思わず拍手してしまいます。公開当時に映画館で観たかった――と思わせる、価値のある名作。 | ★★★★★★ |
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン | トム・ハンクスのFBI捜査官もはまっていたけど、高校生役に違和感のないディカプリオはかなりスゴイ。「ペギー・スーの結婚」のキャサリン・ターナーに、爪の垢を煎じて飲ませたいっすね。ついでにニコラス・ケイジにも。 | ★★★★★ |
スター・ウォーズ エピソード2 クローン ・・ | この映画のアナキン・スカイウォーカーは思いっきりダークサイド。将来ダースベイダーになろうことは容易に想像できます。しかしオビワン・ケノービは……? これほど頼りないオビワンが今後どう成長してエピソード4の頼もしさを身につけるのか、興味津々であります。というわけで、エピソード3は見逃せないゾ!(それにしても、ダメ男をやらせたらユアンの右に出る者はいないなぁ) | ★★★★★ |
少林サッカー | サッカー経験者と縦列駐車が苦手な女性ドライバーにはオススメできません。だって「ふざけるな〜っ!」って怒られそうだもの。でもね、でもね、サッカーやったことなくって縦列駐車も得意な僕にはとっても面白かったんだよ。ホントに、ホントに、ばかばかしいほどに……。 | ★★★★★ |
モンスターズ・インク | エンターテインメントとはかくあるべし。さすがはディズニー、ツボを心得ていますね。とくにエンドロールの寸劇は、今まで観たすべての映画の中でも屈指の面白さでした。頼りがいのあるジェームズ・サリバンと愉快なマイク・ワゾウスキの凸凹コンビもいいけれど、脇役陣もなかなかのもの。ちなみに僕のお気に入りは、ナメクジおばさんであります。 | ★★★★★ |
プリティ・プリンセス | 「引き裂かれたカーテン」ではヒロインなのにオバサンにしか見えなかったJ・アンドリュースが、35年後には実年齢より若く見えるのが面白い。マジメさの中に茶目っ気を併せ持つ女王様を実に楽しそうに演じていました。本編では他にも芸術家のママやお抱え運転手、友人のDJ、謎の手品クンなど気になる存在がたくさんいて、主人公を盛り立ててくれます。人との関わりが心に温かく、なかなかどうして結構楽しめる青春映画でした。 | ★★★★★ |
アメリ | たわいのないイタズラでも、時間と手間をかければ人の心を動かせるということですな。漫然と毎日を過ごしている自分には、日々の生活に遊び心があふれているアメリが大変羨ましく感じられました。でも、結果的に幸せになれなかった人がいたのは残念。映画なんだから、ファンタジーなんだから、すべての登場人物をハッピーにして欲しかった。その辺がちょっと悔しいかも。 | ★★★★★ |
バニラ・スカイ | トム・クルーズのカッコイイこと! ペネロペ・クルスの愛らしいこと! そして、キャメロン・ディアスの怖いこと!! 映画館で一回観たきりですが、観れば観るほど面白い映画に違いないと確信しました。DVDを購入したので、自分の中に残されている数々のナゾを、これからゆっくりと解き明かしていきたいと考えています。オリジナルの「オープン・ユア・アイズ」も探さなくちゃ。 | ★★★★★ |
ムーラン・ルージュ | 自分がメルヘンに弱いオッサンだということを再認識。映像にも音楽にもやられっ放しでした。ラストシーンは、個人的にはベタな展開(主人公の熱烈キスで根拠なく生き返るとか)が好みなのですが、意外にこういう結末もありかな、と思わせられたのは発見でした。 | ★★★★★ |
千と千尋の神隠し | ストーリーとかキャラクターとかは、ある意味どうでもよい。あの街並みと建物の雰囲気……それだけで余は満足じゃ。 | ★★★★★ |
25年目のキス | いろんなタイプの高校生が、それぞれ自分流の青春を謳歌している姿に、清々しさを感じました。とくに印象に残ったのは、新入生ならぬ“侵入生”のボブに敗れてコールスロー・キング(謎)になり損ねた彼。あの体格からして、恐らくフットボールの選手なのでしょう。性教育の授業中にバナナを食べたり、プラム・パーティでカメに扮したりと、密かに大活躍してます。未見の方は、ぜひ彼にも注目してね。 | ★★★★★ |
ギャラクシー・クエスト | | ★★★★★ |
アンドリューNDR114 | 自己の尊厳をかけて死を選ぶ、というところはリチャード・ギアの「ジャック・サマースビー」に似ていると思いました。ロビン・ウィリアムズに抵抗がない人なら素直に感動できるはず。 | ★★★★★ |
シックス・センス | | ★★★★★ |
ジョー・ブラックをよろしく | | ★★★★★ |
スリーパーズ | 別々の人生を歩んでいても強い絆で結ばれている仲間たちの有り様に、ちょっぴり羨望。デニーロの神父姿は「俺たちは天使じゃない」と重なって、もっとインチキ臭く見えるかと思ったけど、意外にもしっくりきてましたね。ついでにまったくの蛇足ですが、「俺たちは天使じゃない」はボギー主演作の方がとぼけた味があって面白かったかと。 | ★★★★★ |
ザ・ロック | 長年幽閉されてきたショーン・コネリーが、30年前にはイギリスの諜報部員だった、と聞いてまずニヤリ。そう言えばイギリスにはメイスンという名字の名優(代表作「邪魔者は殺せ!」は必見ですぞ)がいたなぁ……と彼のファーストネームを思い出して、またニヤリ。どうりで、簡単には死なないわけであります。でも、ザ・ロックから脱獄を果たしたのはクリント・イーストウッドだったような……(笑)。 | ★★★★★ |
トレインスポッティング | もやもやした曇り空の下に、深紅の絨毯が映える色彩感がナイス。汚らしいはずのシーンにも清潔感や美しさが感じられたのには、非常に驚かされました。それにしても主演のユアン・マクレガーは、頼りなくて情けないけど憎めない!という役をやらせたら古今随一ですな。これからもずっとこの路線を踏襲していって欲しいものです。 | ★★★★★ |
パルプ・フィクション | 「フェイス/オフ」では強烈な悪人面が印象に残ったジョン・トラボルタですが、本編のようなユニークなキャラの方が僕は好きです。靴を脱いでツイストを踊るなんて、あんな滑稽なシーンはホントに久しぶり! 壊れたユマ・サーマンにもちょっぴりググッときました。胸に注射針刺したまま暴れるな〜っ!!てなもんで(謎)。 | ★★★★★ |
レオン | | ★★★★★ |
天使にラブ・ソングを… | シドニー・ポワチエ主演の「野のユリ」という名作がありますが、これも黒人が音楽の楽しさを通して、頑なな修道女の心を溶かすお話でした。音楽がいい映画は心に残りますね。 | ★★★★★ |
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 | 時計台の棟上げパーティで「荒野の決闘」を思い出しました。高校時代、授業中にヘンリー・フォンダを真似て椅子を揺らし、椅子ごと後ろにひっくり返ったことがあったっけ。誰もわかってくれなかったけど。 | ★★★★★ |
オールウェイズ | スピルバーグの描く“愛”にはたいてい辟易させられるのですが、本編だけは別です。死してドリンダを想い続けるピートもカッコイイけれど、ピートを失って悲しむドリンダを一所懸命に励ますアルの姿にひときわ感動しました。キミだってピートを失って相当堪えているんだろうに!! アルは映画的には脇役かもしれません。だけど彼の存在がなかったら、ドリンダは立ち直れなかったのではないか、と僕は思うのです。 | ★★★★★ |
異人たちとの夏 | 世の中にたまらなく魅力的なものが三つあるとするなら、そのうちひとつは喪服姿の秋吉久美子。でも、喪服じゃなかったみたいですね(汗)。 | ★★★★★ |
月の輝く夜に | ジョニーのプロポーズシーンでうっかり感動してしまった僕。まさかこういう展開になるとは……。恋に落ちていく二人を軸にしながら、さまざまな“家族”の在り方をうまく捉えた佳作です。イタリア系の人たちにとって、“家族”というのは特別な意味を持つようですね。ラストみんなで食事するシーンでは、なぜかわからないけど、マルチェロ・マストロヤンニとジャック・レモンが共演した「マカロニ」という映画を思い出しました。 | ★★★★★ |
コクーン | 「色付きの蛍光灯で殴り合うなんてバカバカしい」「自転車で空を飛べるかよ」などと強がっていた中学生の僕に、宇宙映画へのトビラを開いてくれた佳作。全然宇宙っぽくないところが気に入ったんですけどね。今では、例の音楽が聞こえてくると「シーコー、シーコー」とか言いながら「ブォン、ブォーン」と棒キレを振り回すフリをしてしまうまでに成長しました。う〜ん、何か違うかも。 | ★★★★★ |
バック・トゥ・ザ・フューチャー | デロリアンがリコールになったのは、次元転移装置を標準装備していたからだったりして。 | ★★★★★ |
麻雀放浪記 | | ★★★★★ |
インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 | ♪ツッパッパッパッパッパラッパラッ♪パラッパラッパラッパッパパラッパァ〜〜〜〜♪エニシンゴォ〜〜〜〜ズ! タモリが「今夜は最高!」でパロッていたのが鮮明に思い出されます。あの番組、タモリの番組の中でも断トツに面白かったんだけど、まさかあんなくだらない裏番組のせいで潰れちゃうとは……。シクシク。 | ★★★★★ |
アマデウス | 「芸術は、それを評価できる人物がいて初めて芸術足りうる」のだそうだ。才気溢れる作曲家・サリエリが存在しなかったら、果たして人類はモーツァルトの偉大さに気が付いたかどうか。「そりゃぁ、気が付いたさ」と言うのは簡単だが、僕には決して言い切ることができないのである。 | ★★★★★ |
愛と青春の旅だち | | ★★★★★ |
クレイマー、クレイマー | ジャングルジムから落ちた息子を抱えて、走る、走る、走る! ――ちょっとドジだったり、短気だったり、フレンチトーストを作るのが下手だったりするけど、ここに描かれているのは間違いなく“素敵なお父さん”でした。男性必見名作。 | ★★★★★ |
犬神家の一族 | 横溝作品は殺人のキーワードとなる言葉のリズムがいいですね。「よき・こと・きく」しかり「佐清・佐武・佐智」しかり。原作は読んでいませんが、映画化が成功した原因はこの辺りにあるのではないでしょうか。「松子・竹子・梅子」とか「月代・雪枝・花子」なんていうネーミングもナイス。「一つ家に遊女も眠る萩と月」「ア…カ…イ…ケ…イ…ト…ノ…タ…マ……?!」なんてのもお気に入りです。 | ★★★★★ |
オリエント急行殺人事件 | 原作に忠実だとか違うとか、原作と比べてどっちが良いとか悪いとか、そういうことを云うつもりは毛頭ありません。僕の口から言えることはただひとつ。「こいつはなかなか面白い映画ですぜ!」 | ★★★★★ |
タワーリング・インフェルノ | 「このじいさんは大スターなんだぞ」父の一言で、初めてフレッド・アステアを認識した小学生の私。本編のようなオールスター・キャストの映画は、かつての名優と僕をつなぐ架け橋でした。もっとも、今ではお気に入りの一本となった「気儘時代」を観るまでにはそれから10年以上もかかったのだけど。 | ★★★★★ |