評価点数:7
主人公が余命を知り、必死に生きるようになって、寿命が尽きて死んで、それで終わり・・・とならない映画。残りの人生を必死に生きることで、弔いに来た同僚や家族が彼の生活ぶりを語り草に酒をすする。どんな人間でも、その日限りであったとしても、周りの人間にどれだけ影響を与えたのか、どれだけ印象に残ったのか、その描写が後半で見事に描かれている。タイトルだけでなく、内容も真正面から「生きる」ことを問う最高傑作。