評価点数:7エクダール家の人間模様をファニーとアレクサンデルといった子供の視点で描いたところが白眉。アレクサンデルの臆病なところ、幻影を見るところなど台詞ではなく、行動、所作で内面性をさり気なく表現するシュールレアリスム。確かに、第一部はエクダール一族の紹介がメインで若干だれる感も否めないが、第三部以降の快調なテンポ。見終わった後の余韻が素晴らしい紛れも無い傑作。