評価点数:7
ラストの居合いのシーンですが、脚本には「これからの二人の決闘は、とても筆では書けない。長い恐ろしい間があって、勝負はギラッと刀が一ぺん光っただけできまる」と書かれていたそうな。最大の見せ場は紛れもなくラストの居合いだけれど、そのシーンまでのストーリーも大変よく出来ている。浪人・三十郎のキレ味は剣だけではない。彼は頭もキレる。それゆえに交互に起こるピンチと回避がとても心地いい。