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papaclezioさん
ブロンズレビュア
Update:2006/11/28
得票数:23
プロフィール:
数年前と現在。好きな映画・気になる映画、苦手な映画。根底は変わらないけど、やっぱり微妙に移り変わっている気がする。それが面白い。
papaclezioさんに一票!
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題名レビュー星の数
ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還とにかく、これで完結してしまうのが寂しい。思わずツッコミを入れたくなる瞬間は健在ですが、ここまで来たらもう、観客も仲間達と一緒に指輪物語の世界を突っ走るしかない! 良さも悪さもすべてくるんだうえで、映画『指輪物語』です。ラストシーンまで夢中で観てました。長いと感じるんですが、まだ物足りない…まだ細かく観たい、切られてしまったエピソードがキャラが…そんなふうに貪欲になる自分が居ます。★★★★★★★
パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた ・・血生臭くない海賊活劇。ディズニーのブランドを裏切らない、家族そろって楽しめる娯楽作品。…と、ディップがジャック・スパロウを演じていなければ、これだけの感想で終わったはず。登場した途端、彼以外目に入らなくなってしまいました。こきたなくて胡散臭くてコミカルで漫画チックで……目が離せない!星の全てを彼に捧げます。そしてディズニー・シーにこの作品のアトラクションが出来たら是非行きたい。★★★★★★★
インファナル・アフェア淡々と熱い、身体に染み込んでくる男達のドラマ。2人の行く末に暗い影がちらつくように思え、先が読めないまま引き込まれました。“こういう香港映画を観たかったんだ、私!”と久方ぶりに思いました(そしてこれが逆の配役だったらどうなったんだろう…とか想像してしまった)。トニー・レオンとアンディ・ラウも出演する(らしい)続編が、どういった感じに料理されてくるのか、期待と不安半々で待ってます!★★★★★★★
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ! ・・この作品とオトナ帝国は、大人サイド寄りの物語だと思います。ギャグなのに泣けます、ほろ苦いです。でも、野原さん家を見ていると、家族っていいなあなんてクサいことを素直に思います(…こんなこと滅多に考えたりしないのに)。“子供に見せたくない”等々、問題のあるアニメのクレしんですが、こういう映画って、ちょっとない!★★★★★★★
ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔大作の中間地点。あの長い物語をうまくまとめてくれています。前作のテンションを保ち、繋げる。難しい2作目だったと思います、本当に観客なんて我侭で気楽だ。しかし毎回思うことが…上映時間が足らないんです、3時間あっても(贔屓してる役者が居て展開に夢中になると、「もっと!」と思ってしまう)。とにかく、多くの人と費用、時間をかけて作られた映画です、“感想?特になし”にならないことは保証します★★★★★★★
ノー・マンズ・ランド塹壕に逃れた男達の物語。頂点に達したまま和らぐことのない憎しみ合いが淡々と、どこか哀しさ混じりの視点で描かれます。民族紛争のなか、憎悪が日常になった彼等の会話は、平和ボケしている私には非日常的で、時にコミカルですらあった。最後の場面では傍観者でしかない、無力な自分を思い知らされた感じで…やるせなくて仕方なかった。ひとりの命がこんなにも重いのに、生も死も、呆気なく通り過ぎていく。★★★★★★★
アザーズ観た映画の本数だけは増えてきたのですが、未だに「オチが読めた」という感想になることが少ない私(洞察力と読解力っていうのは経験値に比例しないらしい。本数を稼ぐだけなら誰にでも出来るということなのでしょう)…前置きが長くなりました。私はこの作品が好きです。最後まで、懐疑心に包まれ恐怖に襲われながらグレース親子と洋館の中を動き回っていました。…そうか、これがゴシック・ホラーなんですね。★★★★★★★
少林サッカーいきなりダンスにミュージカルCGにアクション……だけどこれは正真正銘のサッカー映画。ものすごくベタな笑いが「これでどうだ!」と連打されてくる。ノリと勢いが良くて、スコーンと抜けるような気持ち良さ、気が付いた時には引き込まれて、思わず大笑い。“そんなのってありか?”なんて言葉は置いておいて、何も考えないで笑ったもの勝ち。こういう作品を本気で撮ってくれるから香港映画ってやめられない!★★★★★★★
ロード・オブ・ザ・リング3部作そろってから書きたかったのですが、ミーハー気分も手伝っての感想です。監督ならではの物語の解釈が生かされたファンタジィ。ばっさりと原作のエピソード切り捨てながらも、登場人物の特性を殺すことなく、それぞれの人生を感じさせるのが見事。学生時代に原作を読もうとして挫折した私でしたが、この映画の後『指輪物語』を読破しました。この作品には、本の世界を補完する……そんな魅力があります。★★★★★★★
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ! ・・とうとうこのタイトルが登場しました!……シリーズの中で最も好きな作品です。下手な実写よりずっと面白い。“懐かしさ”に足止めされて過去に向かおうとする大人の心と、未来にのみ向かう子供の心の戦い。戻れない時間を抱えた観客はきっと、笑いと涙の中間地点を揺れながら観ることになります。クレヨンしんちゃんのシリーズは、作り手の遊びの部分が見えるぶん、大人の方がお得な楽しみ方が出来る気がします。★★★★★★★
ムーラン・ルージュ2001年のベスト3!……大きなスクリーンで観ると楽しさ倍増です。何度観ても飽きないという単語が似合う、久方ぶりのミュージカル映画(馴染みのある洋楽の数々を、新たに発見していく感覚が楽しくて仕方ない)。ゴージャスでゴミゴミしていて、いかがわしくて美しいクラブを舞台に展開される、哀しくて愛おしいラブ・ストーリー。引き込まれます。そして、心の中で鳴り響くナンバーが、きっと見つかる。★★★★★★★
リトル・ダンサー2001年に観た映画のベスト10に入る作品です。ビリーにも、父親にも、ウィルキンソン先生にも自分の心を投影できる映画。ある時は踊りに生きようとするビリーの心に共鳴し、ある時は彼を見守る大人の視点で共感する。子供の夢見る力と、夢の迷子になった大人。この作品からは、育っていく夢と、かさぶたになった夢を受け取りました。心から、観て良かったと思います!★★★★★★★
ギャラクシー・クエストコテコテな舞台装置とキャラクター達、細部まで念入りに再現されたTVシリーズ「ギャラクシー・クエスト」の世界。そこに放り込まれた主演俳優達と一緒に本当の冒険をする。笑えるはずの言葉や仕草に熱くなり……いつのまにか、そのとんちんかんさに本当に泣かされてしまいました。『スター・トレック』は、登場人物のスポックくらいしか知らないんですけれど、この作品は夢中になって観ることができました。★★★★★★★
ナビィの恋道産子の私から見ると、ナビィの世界は異国情緒溢れるという形容を通り越してファンタジィそのもの。……ナビィの瑞々しい恋心と恵達の飄々としたあたたかさに包まれて、切ないのか幸福なのか分からない、そんな気分になりました。静かな物語なのに(だからこそ)胸の奥がざわざわと波立ちます。ラスト近くでナビィが口にしていた「若いから大丈夫」っていう言葉が素敵でした。私も、素敵に年をとりたいな。★★★★★★★
遠い空の向こうにロケットが横切って行った空は、片田舎の小さな町も世界に繋がっていることを教えてくれた……そこから、すべてが始まる。ストレートな青春物語であり、家族の物語(けれど、ちっとも押しつけがましくない)。文句無しの2000年度ベスト3作品です。★★★★★★★
ハムナプトラ 失われた砂漠の都あまりにも評価が低いのにショックを受けて、思わず「最高」にマーキング(気分的には星の数が6と7の中間なんですけど)。これはビデオになってから観て、「しまった、映画館で観れておけば良かった!」と後悔した作品です。とにかく突き進んでいくノリと勢いの良さが気持ちいいB級アドベンチャー映画。「そりゃないってば」なんてツッコミを入れつつ観るのが楽しいです。遊園地に行く気分で、どうぞ。★★★★★★★
エリザベス英国大河ドラマ。絢爛豪華で重厚、絵画的な画面、陰謀渦巻く濃厚な空気に酔ってしまいそう。個人的にはロマンスよりも陰謀の面を掘り下げて欲しかった…女王の寝台を覗くより歴史の後ろの出来事を知りたい…でも、これは2時間で描ききるのは無理ですよね。とにかく女王役のブランシェットが最高です。これを観た後に『1000日のアン』と『我が命つきるとも』を観ると、また違った角度からの面白さが味わえます。★★★★★★★
ウェディング・シンガー“お約束”という感じの展開ですが……私、この映画を観たとき、ビートルズの「 When I'm Sixty-four 」って歌を思い出していまいました。“僕が64歳になっても、変わらず愛してくれるかい?”……そんな感じの、ほっこりとあたたかいラブロマンスです。文字にするとクサいけれど、これをすんなり飲み込ませてしまうのがアダム・サンドラー&ドリュー・バリモアの組み合わせ、そしてこの作品の底力だと思う。★★★★★★★
ロック、ストック&トゥー・スモーキング ・・ザックリした歯ごたえ、その無造作で荒っぽい(でも、ザツじゃない)のがいい。ほどよく皮肉が効いていて、これも絶妙な匙加減。笑えてハラハラして、先が読めなくて、観客をトコトン翻弄する展開。ミニシアターならではの魅力的な映画、って気がします。登場人物と一緒に、なにがなんだかわからないまま突っ走った2時間は、最高にスリリングで胸躍る経験だった!★★★★★★★
フェイクアル・パチーノの、うだつのあがらない……けれど面倒見のいいマフィアぶりに心を鷲掴みにされました。おかげで気分はすっかりジョセフ・ピストーネ。職務と友情の板挟みになって、ゆっくりと身動きがとれなくなっていく(と思う)ジョーに同化してました。背中合わせの演技と真実。最後の最後まで目が離せなかった。裏切りたくない、裏切らないで……心の中で呪文みたいに唱えてました。★★★★★★★
ラヂオの時間三谷幸喜の名前を聞くと、反射的にこのタイトルを思い出します。どんな脇のキャラクターでも、個性が光る瞬間があるのが素敵(視点が優しいですよね)。噛めば噛むほど味わい深い、クセになるコメディ。★★★★★★★
L.A.コンフィデンシャルケビン・スペイシー目当てにこの作品を観て、見事にガイ・ピアースに転びました。映画の完成度も素晴らしいですが、キャスティングが最高。あれだけ長い作品なのにも関わらず、時間を感じさせない展開の見事さに脱帽。ラストが格好よすぎます。あくまで湿っぽくしない潔さには、惚れるしかありません。★★★★★★★
Love Letter最初の15分ほど、博子と樹の区別がつかず、混乱しながら観ていました。自分と映画の足並みが揃わずに行くのかな……と不安になっていたら、私はいつのまにか樹の恋の再生に、真剣に立ち会っていました。恋の鎮魂の物語は、同時に恋の再生の物語でもありました。心の奥に眠らせたままの恋心を持つ人は、不思議と癒される部分があるかもしれません。樹のラストシーンが、大好きです。★★★★★★★
スピードタイトルは嘘をつかない。最初から最後までアドレナリン分泌されっぱなしと言う感じの、ブレーキ知らずのアクション映画。この映画を観た女性のほとんどが、キアヌに恋したことでしょう。★★★★★★★
恋する惑星人生は出会いと別れの繰り返し。ふたつはどこかでつながっている。だから、ひとつの恋が終わっても、次の恋はその瞬間から始まっている。雑踏のなか、見知らぬ人のなかに、これから出会う恋人がいるかもしれない。恋を始めるか、それとも始めないまま終わらせるのか。それを選択するのは自分自身。それは珍しいことじゃなくて、どこにでもある……そういうこと。恋する映画ベスト5に入る作品です。キュートです。★★★★★★★
ショーシャンクの空にちょっとクサい言い回しになるんだけど、夢を追うことの素晴らしさを感じました。希望を捨てないことで、人は自分自身を保ち続けることができるって。原作とはほんのすこし違ったラストシーンは、心の隅々まで養分を与えてくれた気がする。癒されます。★★★★★★★
めぐり逢えたらじつは私、メグ・ライアンもトム・ハンクスも苦手なんです。この組み合わせでラブ・ストーリーなんて、天地がひっくり返っても好きになるはずがない……はずでした。ところが結果は「最高に良かった」、これだから映画って見てみないと分からない。コミカルさ(男と女の泣き所の違いは可笑しい)と心あたたまる場面の重なり具合が絶妙で、物語が進むにつれ俳優の顔と役の顔がダブらなくなりました。現代のお伽噺。★★★★★★★
さらば、わが愛 覇王別姫ストーリーも、映像も素晴らしい。レスリー・チャンの最高傑作なのではないかと思っています。京劇と現実の境界線が曖昧な、女形としての彼の心が痛々しい。★★★★★★★
ナイトメアー・ビフォア・クリスマスクレイ・アニメーションが好きな人間にとっては、その存在だけで幸せな気分にしてくれるもの。ひょろひょろっとした手足のジャック、恋人のサリー、愛犬ゼロ……キュートなんだけどグロテスクなキャラクター達。人形の造形にブラックな色合いが濃く出ていて、ティム・バートンのセンスが画面の端々から感じられる作品になっています。よく使われる形容詞ですが、絵本みたいなミュージカル・クレイアニメ。★★★★★★★
紅の豚プライドのために身体を張ってしまう男達。手の掛かる悪戯っ子が、そのまま大きくなったような空賊達。現実との境界線スレスレの部分を、マイペースに生きてる彼等の、毎日がお祭りみたいな暮らし。すべてが愛しい。だから……映画のクレジットが流れる頃には、いつもアドリア海の魔法にかかってしまう。★★★★★★★
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャ ・・シリーズの1作目。顔ぶれも豪華(だけど、ジャッキー・チュンには笑ってしまった)。李連杰とツイ・ハークの組み合わせは最高です! この時期の彼の作品を見ると、たまにはハリウッドから香港に戻ってきて映画を撮って……という思いが強く甦る。「武は舞に通じているのだ」と言っていた知り合いがいましたが、黄飛鴻の戦いはまさにそんな感じ。小龍とも成龍とも違う、李連杰のアクションを味わってください!★★★★★★★
インディ・ジョーンズ 最後の聖戦ショーン・コネリーが父親で、少年時代がリバー・フェニックス(なんて贅沢なんだろう)。父親と一緒にいるインディは、お釈迦様の手の上を行ったり来たりしている孫悟空みたいに見えてしまいます、今までとは違った微笑ましい一面でした。父子のリズミカルなからみは「もっと観ていたい!」と思わせてくれる魅力に溢れています(我儘を言うなら、若き日のインディをもうちょっと観たかったということ)★★★★★★★
ニュー・シネマ・パラダイス酔うように観ていた、という感じです。あの映画館で、私も映画を観てみたい。うるさくて我慢できないかもしれないけど、心の底から、楽しそうなんだもん。★★★★★★★
となりのトトロ塚森のある風景。実際にあんな景色の中で生活したことはないけれど、どこか懐かしい、故郷という感じがします。とても不思議。……トトロが空を飛ぶシーンを見ていると、胸の奥がザワザワと波立ちます。私が子供だったら、きっとサツキ達と一緒に「わーっ」って叫んでしまうと思う。★★★★★★★
天空の城ラピュタ最高に大好きな映画です!何度見ても飽きないっていうのは、この映画にピッタリの形容詞。シリアスでコミカルで、ほのかにあたたかく、やさしい冒険物語。★★★★★★★
カイロの紫のバラウディ・アレンの作品の中では、というより……これまで観た映画の中でも10本の指に入るくらいの映画(付けられるものなら、★をもうひとつプラスしたいくらい)。「夢みたい」という言葉が、とてもよく似合います。引き合いに出されることの多い『探偵学入門』とは、また違った魅力のラブストーリー。映画館に通い詰めな方にとっては、麻薬みたいな出会いになることでしょう。★★★★★★★
バック・トゥ・ザ・フューチャーいまでも大好きなシリーズです。3作品通して夢中になりました(私がデロリアンを使えたら、どう使うかな……なんて真剣に考えたりもして)。マーティとブラウン博士の、年齢を超えた友達関係にも憧れました。ストレート直球で観客の心を躍らせてくれる『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、痛快って単語がこれほど似合うSF映画って貴重な気がします。★★★★★★★
プロジェクトA嬉しい! やっと追加されてくれました『プロジェクトA』。ジャッキー・チェンの映画の中で一番好きな作品です。この映画を観て香港映画の魅力に取り憑かれました。自転車追跡のアクションシーンは香港ならでは(というよりジャッキーならでは)のコミカルでスピーディなアクション。サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウとの息のあった演技。観ている人間に考える暇を与えない展開の早さも魅力的。最高に好き。★★★★★★★
インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説シリーズの中で最も好きな作品。何度観たことでしょう! 見るからにうさんくさい邪教集団との戦い、城に仕掛けられたブービートラップ、とにかく色々なものが襲ってくる逃走劇、オープニングのドラの音が響いたときから心臓がドキドキしっぱなし。たまりません。楽しそうにインディの面倒を見る、背伸びした少年ショーティがとてもキュート(なんてことを書いてたら。また観たくなってきてしまったわ)。★★★★★★★
アマデウス(この映画を観ると、無性に「レクイエム」を聴きたくなってしまい、家族に嫌がられてしまうのですが……)ラストシーン近く、モーツァルトと向き合うサリエリの姿が、この映画を思い出すときの最初の一歩として焼き付いています。音楽を愛する才能にのみ恵まれたサリエリという人間の宿命を凝縮したような場面。凡人の神様よ、永遠なれ!★★★★★★★
スター・ウォーズ 帝国の逆襲ep3を観に行ったら案の定、続編が観たくなってしまいました。アナキン時代を観てからダース・ベイダー時代に進むと、台詞や人間関係等々を深読みできて面白いです。やっぱり作製時期が離れすぎたこともあって、ツッコミたいところもタップリありますが、それもまた醍醐味です(特別版ではない、古いバージョンも観たい気がします>好奇心)。ああ、シーズ物って楽しい。さあ、次はep6だ!★★★★★★★
幸福の黄色いハンカチ父に勧められて観ました。感想はもう、私ってこの父の娘だったんだなあ……と。自分の身体に流れる日本人の血を感じた気がします。終盤の盛り上がりまでお約束で展開し、なんとなくラストも想像出来るのに、しっかり泣けてしまう。本当にドキドキしてしまうんです。道産子としては北海道が舞台の映画って、それだけでなんとなく嬉しいんですけれど(珍しく郷土愛?)、それが好きな映画なら歓び倍増。★★★★★★★
スター・ウォーズ『スター・ウォーズ』という題名を聞くと反射的に、ダース・ベーダーの“スコー・プシュー”という呼吸音と、C−3POとR2−D2の凸凹コンビが脳裏に浮かびます。閑話休題。私は1作目を観ると『帝国の逆襲』に手が伸びます。『帝国の逆襲』を観ると『ジェダイの復讐』を観てしまいます。結局、芋蔓式に観てしまう3部作。やっぱりセットで面白いです。今観ると、ちょっと古くさいところも魅力のひとつ。★★★★★★★
スティングこの映画を観たことで、後悔することがひとつあるとするならば、それは結末を知ってしまったこと。まっさらな状態で、もう一度この映画を観たい。★★★★★★★
アパートの鍵貸します出会えて良かった、そんな映画です。ジャック・レモンのとぼけた演技がもう最高、情けなくって小心者で寂しがり屋、どこかコミカルな青年…時折見せるひとりきりの寂しさが、どこかリアル。バクスターの片想いに両手握りしめ、ガッツポーズ作りつつ観てた感じです。いろんな意味で不器用な彼には最後までハラハラしっぱなし。観賞後……「ラケットでパスタの水切り、やってみたい!」って思いませんでした?★★★★★★★
お熱いのがお好きこの作品でワイルダーを知った私って、本当に幸運だと思う。コミカルでテンポが良くて、台詞が洒落ていて、観客を喜ばせてくれるサービスが盛り沢山(観ている間は、それにちっとも気が付かないんだけれど)。モノクロ映画だということを忘れます。映画が好きっていうのは、こんなに楽しいことなんだ……そう思えました。あまったるくて、とろけてしまいそうなモンローは、抱きしめたくなるくらいにキュート。★★★★★★★
情婦とにかく「やられた!」と思った映画。自分なりに推理しながら観ていたんですけど、まさかの結末です。このどんでん返しを知らない方は是非味わってみて欲しいです(なんというか、ミステリ映画好きなら観て損は無し)。先入観を持たず、まっさらな状態で、傍聴人として参加してみてください…推理好きの誰かと一緒だと楽しさ倍増。弁護士と看護婦のサバサバした友情が素敵なスパイス。あなたは誰に騙されました?★★★★★★★
十二人の怒れる男彼等が議論を闘わせているときの、息詰まるような感覚、絶対に忘れません。映画を観ていてあんな気分になったのは初めてのことでした。私は多分、13人目の怒れる人間になってました……自分自身も登場人物に説得されていくんです。ラストの爽快感と一緒に、忘れがたい作品として心に留められてます。ミステリの好きな方にお薦めです。★★★★★★★
東京物語はじめて観た小津作品。淡々とした映像で家族を追い続けるカメラは、時に残酷でした。原節子演じる未亡人が、義父である笠智衆に対して心情を吐露する場面が心に残っています。自分の中にも「自分のために人のためを思う」という、彼女が口にしていたような感情が眠っているからかもしれません。★★★★★★★
ローマの休日周囲の評価があまりにも良すぎて、なかなか観る気にならなかった作品でした(我ながら臍曲がりです)。期待を裏切らない恋愛映画でした。クサい表現ですが、なにからなにまで乙女の夢のバイブルですねえ。それからが恋のはじまり……という感じのラストシーンが、切ないのになぜか明るくて(それが王女の、オードリー・ヘプバーンの笑顔の力というのが素敵)。★★★★★★★

Fayreal

Cinema Review Ver 3.0
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