評価点数:4
人質の一人もまた、警察に追われているという隠し味は良かったが、その後失速した感は否めない。また、ゲイリー・シニーズを使い切れていない演出の甘さも気になる。青春映画でもないのに、マット・ディロンが中心では弱すぎる。ケビンが自ら出演して、ゲイリー・シニーズ、フェイ・ダナウェイと匠の演技合戦を繰り広げれば、物凄い密室劇に昇華したと思う。ディレクターチェアーに座っている場合じゃない。