評価点数:6
クルーザーに照りつける強い陽射しでこんがりと灼けたアラン・ドロンの美しい肉体。だがその内側には、カーテンで閉ざされたホテルの一室のように暗鬱とした精神が秘められていた。フィリップのサインを何度も何度も練習する姿が、トムの異常なまでの粘着気質を表しているように思え、印象深かった。