評価点数:6
派手さはなくともリアリティのある殺陣(ラストの殺陣はやや作り物っぽかったですが)、日本の田舎の静謐な空気など、従来の時代劇にない要素が満載でした。傘をたたむ宮沢りえの仕草にも痺れました。最後の墓参りシーンは賛否両論のようですが、女性が人力車を調達して1人で乗る時代が来たこと、そして、そういう時代を迎えるには清兵衛のような旧い人々が礎となっていることを暗示させる意味で、私は「○」評価としたいです。