評価点数:6
私はこの話を完全なフィクションだと捉えていた。だから今作を鑑賞した際、やはり注目すべきは脚本の良さだと思った。少年時代から、タイトル付きで語られていくストーリー。場面ごとに彼らの心境に変化が生じたり、登場人物が忘れた頃に戻ってくる展開も面白い。――しかし、注目すべきところがあったのだ。エンドロール直前に流れる「この話は事実に基づく」。この一文を見たとき、私は言葉を失った。