評価点数:4
ティム・ロスが投げた帽子が海に落ちるシーンが最高で、ジュゼッペ・トルナトーレらしく、ジャズピアノのようにテンポのいい映画だった。しかし、ラストで船を爆破するのはいいが、その爆発を(CGまで使って)あからさまに見せるのは「お涙頂戴」という感じでいただけない。とはいえ、船でしか生きられない「変人」を見事に演じきったティム・ロスが素晴らしく、モリコーネの曲も相変わらず綺麗で、飽きずに楽しめる。