評価点数:7
サスペンスとしても、映画としても、最も完成度の高い作品の一つだと思う。俳優の演技も良いのだが、全体的に暗めの映像や、犯罪現場の描き方がまたよい。「7つの大罪」になぞらえて犯人が事件を起こすのだが、「残りの大罪が何か」を考えずに見ていると、半分しか楽しめないと思う。シナリオも秀逸だが、ラストの主人公の逡巡とその行動は、考えさせられるところが多い。