評価点数:5
歩いてくる霊が途中でこけるところが異常に怖い。インターネットという一人でパソコンに向き合う行為は現代人の個人化、人間関係の希薄さを表象し、その個人化の中での絶望は死に直結している。映画全体にある現代的な人間関係の希薄さと最後の集団を組んで船で旅立つという非現代的な描写とのコントラストが映える。そして人々が次々と死の世界へと誘惑されるのは希望のない現代がなせる業か。